本日、鶴見線のレール追いかけをした。鶴見線はローカル線でなく末端駅の1部を除くと複線で全線電化の幹線である。しかしながら沿線風景は臨海工業地帯で朝夕以外は運転本数が少ない工業地帯内の工場に通勤のための路線である。実際に何回か乗ったこともあり近くを走ったこともあったが特に目ぼしい花や景色のない今の時期に本格的に走ってみることにした。(ちなみに去年もこの時期に臨海エリアを走った。)
5:45鶴見駅ー6:00国道駅ー6:10鶴見小野駅ー6:20弁天橋駅ー6:29浅野駅ー6:38新芝浦駅ー6:52安善駅ー7:06浜安善ー7:29武蔵白石駅ー7:41大川駅ー8:06浜川崎駅ー8:25昭和駅ー8:33扇町駅ー9:21川崎駅
朝一番の電車を乗り継いで6時前に鶴見駅に降りた。鶴見線を追いかけるので山側(総持寺口)から走り始めた。鶴見線は総持寺口から高架線を暫く走った後に一気に東海道線から京急線を跨いで越える。その近くに跨線橋があったので撮ってみた。(ここはすべての路線が撮れる絶好ポイントだろう。)そのあとは国道15号線に出るとこれを跨いだ所にあるのが「国道駅」で駅下がレトロな飲み屋があった。
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鶴見駅
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鶴見駅跨線橋
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国道駅
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国道駅下
臨港橋で鶴見川を渡りほどなく「鶴見小野駅」でここはまだ住宅地の中の駅の感じで珍しいことに上りと下りの改札口が別で跨線橋もない駅だった。
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鶴見小野駅
線路沿いに道はないので産業道路に出て暫く走ると「弁天橋駅」でここから完全に線路沿いは工場群になった。一旦産業道路に迂回した後に浅野駅に出た。ここは海芝浦支線の分岐駅で支線であるが次の「新芝浦駅」までは複線である。右は工場左は運河の風景で10分で「新芝浦駅」に着いた。海芝浦支線の終点は次の「海芝浦駅」であるが「新芝浦駅」の先は東芝の工場内なので行くことはできない。「新芝浦駅」も下りホームは運河の上にあった。
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弁天橋駅
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浅野駅
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新芝浦駅
一旦「浅野駅」に戻り線路沿いを走って「安善駅」へここは貨物線の浜安善支線の分岐駅。ここで寄り道して支線に沿って海側へ走った。この先には旅客営業していた時の幻の「浜安善駅」があったはずだがその痕跡はもうなかったが、行けるところまで走った。フェンス越しに海が少し見えた。
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安善駅
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浜安善支線末端
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安善埠頭終点
「安善駅」に戻り線路沿いを行き「武蔵白石駅」を経て単線レールの大川支線へ、道の両側は工場群で10分ほどで終点の「大川駅」に着いた。ここは土.休日は1日3本、平日でも9本しか電車が来ない田舎ローカル駅のような駅である。ここでも行けるところまで道の末端まで走ってみたが末端は日清製粉の工場入口になっていてもちろん入場不可能だった。(門越しに海を撮ろうとしたら守衛から怒られてしまった。)
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武蔵白石駅
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大川駅
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大川埠頭終点
「武蔵白石駅」に戻りまた線路沿いを走って「浜川崎駅」へここは南武線支線との接続駅であるがホームも駅舎も別になっている珍しい駅である。駅南側はJFEスチールで専用改札口もあった。
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浜川崎駅(鶴見線)
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浜川崎駅(南武線支線)
鶴見線の線路はJFEスチール内を通過するので一旦産業道路に迂回してから線路沿いの道を走った。工場群の間の道を「昭和駅」、「扇町駅」と走った。最後の区間は単線だった。「扇町駅」鶴見線の本線だけあって土.休日でも始発の6:00から終電の23:35まで電車が最低1時間に1本以上ある幹線の駅だった。今回も道の末端まで走るがそこは三井埠頭で関係者以外入場不可だった。
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昭和駅
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扇町駅
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扇町埠頭終点(三井埠頭)
ちょうどいい電車があったのでここで終わりにしようかと思ったが自宅の最寄駅の藤沢駅までの運賃が意外に高いので川崎駅まで走ることにした。川崎駅までは5㎞弱で産業道路を越えると風景は工業地帯から川崎の下町に変わり40分ほどで川崎駅に着いた。
以前から走ってやってみたかった鶴見線の追っかけをしてとてもよかったと思っている。沿線風景はほとんど臨海部の大工場群であったがここが京浜工業地帯の中心で日本の工業を支えている根幹部分であることが実感できた。また、土曜日であるが意外にも出勤している人々も電車の本数も多かった、本当にご苦労様です。ただ、道の末端は工場私有地でほとんど海が見れなかったのは残念だった。本日は土曜日だったのでいつか平日に走って真の鶴見線の姿を追いかけてみたい。