ランニングハイカーのぺーじ(2010.10.09~)

ランニングハイキングの記録

はまっている本161

2022-03-31 09:31:44 | 図書
 また、川端康成の作品を読んだ。作品名は「虹いくたび」です。文庫本ではなくて川端康成全集  第11卷に納められていたものです。
 内容は母が異なる三姉妹の物語で次女が本妻の子で長女が本妻に引き取られ、次女と父と暮らし、三女が別居する設定になっている。長女と次女の着きつ離れずの心の動き、長女の少年への偏愛と戦死した恋人への思い、次女の父への思いなどが川端康成の独特な色で見事に描かれています。最後の長女と三女の再会のシーンは川端康成の「古都」を思わせる凄さです。場面が所々に所々に京都にもなっていてその情感もすばらしいです。読んでいて快くなれました、姉妹の物語としては傑作の本です。

                 
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2022 初春 引地川親水公園、栢山公園、伊勢山公園

2022-03-29 12:00:23 | 湘南ランニング&ウオーキング
 今朝、引地川親水公園、栢山公園、伊勢山公園に桜を観に行った。

 平日だが、勤務調整で休日になった。桜を観に行きたくなったが、朝の通勤電車には乗りたくなかったので自宅の近くの引地川親水公園、栢山公園、伊勢山公園に行ってみた。

 まずは、引地川親水公園

                  

                  

                  

                  

                  
                            引地川親水公園

 次は栢山公園

                  

                  

                  
                             栢山公園

 最後は伊勢山公園

                  

                  

                  

                  
                             伊勢山公園
 
 訪れた3か所はいずれも桜が見ごろでよかったです、遠出しなくても近場で十分に楽しめました。
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はまっている本160

2022-03-28 23:26:02 | 図書
 また、川端康成の作品を読んだ。作品名は「女であること」です。これは文庫本で600ページを越える長編小説で内容は、弁護士夫人の市子が、友人の娘のさかえと(市子の夫の弁護士の)佐山が弁護を担当する死刑囚の娘の妙子に同性愛感情を持たれて頼られ、夫の佐山との関係も絡めて心理的に葛藤する物語です。私的には市子は姉御肌ですべてを受け入れる包容力があるがゆえに2人の前記した女性に悪い意味で頼られすぎるのが気の毒に思えました。読んでみて市子のその振る舞いがとても妖しく興味深く感じました。川端康成がどうしてこんな女性的なものを書けるのか驚きました、とにかく凄いの一言です。

                  
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はまっている本159

2022-03-25 16:18:17 | 図書
 また、川端康成の作品を読んだ。作品名は「愛する人達」です。これは川端康成氏が昭和十五年から「婦人公論」に連載された九編の短編小説を単行本にしたものです。各小説の内容は
 母の初恋:引き取った元恋人の娘が嫁ぐ話
 女の夢:新婚夫婦の妻の過去の男の告白の話
 ほくろの手紙:夫婦の妻の黒子をいじる癖の話
 夜のさいころ:さいころを振る踊子の話
 燕の童女:新婚旅行の帰りの汽車で会った混血の少女の話
 夫唱婦和:平和な夫婦に不和もたらした妻の異母妹と夫の助手の話
 子供一人:できちゃった婚の妻の精神不安定の話
 ゆくひと:浅間山の別荘での火山噴火の中の幼馴染らしい男女の話
 年の暮:戯曲家の色紙を年の暮に毎年買う女性読者の話
 共通しているのは男女の物語(必ずしもその関係は夫婦関係ではないが不倫はない)で男性視点で書かれていて、その優しさと悲哀感が混在している。いつものように比較してしまう「雪国」に見られる愛を作品名のように感じました。

                   
 
 
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2022 初春 横浜1

2022-03-25 10:15:08 | 横浜ランニング&ウオーキング
 今朝、私の横浜の定番コースを1月8日以来2カ月と3週間ぶりに歩いてみた。

 5:27横浜駅東口ーみなとみらい4丁目ー5:47汽車道ー赤レンガ倉庫ー6:09山下公園ー谷戸坂ー山手本通ー6:55-7:11根岸森林公園ー7:23山手駅

 本日は金曜日であるが、仕事が休みなので、いつものように朝一番の電車で横浜駅に、みなとみらい大通り、汽車道、赤レンガ倉庫を通って山下公園に6時過ぎに着いた。
平日の早朝なので人はさすがに少なかった。ただ、日の出が間もなくだったので辺りは明るかった。山下公園は平日の早朝でも人が多く、園内の枝垂桜が見頃だった。

                  
                             みなとみらい

                  
                              汽車道

                  

                  

                  
                             山下公園               

 谷戸坂から山手本通を通って根岸森林公園に7時前に着いた。梅はここでも終わっていて、白い枝垂桜のような花が見頃だったが、お目当ての桜山のソメイヨシノは全く咲いていなかった。

                  
                             山手本通

                  

                  

                  

                  
                            根岸森林公園

 後はいつものように山手駅まで歩いて終わりにした。東京では桜が開花したようだが、神奈川県では昨日の鎌倉、本日の横浜とまだまだだった。来週はネットでチェックして、見ごろに間に合うように行きたい。


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2022 初春 鎌倉1

2022-03-24 17:39:57 | 鎌倉・逗子ランニング&ウオーキング
 本日、仕事の帰りに鎌倉を歩いてみた。

 14:24大船駅ー北鎌倉駅前ー15:09鶴岡八幡宮ー15:30本覚寺ー15:39妙本寺ー16:04鎌倉駅

 14時半前に大船駅から歩き始めた、コースはいつもの横須賀線沿いに北鎌倉駅前、建長寺前から鶴岡八幡宮に出た。八幡宮の境内は木曜日の午後にもかかわらず人でいっぱいだった。

                  

                  
                            鶴岡八幡宮

 次は本覚寺へ、枝垂桜が見頃だった。

                  

                  

                  
                             本覚寺

 最後はお気に入りの妙本寺へ、梅は終わっていて桜が咲き始めていた。

                  

                  

                  

                  
                              妙本寺

 意外にも平日の午後でも鎌倉は人が多かった。でも、本覚寺、妙本寺は駅から近いにもかかわらず人が少なくて静かに楽しめた。写真はアップしていないが、段葛の桜は全く咲いていなかった。鎌倉の桜はまだまだであるが、本覚寺の枝垂桜が見頃でよかったです!
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はまっている本158(4)

2022-03-20 17:30:35 | 図書
 また、「新潮日本文学 15 川端康成集」の中に納められている短編小説の読後感想を述べてみます。作品名は「掌の小説」でその中が以下の題名の超短編の小説になっている。題名は「骨拾い」、「弱き器」、「有難う」、「心中」、「雨傘」、「ざくろ」、「かけす」、「笹舟」、「秋の雨」、「不老」です。
 「骨拾い」:川端康成氏の数え年16歳の実話で、当時の氏の様子が生々しく書かれています。感想はというと、そうなんだと思うだけです。
 「弱き器」:骨董店での観音像が壊れる夢をみた話で、さらっと想像して書かれています。
 「有難う」:定期乗合自動車の運転手のあいさつの話でよくわかりません。
 「心中」 :逃げた夫から妻と娘への手紙の話で夫から妙な要求で結果的に夫、妻と娘は死んでしまう、不思議さが気になった。
 「雨傘」 :少年少女の雨傘を巡る物語で、微笑ましく感じました。
 「ざくろ」:ざくろの実についての母と娘の物語です。これもよくわかりません。
 「かけす」:複雑な家族の物語でかけすの親子が物語の前後に絡んでいる。かけすに家族を投影しているように思えました。
 「笹舟」 :障害のある娘が婚約者の弟と笹舟遊びをする話で結末が気の毒に思えました。
 「秋の雨」:かつて入院していた時に知った女の子に会いに行く話です。主人公が川端康成氏かどうかはわからないが、秋の雨が彩りを添えている。
 「不老」 :18歳で自殺した少女が老人になった恋人に会いに来た物語で、不気味さより暖かさを感じました。
 とにかくも川端康成氏の想像力に感服しています。

     
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はまっている本158(3)

2022-03-19 17:16:20 | 図書
 「新潮日本文学 15 川端康成集」の中に納められている短編小説の読後感想を述べてみます。作品名は「反橋」、「しぐれ」、「住吉」、「水月」、「弓浦市」、「片腕」です。
  「反橋」、「しぐれ」、「住吉」は、住吉三部作と言われている。三つの小説のどれもが、「あなたはどこにおいでしょうか」にはじまり、終わる。読んでみてこの三部作は共通の登場人物がでてくるが、抒情的で脈絡がはっきりと見えずに理解できなかった。住吉とは大阪市にある住吉大社のことで「反橋」はその中にあり、私も一度訪れたことがある。
 「水月」は、結婚2か月目から夫が寝たきりになり、その後、夫が死ぬまで看護をした京子の視点で描かれた物語です。一見、愛情物語のようであるが再婚した夫とのアンマッチ的な書き方もあり川端康成の陰の小説らしさがでています。
 「弓浦市」は、小説家の香住に弓浦市に30年ほど前に会ったことがあるという婦人が訪ねてくる話です。香住にはその記憶がなく、弓浦市そのものも存在しないという何とも奇妙な物語です。
 「片腕」は、さらに不気味な話で、ある娘から片腕を借りてきて、それと一晩を共にする内容で片腕と会話もしている。
 読んでみて感じたのは、住吉三部作は前回読んだ「招魂祭一景」と「葬式の名人」と同様に少年時代に川端康成が次々と肉親を失った流れからくる鎮魂小説ではないかと思います。「水月」は、「雪国」、「伊豆の踊子」の流れの愛を感じました。「弓浦市」、「片腕」は「禽獣」同様に狂気の物語としか思えてしかたありません。

     
 
 
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2022 盛冬 新林公園5

2022-03-19 11:07:45 | 湘南ランニング&ウオーキング
 今朝、2週間前(3/5)に訪れた新林公園に今シーズン最後の梅を観に行った。
 結果はアップした写真のように終わったのか、まだ咲いていないのか、わからない状態だった。

    

    

    

    

    

 これで今シーズンの梅林巡りは終了した。今シーズンは感覚的に例年より開花が遅かったが、ほぼ見頃に訪れることができてよかった!
 次回は桜巡りだが満開の時期は短いので十分に下調べをしてからピンポイントで訪れたい!
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はまっている本158(2)

2022-03-18 09:21:13 | 図書
 また、川端康成の作品を読んだ。作品名は「招魂祭一景」と「葬式の名人」です。この2つは「新潮日本文学 15 川端康成集」の中に納められている短編小説です。
 「招魂祭一景」は、川端康成のデビュー作ということだが、調べてみると靖国神社の例祭のことだという。その祭りの曲馬娘に焦点が当てられて観察者の視点から書かれていた。正直言ってよくわからない小説でした。
 「葬式の名人」は、川端康成の少年時代に肉親を次々と亡くして、幼い頃から葬式に出ることが多かったことから「葬式の名人」と呼ばれるようになった実話です。読んでみて気の毒な感じたが、彼のその後の作品にプラスな影響を及ぼすことになったと思えます。。

     
              
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はまっている本158(1)

2022-03-17 09:00:53 | 図書
 また、川端康成の作品を読んだ。作品名は「眠れる美女」です。作品名メルヘンチックですが、内容はネタバレしてしまうが敢えて述べれば、眠らされた美女と添い寝できる宿に通う老人の物語です。その宿は本番はNGで客は性機能がない男性老人です。物語はその中の一人の江口老人の5回の訪問記録になっている。
 読んで感じたのはエロチックよりもその宿の異様さで気分が良くなかった。1960年代に発表された作品であるが、当時にそのような性風俗宿があったのか川端康成氏の想像の賜物かはわからないが、何らかの経験があったとしか思えない。「禽獣」と同様に川端康成氏の異質な小説です。
 ※なお、この作品は 「新潮日本文学 15 川端康成集」の中から読んだものです。内容は文庫本と同じかは定かではない。

     
            
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はまっている本157

2022-03-15 08:34:42 | 図書
 また、川端康成の作品を読んだ。作品名は「ある人の生のなかに」です。最近読んだ川端康成の「山の音」と同様に家族小説で作家御木麻之介を取り巻く娘と婚約者、息子と嫁、彼が仲人をした学生夫婦、作家仲間の遺児の物語です。目まぐるしく物語の展開があって読んでいてスリリングで面白かった、そして中途半端に終わってしまう。「雪国」や「伊豆の踊子」とは異なった系統の川端康成の傑作と感じました。

     
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2021 初春 湘南海岸1(浜須賀ーサザンビーチ)

2022-03-12 08:54:35 | 湘南ランニング&ウオーキング
 今朝、去年の12月18日以来、湘南海岸(浜須賀ーサザンビーチ)を歩いてみた。

5:42自宅ー(湘南新道)ー6:48浜須賀ー7:10茅ケ崎東海岸ー7:22サザンビーチー7:41茅ヶ崎駅

 6時少し前に自宅を出て歩き始めた。1時間ほどで浜須賀に、既に太陽は上がっていて江の島が綺麗だった。

    
                浜須賀からの江の島

 そこからサイクリングロードをサザンビーチまで歩いた。サイクリングロードは最初は荒れていたが茅ケ崎東海岸までくるときれいに徐砂されていた。

    

    
                サイクリングロード

 茅ケ崎東海岸からの富士山は少し霞んでいた。烏帽子岩は、はっきりと見えた。

    
               茅ケ崎東海岸からの富士山

    
                  烏帽子岩

 サザンビーチはいつものようにモニュメントを撮影した。人は少なかった。

   
               サザンビーチのモニュメント

 その後は茅ヶ崎駅まで歩いて終わりにした。初春の湘南海岸は何事もなく、いつものように穏やかだった。



 
 
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2022 初春 十二所果樹園

2022-03-12 04:08:25 | 鎌倉・逗子ランニング&ウオーキング
 昨日、仕事の帰りに十二所果樹園に梅を観に行った。

 14:44鎌倉駅ー15:40十二所果樹園ー(やまなみルート)ー16:47逗子駅

 鎌倉の梅と言えば十二所果樹園なので時期的に最後のチャンスと思って仕事が終わった後に横須賀線で出かけ、鎌倉駅で下車した。小町大路から金沢街道に出て十二所バス停からハイキングコースに入り、駅から1時間ほどで十二所果樹園に着いた。本当は管理用通路沿いの梅を観たかったが、崖崩れで通行禁止の看板表示が断念した。十二所果樹園の中だけの梅林観賞だったが、白梅が見頃で満足できた。

     
              管理用通路通行禁止の看板表示

     

     

     

     

     

     
                   十二所果樹園

 帰路はやまなみルートで久木中の裏から逗子駅に出て終わりにした。やまなみルートはアップした写真の通り歩きやすくて1部に藪漕ぎをしなくてはならない所もあるが、山も浅いので遭難の心配はない。最後の分岐で「行き止り」を進んだが久木中に出る直前は尾根を外れるためにロープのある急こう配を下りなくてはなかった。逗子駅に出るのなら「行き止り」を進まず久木大池公園に下りて車道に出るのが安全で無難です。

     

     
                やまなみルート(歩きやすい)

     
                やまなみルート(最後の分岐)

     
          やまなみルート(出口の尾根外し:急こう配で危険)       
        
  なんとか十二所果樹園の梅の見ごろに間に合いよかったです! 今シーズンの梅林巡りはこれで終わりですね。
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はまっている本156

2022-03-11 03:39:52 | 図書
 また、川端康成の作品を読んだ。作品名は「古都」です。読み終わって感じたのはとても快い爽やかさです。
 京都の名所、年中行事を取り上げながら双子姉妹の千重子と苗子の交流、結局は別々に生きていくラストは感動しました。今、京都にはまっている私にはぴったりとした物語と感じました。

    
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