なにわノリダーのぬるい自転車日記

ロードバイクTREK DOMANE / 520、で大阪、シカゴ、つくばを走る。

晩秋のみちのくツーリング2  郡山~福島 後編

2014-11-06 21:39:33 | ロングライド


というわけで、磐梯吾妻スカイラインをあきらめて、中腹のつちゆ道の駅まで登ってきた旧道を下った。



雨に落ち葉だし、寒いのでそれほど飛ばせないが、路面がいいのでいい季節だったら楽しい下り坂だろう。
トンネルのある新道に流れて車も見事に来ないし。夏にきてみたい。



R115を安達太良山と吾妻連峰を見ながら下る。(とツーリングマップルに書いてある)



トンネルは自転車禁止になっていて、その下の迂回路を自転車を押しながら通過した。
コケで滑りやすくなっていた。人通りもないんだろう。





寒さから逃れるように15kmほどをあっという間に下った。下がるごとに暖かくなっていくのがわかる。
雨も止んでほっと一息ついたところで、土湯温泉の看板があり、ちょっと寄ってみることにした。



R115から急坂を下ると、いい雰囲気の温泉街が現れた。



案内所でいまはいれる温泉を聞いて、温泉の種類がたくさんあるとの事で「福ウサギ」というホテルの風呂にした。



ホテルの前の橋。こけしが目印。
ちょっと高級感のあるホテルで、披露宴が始まるらしく礼服の人がたくさんいるし、こんな泥だらけのチャリだ~はどうか?と思って入ってみたが、店員さんは非常に親切だった。「夜8時まで風呂に入れますからのんびりしていってください。」などといわれる。



二階の風呂はこんな感じで(HPより)、そばを流れる川と色ついた葉っぱを見ながら乳白色の湯で、冷えた体をしっかり温めた。
冷えすぎて、さすがにすぐには風呂に入れず、シャワーで少しずつならした。
風呂に入ると、手足がじーーんとなる。ガラス窓沿いに一人用に陶器風呂があり、これがまた王侯貴族になったようで気持ち良い。
風呂上りにカツどんを食って、のんびりして出発。
出発の際も外まで店員さんが見送りに来てくれて、「ばたばたしてすみません」と言われる。
なかなかのホスピタリティーである。福島にお寄りの際はぜひ「福ウサギ」へどうぞ。



土湯温泉から福島駅まで2%程度のなだらかな、下りが延々と続いた。面白いほどスピードがでる。
こんなだらだらと長い下りも珍しい。寒い思いをして1240Mまで上ったおかげという事で。



なんのかんので、5時前には福島駅着。ホテルにチェックインした。
自転車も部屋に持ち込みOKという事で同宿となった。



早めに町に繰り出し、魚系居酒屋と福島ホルモンという店をはしご。
2軒目ははじめに目をつけていたいい雰囲気を出していたおでんやに行こうとしたのだが、やはり名店なのか満員。
「福島ホルモン」は、店員さんの愛想が良く、推薦にすっかりのっかって注文した。I氏はなんかのたたきを絶賛。
僕はこの写真の横隔膜が良かった。でっかいわりに柔らかくて、味わいがある。
それ以外にもなにやら、たくさんホルモンを頼み、温泉に続いて、肉チャージにて本日の疲れをいやしたのであった。
しかし、2軒とも店員さんの愛想がいいし、出口で見送ってくれるし、客もなにやら楽しそうに飲んでる人ばかりだった。

ホスピタリティーの県、福島。僕の中での福島の好感度は急上昇した。

福島~蔵王へ続く。