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水谷豊さん舞台挨拶「TAP THE LAST SHOW」

2017年07月02日 | TV・ラジオ・CM・映画

もう先週の土曜日で、すでに記憶が曖昧ですが・・・→TAP THE LAST SHOW、の映画と水谷豊監督の舞台挨拶をみてきました。20代だった40年も前から温めていた企画だそうで、ずーっと全国を舞台挨拶で回っていますが、監督は大変だな~ 25日は京都でサリーと二人で舞台挨拶だったのですが、6月25日は何が有っても行けない! 24日にJ友さんと二人で神戸三宮で見てきました。

先日TVで水谷さんのインタビュー、必ず共演のサリーの話題が出るところに、一徳さんの役者としての存在感の大きさを改めて感じます。TVのインタビューと同じことを舞台挨拶でも話していました。

私達はF列のセンターという見やすい席でしたが、残念ながら水谷さんには ちょっと遠かった。シャレた上着を着こなして、水谷監督登場。インタビュアーはDJの方です。初めに写真撮影はNGと言われ、やっぱりね~

インタビューを簡単に

妹尾河童さんの「少年H」で神戸には特別な想い出がありますという水谷さんは、主人公のお父さん役、蘭ちゃんがお母さんで(神戸弁はアヤしかったけど)神戸の風景がいっぱい登場する「少年H」という映画名だけで、神戸市民は嬉しく思ってしまうのですよ。やっぱり神戸の映画といえば「少年H」と「火垂るの墓」です。

23歳の時から思い続けてきた映画。「相棒」では一徳さんは官房長官役で、番組出演中は(イメージがあるので)共演ができなかった。番組を卒業してやめたので共演が実現した。去年の4月から撮り始めたが、その前年に1か月開けて欲しいとお願いした。

TAPダンサーで第一人者のHIDEBOさんの振り付けで、出演者を選んだ時のエピソードなど。オーディションの結果は主要メンバーはHIDEBOさんの弟子で、演技経験のない若手になった。太った女子のダンサーには、個性的でいいから そのままで痩せないで!とお願いしたとか。ロケハンでは、多くの場所を捜して候補を絞り込んでくれた。アメリカンな雰囲気の作品になっている。

出てくれると思っていなかった前田美波里さんに声をかけたら出て貰えた、まさかのダンサー役ではなく踊らない事務員役です。他の人は声をかけたら出てくれるだろうと思った、と笑いを取っていました。映画には、相棒の出演者が数名出ています。


インタビューが終わり、ここで司会者の方が特別に5分だけ撮影がOKです!湧く客席。そうでしょう、今や撮影OKにしてSNSで拡散した方が よほど映画の宣伝になります。

やった~!と喜ぶ私とTさん。 が、私のスマホの性能と画質では 遠い所にいる水谷監督を鮮明に映し出すのは無理でした 拡大して写したらこんなもん。ファッションくらいはわかりますね。愛想良く手を振る監督

下はTさんのガラケーで写した水谷さん 

 

客席の皆さんはいずれも静かで大変おとしく、行儀がよくって、誰一人席から立とうとしない。ちょっとでも近くでと、席から腰をあげたのは 私だけでした(^^;)

水谷さんは舞台挨拶が終わるとすぐに、次の大阪で夕方からの上映の舞台挨拶に移動したようです。一日のうちに、何か所も遠くから移動しての舞台挨拶、監督は大変です。宣伝という事もあるけれど、インタビューではにこやかに 笑顔を絶やさず、とても感じの良い対応でした。以前舞台挨拶で「別に~」と不貞腐れた女優がいたけど、論外だと思います。映画の宣伝になったからいいのか?


お話変わって、

今夜は都議選が話題ですが、今日は兵庫県知事の投票日でもありました。兵庫県知事戦は多選の現職が勝利で、全く現状は変わらず。対して都議選は大きな風が吹き荒れているようで、今後の成り行き、国政はどうなるのかと大変注目しています。

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TAP THE LAST SHOW、映画鑑賞

2017年07月02日 | TV・ラジオ・CM・映画

先週の土曜日ですが水谷豊 監督主演の「TAP THE LAST SHOW」をみてきました。

毎年1年間に見る映画は1本か2本というのに、わずか1週間で「夢二」に続き 2本も!
J友さんのTさんから、水谷豊監督が舞台挨拶に来るというので、お誘いを受けました。
元々ミーハーで珍しいもんが好き、誘われたら「行く行く!ナマ水谷豊見たい!」その翌日はジュリーバースデイパーティーでしたが・・。抽選と聞いていたので、落ちるんじゃないかと期待していなかったら、すんなり当選。あら、競争率は高くはなかったのね~(笑)


でもお互いにジュリーファン同士が、なんで水谷豊を見に?
私は元々ダンス映画が大好き、バックステージ物が好き。
誘ってくれたJ友さんの理由はといえば
「昔は、好きな人はジュリー、ショーケン、水谷豊」だって~ 今もそうですか?
時々、ジュリーよりもショーケンの方が上にいた時もあったという、
まさかのショーゲキの告白・・・ ショーケンも好きだったの、知らなんだ。
でも今はジュリーが1番よね。そういえば、ショーケンが歌番組に出るらしいですね。
私は単なるミーハーで~す
上演後の舞台挨拶をお楽しみに、シネコンの席に着いた。

 

 元タップダンサーの渡(水谷豊)はかつて 舞台の事故が原因でダンサーをやめ

今は酒浸りの生活をしている。そこへ、店を閉める前にいい夢を見ようと
岸部一徳演じる、劇場の支配人が話を持ちかける。
一徳さん、サリーの関西弁がゆったりとやわらかく、その茫洋とした存在感
がとてもいい感じです。

真っ赤なアメ車のオープンカーで水谷豊と一徳さんは町を走る。

沈んだ色合いで登場する東京の古いビルの一室や
東京の雑踏や街角などの映像が、とても素敵。ここはヨーロッパ?と思えるような
なスタイリッシュな映像美だった。

最後の夢を咲かそうと、TAPショーのオーディションが始まる。
火花を散らす、オーディションに参加する若者たち。
水谷豊演じる元伝説のタップダンサーは、無表情で激しく折れるほどステッキを打ち鳴らす。 

そのTAPダンスに対する厳しさ、ここにいるのは「相棒の右京」さんでは決してない。
全くの別人、右京のかけらは微塵も感じず、すんなりそこに入っていけた。

事故後は死んだように日々を過ごしていたのに TAPに対する
愛情と情熱を蘇らせた主人公のレッスンは苛烈で容赦なく、厳しい。 

対して、レッスンを受けるスター候補の若者たちの それまでの
人生が語られてゆく。
この構成はまるで、同じくミュージカルのオーディションを受ける
「コーラスライン」の群像劇みたい。

「コーラスライン」の若者たちの自分語りには、聴く物を圧倒する
ヒリヒリするような説得力があった。
が、悲しいかな「TAP」と「コーラスライン」の若者たちの語りとの決定的な違い
それは「TAP」の若者たちの人生のエピソードが、あまりにありきたり 陳腐・・

 それは脚本のせいか? いや演技力のせいもあると思う。

後から聞けば、演じてる若者たちはTAPダンサーで演技はしたことが
なかったという。彼らはいずれも、ハングリーさが滲み出た不屈の
面構えは個性的で良いのだが、いかんせん演技力が足りない・・
介護や認知症、LGBT、ついでに自閉症?ホストに恋人の妊娠など
現代的な話題をいれとけば、話は何とかなるんじゃないかと
安易な筋書きを描いた脚本がいまいち・・そこに演技力の不足で
トホホな二重苦になってしまった。 

それはともかく、資金不足で上演は頓挫しそうになりながらも
ラストのTAPショーの幕があがる・・ 

ここからは圧巻のラストショーの幕開けになった。
TAPというと、鋲を打った靴で踊るとしか認識はなかったが
日本の四季を描くTAPショーは 華麗な衣装の数々で
舞台に投影された風景も鮮やかに、優美に始まった。 

最初からTAPダンスのイメージ変える、スケールの大きさを
感じる演出で、それは夢まぼろしの如く美しい。
休むことなく繰り広げられるダンスの、何と力強く激しいことか。
爽快といえるダンスの素晴らしさに、それまでの群像劇の陳腐さも薄れた。
24分間のTAPダンスということだったが、もっと長くても
全く飽きない、長くした方がもっと良かったのに。 若者たちの激しく躍動するTAPダンスには魅せられた。

ラストの一徳さんと水谷豊の会話が切なくて哀しい。
ここに彼らのラストの夢が実ったのだ。


上演後にお待ちかねの水谷豊監督の登場です!撮影はOKでした。

でも長くなったので、休憩・・・続く

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