あたり前田のクラッカーで有名な「てなもんや三度笠」が51年ぶりに復活。
今日から放送が始まりました。タイガースの出演回は8月18日なので、見る気はなかったけれど、ちょっとだけ見てやろうか・・とチャンネルを変えて、結局最後まで見てしまった。意外やとても面白かった。私の小学生時代と重なる(1962年~1968年)ので、出演者のどの人にも記憶がある。クレージーキャッツ、やすきよ、山本リンダ、財津一郎・・
タイガースは予告の映像が流れただけだが、1968年のタイガース時代の、初初しい少年の面影の残るジュリーにキュンと心が動かされる。
今日の放送回は、すでに亡くなった人も多いクレージ―キャッツの面々や、有名コメディアン達が多数出演、財津一郎さんのチョウダイ!とか、よく真似したなぁ・・と懐かしくって懐かしくって
今日の放送は1965年あたりのようで、ゲストはクレージーキャッツ。内容は「賤ケ岳の合戦」のパロディで、植木ひとしさんの歌有り、立ち回りありで笑えた。NHK大河の「太閤記」や主演の緒形拳さんを意識した台詞があって、「太閤記」が大好きだった私は、嬉しくて涙がでそうだったよ(それは大袈裟だが、嬉しい!ジュリーよりも緒形拳さんの方がTVでの出会いは先です)
やすきよは、まだ新人で、全国放送のレギュラーが とても嬉しかったと。
白木みのるさんからベトナム戦争の話まで出て、当時の社会状況なども垣間見えて、時代やなぁ・・と嘆息。しかし、白木みのるさんは、ボーイソプラノ?の高くて良い声だったなぁ
放送後に番組舞台裏の解説があり、それがとても興味深かった。全てが大阪の朝日放送で公開生放送で行われていた。前日の夜11時半までリハーサルをして、翌日が本番だったそうだ。忙しいタイガースも前日から大阪入りして、リハーサルをしたのだろうか?
今のようにCGはないので、全て人力の手作り感が満載、生放送だから全く編集無し、カメラは3台のみ(今なら6、7台とのこと)のぶっつけ本番。それなのに迫力のある殺陣に、舞台上でハデに爆破も入れて、そこに笑いの要素も入れなくてはいけないという、素人目から見ても本当にハードルの高い製作状況だった。
当時のテレビマンの能力の高さや、独自の工夫を知ることができて、引き込まれて最後まで見てしまった。ただ、昔の番組を懐かしい・・と見るだけではない、60年代当時の状況や出演者、今の製作現場との比較など、全てが興味深いものだった。
8月のタイガースの出演場面がいっそう楽しみ(^O^)
デジタルリマスターはしてないので、映像は鮮明とはいえず、白黒映像なので見ずらいところがある。音も小さくなったりと不安定なところがあった。後世に残すために、デジタルリマスターをして下さい。