なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

オレンジの粒々、ヤナギイチゴがびっしり~京都府立植物園2022/6中旬(2)

2022-07-02 05:47:24 | 植物

京都府立植物園の続きです。
今の時期、植物生態園は木の花が美しく咲いています。
例えば、こちらのナツツバキ(ツバキ科ナツツバキ属)。
別名、沙羅の木、沙羅などと呼ばれています。


すぐに蕊が茶色くなってしまうのですが、いい時期に見られたようです。


タイトルにも書いたオレンジの粒々というのは・・・


一瞬ぎょっとするようなこの姿。
遠目に見るとこんな感じで結構ひとつひとつの粒は小さいです。


こちらはヤナギイチゴ。
イチゴという名前ですがバラ科ではなく、何とイラクサ科!
沿岸部の湿った樹林帯に生息する落葉低木で、雌雄異株。
ということは近くに雄株もあるということですね。
花を見逃しているので、来年は要チェックです。
生えているのは、アジサイ園の隣の蓮池から続く小川の畔で、遠目にはこんな感じ。
イラクサ科の実って、なんかチクチクしそうですが、甘くて食用になるそうです。
数年前に見たときには、鳥が群がって食べていました。


同じく実で目立っていたのがこちら。
花を見逃してしまったゴモジュの実。


沖縄や奄美大島原産の常緑低木で、ピンク色の花も可愛いです。

(2020/3初旬撮影 京都府立植物園にて)

他にも咲きはじめのキハギ(マメ科ハギ属)の花や


シロアマチャの花


こちらはバイカアマチャだそうです。


草本の花は結構少なくて、こちらのシロバナクサナギオゴケ(白花草薙尾苔)が目立つくらいでした。


キョウチクトウ科カモメヅル属。言われてみればキョウチクトウ科っぽいですね。
毎年、増えているような気がします。ツルは強い!


もう一つ咲いていたのは、超撮りにくいムラサキニガナ(キク科ムラサキニガナ属)
こちらも宇治川沿いに咲くはずなのですが、今年はまだ花を見ていません。
おそらく刈られてしまったのかと・・・


1mを超える草丈はかなりのものです。


生態園の草木の花、いかがでしたでしょうか。
明日はもう食傷気味かもですが、最盛期だったアジサイをばーっと出してしまいますね!

【撮影:2022/6/18 京都府立植物園】

コメント (16)
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