なにわノリダーのぬるい自転車日記

ロードバイクTREK DOMANE / 520、で大阪、シカゴ、つくばを走る。

晩秋のみちのくツーリング6  蔵王~山形 前編

2014-11-18 21:56:24 | ロングライド



昨夜は夜半から大雨だった。屋根や窓を打ち付ける雨の音で何度か目が覚めた。
6時ごろに朝風呂ですっきりして、散歩。
晴れている。さすが晴れ男!。
たっぷりの朝飯をのんびり食べる。宿のおじさん、おばさんに今日山形まで通る蔵王エコーラインの情報を聞くがまだ入っていないとの事。
しかし、外に出て蔵王を見てくれて、「これはだめだな~」という予報だった。
それでもあきらめきれないので、ネットでしらべた土木事務所に電話すると佐藤さんという方が「積雪で通行止めです~」と答えてくれた。



実は我々の旅の一週間前に蔵王エコーラインで初雪が降り、前の日(金曜日)まで通行止めだった。
唯一日曜日だけが、OKだったのだ。昨日強引に登っておけばよかったのだが、後の祭りである。 



というわけで、我々は七が宿に戻り、南周りで山形を目指すことにした。
出発直後は天気雨で、虹が出てなかなか幸先良い出だしであった。

 

標高1000M位までじりじりと登って行く。雨風も強くなり、かなりきつかった。
I氏は登りをぐんぐん進み、僕は後れを取っていた。前から来た大型のダンプが急にセンターラインを越えて、こっちに近づいて来た。
窓から、にょっきと手がで出て「がんばれよ~」とリポビタンDがぶら下がっていた。
ツールの補給よろしく、乗りながら受け取った。
おじさんの顔は見れなったけど、ありがたみが身に染みた。ぐびっと飲んで「ファイト一発!!」である。



高原部分に入っていき、さらに雨、風が強くなり、気温も下がってきて、たまらず、見当たった農家に飛び込み休憩。
おじさんに今後のルートの様子を聞く。やや地元の言葉なのと、僕が寒さに震えていてよくわからなかった。
熱いしぼりたての牛乳とか、焼肉がでるということはなかった。(当たり前か)
でも、シェルターでちょっと休めて、やや元気を取り戻した。



 この農場を超えたあたりから、下り基調になった。ふつうならよしよし、なのだが、いかんせんこの低温、雨、風であるので、ぐんぐん体温を奪ってゆく。
登りでびっしり汗をかいているので、それも体を冷やしていく。
無事生還できるのであろうか。

つづく。