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沢田研二主演の新作、山田監督「もうすぐクランクアップ」
10月31日に、「京都文化博物館」(京都市中教区)で開幕した『第12回京都ヒストリカ国際映画祭』。2003年アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた『たそがれ清兵衛』(2002年)がオープニング上映され、山田洋次監督、同作で美術助手とつとめた倉田智子、松竹撮影所・大角正代表取締役会長がトークをおこなった。
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山田監督は現在、2021年に公開予定の『キネマの神様』を制作中。主演予定だった志村けんさんが新型コロナウイルス感染で亡くなり、主演は沢田研二に変更。山田監督は「いろんな事情で中断しましたが、9割、撮影しました。あと2、3日撮ればクランクアップ」と近況を報告。同作には、菅田将暉、永野芽郁、野田洋次郎、宮本信子らも出演する。
若き日に撮影を断念せざるを得なかった映画『キネマの神様』の脚本を手にしたゴウが、家族とともに再び動き出すというヒューマンドラマだ。野田が演じるテラシンは、撮影所で映画技師として働き、若き日のゴウ(菅田)とともに熱く夢を語る真面目で誠実な青年だという。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・野田は出演に際し、「物心ついたときからずっと山田監督の映画に触れてきた者として、今回いただいたお話はどこか絵空事のようでした。山田監督の演出は明確で、緻密で、何より映画への愛があふれ出していました。きっとご覧になった誰しもが映画の持つ魔法に心を強く打たれることと思います」と、同作への熱い想いを語っている。
小林稔侍さんのコメント
今回は二人一役ということで、私は現在の年を重ねたテラシンを演じました。自分も長い間生きてきたからこそ、自分の人生史と合わせて皆さんに揉まれ、すり合わされて味を引き出していただけるのではないかと思います。山田監督には22 年前から作品に出させていただき、この現場でも手取り足取りご指導いただきました。現場で生み出される監督ならではの演出が、今回も心に響いたように感じます。
同じ役を演じた野田洋次郎さんとは、お会いした時に直感で同じ精神の持ち主なように感じ、過去と現在で同一人物を演じる上で、繋がっている部分を感じられたことが嬉しかったです。彼の演技は生っぽくて、思わず見入ってしまうほど良いお芝居。素敵な若い頃のテラシンの姿でした。