もう先々週の土曜日ですが、依知川さんの津山のライブに行ってきました。隣県岡山の津山へは、姫路のひめさん、きなぱんだ子さんと3人で中国自動車道をドライブ。神戸から津山は遠いが、姫路からならそう遠くはありません。津山へ至る途中には佐用町があり、父が昔々「佐用町には平福という、蔵の並んだ綺麗な町があるんだよ」とそう言っていた平福に、津山の途中で立ち寄ることになった。お天気も良く、気候もさらりと気持のよい日でした。
かつて平福は江戸時代には因幡街道最大の宿場町として栄えました。連子窓、格子戸の平入りの家々、佐用川の石垣に並ぶ白壁の川屋敷、川座敷、土蔵群は平福ならではの景観です。
作用川沿いに並ぶ土蔵が、まさに平福を象徴する風景
この川沿いの風景を描いた絵画を見てから、ずっとここを訪れたいと思っていた。ここで郷ひろみさんの「槍の権左」の撮影もしたんだとか。
たまにしか電車が来ない山間の平福駅に、突然現れた黄色い急行電車が疾風のように狭いホームを走り抜けていった。大コウフンで写メ!画像はきなぱんだ子さんの画像をお借りしましたm(__)m
土曜日の午後の観光シーズンというのに観光客の姿はまばら、シンと静かに平福の町はゆ〜っくり流れる時間の中に取り残されているかのようだった。いや、押すな押すなの観光客の騒めきの中の平福は見たくないな、とも思う。
唯一、人の姿が多かった道の駅で名物、しかコロッケ。揚げたてアッツ熱、塩味がきいて鹿肉たっぷり〜 美味しかったです。
江戸時代の面影を残す平福から一転、車はさらにひた走り佐用町の山道を登る。山の頂上へ着くと、周りは雄大な緑のパノラマ!気持が良すぎる!
駐車場からゆるく長く続く階段をずーっと登っていくと、ここは外国のお城?
ここは一般の人が自由に利用できる公開望遠鏡としては世界最大の、なゆた望遠鏡を有する「兵庫県立大学西はりま天文台」。「宇宙と人間」をテーマにした公園
国内では最大級の規模を誇る なゆた望遠鏡を使って、日々宇宙の謎を研究しています。大撫山の山頂にあり、大都市から離れているため、美しい星空が残されている天文台です。観測用の望遠鏡も数多く備え、ロッジで宿泊もできます。
雄大な景色の中、山頂にそびえる天文台は夜毎の星を見上げ続けている。
平福の江戸時代以前からの面影を残す、情緒漂う景色から一転して、この風景と天文台が今まで私の知る兵庫県とは思えない。いや、私が自分の住む兵庫県を知らなすぎるのだと つくづくそう思う。
続く・・・