また、大塚ひかりの作品を読んだ。「やばい源氏物語」です。これも源氏物語の分析本で、11項目で源氏物語を分析している。例えば、第2章が「ブスがやばい」、第6章が「嫉妬がやばい」と言った感じです。以前に読んだ「源氏物語の教え」、「源氏の男はみんなサイテー」、「「ブス論」で読む源氏物語」をリメイクして合併させて再編した感じで、今回の本の主旨もぶれていない。言わんしていることは納得できるが新鮮味がなくて、また同じことを言ってらということです。源氏物語の初心者が読む分にはいいかも知れませんが、何冊も分析本、解説本を読んでいる読者にはつまらない作品です。