「京都府立植物園早朝開園7:30から」
こんな案内を見て、これだ!と思いました。
猛暑が続いているとはいえ、こんな早朝だったら少しは涼しく、人も少ないはずです。
それで普段会社に行くのと同じくらいの時間に家を出て、よっしゃ~、開園前に到着!
・・・あれ、開いてない・・・
ガーン
私が行ったのが7月17日。
その前の週の週末と、その翌週の週末からは7時半開園でしたが、この週のみ通常開園だったのでした。
えーん、どうしましょう。
そうだ!久しぶりに賀茂川を歩いてみてもいいのでは・・・
ということで普段は鴨川デルタあたりから歩くところ、今回は北山通より上流に向けて歩くことに。
こちら北山橋から上流方向を眺めたところです。
行きは右岸、帰りは左岸を歩けば無駄がない、結構のんびり散策できそうです。
幸い雲があってカンカン照りではありません。
さあ、スタートです!
まず最初に目についたのがこちらのカモ。
鴨川名物、床止め(落差工)すれすれのところで何かエサを探していました。
この間ご紹介した通り、マガモの雄は夏になると雌と同じような羽の色になります。
でもこのカモはまだ頭に冬羽の色を残していますね。
あそこにいるのはハグロトンボでしょうか。遠すぎてよく分かりません。
さらに上流に向かいます。
先ほども書いた通り、賀茂川(鴨川)には沢山の段差があり、それを床止め(落差工)というそうです。
こう見えて結構賀茂川は急こう配。
増水時などに川床がえぐれてしまうのを防ぐため、ところどころにこのような段差を作っているのです。
調べてみたら、賀茂川の起点(出町橋)から賀茂川上流の柊野堰堤までの区間に30か所もあるとか。
そんな床止めをのんびり眺めながら歩くのも楽しいですね。
こちらは落差工の下でエサをとっていたマガモ。写真が下手すぎて見えないですね。
そんな川べりには色々な植物や鳥たちが見られます。
こちらはミントの仲間。御多分に漏れず、脱走植物ですね。
よほど環境がいいのでしょう。伸び伸び育っています。
アリさんも沢山くっついていますね。
ところで余談ですが、わが家の猫の額の庭にも沢山の蟻んこがいます。
庭で作業をしていると、いつの間にか背中に入ってきて、プチっと嚙まれます。
これって普通ですか?
余談終わり。
冬場は沢山の冬ガモやサギたちが見られますが、今は寂しいものです。
一番沢山いるのがおそらくこのハシボソガラスかと・・・
自然豊かな場所を好むのがハシボソだそうです。
また床止め。おや、向こうにいるのは・・・
コサギちゃんですね!
鳥がいなけりゃ蝶がいる・・・というわけで。
ヒメアカタテハがアカツメクサの蜜を吸っています。(fukurouさん、ご指摘ありがとうございました!)
熱中しているので、蝶は結構撮りやすいです。
またまた床止め。
ここにはヒメジョオンが群生・・まあ、普通ですね。
今回は川の方に注目して歩いていましたが、もちろん川辺には沢山の木も生えています。
これはケヤキ?
おもな樹種は、ケヤキ、エノキ、アキニレの3巨頭。
ここに生えていると伸び伸び育っていいですね。
1回で終わらせるつもりでしたが、まだあと同じくらい写真があるので、2回に分けますね。
もうちょっとお付き合いくださいませ~
【撮影:2022/7/16 賀茂川】