蜻蛉日記を読んだ。今までそのダイジェスト版を2年前(はまっている本65)で読んだのだが、今回は完全版で上中下から成る3冊で読破するのに10日あまりかかったが、作者の藤原道綱母の気持ちがよくわかったとともに和歌の達人であることがよくわかりました。当時の一夫多妻で通い婚の時代の妻の憂鬱を記録に残した日記文学です。
読んでいて面白かったのは、夫の藤原兼家の浮気性のことよりも息子の藤原道綱が「大和だつ女」に歌を送ってもつれなくかわされてしまうところです。決定権は結婚するまでは女性側にあるのだとよくわかりました。平安時代の女性の不満と悲しみが改めてよく感じました。
読んでいて面白かったのは、夫の藤原兼家の浮気性のことよりも息子の藤原道綱が「大和だつ女」に歌を送ってもつれなくかわされてしまうところです。決定権は結婚するまでは女性側にあるのだとよくわかりました。平安時代の女性の不満と悲しみが改めてよく感じました。
