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ラール エ ラ マニエール(フランス料理/銀座)
<2011年11月ネタ絶賛消化中>
【2014年8月に当時の日付で記事を編集しています】
※再訪店ですが、初回ディナーが東日本大震災直後のレス救活動中の簡易編集記事につき、新規に記事を作成します。
と言いつつ、別に凝った編集するわけじゃないけど。
3年近く経っていろいろと細かいことは記憶あやふやだし。
とりあえず写真だけでも見てやってくださいな。
*バブルの残り香が漂うゴージャスフレンチ
初訪問は慌ただしくおひとりさまディナーだったけれど、今回は女ばかり4人で個室利用です。
テーブルにセットされている薔薇の花は可憐な淡いピンク色。
食前酒のシャンパーニュがサービスされると、人数分の薔薇が2本ずつクリスタルのお皿からフラワーベースに再セッティングされます。あいかわらずシャレオツで小粋な演出!
ディナーは全てカルト・ブランシュ。
シェフのインスピレーションから生まれる「その日しか味わえないメニュー」が供されます。
アミューズ、前菜2皿、魚料理、肉料理、アヴァンデセール、グランデセール、ミニャルディーズ、カフェで10,000円のコースをいただきました。
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アミューズその1
パテ・ド・カンパーニュ
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アミューズその2
縮みほうれん草のスープ
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アミューズその3
イタリア産生ハムとチーズ
ドライマンゴー、ビーツ、ラズベリーの鮮やかな色彩が、まるで絵画のように美しい一皿。
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前菜その1
天使の海老のグリルと秋刀魚の軽い燻製
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前菜その2
がちょうのフォアグラのテリーヌ 海老芋のソース 海老芋のチップス添え
百合根を合わせて焼いた天使海老はふっくらと香ばしく、軽くスモークした秋刀魚は未知の食感。さり気なく旬の味覚を取り入れ、和テストも感じさせます。
濃厚なガチョウのフォアグラと海老芋の相性の良さにびっくり! りんごのコンフィチュールの甘酸っぱさ、チップスのパリパリの食感も絶妙のアクセント。
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魚料理
鰆のポワレ
分厚い鰆の切り身はふっくらふんわり。
初訪問の時も感動したけれど、此方のシェフ
※2012年9月1日よりシェフが変わっていますの火入れの素晴らしさには驚かされます。
九条葱、インゲンなど、お野菜との相性も抜群!!
と、この後がいよいよお肉メイン。
実はディナーの冒頭で、メインがコルヴェール(青首鴨)と聞き、池尻大橋の某人気フレンチでの青首ショックから立ち直れずオーダーを迷っている旨を伝えたところ、シェフ自らテーブルまで赴き、「うちの青首は絶対に間違いありません!!」と断言されました。
1ヶ月前の残念すぎる青首鴨のリベンジなるか!?
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肉料理
青首鴨のロースト
朝フランスから届いたばかりという青首鴨を、何時間もかけてじっくり火を入れたとのこと。
うーん。丸々と太り脂も乗っていそう! 期待が高まります。
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切り分けた状態。
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皮はパリッと香ばしく、お肉はぷりぷりジューシー。
某店で食したものと同じ種類の鳥とは信じられない満足度!!
付け合せも茸メインの秋野菜。鴨の肉汁と相まって唸るほどの美味しさでした。
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アヴァンデセール
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グランデセール
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食後のカフェとミニャルディーズ
なんとデザートが3度登場!
柿のガレットとチーズのアイスクリームの前に手でつまんで食べられる(ちゃんとお手拭きも付いてきます)ひとくちサイズのヴァンデセール、食後の飲み物と一緒に楽しめるミニャルディーズと、「甘いものは別腹」という私には嬉しすぎるメニュー
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ところでこの「ミニャルディーズ」、聞き慣れない言葉ですが「食後の焼き菓子」という意味。
クッキーなどの硬い焼き菓子を「プティフール」、プチシューやフルーツのジェリー、生チョコなど、もうちょっと手の込んだお菓子になると「ミニャルディーズ」と呼ぶようです。
此方ではハーブを使ったクレーム・ブリュレ、ミニマドレーヌ、黒オリーブのサブレ、塩キャラメルという、まるでグランデセールでも遜色のない豪華な焼き菓子が出てくるので、文句なく「ミニャルディーズ」です。
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パンは4種
自家製ではなく、都内の有名ブーランジェリー(聞いたのに店名失念
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)から仕込んでいるとのこと。
思わずテイクアウトしたくなります。
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いただいたワイン
ワインはフランス産を中心に200種類、もちろんバイ・ザ・グラスで楽しむことも可。
今回、食前酒のクリュッグは、某被災地支援イベント参加の特典で、なんと
無 料 でした。
Krug Grande Cuvee
クリュッグ グランド キュヴェ
キュヴェのブレンドは一族のみが行い、比類のないシャンパーニュ造りを続けているクリュッグ。きめ細かな泡、木樽での発酵によるふくよかな味わいはどんな料理も引き立てます。エキゾチックな料理やデザートにも合う魔法のようなシャンパーニュ。
品種:ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネ
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A
Ch.Tayac Cuvee Oceane Blanc 2010
キュヴェ・オセアンヌ ブラン
産地:コート・ド・ブール(ボルドー)/フランス
生産者:シャトー・タイヤック
品種:ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル
B
A & R Olivier Santenay 1er cru Beaurepaire blanc 2008
サントネイ プルミエクリュ ボールペールブラン
産地:ブルゴーニュ/フランス
生産者:ドメーヌ アントワーヌ エ ロシェル
品種:シャルドネ100%
C
Kenzo Estate ASATSUYU 2009
あさつゆ
産地:ナパバレー(カリフォルニア)/アメリカ
生産者:
ケンゾーエステート
品種:ソーヴィニヨン・ブラン100%
D
Cornas Johann Michel 2008
コルナス
産地:コート・デュ・ローヌ/フランス
生産者:ドメーヌ ヨアン・ミッシェル
品種:シラー100%
E
Gewurztraminer Barth Rene Grand Cru Marckrain 2004
ゲヴェルツトラミネール グラン・クリュ マルクラン
産地:アルザス/フランス
生産者:ドメーヌ バース・ルネ
品種:ゲヴュルツトラミネール100%
F
Ron Zacapa Centenario GRAN RESERVA SOLERA 23
ロンサカパ センテナリオ 23年 ソレラ・グランレセルヴァ
西インド諸島で生まれたラム酒。原酒となるサトウキビは、1492年コロンブスの新大陸発見によって南アメリカから持ち込まれました。この土地の気候が合い、西インド諸島は世界一のサトウキビ生産地となりました。ロン サカパ センテナリオはその豊かな原料、ラム製造に適したグアテマラ地形に加え、スペイン人の医師であり科学者であるアレンハンドロ・ブルダレタが、上質なサトウキビの糖蜜を蒸留した数々の原酒を見事なまでにブレンド、長期間熟成させた手の込んだラムです。
※白と赤5種のワインについては
ラール・エ・ラ・マニエールでいただいたワイン/111122 の記事にて。
というわけで、バブリーな女子会は大感動のうちに終了。
サービスのシャンパーニュの他、白、白、白、赤、白、ラムと、グラスにフルポーションたっぷりといただき、支払いは約2万5千円。高いのか安いのか。。。まあ満足度はかなり高いです。
銀座の喧騒を忘れてしまうスタイリッシュな空間で、ゆっくり時間をかけて味わいたいモダンフレンチ。
晴れの日やおデートにぜひ。
■ラール・エ・ラ・マニエール
l'art et la maniere
□11:30~13:00(L.O) 18:00~20:30(L.O)
*月曜はランチ営業なし
□日曜定休
□中央区銀座3-4-17 オプティカB1F
□03-3562-7955
※前回のラール・エ・ラ・マニエールは
こちら