2/13 Sat.
*ついにバンクーバー五輪開幕
なんだかんだで開会式からしっかり見ちゃいました。
ちょうど休日と重なったし。
アメリカ東部のワシントンが大雪被害で深刻な状況だというのに、冬の五輪開催地である西部のバンクーバーは雪不足。
北米大陸では、東海岸が極端に寒いと西海岸は極端に暖かくなるそうですが、国土の狭い日本では考えられない現象です。
開会式でもさかんにアピールされていた通り、バンクーバー五輪は先住民族との融和、環境への配慮を理念として掲げ開催されました。
しかし競技会場へは他の地域から調達した雪をへリコプターで何百回も運搬することとなり、掲げた理念とのギャップを指摘されたそうです。
それにしても、冬のオリンピック開催地で雪が足りないなんて前代未聞というか、やはり地球温暖化の影響?
今後いっそう深刻になりそうな環境問題を浮き彫りにする結果となり、皮肉と言えば皮肉ですなぁ。
なんか鬱陶しいこと考えちゃいましたが、4年に1度の「スポーツの祭典」として平和に執り行われるように、そして日本人選手たちの活躍に期待したいと思います。
こんな幻想的な演出も。
聖火は競技場内と屋外2ヶ所に設置。
聖火点灯が行われたこの屋内の聖火台、機械の故障で柱が1本立ち上がらなかったそうで。
ところで、スノボの国母和宏選手の公式ウェアの着方が「だらしない」と、出場辞退騒ぎまで巻き起こっていたのを小耳に挟んだので、「一体どんだけ酷い格好なの?」と思わずネットで画像を探しちゃいました(これ→)。「ハァ(゜д゜)?」
すっごい期待して損した。
腰パンにシャツの裾出し、ゆるゆるネクタイが×ってこと?
個性の一環で許容範囲ってとこじゃないの??
みんなが同じ服を着るわけだから、本人的には自分に似合うよう工夫したんでしょう。お似合いですよ。
個人的にはドレッドヘアや髭の方がずっと不潔っぽくて(あくまでも私の好みの問題ね)ヤなんですが。
これはOKで腰パンはダメなのか。ようわからん。
会見(こんなことしなきゃならないこと自体バカらしいけど)で「チッ、っせーな」をマイクに拾われたのは迂闊だったわね。
競技で結果出せなかったらフルボッコにされそう。
開会式が終わったばかりと思ったら、あっという間にモーグルの結果がわかっちゃいましたね。
上村愛子選手、あと1歩メダルに届かず。めったに泣かない彼女が人目もはばからず涙を流し「ちょっと悔しいけど…」なんて言っていたわけだから、ちょっとどころかメチャクチャ悔しかったんでしょう。
でも、彼女の上をいった3人の選手は滑りそのものが別次元だったと思う。残念だけど、結果には納得してしまいました。
でも、私が最も感動したのは里谷多英選手の演技。ガンガン攻める滑りにハートをわしづかみにされました!
結果はブービー賞でしたが。。。人の心を動かす演技って、ああいうものだと思います。
冬季五輪の日本女子では最多タイの5大会連続出場。12年前の長野五輪で金、‘02年ソルトレークシティー五輪も銅。日本女子モーグル界を牽引してきたのは、まぎれもなく彼女。愛子ちゃんが欲しくて欲しくてたまらない五輪でのメダルをすでに2つも手にしている名アスリートです。
トリノ五輪前にしでかしたプライベートでの失態のせいで、まるでもう終わった選手のように完全シカトするマスコミには怒り心頭!
腰痛で1月のW杯を欠場し、「ぶっつけ本番」で挑んだ大舞台で、臆せず果敢にあれだけの滑りが出来るなんて、ホントにすごい。
第2エアでバランスを崩して派手に転倒しなければ、3位に滑り込めたかも。勝負の世界に「たられば」はないけど。
「一か八かの攻めに感動」里谷多英ネットで賞賛の声