なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

サボテンお竜がいっぱい!~鶴見緑地散歩2024/1上旬(2)

2024-01-21 06:03:33 | 植物

鶴見緑地に行ってまず足を向けたのが咲くやこの花館。
一番の目的は、カレンダーをゲットすること。
2ヵ月に1枚、温室の花の写真が載っているコンパクトな吊り下げタイプのカレンダーです。
以前はお正月に入館時にいただけましたが、去年はクイズに答えた希望者だけ。
そして、今年はというと・・・
なんと「カレンダー2024年版 配布・販売の予定はございません」の掲示が・・・
ということで、新年早々目論見は失敗に終わったというご報告でした。

でも咲くやこの花館は日本有数の温室。
例年楽しく過ごすことができます。
気を取り直して、温室の植物観察に出発です!
その様子を4回に分けてお届け予定ですが、初回の今日は辰年にちなんだ竜の付くサボテンです。
ここ咲くやこの花館では例年干支にちなんだサボテンや多肉植物を紹介するコーナーがあります。
今年はというと・・・


ありました!
この一角が干支の辰(竜、龍)にちなんだサボテンの展示コーナーです。


ではここからは実際の龍サボテンを順番にご紹介~
 

名前は名札をご覧くださいね。



竜宮城です。


王冠竜

名札が見えない・・・

竜神木ですって。


こちらの白竜丸は、このコーナー以外の場所でも沢山見ることができました。
結構な迫力だったので、どうぞご覧くださいませ。





こちらはちょっと・・・


うわ~、結構微妙かも。


まるで竜がぐるぐるとぐろを巻いたようなこの姿。
名札には、白竜丸綴化と。


白竜丸はこの前に出てきたサボテンですが、「綴化」は見た目がかなり違っておどろおどろしいです。
そもそも綴化ってなんだ??
「綴化」は「てっか」と読み、サボテンや多肉でよくおこる突然変異のひとつ。
生長点に変異がおこり、茎が幅広くなったり見た目が全く変わってしまいます。
例えば、ケイトウの花はびらびらした形状ですが、これは綴化が固定したもの。
通常は元に戻ることが多いそうですが、接ぎ木などで綴化を継代することも行われているそうです。

白竜丸綴化は、綴化界でも有名なのか、ネットで調べると沢山販売されていました。
でもこのように大きくグニャグニャに丸まったものは貴重なんだと思います。

竜のつくサボテン、まだありまっせ~

恐竜丸です。


金冠竜です。確かに棘が金髪ですね~


王冠竜です。

そして、こちらは何でしょう。


辰年の名札があるので竜に関係しているはずなのですが、名札が見当たりません。
この赤い実にヒントが・・・


GLさんに尋ねてみたら、「エピフィルム・フィランツス(姫ドラゴン)」とのこと。
別名ミニドラゴンフルーツ。
なるほど、ドラゴン(竜)だ~

ということで、咲くやこの花館はサボテン界の竜だらけでした。
今年は辰年なので、一年間多くの人に見てもらえることでしょう!

【撮影:2024/1/7  咲くやこの花館】

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メタセコイアとラクウショウ~鶴見緑地散歩2024/1上旬(1)

2024-01-20 06:06:39 | 植物

少し前になりますが、お正月休み明けの土曜日に鶴見緑地に行ってきました。
目的は咲くやこの花館。
もとい、咲くやこの花館で新年にもらえるフラワーカレンダーです。
後から考えたら100周年の京都府立植物園の方が良かったようですが、その時はカレンダーで頭がいっぱい。
遠路はるばる、電車に乗って出かけたというわけです。

大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線に乗って、鶴見緑地駅で下車します。
地上に出て少し歩くと・・・そうそう、これです!


ラクウショウの並木道。
遠くに見えているのはメタセコイアです。
もう一枚どうぞ。


あまりいい写真ではありませんが、枝が少し下にしなって荒ぶっているのがラクウショウ。
しゅっと枝が上に伸びている端正なのがメタセコイア・・・と覚えてください。
この辺の様子はみん花時代に投稿しているのでよかったらこちらをご覧ください。

今年もこの時期ドッグイベントが行われており、犬を連れた人が沢山来ていました。
先走りましたが、鶴見緑地公園の正式名称は、花博記念公園鶴見緑地です。
元々公園でしたが、1990年に行われた花と緑の博覧会のメイン会場となったことで整備されました。
今もその名残が沢山。
こちらは「いのちの塔」です。


2010年までは展望塔として営業していましたが、今は閉鎖。
景色が良さそうなのに、残念です。

こちらは花博のマスコットキャラクター、花ずきんちゃんです。
綺麗なのでちゃんと保守されているようですね。


植物はというと・・・
園路沿いにはクスノキが目立ちました。
黒い実が沢山生っています。


向こうに赤い実の沢山生った実も・・・
遠目に見た感じではモチノキ科ですね。


クロガネモチでした~
鳥に不人気なので、全部残っています。


鶴見緑地というと、咲くやこの花館と大池の水鳥が見所。
それだけではなく、例年小さい鳥も何種類か出会います。
今年は・・・
 

思いっきり枝被りのジョウビタキとシジュウカラを見ただけでした・・・
他には・・・
これな~んだ!




モミジバフウ・・・とその日は思って写真を撮りましたが、ちょっと違う?
ただのフウみたいです。
まっくろくろすけの茶色バージョンみたいですね!


緑地公園には温室と池以外にも花博の名残の建物や木々が沢山あります。
でもこの日は出かけたのが遅い時間だったので、すべてパス。
とにかくカレンダーをもらわなくっちゃと、咲くやこの花館に突撃です!


つづく・・・

【撮影:2024/1/6  鶴見緑地】

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冬の観修寺(2)夏の光景を想像、氷室池

2024-01-19 05:30:49 | お出かけ

勧修寺(かじゅうじ)のお庭には「氷室園」という名前が付けられています。
氷室池を中心とし、後ろの山を借景とした池泉庭園で、京都市指定名勝となっています。
この氷室池、平安時代には毎年1月2日に池に張る氷の厚さでその年の五穀豊凶を占ったそうです。
なんとそんな昔からあった由緒正しい池なんですね。
で、その池ですがこのお庭の右手に見えているのがそうです。




サクラやないかーい!
すみません、昨日も登場した左手の小さい木に咲いていたサクラです。
で、池ですが・・・


なかなか風情がある池ですが、今は冬枯れ・・・
ハスが沢山ありましたが、こんな感じです。


でもこれだけのハスがあるということは、夏には綺麗な花が咲くということでしょう。
昨夏はハスを求めてあちこち出かけたのに、こちらは盲点でした。
で、池の畔はというと・・・


赤い実がたわわに実った木。
これは・・・やっぱり!カナメモチですね。
鳥が来ないということは、こちらもあまり美味しくないのでしょうか。


足元にはマンリョウの赤い実。


赤いクチナシの実も。


赤い鯉(笑)


今はこんな感じですが、他の季節は気持ちいいでしょうね~
春、夏、秋それぞれ訪れてレポートしたくなりました。


それにしても寒い!
そろそろ帰ります。有料エリアとの境の門を出ると、来るときには気づかなかった木。


ひょっとして梅?と思って近づいて見ると、サクラでした。
一重なので、フユザクラかシキザクラか・・・でしょうね。


隣には濃いオレンジ色のピラカンサスの仲間。多分タチバナモドキでしょう。


そしてさらにその隣には、なんとボケの花!


この後、お守り授与所(御朱印処)で御朱印もいただき、大満足で帰りました。
無造作に写真を撮っているように見えると思いますが、午後から相当強い風。
御朱印を書くのにも苦労されていたほどです。
なので、次回はもうちょっといいコンディションのときに再訪したいと思います。

【撮影:2024/1/7  京都市山科区勧修寺】




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冬の観修寺(1)観音堂と冬桜

2024-01-18 05:31:04 | お出かけ

山科川右岸をどんどん上流方向に歩いていくと、前方に名神高速道路の高架が見えてきました。
結構遠くまできたような気がします。
スマホで位置を確認すると・・・おや、すぐ近くに勧修寺があるではありませんか。
勧修寺(かじゅうじ)・・・自宅から滋賀方面に行く途中、必ず看板を見かけるお寺です。
結構近いのに一度も行ったことがありません。
ということで、行ってみることにしました。



松の内だったので、門松がしっかり。
しかも、庭園があるようです。
冬の時期はお庭も寂しくなるからでしょうか、参拝客はだれもいません。
拝観料を払って、中に入ると右手に端正な建物。


近づいて見ると、お堂ではなく「明正殿」の文字(左)
そして、階段の「手すりは木を曲げたのではなくその形に切り出されています」だそうです。
 

このお金がかかっていそうな建物、元々明正天皇の御所で元禄10年(1697年)に下賜されたそうです。
「宸殿」の文字がありました。

庭園はどちらでしょうか。
歩いていくと左手にいわれがありそうな石。
こちらは「さざれ石」。千代に八千代に・・・のさざれ石がこんなところにも!


ヤマモモの老木発見!


すごく大きな木でした。


実はこの奥に重要文化財の書院があったのです。
木に気をとられて、見逃してしまいました。
この写真の左手の建物が多分そうですね。


で、この芝生広場のような場所が庭園のようです。
まず目についたのが桜の木。
可愛いピンク色ですが、八重っぽいのでジュウガツザクラでしょうか。




庭の端の方に塔のような建物が見えます。
(手前右の木が上の写真を撮った桜の木ですね)


近くによると、観音堂の文字。そして中には白い観音菩薩。
 

こちらの右手奥に本堂があります。
お寺の大きさに比べて少し質素な感じですが、霊元天皇の仮内侍処を下賜されたものだそう。
このお寺は皇室ゆかりの建物満載でした。


本堂から庭園を見たところです。


観音堂の上には何が?
鳳凰が載っていました。


一番奥にあったのがこちら。


霊石を順番に踏んでお参りしました。


スギゴケが綺麗でした。


お庭にはカエデやサクラの木が沢山。
きっと春や秋には綺麗でしょうね~
それに加えて、夏のお楽しみもあることを発見しました。
・・・というか、ここのお庭は池を中心とした池泉式庭園。
その池(氷室池)を明日ご紹介しますね。



最後になりましたが、勧修寺は、
「昌泰3年(900年)、醍醐天皇が、若くして死去した生母藤原胤子の追善のため、
胤子の祖父にあたる宮道弥益の邸宅跡を寺に改め、氷室池も取り込んだもの」(Wikipediaより)
だそうで、非常に歴史があり、創建時より天皇家縁のお寺だったようです。
長く京都に住んでいながら、地元のお寺も知らなくて恥ずかしいです。

【撮影:2024/1/7  京都市山科区勧修寺】

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鳥を探してどんどん歩こう~山科川散歩2024/1初旬(2)

2024-01-17 05:29:20 | 鳥さん

新春山科川散歩、昨日は植物中心でしたが、今日は予告通り鳥さんです。
珍しい鳥はあまりいませんが、カワセミなど結構近くで見られることもあります。
この日はというと・・・



あ~、いつものカワラバトさんたちですね。
こうやって見ると、鳩胸というのがよく分かります。
飛ぶために胸の筋肉がもりもりになっているのでしょう。


ハトさんたちは、桜の木の下でいつもこんな感じでくつろいでいます。
川の方に目を向けると・・・


いつものマガモ夫妻。
手前の緑色はセイヨウカラシナだと思います。
春に一面黄色になるのが待ち遠しいです。
気持ちのいい遊歩道ですが、とても寒い日でした。


逆立ちしているカモ発見!
だ~れだ


水面採餌ガモということは分かりますが・・・
あ、コガモでした!


そうなんです。
ここ山科川では結構コガモが沢山見られます。
さらに上流に歩いていくと、2本の川の合流地点に来ました。
鴨川デルタほどの風情はありませんが・・・


こちらその名も山科川デルタ。
上の緑の三角の部分は山科川デルタ公園というそうです。
そして、鴨川同様飛び石まで!


こちらは亀さんではなく、蟹さんでした。ここにもマガモがすいすい。
 

いつもはこの飛び石を渡って左岸から帰ることが多いのですが、この日はさらに右岸を上流へ。
昨日ピンクのサザンカが沢山咲いていた辺りです。


上の写真では分かりにくいですが、水面に多くのカモたち。
何ガモかと思ったら・・・


コガモがいっぱい!
頭は茶色ですが、目の上が緑色になっているのでよく分かります。
この緑色、いわゆる構造色で光の当たり方によっては、黒にも青にも見えたりします。
メスは地味です。


こちらはメスの集団でしょうか。
いえいえ、違います。コガモより大きいです。


マガモでした~


カモは違う種類でも気にせず混群を作ることが多いですね。
で、たった一羽寂しそうに泳いでいたのが・・・


カルガモでした。
山科川では多くのカルガモが春に子育てをします。
なので沢山いそうなものですが、冬に見かけることは少ないです。
宇治川上流の群れに合流しているのかもしれませんね。
知らんけど・・・(←関西弁で、自信がない発言の後に付ける言葉です)

ということで、山科川でみた鳥たちはこれだけ。
珍しく、カワウはいませんでした。

明日は、川沿い散策のあと立ち寄ったお寺の様子をご紹介しますね~

【撮影:2024/1/7  京都市伏見区】

コメント (8)
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