ナンシー・Chang!のおいし~生活

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Cafe Rosemary でいただいたワイン/091113

2010-02-05 22:32:03 | お酒のお話
*Cafe Rosemaryのブルゴーニュフェアに登場したワインたち
ボルドーと並び「フランスワインの二大名産地」として知られるブルゴーニュは、ボルドーよりかなり北に位置する内陸地方です。

大きく8つに分かれる地区を色分けしたのが←の地図ですが、
順番に
コート・ド・ニュイコート・ド・ボーヌ
この2つの地域を合わせ「コート・ドール」と呼ぶこともあり。
赤ワイン、白ワインそれぞれの「最高峰」と称されるロマネ・コンティ、モンラッシェが造られているこの地区は、ボルドーのメドック地区に相当するブルゴーニュ地方の心臓部。
コート・シャロネーズ
上記2つの地区に比べると知名度はぐんと落ちますが、土壌が繋がっているのでワインのタイプも良く似ていています。旨安のホリダシモノがあるので要チェックですよ。
マコネー
だいぶ南下し気候も温暖に。

フルーティな白ワインの名産地。私の大好きなプイィ・フュッセはこの地区で造られています。
ボージョレ(黄色部分はボージョレ・ヴィラージュ地区)
日本ではヌーヴォー人気で一躍名前が知られた地区。
ガメイ種の葡萄からフルーティなライトタイプのカジュアルワインが造られています。実は重い赤が苦手な私、ガメイのワインはかなり好き。
コトー・ド・リヨネ
有名レストランの多いリヨン市はこの地区? 私はここのワイン、まだ飲んだことがありません。
○シャブリ
あ、地図見たら入っていない! ご存知辛口白ワインの名産地です。コート・ド・ニュイよりもっと上なのですが、多分ブルゴーニュ地方に分布されている…はず。



■Mommessin Macon Village Vieilles Vignes
モメサン マコン・ヴィラージュ ヴァイユ・ヴィーユ
良質な白ワイン産地として名高いマコネー(マコン)地区。「マコン・ヴィラージュ」とは、その中でもさらに良質なワインを産出する特別なAOCにのみ認められる名称。ヴァイユ・ヴィーユ(樹齢40年以上)の葡萄で造られるモメサン社のシャルドネです。
力強い黄金色、白い花の香りとフレッシュな果実味。すっきりとした酸味とともに、ほのかにバニラのフレーバー。モメサンのワインといえば、ボージョレ・ヌーヴォーのポップアートラベルが印象的だったけれど、このワインのもカラフルでいいね。一見赤ワインのエチケットのようです。
産地:マコネー(ブルゴーニュ)/フランス
生産者:モメサン
品種:シャルドネ100%



■Donaine Bouzereau-Gruere Bourgogne Chardonnay
ドメーヌ ブズロー・グリエール ブルゴーニュ・シャルドネ
ムルソーのシャルドネ100%で造られたAOCブルゴーニュ。ムルソーの「ユベール・ブズロー」とシャサーニュ・モンラッシュの「マリーフランス・グリエール」両家の結婚によって誕生したドメーヌ。
ムルソーには「ブズロー」という名の生産者がとても多いですが、この「ユベール・ブズロー」は7代も続く家系だそうです。畑はピュリニー・モンラッシェ、シャルムに隣接する好条件の立地。手作業による収穫、醸造は伝統的手法によって行われ、地下セラーで10~12ヶ月間オーク樽にて(新樽の比率は20~30%)熟成。現在ワイン造りは2人の若き姉妹マリー・アンとマリー・ローラによって行われています。
個人的にはこの日のNo.1! 淡い黄金色、パッションフルーツ、パイナップルのちょっとエキゾチックな甘い香り。口に含むとヘーゼルナッツやローストアーモンドを思わせる香ばしさも感じられます。空気に触れるとフレッシュな果実味とともに豊かなミネラル感がどんどん出て来て、飲み干した後になんとも上品な余韻が残ります。
産地:コート・ド・ボーヌ(ブルゴーニュ)/フランス
生産者:ドメーヌ ブズロー・グリエール
品種:シャルドネ100%



■Domaine Chaume-Arnaud Marselan
ドメーヌ ショーム=アルノー マルスラン
実はこれ1本だけブルゴーニュワインではありません。前回の プロヴァンスフェア でいただいた「ポルト・ド・ラ・メディテラネ(地中海への門)」と同じ造り手、オリーブ農家から転業した女性醸造家が所有するワイナリー、ドメーヌ ショーム=アルノーの赤ワイン。メインのお肉料理を「黒毛和牛のブフ・ブルギニョン」ではなく「岩手産短角牛フィレ肉のポアレ」を選んだところ、薦められました。
「マルスラン」は、グルナッシュ・ノワールとカベルネ・ソーヴィニヨンを交配させた新しい葡萄品種なのだそうです(最初に作られたのは1961年)。グルナッシュの繊細さと柔らかさ、カベルネの豊かなタンニンを合わせ持ち、病気に強く、乾燥した気候でもよく育つので、90年代に入り評価が急速に高まったとか。
「地中海への門」はライト感覚でぐびぐびいけちゃうミディアムライトでしたが、これはかなりしっかりしたテイスト。ある意味ローヌらしいワインで、ちょっとクセがあるというか、好みが分かれるタイプかもしれません。ステーキにとってもよく合うワインです。
産地:コート・デュ・ローヌ(プロヴァンス)/フランス
生産者:ドメーヌ ショーム=アルノー
品種:マルスラン100%



■Louis Josse Gevrey-Chambertin
ルイ・ジョッセ ジュヴィレイ-シャンベルタン
初めて名を聞く造り手なのですが。。。気になったので、記事を作成する前にネットでぐぐってみましたが、激安シャブリしかヒットしませんでした。
ジュヴィレイ-シャンベルタンは造り手が多く、村名ワインにはハズレも少なくないそうですが、このワインはとっても良かったですね。ガーネットを思わせる深紅、プラムやブラックチェリーの熟れた黒果実の香り。酸味とタンニンのバランスが良く、とても上品で円やかな味わい。しかしあまりにも品が良すぎるのか、この前にいただいたマルスランに迫力負けしているような…。お肉をマルスランにして正解。ディナーの余韻を楽しみつつ、クセのないチーズといただくにはいいワインです。
産地:コート・ド・ニュイ(ブルゴーニュ)/フランス
生産者:ルイ・ジョッセ
品種:ピノ・ノワール100%

ボルドーは、フランス革命で小作人に農地が解放された後再び回収されましたが、ブルゴーニュ地方では農地の相続によって葡萄畑がどんどん小さくなりました。地層の関係で、地区により土壌成分が大きく異なるため、葡萄の味わいにも影響を与えます。
一口に「ブルゴーニュワイン」と言っても、ワインの味わいや香りは地域によって様々なので、格付けは畑の単位で行われています。
地方名→地区名→村名→畑名という順番でAOC上の分類も行われます。たいてい葡萄の栽培農家がワイン造りも行い、ボルドーの「シャトー」に対し「ドメーヌ」という生産者名がラベルに記載されています。

Cafe Rosemary
□11:30~14:00 17:30~21:00
□水曜定休
□文京区湯島3-1-4 ブリランテ湯島1F
□03-3837-1455
※ワインと一緒にいただいたお料理は こちら
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Cafe Rosemary/091113【閉店】

2010-02-05 21:32:26 | 東京のレストラン

カフェ ローズマリー(フランス料理/湯島)
  閉店しました 

2009 11/13 Fri.
*南仏(プロヴァンス)料理の特別コースをバイ・ザ・グラスで

湯島のお気に入りフレンチ Cafe Rosemary からスペシャルコースメニューのお知らせが舞い込んだのが11月初め。
テーマに沿った料理でディナーコースとワインを構成、用意されたワインは全てグラスでもいただけるというナイスな企画です。
で、第2弾となる今回のテーマは「ブルゴーニュ」。
「新酒の季節まで」ということなので、あんまりノンビリしているわけにはいきません。定時で上がれた金曜日、電話で空席を確認すると1人ディナー決定です。

グラスシャンパーニュ
とりあえず泡をいただきました。

ブルゴーニュといえば、ご存知の通りボルドーと双璧をなす仏ワイン名産地です。私は断然ブルゴーニュ>>>ボルドー派なので、期待度は増すばかり。ちなみに郷土料理として有名なものは、ブフ・ブルギニヨン(牛の赤ワイン煮)、コック・オー・ヴァン(鶏の赤ワイン煮)、エスカルゴ、ガレット(そば粉のクレープ)といったところでしょうか。
マスタード、ハムの生産が盛んなことでも知られています。

ということで、いただいたお料理は、


パン

アミューズ
ハーブがったぷり入ったチーズディップ。
これくせになりそうなテイストです。

前菜
パテ・ド・カンパーニュ。
テーブルの上に春が来たような美しい盛り付けも素敵

魚料理
海の幸のリヨン風クネル仕立て。

肉料理
岩手産短角牛フィレ肉のポワレ ディジョン風。

黒毛和牛のブフ・ブルギニヨンとのチョイスでした。
ブフ・ブルギニヨンはブルゴーニュの郷土料理なので、ホントはこちらを選ぶべきかもですが、、、私は肉は煮込むより焼く方が好きなんだなぁ。
この美しいロゼ色の断面を見て実感いたしました。

ブルゴーニュのチーズ
比較的食べやすいものを3点盛り。
全て牛さんのミルクで作ったチーズです。

デザート
オレンジのクラフティ、、、だったでしょうか?(き、記憶が…)

生地のしっとり感と濃厚なバターの風味。ブルゴーニュなのでガレットが出て来るかと思ったけれど、デザートは数種類から選べるようになっていました。
シャーベットはマンゴーとバジル。


コーヒー
大満足のディナーでした。

いただいたワイン
飲んだ順に(左から)、
Mommessin Macon Village Vieilles Vignes
モメサン マコン・ヴィラージュ ヴァイユ・ヴィーユ(700円)
樹齢40年以上の葡萄で造られるシャルドネです。
Donaine Bouzereau-Gruère Bourgogne Chardonnay
ドメーヌ ブズロー・グリエール ブルゴーニュ・シャルドネ(1,300円)
ムルソーのシャルドネ100%で造られたAOCブルゴーニュ。
Domaine Chaume-Arnaud Marselan
ドメーヌ ショーム=アルノー マルスラン(700円)
おっと、こちらはプロヴァンスのワイン。
「マルスラン」は、グルナッシュ・ノワールとカベルネ・ソーヴィニヨンを交配させた新しい葡萄品種。お肉によく合うしっかりした赤ワイン。
Louis Josse Gevrey-Chambertin
ルイ・ジョッセ ジュヴィレイ-シャンベルタン(1,500円)
初めて名を聞く造り手なのですが。。。酸味とタンニンのバランスが良く、とても上品で円やかな味わい。




クリックするとエチケットの大きな画像がご覧いただけます。
※詳細については「お酒のお話」のカテゴリーで後日記事を作成します。

ブルゴーニュのお料理とワインを存分に堪能して、支払いは10,500円。
グラスでワインを5杯いただいて、しかも都内のレストランでこのお値段は奇跡のCPです。
2009年はなんとかクリスマスディナーまでに2度足を運べました!
今年はせめて季節の変わり目ごとには訪れたいものです。

Cafe Rosemary
□11:30~14:00 17:30~21:00
□水曜定休
□文京区湯島3-1-4 ブリランテ湯島1F 
□03-3837-1455

※前回のカフェ・ローズマリーは こちら
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