今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

がんばれ チビちゃん

2020年12月27日 | その他・一見さん
年の瀬の忙しさに妻が連日駆り出され、自分はその反動で自宅待機ばかりです。
家の8匹と外の2匹の世話に追われつつ、スタッフや妻から店の情報を得る。
レオもココもモドキも、しばらく会ってないけど元気にやっているようだ。
と、モドキ用置き餌のなくなり方がおかしいと。

夜型になったモドキは、スタッフのいるうちに来たり帰った後に来たり。
どちらにしても夜に何度も来るので、置き餌をしています。
その置き餌がモドキらしくなく、舐めたように空になると。

"犯人"はその2日後、クリスマスの日に判明した。
昼頃からココが何かを監視するように見つめている。
その"何か"がわかったのは夕方、ココの目の先のパレット下を覗くと子猫がいた。
レオとココが屋内に入った日暮れ時、ご飯を置くとチビちゃん慌てて食べに来た。
生後5、6か月のチキンに似た子猫。
警戒心が強く近づくことすらできない。

昼間は店のどこかに隠れて、夜になるとモドキの残した置き餌を食べていたらしい

その日はチビちゃんが食べた後、モドキが来なかったので置き餌をした。
クリスマスセールが終わって閉店と同時に正月仕様に模様替え。
年間で母の日イベントに次ぐ忙しい日だ。
その最中、夜の10時頃になって突然、店内に「ギャーッ」という叫び声が響いた。
声の主はわからない。しかし辺りを見回すモドキの後ろ姿が。
チビちゃんがモドキの洗礼を受けたことは想像に難くなかった。

それにしても、モドキには困ったもんだ。
これまで何匹の子ニャンがモドキの洗礼を受けたことか。
拠り所があったちび太やココは何とか残れたけど、追い払われた子も少なくない。

本人(猫)のためにも他の子ニャンのためにも、もっとお近づきになって早く保護したいモドキ

翌日の昨日はチビちゃん、ついに現れなかった。
モドキが早く来て食べた後、新たにご飯を置いておいた。
しかし今朝になっても誰も口をつけてなかったという。

今日も、これまでのところ誰も来てないらしい。
これから寒さが本格的に厳しくなる年の瀬。
生き残るためには、食べられる場所の確保が最重要事項なのは言うまでもない。
こんなことで諦めていいのか。
頑張れ、チビちゃん! そして、歯を食いしばって生き残れ!

かなり遠くから超望遠(拡大)で撮ったので写りが大変悪い
まだ小さいチキン似の子猫だそうです

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今年は新しい出会いが少ないです

2020年11月22日 | その他・一見さん
また厳しい冬がやって来ますね。
氷点下になることは殆どなかった当地ですが、数年前から様相が変わってきた。
特に一昨年は-6℃近いそれまであり得なかった最低気温を20日以上も記録。
庭の温度計が壊れたかと疑って、それ以来精度のいい新品と2本立て。
同じ温度計が夏になると最高で38℃まで上がりました。
氷点下の朝は、昨冬も16日記録した。

この冬はどうか。気象庁の予測は厳冬です。(もっとも長期予報は外れることが多いけど。)
この秋に生まれたノラの子たちのことが気になります。
ノラの子の1才生存率は20%に満たないと推測され、5匹のうち4匹は1才にもなれない。
その殆どが秋に生まれ、初めての冬の最中に放り出された(親離れした)子たちだ。

でも、生き延びる可能性がないわけではない。
どこかでいい人に巡り合えば可能性はある。
いつも書いてるように、彼らの運命はいい人に出会えるかどうかで決まるのです。
ちび太やキーやクウは春に保護したけど、冬の間手厚くサポートしてあげた。
そういう子猫たちが巡り巡って、家や店にやって来ないとも限らない。

今年は初めてそんな子に出会いました。ココです。
ココはこの春店に来たとき、生後6~7ヶ月の子猫だった。
ココにどういう事情があったのかはわからない。
でも厳しい冬を生き抜いてきた。そして安住の地を見つけた強運の持ち主だ。

今年の3月、店にやって来たときのココ(再掲)

さて、今日の本題。
今年出会った新顔ネコちゃんたちの話です。
4月に書いた「2020新新猫くん」の続報になります。
ところが今年は、新顔ネコちゃんとの出会いが非常に少ない。
2020新新猫くん(レオに似た子猫)はその後姿を見ずじまい。
もう一匹、モドキの記事で書いた影武者のような子。

4月に1度だけ現れたレオ似の子ニャン(再掲)

とにかく人の気配を感じただけでさっと隠れてしまうのでなかなか出会えない。
この夏前から時折、モドキのご飯がモドキらしからぬなくなり方をしていた。
そのうち何人かのスタッフがチラ見。
ところがその猫の情報が白黒だったりグレーだったり三毛だったりとまったく違う。
ミセミケの再再来だと言うスタッフも。
果たして何匹もいるのか。

カメラに納まったのは9月、妻の撮った写真だがかなりのピンボケ。
でも、新しい三毛ちゃんだということがわかりました。
その後10月になってようやく、一瞬だったけど自分も見た。
モドキの食べ残しを食べてたようだけど、今も来てるのかどうか不明です。

ようやく写真に納まった影武者のような新顔ちゃん

それ以外は新しい出会いがない。
昨年までと比べるとやけに少ないです。
思うに、今年は家はサクラとキジロ、店はモドキで安定している。
新しいノラちゃんが割り込む隙間がないのかもしれません。

ノラの保護を意識するようになって4年が過ぎた。
今では里親さん探しが停滞し、新しい子を迎えられず、新しい出会いもない。
当初の意気込みとはだいぶ変わってきた。
今お世話している外の子たちだって、この先何が起こるかわからない。

やっぱり個人で1から10まで活動するのは無理なのかな。
必要なのは妥協か打開策か。
早々に手を打たないと、自分のトシも外の子たちも待ってはくれません。

今のココは幸せいっぱいです(右はレオ)

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故郷追われてノラになる

2020年06月04日 | その他・一見さん
家裏にやって来るタヌキくんの続編です。
タヌキくんについては3/28、5/9の記事を参照下さい。ブログ内検索で出てきます。

タヌキ①
※本記事の画像はネット上のフリー画像を使わせて頂きました

この3月に1年ぶりでタヌキくん来訪の痕跡があり、その後も4回ほどあった。
"痕跡"とはカリカリの食べ方です。
激しく食べ散らかした感じで瀬戸物の容器が大きく移動している。
容器が泥だらけになっている。
一昨年の年末と昨年3月にタヌキくんを目撃したときの状況と同じなのです。

今は家裏では置き餌をしてないので一見さんは殆ど見ない。
でもサクラやキジロにご飯を出して片付けるまでの間に、残飯を狙うことができる。
忙しいときなど1時間や2時間は出し放しのときもある。
タヌキくんはそのタイミングに合ったとき、残飯処理をするようだ。
普段はもっと来ているのかもしれない。

タヌキ②

先日夜のことです。
キジロにご飯を出して、しばらく経ってもニャーとちび太が勝手口から覗いている。
時としておかわり狙いで粘ることがあるキジロ。 足りなかったのかな・・
2匹をどけておもむろにドアを開けると、漏れた明かりの中で何かがうごめいた。
大きく移動した容器の周囲にカリカリが散乱している。
タヌキだ・・・!?
それは1年ぶりの再会でした。

タヌキくんは一瞬暗闇に隠れたが逃げるわけでもなく、再び真下に来て食べ始めた。
何だか以前より馴れている・・・。
「いるよ、いるよ、こっち来て、」 すかさずリビングにいた妻を呼んだ。
勝手口で屈んでいた自分が妻と交代したそのとき、タヌキくんがドアの隙間から鼻を突っ込んできた。
2人の歓声に驚いてすぐに後ずさりしたが、まだドアの先にいる。
いつも一粒も残さないタヌキくん、未練があるのかそれともおかわりの催促か。
タヌキくんはしばらくその場にいたが、中の様子に危うさを感じたのか、やがて暗闇の中へと消えて行きました。

タヌキ③

5/9の記事でも書いたように、タヌキくんは近くにある広大な森林で人里とは無縁の暮らしをしていたに違いない。その広大な森林が開拓されてとてつもなく大規模な宅地開発が始まり、今も続く建設ラッシュとともに新しく大きな街が出来上がった。あのタヌキくんだけではない、多くの野生の動物たちが住処を奪われたはずだ。

タヌキくんがあの森林でどんな生活をしていたのかは知らない。
幸せに暮らしていた家族がバラバラに離散したかもしれない。
逃げ場を失った親に育児放棄され、朽ち果てた子供もいるかもしれない。
どんなに悲惨な目に遭ったのか、彼らは言わない。
だからせめて、彼らを害獣扱いするのはやめようよ。


アライグマ①

あの開発された大森林から来たのだとすれば、もうかれこれ3,4年前になる。
近くの野原や森に身を隠しながら、人間社会でノラ化しつつあるのだろう。
タヌキがいても騒ぎにならないこの街の住民性はよしだ。
見過ごせない被害でも出ない限り、そっとしておいてあげたいと思うのです。

アライグマ②

追記;
あの日以来、タヌキだアライグマだと妻と話し合っています。2人とも結局、もう一度見てみないとわからないと。ポイントは尻尾の長さと模様、耳の形と色、手足の指の形(足跡)の3点ですが、本記事には両者の写真を載せておきます。自分としては、外来種を差別するつもりはないのでどちらでもいいのですが。

勝手口土間についたタヌキくんの足跡
(写真中央右から左に向けて指。当初は4本だったが乾いて3本になってしまった)
当時は雨上がりだったので足跡がついた
しかし自分のボロ携ではピンボケしか撮れず
試行錯誤繰り返すうちに乾いてきたので慌てて保存しました


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2020新新猫くん

2020年04月30日 | その他・一見さん
店ではモドキ用だの何だのと置き餌をすることが多いので、新参のノラが集まりやすい。とは言えSCの中という特異性もあって、さほど集まるわけでもない。やって来たノラたちとお近づきになって、手術を受けてもらった後に保護するか地域猫化するかを決める方針です。悠長ではありますが、Tは行わずにお近づきという手段です。

今朝のレオとちびニャン(朝一出勤スタッフが撮影)

昨年夏以降の、店に出入りするノラたちを時系列的にまとめてみました。
それぞれのカテゴリーが分かれているので記事が分散し、全体の流れがつかみにくいかなと思いまして。こうしてまとめてみると、この半年強の間にもいろいろなことがあったんだなとつくづく思います。

8月末
新参子猫(ミケチビJr.)現れるが翌日には消息を絶つ。
9月
1年4か月ぶりにミセミケが来訪、その後もちょくちょく顔を出す。
10月
モドキが3ヶ月ぶりに顔を見せる。(夜遅く見回りには来ていた模様)
新猫(ポニー)が現れ、そのまま居着く。
テンに似た新新子猫現れるが翌々日には消息を絶つ。(翌日はSC内で目撃情報あり)
新新新猫(シン)現る。
11月
シン常連になる。ただし姿は確認できず(置き餌消費具合で判断)。
レオ、モドキやシンと喧嘩で怪我。危ないので夜間はお泊り(閉じ込め)に。
ポニーの保護、わが家に引っ越し。
シン用の置き餌はゲート下に、モドキ用の置き餌は事務所前に。
ミセミケ再び消息を絶つ。(レオに追い払われる)
12~2月
夜はお泊りのレオの他、モドキとシンが常連に。(ただしシンの姿は確認できず。)
3月
2020年春の新猫(その後ちびニャンと呼称)が現れ、レオを慕って店に居着く。
シンの置き餌消化が確認できなくなり(ちびニャンが食べる)、ゲート下の置き餌中止。
モドキの来店時間がまた遅くなって顔を合わせる頻度が減少。
4月
ちびニャン、レオと一緒にお泊り開始。

以上のような状況でした。さて、今日の本題。
2週間ほど前、ちびニャンが初めてのお泊りをする前日のことです。レオを観葉室の中に入れた後、事務所前にちびニャン用のご飯を出した。が、ふと見るとそのご飯をレオが食べている。 「ありゃ、中に入れたはずなんだけどな・・。」 

一瞬、レオが食べているのかと思ったら・・

しかしよく見るとそれはレオではなかった。レオにそっくりの、まだ7~8ヶ月の子猫でした。毛並がよくきれいな顔立ちで、自分が近づいても逃げない。その新新猫はちびニャン用のご飯(かなり大盛り)を一気に食べ、とりあえず出したカリカリのおかわりを食べている途中、モドキがやって来た。モドキは威嚇するわけでもなく、ラック下に隠れた新新猫を覗き込む。その執拗な覗きに、やがて新新猫は姿を消した。

その時はすぐにまたやって来るだろうと思えた新新猫くん、それ以来姿を見ていません。ただ、モドキが食べない置き餌を出しておくとたまに消費されるので、その子か誰かが食べていることは間違いない。

今になって思うのです。
この新新猫くん、ことによると上の時系列記述にもある昨年の10月、1日だけ店に現れた新新子猫ではなかったかと。自分はその子猫を見てないが、翌日目撃したスタッフによるとその子はSCの反対側で目的地を目指すように小走りに駆けていたそうだ。当時の写真写りがとても悪いので(昨年11/9ポニーの記事)比較はできないけど年齢的にはぴったりだ。

その子がどこか近くで誰かのお世話になっていて久々に当店を訪れた、なんて話だったらいいなと思いつつ、確認作業は今も続けています。

ホント、レオそっくりな子猫ちゃんでした

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新新新猫参上 ~お店にやって来るノラちゃんたち~

2019年12月04日 | その他・一見さん
早いもので、もう師走ですね。
今年はお店でもいろいろな出会いと別れがありました。テンちゃんが養生のためにわが家に引っ越した反面、2月にはテンチビ(今のレオ)がやって来た。レオはテンちゃんの後継看板猫として順調に修行中です。しかし昨年秋から店の常連だったミケチビは、レオを嫌ったのか5月に姿を消したまま。今頃どうしているのか、店中飛び跳ねていた姿が懐かしいです。6月になるとチキンとキリン、10月にはポニーがやって来て保護しました。

看板猫として磨きをかけるレオ

一方8月に現れたミケチビに似た子猫、10月に現れたテンちゃんに似た子猫は結局消息不明に。いずれも1日だけの出現で、店でたっぷり食べたにも拘らず翌日から見えなくなった。他に当てがあったのだろうか、この2匹も気になります。

この春に行方不明になったミケチビ(再掲)

常連のモドキは相変わらずです。夜もっと遅い時間には巡回してるのかもしれないが、スタッフに顔を見せるのはひと月に1回程度。相変わらず置き餌には見向きもせず事務所の入口で一休みして行く。シーバをあげると喜んで食べてます。モドキが来ると逃げまくりのレオは、観葉室に逃げ込めるようになったのでもう大丈夫かな。

スタッフルームの前で一休み中のモドキ

今年のハイライトはやっぱりミセミケとの再会だ。1年半ぶりに会うだなんてまるでドラマのよう。ミケちゃんはそれからしばらくは毎日顔を出しました。今度こそ常連になってカテゴリーも独立かと期待したのですが、やっぱりレオを嫌ったのかこの2週間ほど見ていません。

実はミケちゃん、レオに追われたのです。レオとしてはポニーのとき同様でお近づきになりたそうな追い方だったけど、ミケちゃんはすごく怯えて20分くらい事務所の下で弱弱しく鳴いていた。レオが飽きて立ち去るといつの間にかミケちゃんもいなくなり、それ以来の行方不明。ただ、夜遅く食べに来ている可能性はあります。

この2週間ほど見ていないミセミケ(再掲)

さてそんな中、覚えているでしょうか。「屋根の下の住猫、ポニー」(11/9)で少し触れた新新新猫。その後もやって来ています。週に一度ほど遅くまで残ったスタッフが目撃。警戒心が非常に強くこれまで謎に満ちた存在だったが、ようやくスタッフのカメラに納まりました。当初の情報とはちょっと違う島柄ちゃんです。今日は遅くまで店にいたところ、初めてこの島柄ちゃんを見かけました。タヌキみたいに太い尻尾が印象的でした。

ようやくカメラに納まった新新新猫(Yさん撮影)

店では状況が許されるので置き餌を続けていますが(結構大量)、毎朝必ず空になっています。レオとモドキは食べないので可能性としてはミセミケかこの新新新猫。今のところ食べっぷりからして新新新猫ちゃんの可能性が高いが、ミセミケにも頑張ってほしいなあ。

モドキも含め、年越しはこんな感じのメンバーになりそうです。

新新新猫はりりしい顔立ちの島柄ちゃんでした

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