柳美里の本をまた読破した。これで7月から13冊目である。
今回読んだのは彼女の初期の作品の、『家族シネマ』で第116回芥川賞を受賞している。
その中身は「家族シネマ」、「真夏」、「潮合い」の3編が収録されている。
「家族シネマ」は、別れて暮らしていた家族が家族映画を撮ることで再会するが本音が出て悪い形で崩れてしまうもの
「真夏」は、同棲していたが部屋を飛び出した女が戻れない葛藤を描いたもの
「潮合い」は、いじめられて転校してきた生徒を再びいじめてしまうもの
3つに共通するするのは現状維持を無理するあまりに歪んだ行動に走ってしまう人の弱さと異常さを感じてしまった。また、最後が未完の終わり形をしているのが柳美里らしく思う。
今回読んだのは彼女の初期の作品の、『家族シネマ』で第116回芥川賞を受賞している。
その中身は「家族シネマ」、「真夏」、「潮合い」の3編が収録されている。
「家族シネマ」は、別れて暮らしていた家族が家族映画を撮ることで再会するが本音が出て悪い形で崩れてしまうもの
「真夏」は、同棲していたが部屋を飛び出した女が戻れない葛藤を描いたもの
「潮合い」は、いじめられて転校してきた生徒を再びいじめてしまうもの
3つに共通するするのは現状維持を無理するあまりに歪んだ行動に走ってしまう人の弱さと異常さを感じてしまった。また、最後が未完の終わり形をしているのが柳美里らしく思う。