先日所用で枚方市に行った帰り、電車でちょこっと足を延ばして交野市にある大阪公立大付属植物園に行ってきました。
そこってどこ?ですが、少し前まで大阪市大理学部付属植物園と呼んでいた場所です。
2022/4に、大阪市立大学と大阪府立大学が統合され、大阪公立大学が生まれたそうです。
・・・全然知らんかった・・・
まあ、母体は変わっても、植物園が変わるわけではありません。
研究施設でもあり、教育施設でもあるこちら、一般公開もされていて市民いこいの場所になっています。
この日は雨が降ったりやんだりの予報だったので、いつでも帰れるように一番見たい場所から回りました。
一番みたい場所はもちろん・・・
ここラクウショウの森です!
でも以前に比べると何となく神秘的な感じが少なくなって見えるのは何故なのか・・・
昔の写真をひっくり返して調べてみたら、対岸の白い大きな看板が昔はありませんでした。
これ一つでも随分雰囲気が変わるものですね。
それでもやっぱり素敵です。本当に小さな池なのですが・・・
畔にダイコンソウが咲いていました。気根とともに。
池の奥にはスイレンが咲いていたようですが、行ったのがもう2時過ぎだったので閉じていました。
そこから乾燥地の植物エリアを通り抜けて・・
咲いていたのはこちらのユッカのような花だけでした。
日本産樹木見本園の方向へ・・・こちら常緑樹。
待てば爺さん・・・じゃなくて、マテバシイです。
落ち葉からキノコが生えていました。
こちらは落葉樹です。
手前左手の大きな木がクヌギで、よく樹液に甲虫類やスズメバチが来ています。
この道の左手の方に花木園があります。
今の時期はほとんど花がないのですが・・・
名残のアジサイ
じいちゃん庭にも傍若無人に咲いているアメリカノウゼンカズラ
一日花なので下にも沢山落ちていますが、花も沢山咲いていました。
右奥に見えているのはニンジンボク(シソ科ハマゴウ属)。
ヨーロッパ原産のセイヨウニンジンボクはよく見かけますが、中国原産のニンジンボクはちょっと珍しい。
花が少し小さめですが、結構洒落ています。
日本には享保年間に薬用として入ってきたそうです。
名残のシモツケ(バラ科シモツケ属)
あら、花木はもう見終わっちゃった。
実はどうでしょう。
えーと、樹名板をちゃんと見るのを忘れましたが、カンボクの仲間の実だったと思います。
こちらはキンギンボク(スイカズラ科スイカズラ属)の実。
別名ヒョウタンボク。
見るからにジューシーで美味しそうに見えますが、
「食べると嘔吐や下痢、けいれん、昏睡などを引き起こし、大量に摂取した場合死に至ることもあります」
(山菜図鑑より)
とのこと。ぜーーーったいに口にしてはいけません。
見分け方は、透明感のある赤い実が、二個ヒョウタンのようにくっついていること。
でも一個落ちちゃってたら分からないカモ・・・
ということで、ちょっと寂しい花木園でした。
地面に沢山のタイサンボクの実が落ちていました。
さて、花が少なく、人にも出会いません。
次は入り口近くの水生植物エリアをご案内しましょうか。
【撮影:2022/7/16 大阪公立大付属植物園】