なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

群生する身近な植物たち~7月編

2022-07-21 05:20:50 | 植物

昨日はモンスターの如く繁殖するクズを見ていただきました。
その前は、突然山科川に出現した空色のツユクサの群生も。
そこまで行かなくても、この間まで何もなかった空き地一面に花が咲くことがあります。
昔の思い出ではレンゲ畑などでしょうか。
あれは今から思ったら肥料にするために種をまいていたのですね。
今日ご紹介するのは、そうではなく自然に同じ種類の花が咲いている様子です。
まあ、道草日記の番外編とでも思っていただければ・・・

いつもの田んぼ、ようやく緑に見えるくらいにはイネが育ってきました。


その横の休耕地、遠目には緑一色ですが・・・


ポツポツ見える白い点は、ご想像通りシロツメクサです。
これは随分長く咲いていますが、さすがに少しお疲れ気味です。


それに代わって増えてきているのがこれです。
緑に緑の花なので分かりにくいですが、メリケンガヤツリ(カヤツリグサ科カヤツリグサ属)です。
北米・南米原産で、結構世界中に帰化しているようです。
地元でもよく見かけます。


じゃあ在来種がいないかというと、この隣の休耕田には在来のカヤツリグサがびっしり。
しかも、その隙間を埋めるように、クサネム(マメ科クサネム属)の葉が伸びていました。
こちら結構ユニバーサルに広がっている種類のようですが、在来種です。


さらに別の角度から休耕地を見たところですが、赤い点々が沢山見えます。


こちらはユウゲショウ(アカバナ科マツヨイグサ属)。
南米から北米に分布する帰化植物です。
メリケンガヤツリと故郷が一緒ですが、こちらは明治時代に観賞用として移入したもの。
庭に植えても違和感ないかわいらしさですが・・


大群生というほどではないですが、オッタチカタバミ(カタバミ科カタバミ属)も結構沢山生えていました。
オッタチカタバミはその名の通りカタバミそっくりですが背が高いです。
北米原産の帰化植物。


お隣の畑ではちゃんと作物が育てられています。
今はアカジソですね。
私は梅干しを自分で漬けたことがないのですが、梅干し用には少し遅くないのでしょうか??


後ろにはオクラ。黄色い花が咲いています。


ところがどっこい、二列作物が育てられている後ろはなぜか「雑草」が群生。
一番目立っていたのが、こちらのオオイヌタデ(タデ科イヌタデ属)です。
回りは何種類かのイネ科の雑草が取り囲んでいました。


群生とまではいきませんが、ヤブマオ(イラクサ科ヤブマオ属)が沢山生えている場所がありました。
今の時期、あちこちでヤブマオやカラムシを沢山みますが、目に付いたのが画像真ん中の虫たち。


出ました!ラミーカミキリです。
あれ~沢山食べすぎたのか、沢山出しちゃってますね。
どうしても上を向いているようにしか見えません。


お隣には、まだ小さいラミーカミキリ。ちびっこギャングですね!


枯葉に顔を突っ込んで何か食べているキジバト。
相当近づいても全然逃げません。


何か用?


最後は、帰宅途中の小さい空き地に「群生」していたゼフィランサスです。
これも増えますね~
一か所だけなので、道草の仲間には入れませんが、気になります。
それにしても腹立たしいのは、大切に育てているつもりのわが家より、こちらの方が沢山咲くのは何故!?


ということで、今回はお散歩で見た光景から、群生っぽいのを選んで載せてみました。

最後はオマケです。
暗くなってから買い物に出かけた途中の水路で見かけたホシゴイです。
ほぼ真っ暗なので、ぼんやりとしか写っていませんが、夜行性ということがよく分かりました。
(ここは昼間はよくコサギがエサ取りをしている場所です)


【2022/7/上旬~中旬 宇治市】

コメント (8)
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