筑波ー高崎編 その2
快晴の利根川沿いをさらに北上
たまにサイクリストとすれ違うがみんな追い風に乗ってぐんぐん走っている。
向かい風のこちらは、みなどや顔に見えて仕方がない。
突然、河川敷にプロペラ機が音もなく着陸してきた。
それほど整備されているように見えない草場である。
12時近くになり、腹もすいてきた。意外に暑いので飲料もなくなった。
河川敷沿いの自転車道にはもちろん、自動販売機もなく、売店もない。
自転車道を下りてもすぐには店がなさそうだった。
そこに忽然と現れたのは、「サイクリングセンター!」
食堂や、シャワー、なぜか天文台まである豪華設備である。
地獄に仏とはこのことだ。
天丼と冷やしうどん、ジュースも補給してゆっくりと休んだ。
利根川は堰を過ぎると水量も増してきた。
また飛行場が出現。
グライダー。
ワイアをつけてそれをウインチかなんかで引っ張ると、音もなくテイクオフ。
見事なものである。晴天で気持ちよさそう。ワイアはかなり機体が上がってから切り離された。
自転車道を走っている僕に落ちてこないか心配したが、ワイアの先にパラシュートがついていて、うまいこと滑走路に戻っていった。
強風の向かい風に苦しめられている僕をしりめに、パラセーリングの人がちらほら。
風はますます強くなる。その分、空の青さはすばらしいのだが。
2時の待ち合わせに15分遅れて刀水橋に到着。
対岸では東京湾(葛西臨海公園)を今朝出発したI氏が30分前に到着していた。
刀水橋より、利根川の豊かな流れを望む。
さてこの後も利根川を上流へ自転車道を走る予定であったが、道をロスとし、国道をひたすら高崎へ。
風も夕方になって弱まるどころか、どんどん強くなりそれもズーーート向かい風。
修行の一言である、ので写真はなし。
刀水橋より50km走って夕暮れの高崎駅に到着。
130キロ強だが、向かい風の強風に悩まされ続け、やれやれである。
駅近くのビジネスホテルに宿泊。3900円で朝飯もついている。
自転車はホテル内の階段の踊り場に置かせてもらった。
さっそくひとっプロあびて、宅急便で事前に送っていた普段着に着替えて、街に繰り出す。
I氏が調べていた激安居酒屋で祝杯。
ここはプレミアムモルツのドラフトがあり、大変結構であった。
激安なので、店員のお姉さんの愛想は良くないが、食べ物、酒はすぐ出てくるし、充分であった。
ビールをベースに焼酎のボトルも1本あけて、9時前にホテルに帰るとバタンキューと爆睡体制に入った。
ともあれ1日目無事終了~