自分が歳をとって昔と変わったことは色々あるけれど、お祭りが好きになった事はその一つ。 以前は殆ど興味が無かったのに、この頃はお祭りを見物していたら ワクワクする なんでこうなったのかわからないが、祭りの様々な伝統や様式、ダンジリや祭り屋台の装飾の美しさとか、そうして祭りに一丸となって躍動する人間達の姿に 心を揺り動かされているのかもしれない。朝ドラ「カーネーション」縁の岸和田だんじり祭りに行ってきた。
なんといっても岸和田のダンジリの魅力は、街中を疾走するダンジリの上で華麗に舞う男達と、力強くそのダンジリを引く引手たち。スピード感と迫力がたまらないのだ。YOUTUBEは、今年の試し引き。
このYOUTUBEのカメラの位置と近い場所で見学できた。1時から3時前まで、櫓を組んだ桟敷席の高い場所で見学。祭りの一番の見どころである、ダンジリが直角に交差点を曲がる「やりまわし」が真上から見られる良席で、昨日は真夏の暑さだったが日焼けを気にする間もなく見入った。
桟敷で待っていると次々に各町のダンジリが現れた。暑さも忘れ、もう眼は前のダンジリに注がれるのみ。
ダンジリの高さは4m半くらいとか、疾走するこの高さの上で華麗に乗り手の「大工方」が舞い踊る
ブログを始めたきっかけは、岸和田が舞台の朝ドラ「カーネーション」でした。主人公の小原糸子は、岸和田に産まれながらも、女であるのでダンジリには乗れない自分を涙涙の悔し泣きする。
今もやっぱり男達しかダンジリには乗れないのだが、先導には少女達も多数参加して 男女一緒に歩いていた。各町のダンジリに参加している人数の多いことと言ったら・・・ おそらく、老人以外の殆どの町民が参加しているんじゃないかと思う。一基のダンジリに対し、この参加人数の多さのせいで、あれほどの猛スピードでダンジリを曳いていけるのだと気がついた。
それに比べて、トロトロと覇気のない うちの町内のダンジリの引手の少なさよ・・ その代り、若い娘でもダンジリに乗ってます。神の前で男女平等なのだ、これはやっぱり今風で良い事なんだろうか?
火事の纏いを振り回し、黒い法被、白い法被、紫色の法被を着た人達、交差点で多くのダンジリと人々が入り乱れる様は、これが21世紀の出来事とは思えない。江戸時代にタイムスリップしたかのような、錯覚を覚えたほどだった・・・・
今回は見られなかったけれど、夜 灯りをつけた幻想的で美しいダンジリも見てみたいです。
岸和田のダンジリの見せ場である、カンカン場前には 波切ホールがある。もう10数年か20年は前になるんだろうか?? ジュリーも一度、 この浪切ホールで公演をした。
浪切ホール前に、あの話題になった高畑淳子さんの「雪まろげ」のポスターが貼ってあった。不幸な事件は別にして、森光子さんの演じた役を継ぐという大役を、無事に勤めあげていただきたいし、高畑さんならと思います。
バスツアーだったので、ダンジリの前には臨空プレミアムアウトレットに連れていかれた。一度くらいは行って見たいと思っていたが、買いたいようなものは見つからなかった・・・
あまりに暑くて汗だくになったので、サンマルクで宇治抹茶氷金時を食べた。もうちょっと甘くてもいいんじゃない?と思うほど、甘さは控えめでした(^^ゞ