なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

朝の木々を楽しむ~京都御苑散歩2024/1中旬(1)

2024-01-26 05:25:03 | お出かけ

1月は一番花が少ない時期。
どこに行こうか悩んだときに見るのが、自分の過去の写真。
ここ5年くらいの写真を確認した結果、「そうだ、京都御苑行こう!」となりました。

京都御苑到着は8時半。
いいお天気だったので、放射冷却現象でピキーンと空気が冷えています。
いつもの今出川御門から入苑。


早速赤い実発見。




カナメモチです。
今年はどこでも多いですね。
実の付き方が、折れ曲がったマチ針みたいです。
青空によく映えますね。


そして去年も見つけたこちらの実。
今回は木の上にも少し残っていました。


ムクロジです。
中に真っ黒の種があって、羽根つきの羽根の玉に使ったそうです。
枝の色が白っぽく、先の方まで比較的ガッチリしている印象があります。


右手に京都御所の塀を見ながら木々の間を歩いていきます。
朝の光が落ち葉を照らして綺麗!


仲良しの木発見。


アカマツとエノキでしょうか。下の方でがっちりと合体していました。
アカマツをわざわざこんな配置で植えないでしょうから、エノキが勝手に生えたのでしょうね。
見上げると・・・


こんな感じのペアになった木は、京都御苑で沢山見られます。
どちらも元気の育っているのが大らかですね。
続いてピンクになった木がありました。


そうそう、ここにはピンクの一重のサザンカがこの時期咲いています。
メジロが沢山来ていましたが、動きが早く撮れなくて残念!


バッタが原を抜けてバードバス方面に向かいます。
バッタが原でも結構鳥の声がするのですが、なんせ木々が高い!
あ、地面に鳥が何羽かちょこちょこと餌をついばんでいるようです。


枯草に同化していますが、ビンズイです!
必死でカメラで追いますが、逃げ足が速いです。


京都御苑での目撃率はかなり高いですが、地元ではまず見ません。
1年ぶりの再会にテンションアップ!


この後、バードバスに立ち寄りましたが、その時の様子はまた明日。
今日はそのあとで通った道筋に沿ってのご案内~
迎賓館南西横あたりにある、フッキソウとツワブキの小径。


なんとツワブキがまだ少し咲いていました。




この後、梅が咲いてるとのうわさを聞いたので、南西方面に移動。
途中でみた大きな木。


この辺りで結構ツグミやシロハラを見かけるのですが、今回は全然出てきてくれませんでした。
で、この木はなんでしょう。


ドングリも少し落ちていましたが、傷んでいるものが多く同定は難しかったです。
なので、葉を見ると、葉の下の方には鋸歯がなく、上の方の鋸歯は鋭い。
葉の裏は茶色っぽいということで、イチイガシ(仮)ということにしておきます。
ちょっと葉がふっくらしているのが気になるのですが・・・

木の上に鳥影を見つけました。
カメラで覗いてみると・・・


またまたビンズイちゃんでした~
いっぱいい出てきてくれてありがとうね!



明日はバードバスですが、期待しないでくださいね・・・

【撮影:2024/1/14  京都御苑】

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オナガガモとユリカモメ~鶴見緑地散歩2024/1上旬(6)

2024-01-25 05:30:57 | 鳥さん

咲くやこの花館を出た後、公園をぶらぶら散歩。
赤く見える木は?


めらめら燃えていたのはユキヤナギでした。


横にある木はというと・・・


実を見たら分かりますね。大好きなアキニレです。
小鳥が群がって食べているところをよく見ますが、今年は他の餌が多いのでしょうか。
どの木にも姿が見えませんでした。


ということで、大池に着きました。
おや、思ったより水鳥の姿が少ないですね。


いえいえ、ほとんどが岸辺に上がって・・・


くつろいでいました。
 

そうそう、こちらにはオナガガモが沢山いるんですよ~
ちょっとハトっぽい座り方ですね。
道の真ん中で、ちょっとくつろぎ過ぎなのでは・・・


そして、お目当てのこちらの鳥も・・・


はーい、ユリカモメです!
くちばしと足の赤い成鳥と、黄色い若鳥が両方見られます。
 

一応餌やり禁止ということになっていますが、エサを持ってくる人はまだまだいます。
それを目当てに集まってくる鳥たち。
「あ、来た!」


いっくぞ~


ありゃりゃ、三つ巴で喧嘩はじめちゃった。


羽が長いですね~


別の場所でも餌やりを始めた親子が。
目ざとく見つけて、どんどんユリカモメが飛んで行きます。


下を見ると、オナガガモだけではなく、ヒドリガモやオオバンも。


ということで、最後はその他の鳥たちのラインアップです。
ヒドリガモ(♂)


可愛いので、もう一枚アップで。
嘴がまるでプラスチックでできているみたいに見えますね。


ここでは少数派のハシビロガモ。
これだけは地上を歩いているのを見たことがありません。


オオバンは水の中にも、地上にも結構沢山いました。


遠くにカワウが。
なんと、お顔はもう見事な婚姻羽。


さらに遠くのマツの木の上にアオサギが。
いつもは結構近くにいるんですけどね~


ということで、大池で水鳥を満喫しました。
冬のお楽しみです。

今回の鶴見緑地散歩はこれでおしまい。
明日からは中旬に行った京都御苑の様子です。

【撮影:2024/1/7  鶴見緑地公園】

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熱帯の花も、高山の花も~鶴見緑地散歩2024/1上旬(5)

2024-01-24 05:36:37 | 植物

咲くやこの花館といえば・・・の特徴は何でしょう。
色々ありますが、私は熱帯の植物と高山の植物が隣り合わせで咲いていることが一番興味深いです。
そんな花を今日は少しですがご紹介しますね~

まずは熱帯のお花たちから。


世界三大花木のひとつ、カエンボクがちょうど咲いていました。
西アフリカ原産ですが、世界中の熱帯域に観賞目的で植えられているそうです。
しかしながらその繁殖力が脅威となり、なんと世界の侵略的外来種ワースト100に選ばれたとか。

そして、こちらは・・・


カエンカズラです。
こちらは元々園芸植物なんだそうで、ちょっとびっくり。
暑い地域で野生化しているそうで、やはりちょっと厄介もの扱いされているようですね。

あとは、ハイドゥンツバキや


ドンベア姉妹。左がドンベア・ワリッキー、右がドンベア・セミノールです。
 

そして、サボテン室に続く高山植物室では・・・
入り口には、牧野先生が見つけたムジナモが展示。


あとは「ここが1月の大阪!?」と思う花たちが色々。
毎年見ていますが、何度見ても驚きです。


テシオコザクラ


バイカオウレン


クロユリ


オオバナノエンレイソウ


ヤマブキソウ


エゾノハナシノブ


ありゃ、名札撮るのを忘れました。クワガタソウの仲間だと思います。


最後は、辰年マークが付けられたこちら。
ゲンチアナ・アカウリス(チャボ竜胆)です。
日本のリンドウではなく、スペイン原産なんだそうです。
青みがとても強いですね。

ということで今回の咲くやこの花館のご紹介はこの辺で。
最後は、全景が見えるスポットから
一番奥のタビビトノキ、大きくなりました。


今年も、コケとキノコの特別展示がありましたが、そちらは今回パス。
興味のある方は、毎年同じ特集があるようなので、ぜひ来年行ってくださいませ。

【撮影:2024/1/7  咲くやこの花館】

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ハイビスカスワールドにて~鶴見緑地散歩2024/1上旬(4)

2024-01-23 05:30:56 | 植物

咲くやこの花館の見所は何か所もありますが、ハイビスカスワールドもその一つ。
温室とはいえ、寒い冬にこれだけの種類を見られるのは貴重です。
今年は去年に比べると少し少なめかな・・・という感じ。
名札がはっきりしないものもあるので、今日はゆる~く斜め見してくださいませ。


本館のほうに咲いていた品種。名前は分かりません。


清楚な白いハイビスカスは、ヒビスクス・ワイメアエ。
「ハワイカウアイ島の海岸から渓谷上部までの250~1200mに分布しているハイビスカス」
ということで、ハイビスカス基本種の一つだそうです。
何度も来ているのに、知りませんでした。

原種といえばこちらも・・・

ヒビスクス・インスラリスです。
オーストラリアの希少種で原産地では絶え間ない保護活動をしても生育数が減り続けているとか。
オーストラリア政府より譲り受けたこの貴重な品種の花が咲くやこの花館で毎年沢山咲いています。
詳しくは、同館のホームページをご覧ください。

ここからあとは、原種系ではなく改良された品種たちです。
花は枯れ野が多い冬に、これらの艶やかな花たちは目の保養になります。

プリンセスモモ


パステルピンク


パステルピンクの蕾


アンダルシア


アンダルシアの横顔


ドワーフサーモン


花恋。ちょっと小ぶりで可愛い花ですね~


モットスミスの花の中
どのハイビスカスも、奥の方に雄蕊、先の方にポンポンがついたような雌蕊が付いています。



ということで今日はハイビスカスワールドからお届けしました!

【撮影:2023/1/7  咲くやこの花館】




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今年もラン・ラン・ラン~鶴見緑地散歩2024/1上旬(3)

2024-01-22 06:48:35 | 植物

今日は改めまして、咲くやこの花館で見た花を順にご紹介しますね~
温室の花の女王といえばラン。
咲くやこの花館でも入って最初に華やかなランの世界が広がります。
毎年同じような記事になってしまいますが、今年もどうぞ~



はいってすぐに出会うこの白いランはアングレクム・エブルネウム。
原産地のマダガスカルなどの海岸に自生し、最大1mにもなる大型のランです。
白い帆が並ぶような姿、と表現されていましたが、私は白い蛸さんと呼んでいます。


続いていかにもランぽいラン、木に着生するランです。


名前はとても覚えられない、というか記録していません(ごめんなさい)。
とりあえずご覧くださいませ。





あ、これは分かります。
パンダ、じゃなくてバンダです。

つづいて、イチオシのラン登場。

  
ディモルフォルキス・ローウィという難しい名前のランです。
でもちゃんとボードに「2種類の異なる花をつける」という名前の由来が書いてありました。
その2種類の花というのがこちら。
上の方に咲くいい香りのする花がこちら。
でも高いところに咲いているので、香りが分かりません。


下の方に連なってさいているのがこちら。


全体はこんな感じで、まるでモビールのように長~くぶら下がっていました。
     

そしていつものカトレア花壇はというと・・・
あれ、今年はちょっと少なめでしょうか。
それに、黄色い棒のような工事の足場が、どうしても写ってしまいます。


上の方にはオンシジウムの仲間が・・・


こちらもいい香りがしたはずですが、分かりませんでした。


いつものダーウィンのランも健在です。


ということで、今年も華やかなランに心豊かになって次の場所に向かいました。
お次はハイビスカスワールドです。

【撮影:2024/1/7  咲くやこの花館】

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