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歌謡スクランブル ▽追悼・井上堯之作品集

2018年08月11日 | TV・ラジオ・CM・映画

8月9日お昼のNHK FM 歌謡スクランブル、→追悼・井上堯之作品集を聴きました。

曲目「お前に惚れた」萩原健一・「花・太陽・雨」PYG・「自由に歩いて愛して」PYG・「ちんちん電車」井上順・「DEAR」沢田研二・「「太陽にほえろ!」のテーマ」井上堯之バンド・「傷だらけの天使」井上堯之バンド・「寺内貫太郎一家のテーマ」井上堯之バンド・「「前略おふくろ様」メイン・テーマ」井上堯之バンド・「一人」ディーブ・平尾・「不毛地帯」<ウルトラ・ヴァイヴ・「火宅の人」嵯峨美子・「愚か者」近藤真彦・「時は流れて」柳ジョージ&レイニーウッド・「君さえいれば」井上堯之・「DREAMER」井上堯之

FM局をなかなかサーチが出来ず、ラジオをあっちに向けこっちに向け、戸口まで持っていき外に向けて やっとつながった時には、1曲目のショーケンの「お前に惚れた」が終わってしまっていました。💦

その後、アナウンサーさんの低い落ち着いた声で、井上さんの経歴が聴こえてきました。バンドの専属ダンス&ボーカルグループの一員としてデビュー、バンドのリバプールサウンド編成に伴い、ギターに転向、独学してボーカル・リードギターを担当した。スパイダース解散後はPYG、井上バンドへ・・と、アナウンサーさんの声は続きます。

私は井上さんが亡くなってから、井上さんが歌って踊るコーラスグループの一員だったと知り、けっこう驚きました。私が初めて井上さんを知った時、すでにスパイダースの中心的なギタリストで、タイガースと比べると、全くアイドル的なイメージはありませんでした。


それはともかく、PYGの「花・太陽・雨」・「自由に歩いて愛して」が流れて、ジュリーの声が若い。音も今よりはシンプルで、青年の入り口に立ったジュリーとショーケンの声が 何かを探しているような若者の不安定さも併せ持って、そこが魅力です。音も歌声も、今よりは決して上手くは無いのだけれど。その当時の自分をも思い起こして しんみり・・(まだ子供でしたが)

ジュリーの歌う「DEAR」は久しぶりに聴きました。何のアルバムに入っていたのかも思い出せず、調べてみたら→「TOKIO」。井上さんの「遠い旅」にも通じるような、切なさと寂しさに溢れた井上サウンドだと思います。これも今のジュリーが歌う方が、きっと安定感があって上手いと思うのだけれど、若さならではの声のゆらぎが魅力だと思いました。

TVドラマのテーマ曲の数々「太陽にほえろ!」・「傷だらけの天使」・「寺内貫太郎一家のテーマ」など、どの番組もその時代を代表する人気番組で、私も見ていたのでとても懐かしい! 井上さんを知らない人もテーマ曲は知っている。これらだけでも、いかに井上さんの曲がお茶の間に浸透していたのか、日本中に流れていたのかと、改めてその大きさを感じました。

「愚か者」はマッチの歌声で。この曲は心に深く切り込むように震える 迫力あるショーケンの歌声で聴きたかった。マッチとは何もかも表現力が違い過ぎる。けれどレコード大賞の受賞曲で、井上さんは作曲家として誇らしく壇上に立ったのだろうと想像できました。この当時のレコード大賞は、ジュリーが出ないので全く見ていない。

アナウンサーさんの最後の〆の言葉が『包容力のある大人のロックで魅了した井上堯之さん・・』

包容力、それこそがまさに井上さんのギターを表していると思いました。この番組の為に予定を変更してラジオを聴きましたが、井上さんのギターと音楽に優しく温かく包まれ、時には鋭く心に切り込まれた 暑い真夏の午後になりました。

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