久しぶりに源氏物語の分析本を読んだ、作品名は「嫉妬と階級の『源氏物語』」で著者は大塚ひかりさんです。内容は後述するとして借りた図書館では大河ドラマで源氏物語に関するものを放送しているためか、人気のある本で貸出希望を出してから借りれるまでに5カ月かかった。読んでみればさらっと一気読みで2日で完読した。
内容は数ある源氏物語の分析本と同様に作品名のとおり源氏物語を物語のなかの登場人物の嫉妬と階級に焦点を当てて解説しているだけで特に他の分析本とこれといった目新しい記述はなくてがっかりしました。源氏物語の分析本を何冊も読んでいる人には敢て読む本ではありませんが、全く読んでいない人には良い解説本であると思います。