なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

マガモのエクリプス羽~山科川2022/7中旬(1)

2022-07-17 05:19:37 | 鳥さん

今日は祇園祭の山鉾巡行。
2年続きで中止になっていましたが、今年は久々に行われます。
それに先立つ、宵山、宵々山など、ものすごい混雑だったようですね。
私はニュースで見ましたが、まるでコロナ禍前のように、人がびっしり!
コロナがない時代でも、私にはあそこに飛び込む勇気はありません・・・

ということで、いつものことながら京都らしいネタがなくてスミマセン。
今日も昨日に続き山科川ネタです。
先週、ウマノスズクサとジャコウアゲハの幼虫を見に行った後、川沿いを歩いて帰りました。
山科川と支流の合流地点です。
いつもは、右の方の飛び石を渡って右岸に行くのですが・・・


水が増えて、飛び石が沈んでいました。(手前の石です)


良かった!左岸につながる飛び石は無事通れそうです。


左手には、オオフサモ(ブラジル原産)がびっしり。
元々は観賞用に持ち込まれた水草ですが、野生化して今や日本の侵略的外来生物ワースト100に・・


無事左岸に出ました。


鳥たちに人気の水門の柵。今日はアオサギです。
よく見ると、片足立ちですね。


いいでしょ、別に。


右岸にわたります。歩道の隙間からセイヨウミヤコグサが咲いていました。


川の土手はというと、セイヨウミヤコグサはほぼ終わり、今はヒメジョオンばかりです。


そこに現れたカモ!マガモのようですね。


水に頭を突っ込んでいるカモが顔を出しました。メスのようです。


右手のカモもメスみたい。あれ?メスが二羽??


反対を向きました。
あれれ、頭が少しだけ緑色!こちらはなんとオスのようです。


これぞカモ(♂)の夏羽の完成形!
まるでメスのような羽の色になります。
この現象をエクリプス(日食、月食などの語源と同様、覆い隠すの意)というそうです。
派手な繁殖羽は敵に見つかりやすいので、繁殖期が終わると地味な茶色の羽に衣替え。
なかなかいいシステムですね~
ちなみに、雌雄の見分け方ですが、嘴が黄色っぽいのがオス、黒っぽいのがメスです。
上の写真で確かめてくださいね。

ちなみに北の国から渡ってきたときのマガモはこんな感じでまだ冬羽になりきっていません。

(2020/10/25 宇治市)

それが年末になるとこんな感じで見事な冬羽に・・
多分同じ個体です。

(2020/12/27 宇治市)

さてどんどん下流の方に向かって歩いていきますが、何もありません。


もうちょっとで道路に突き当たるあたりでカワウを見つけました。
羽を乾かし中でしょうか。


そしてその横にマガモのつがい二組発見!さて、どこにいるでしょう。


ズーーム


さらにズーーム
分かりにくいですが、左からオス、メス、オスです。


こちらはまだオスの頭に緑が残っていますね。
同じ色になるのも、もうすぐでしょう。


ところで、この夏羽への変化はかなり急激に起こり、その間飛べなくなるそうです。
それを考えても、ここ山科川はかなり住環境がいいんでしょうね~

時間が朝だったので、ハトはみんな出勤中で不在でした。


いつ行っても、興味の尽きない山科川です。
明日はまた植物に戻ります。
山科川で見た不思議な現象をご覧くださいませ。

【撮影:2022/7/10  京都市伏見区】


コメント (13)
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