先日のロックパイロットのブログをご覧になった「はまはなさん」からコメントをいただきました。有難うございます。
ロックパイロットのファンでした。
ロックパイロットはザ・タイガースの弟分で、
デビュー曲はジュリーが作曲、
2曲目の「風にそよぐ葦」もジュリーの曲、
後の日生リサイタルでジュリーも歌ってます。
田園コロシアムや武道館の前座で演奏しました。
ロックパイロットのファンの集いに、ジュリーが私服で
ステージに立たれた事もあります。懐かしい思い出です。
はまはなさん、コメントを有難うございます。「風にそよぐ葦」!もちろん知っています。1971年12月24日の日生劇場リサイタルの収録曲ですが、
ロックパイロットの第二弾のシングル曲もジュリーの作曲だったんですね。
ロックパイロットの71年発売の2シングル 錚々たるメンバーの作品で、ナベプロのロックパイロットへの、期待の大きさがわかろうというもの・・ でもすいません、第一弾がジュリー作曲と知っていた私ですが(マスコミでけっこう取り上げられていた)第二弾の作曲もジュリーとは知りませんでした。おそらく、第二弾はデビューほどの話題にはなっていなのでは・・?(間違っていたらご免なさい)
主要なGSが殆ど解散していた1971年、新しくデビューするGSを歓迎するムードは もう薄かったのでは?と思います。あれほどの熱狂はどこへやら、すっかりブームは去っていました。かくいう私も、この頃はGSへの興味はだいぶん醒めて、PYGにはそれほど期待は持っていませんでした。「花・太陽・雨」は暗かったし
「中抜け無し、50年間ジュリー一筋!」と言いたいですが、ジュリーがPYGを結成した71年は、私は中学生。 他に興味が移っていました。ジュリーがソロになってから、やっぱりジュリーが一番素敵と見直して戻ったんです。
それはともかくジュリーの歌う「風にそよぐ葦」は、サビの『風にそよぐ葦の 悲しみに似て~♪』のところしか、今は思い浮かばなくて ロックパイロットのEP版のジャケットは、まるでジュリーかと見まごうほど。しかも、B面ですね。A面は知らないなぁ
どんな曲だったかな?と検索したら、ロックパイロットの歌うものがYOUTUBEにあがっていました。
ジュリーの歌うものとは、かなり違うような・・・全体的に生硬な感じ、まだメンバーが若いせいか幼い感じも受けました。新人ですもんね、ファンの方許して。
久しぶりにジュリー版を聴いてみましたが、ロックパイロットファンの方すいません。m(__)m やっぱり歌の表現力が違う。デビュー当時からのジュリーの歌声とは格段の飛躍が見えます。ジュリーはもっと甘くなめらかな色気のある声で、思いを込めたゆっくりした歌声は、まだ23歳にしてすでに余裕を感じさせます。まさに細い葦の葉が風にそよぎながらも、また元に戻る。繊細さの中に強さを秘めて、PYGからソロ歌手へと これからの進む道をしっかり見据えているようです。ジュリーの生き方を見るようなZUZUの歌詞に、23歳のジュリーの決意を感じました。
『風にそよぐ葦』
いきてるかぎりは どんなときも
やさしくはげしい よのうきしずみ
きたかぜがふけば それもいいさ
いつかはれわたる そらをまつだけ
ながいたびのできごとは あなただけにおもいでをくれる
かぜにそよぐあしの かなしみににて
日生劇場のMCで、この曲を歌う前にジュリーが『若い作曲家がいて これからが期待できます』と、冗談交じりのように、そう自分の事を話しているのが、今は微笑ましく思いました。