
ロットチェント(イタリア料理/茅場町)
【2018年1月に当時の日付で記事を編集しています】
初訪問店については、すでに閉店していようと、賞味期限切れのネタであろうと、全て新記事を作成します。
*SALONEグループの超・カジュアルなイタリアン
オープン以来、私の周りでは話題沸騰のロットチェント@茅場町にようやく初訪問が叶いました。
オステリアスタイル(SALONEグループ初!)のお店とはいえ、シェフを務めるのは統括総料理長でもある樋口敬洋さん。お料理は高級レストランのクオリティながらお値段が居酒屋価格と聞けば、いやがおうにも期待は高まるというもの。ただ「一皿のポーションが多いから、リーズナブルを実感するには2~3人いないと…」ということで、メンツを揃えるのに苦労しました。しかし「6人揃えられればメニュー全品制覇できる!」との情報もあり、これはぜひ!!と奮起して頑張りましたw
というわけで、初対面の方を含む5人(直前で1人がキャンセル

)グループでGO! 予約が殺到して2回転制を実施しているため、18:30スタートで2時間という制限付きのディナーです。

店内は「デニム」と樋口シェフの修業先であるシチリアを意識したブルーが基調。

セッティング
卓上花もカトラリー置きもデニム。


料理を盛り付けるひぐりん
※写真はHPから拝借しました。
シェフをはじめ、スタッフのキャップやエプロンもデニムでした。
メニューを全品オーダーしてディナー開始!!
2時間勝負、なんかゴングが聞こえそう。厨房も地獄だろうなー。


とりあえず泡( ̄^ ̄)ゞ
Colsaliz Barbameto Millesimato Cuvèe Storica di Famiglia
コルサリス バルバメト ミレジマート キュベ ストリカ ディ ファミリアヴェネトの地葡萄4品種をブレンドして造るスプマンテ。
繊細な泡立ち、リンゴや洋梨を思わせる瑞々しい香り、ほのかな甘みの中にグレープフルーツのようなほろ苦い酸味が感じられます。産地:ヴェネト/イタリア
生産者:コルサリス
品種:グレーラ50%、ヴェルディーソ20%、ビアンケッタ20%、ペレーラ10%

ハイカロリーサラダ(800円)

自家製フォカッチャ(250円)ペコリーノチーズと黒胡椒にまみれたレタス。ハイカロリーなのか・・・高加水、長期低温熟成のフォカッチャはかなりしっとりしています。

大人のレバーパテ(800円)

クルクルにんじんサラダ(500円)マルサラ酒のジュレがさりげなく高級感を漂わせる濃厚なレバーパテは、白胡麻をまぶした薄切りバゲットに乗せて。フェンネルドレッシングでいただく人参のサラダ、上に散らしてあるのはセロリの葉っぱです。

ゴルゴンゾーラのやみつきムース(800円)

マグロのタルタル アンティーブのお皿で(750円/1p)青カビ好きにはたまらないゴルゴンムースには栗の花の蜂蜜がたっぷり、細かく砕いた胡桃が散らされています。甘さの中に黒胡椒が絶妙のアクセント。
ワインとハーブで熟成させた塩漬けマグロと焼き茄子をアンティーブに乗せて。お洒落なワインのアテですなぁ。

神戸風じゃがいもロースト(800円)

手打ちの極太麵何故に「神戸風」?と思ったら、このおいも、神戸牛の脂をたっぷり含ませてローストしているのです。風味付けは相性抜群のローズマリー。外はカリッと、中はホクホクです。パスタフレスカの麺を見せてくれました。浅草開化楼と共同開発したパスタです。
ちなみに中太麺が売切につき「辛めのアラビアータ」はオーダーできませんでした。


黄色いイワシのソース 極太麵(1,800円)
フェンネルで風味付けしたソースにはほぐした鰯の身とサフランがたっぷり。麺はパスタというよりうどんとラーメンを足して割った食感。


鹿のラグー 極太麵(1,800円)
赤ワインソースでじっくりと煮込んだ鹿肉のラグーは間違いない美味さ♪ 通常メニューはイカとイカ肝のラグーを使って作るそうですが、たぶん私はこっちの方が好み。

以下のメニューは2人以上でないと無理なポーションです。
(★は3~4人前!)


鯛のパン粉焼きと冷たいクスクス(1,800円)
薄い衣をまぶしふっくらと焼き上げられた肉厚の鯛が、冷たいクスクスの上に。オリーブオイルとトマトの酸味が効いたスープと共に温度差が楽しめる一品。


オレンジだらけの熟成カルパッチョ(1,800円)
熟成させた鱸のカルパッチョをオレンジと焼き野菜と共に。細かく砕いたアーモンドの食感がアクセント。


エビリゾ500%(1,800円)
実は一番食べたかったのがこちら。
これでもかと出汁を取った濃厚海老スープでじっくり煮込み(煮詰め?)、ローズマリーで風味付けした絶品リゾットです。あまりに濃厚なので、いくら美味しくても1度にたくさんは食べられないかと・・・ちなみに500%というのは「100%の5倍は濃い!」と言いたいからこの名前になったとのことです。納得。


名物! たこジャガ(2,800円)★
肉じゃがならぬ・・・
沸騰した水で4分茹でただけの明石産の真蛸を、ジャガイモとシチリアトマトと一緒に、魚のアラで出汁をとったスープで軽く煮込んだお料理。柔らかいながらもプリプリの食感が残っている蛸と、スープに溶け込んだ魚介の旨みをたっぷり吸ったジャガイモを堪能しました。パレルモ(蛸の産地)で修業した樋口シェフの思いがこもったメニューなのかも。


ぶつ切りハラミのロースト(2,800円)★
おにくきました。
牛ハラミのローストをアンチョビソースでシンプルに。ちょこんと乗せられた林檎のコンポートはマスタードでアクセントを付けています。


仔羊のしっとり焼き(3,500円)★
骨付きの仔羊をハーブでマリネし、白ワインと野菜の水分だけで蒸したあと、2時間オーブン焼き。ぎっしり敷き詰められたレンズ豆は硬めでしっかりとした食感です。

チーズとドルチェ
ピュアな羊のまるごとチーズ(1,250円)、シチリア流リコッタチーズのムース(850円)、レモンのソルベ(500円)、クスクスドルチェ(850円)私がいただいたのはリコッタチーズのムースです。ローストナッツの香ばしさとカラメルソースがチーズを引き立てます。
というわけで全20品!! 制限時間内に無事食べ終わりました————!!!!

統括マネージャー 藤巻一臣さんが山形で丹精込めて造り上げたワインを紅白ボトルでいただきました。

Grape Republic Frizzante Due Naked 2
グレープ リパブリック フリッツァンテ ドゥエ ネイキッド(5,600円)瓶内二次醗酵でシュワシュワ。ネイキッドという名の通り、葡萄そのものという感じの原液系。ゴクゴク飲めるようでしっかり複雑味もあり、抜栓して時間が経つとどんどんまろやかな口当たりになる。産地:山形県/日本
生産者:
グレープ リパブリック
品種:スチューベン50%、デラウェア50%

Grape Republic Vino Rosso Naked 3
グレープ リパブリック ヴィノ ロッソ ネイキッド トレ(6,300円)「ロッソ」というよりロゼですね。マスカットみたいに甘い香りがするけれど、テイストはキリッとドライ。原液系という印象は同じだけど、微発泡の白の方が野性的で印象に残るかな。すごくピュアで若々しい。産地:山形県/日本
生産者:
グレープ リパブリック
品種:スチューベン55%、デラウェア45%
16:30~、2時間という制限時間内に5人で全メニューを制覇すべく頑張りましたが、2品(巨大豚のトロトロ煮、辛めのアラビアータ)足りなかったもよう

いやしかし、料理を作る方はもちろんでしょうが、食べるのも相当キツかった! 最後の方、追い込みに必死で味をほとんど覚えていません・・・すごく美味しかったことは間違いないですが。
ワインはヴェネトの泡と、藤巻さんのグレープ リパブリックを白赤1本ずつ。支払いは10,013円/1人でした。SALONE系列と思えば驚異的な安さではありますが、まあ適正なCPだと思います。
次回は2回転目に伺ってゆっくり味わいたいものだけど、20時まで時間潰すのが大変そう。
■L'ottocento
□11:30~14:30(L.O 13:30) 17:30~23:00(L.O 22:00)
□日曜、第1・3月曜定休
□中央区日本橋小網町11-9 ザ・パークレックス小網町第2ビル
□050-5592-6289
17/03/30のツイログで実況済み