これまで植物生態園を中心のお届けしましたが、もちろん京都府立植物園の魅力はそれだけではありません。
「面積240,000㎡ (24ヘクタール) の広大な敷地には、約12000種類、約12万本の植物が植えられている」
「園内には観覧温室のほか、正門花壇、はす池、ばら園など20ほどのエリアがあり」
(いずれもWikipediaより引用。園内マップはこちら)
ということで、その他のエリアで見た光景も今日は一気にドドーンとお見せします!
まずはこの日の大芝生地の様子をば・・・
この日の最高気温は28℃、天気は曇り。
だからこそ、こんな風に芝生でのんびりお弁当を広げられたのですね。
上空を悠々とトビが飛んでいます。
でも油断は禁物、ここのトビ、虎視眈々とお弁当を狙っています。
私が見ているだけでも3回車座になって食事中の団体さんめがけて急降下していました。
その都度上がる悲鳴。でもなんだか楽しそう~(前に稲荷寿司取られた私が言うか?・・笑)
右奥に見えるのが、京都府立植物園唯一の食事場所「森のカフェ」。
森のカフェ前の様子です。
いつも台風で倒れた木で彫られたクマちゃんがここで出迎えてくれます。
中で注文した食事を外のテーブルや広場で食べることができます。
おや、テーブルをひとつカラスが占領していますね。
料理を待っているのでしょうか。
あ~写真を撮ろうと思ったら飛んで行ってしまいました。ごめんなさい。
ここに限らず、京都府立植物園のカラスはのんびりしています。
ごっつい嘴のハシブトガラスに
細い嘴のハシボソガラス。
一般に地面に下りて芝生など突くのはハシボソですが、ここではどちらも見られます。
見上げると、ヤマガラも樹上で同じスタイル
私もカフェで食事を済ませ、散策再開。
スズメの巣立ちヒナも食事待ってるのかな。
さて、どこからご案内しましょうか。
とりあえず桜林から四季彩の丘方面へ・・・
途中で見たあの木に花が咲いていました。
この花だけで名前が分かったら、天才です!!
全体はこんな感じ。かなり大きい木ですね。
答えは「チシャノキ」→
ムラサキ科チシャノキ属で、日本では中国地方から沖縄までの川沿いなどに分布するそうです。
京都にいたら、野生下で見ることはないですね。
花だけ見たら一瞬トウネズミモチみたいと思いましたが、葉が全然違います。
それにしても、ムラサキ科とは・・・
期待していたオオバオオヤマレンゲはかろうじて一輪だけ。
隣の蓮池、白いハスが咲くのですがまだまだこれから。
白い花は夏には爽やかでいいですね。
四季彩の丘、色々な花が咲くのですが、なつみかんの場合、生態園やそのほかの見どころで力を使い果たしています。
なのでこの時も撮った写真はほぼボロボロ(咲いていた花が傷んでいたせいもあるんですが)
唯一面白かったのがこちら。クレマチスの仲間の花後。金髪が美しいタイプですね。
それが少し経つと、ふさふさに!
はい、これだけです(笑)
戻る途中に水車がありますが、
その前の鎖が張ってある水路でバイカモが育てられています。
この暑い京都市内で可能なのかと思いますが、なんとか花が咲いていました。
水の中で揺れる葉が涼し気です。
そろそろ帰りましょうか。
そうそう、行ってすぐに見に行ったキヌガサタケを載せなくては。
北山門前噴水から少し行ったところにある竹笹園の下に生えます。
え~!遅かったか!
と思いましたが、近くにおられた紳士の話では、雨が少ないので傘がちゃんと綺麗に開かないということでした。
なんだか可哀そうです・・・
まだ幼菌が沢山ありましたが、開くのかどうか・・・
見たい人は、雨上がりの朝などが一番の狙い目だそうですよ。
(幼菌です)
最後は北山門前のワイルドガーデンを見て帰るのがルーティン。
横の梅林の下がピンクに染まっていました。
イモカタバミでした!
年々増えています。
横にあるシナノキに実が沢山。ぴろんと付いた淡い緑の苞葉が特徴的。
まだ咲いている木もありました!
ワイルドガーデンにはまだクレマチス プリンセスダイアナが綺麗に咲いていました。
近くにあったプリンスチャールズの方はいつのまにか枯れてしまったようです^^;
さあ、ぐずぐずしていたら、遅くなってしまいました。
そろそろ帰らないと!
お決まりのトケイソウにせかされて帰路につきました。
長くなっちゃいました。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます!
【撮影:2022/6/18 京都府立植物園】