25日のTV東京系、名曲ベストヒット歌謡ですが、
40年代50年代のヒット曲という、アラ還暦世代がターゲットの
番組のようでした。西暦でいうと、1965年辺りから。
わたしも、この辺からの昔のヒット曲なら記憶に残っています。
ジュリーはもしかして、2曲くらいは出るのかしら?と期待しましたが
割と早い時間に登場、昭和50年のヒット曲で「時の過ぎ行くままに」が
1位でした。 あの布施さんの代表曲「シクラメンのかほり」を
押しのけての1位!悪い気はいたしませんが、
「勝手にしやがれ」も見たかったな・・・・
布施さんの歌い方、歌をタメスギ。もう少し素直に歌ったらいいのに。
それはともかく、今現在の歌い手本人や、他の歌手が歌うという
ことでないのが、良かったです。やっぱり、昔の歌声と姿で
見たいもの・・ (ジュリーは今も昔もいいのよ、もちろん!)
どうでもいい、一般人の思い出の曲や、MCが余計で長すぎました。
もっと、曲を流して欲しかったと思います。
わたし的に懐かしかったのは、ブルーコメっツの「ブルーシャトー」
当時の演奏場面だけでなく、メンバーの動くニュース映像?
1967年、みんな若いなー、ブルコメは今70代です。
寅さんの妹さくらでもある、倍賞千恵子さんの美声に聞き惚れ
加藤登紀子さんの、「知床旅情」は一緒に口ずさんだ。
小柳ルミ子に山本リンダは、20代の若さで成熟した色っぽさがある。
今、同じくらいの年齢で色気のある人って少ない気がする。
今の女性芸能人は皆、歳の割に子供っぽくなってしまったね。
ピンキーとキラーズ、ピンキーが可愛い。バックの男性は今何処?
山本譲二は記憶よりずっとカッコ良かった、男前です。
「人形の家」の某女性歌手は蝋人形の館みたいに無表情になっていて
ちょっと怖い感じ。歌も、昔は上手い上手いと言われていたけど、
映像ではそれほどでも無かったような・・・。
かぐやひめの「神田川」には、当時の私は その赤貧ながらも
2人だけの慎ましい愛の世界に、清らかなロマンを感じたものだけれど、
今聴いたらとてもビンボ臭い(苦笑) 歳をとると、夢と現実の違いに気がつく
どうしても現実的になってしまう。
「若かったあの頃 何も怖くなかった・・・」
何も怖くなかったのは、それは人生経験不足、
すなわち「無知」なのだと、今ならわかります
あぁ 夢がなくなったな~ 歳を取ると・・・
そんな私でも、去年の完全タイガースの時に、神田駅で側を流れる神田川を見て
綺麗でも、大きくもない川だけど、大都会のまん中にも関わらず
昔のままの少し寂しい雰囲気の川の流れに、これが神田川と、ちょっと嬉しかった
今の豊かに満ち足りた学生たちには、「神田川」の貧しい下宿生活は到底
考えられない世界だろうと思う。でも昭和50年頃の青春には確かに、
あんな生活が息づいていたのだ。当時 兄が神田の学生で、まさに
3畳1間暮らしをしていた。 帰省するたびに痩せてた(笑)
小坂明子「あなた」、渡辺真知子「迷い道」
流行った!流行った!学生時代に、教室で同級生と歌いました。
昔の映像で、これも懐かしくて良かったです。
※追記
昭和50年前後、兄の行っていた大学は、学生運動で封鎖されていて
兄は殆ど大学に行っていないそうだ、麻雀ばっかりしていたとか。
私の通った学校は軟弱学生ばっかで、学生運動など全く考えられませんでした。
昭和51年頃、神戸大学の学祭に行ったら、
角棒を持ってマスクにヘルメット、白衣の学生達が、無言でゾロゾロと、ゴミが吹きだまった学内を行進していた。国立大学の汚いのにあきれたし、我が母校では見たことのない学生達の光景、まだこんなことやっているの?とビックリしました。
あの学生たちは世界を変えられると思っていたのだろうか。
革命を本気で考えていたのだろうか??
当時はまだ確かに、そういう風潮があった。
今は、みんな還暦過ぎたオヤジだろうな・・