すっかり暖かくなりましたね。
この冬は黄色と黄白くんの喧嘩騒音に悩まされ、かと思えば(多分新顔ちゃん目当ての)発情鳴きに悩まされ、例によって落ち着く暇がなかったです。しかし4月になると黄色系ニャンたちは来なくなった。暖かくなると見なくなる動向はソトチビに似て、やっぱり黄色系はソトチビと同じ本拠地なのかな。でもそのおかげで、家裏では顔白くんと新顔ちゃんが落ち着いた。
最近は姿を見せてくれるようになった新顔ちゃん(再掲)
ところが4日ほど前のこと。顔白くんが突如として恋狂った??
突然、家の周辺で「ワオン、ワオン」という鳴き声が。勝手口から見ると顔白くんが逃げていった。「えっ、顔白?」 クルルルという喉を鳴らす発情鳴き特有の感じではなかったけど、あのけたたましい鳴き方はまず間違いない。考えられるのは新顔ちゃんに対する顔白くんの発情だ。それにしても今頃になって? それにあの大声は? 普段はとても声の小さい2匹なのです。
顔白くんは家の周りをウロウロして、その声はいつまでも止まらなかった。やはりそうだ。新顔ちゃんが現れるのを待っているのだ。ご飯を食べたい新顔ちゃんは、おそらくどこか家の近くに潜んでいるに違いない。それで顔白くんも離れない? それから夫婦は出かけ、昼過ぎに帰って来るとまだ鳴いていた。それが家の近くで聞こえたりどこか遠くから聞こえたり、その範囲は広がっているようでした。
顔白くんは家の周辺では妙に積極的で、リビングの窓外から中の猫たちに盛んに何か話しかけていた。家裏でご飯を出しても落ち着きがなく食べるどころじゃない様子。「こりゃ完全に狂っちゃたな。」 夫婦は猫嫌いのご近所を気にするばかりだった。その日、新顔ちゃんはついにご飯にありつけず。日暮れ時になってようやく声もおさまり、同時に顔白くんも姿を消した。どうやら新顔ちゃんが諦めて帰ったのだ。そう思った。
次の日、自分が非番で家にいると朝からまた鳴き声が。しかしその声は潰れたようなしゃがれ声になっていて、遠くで聞こえたり近くで聞こえたり。その後も、前日ほどではないけど断続的に鳴き続けた。顔白くんは2度ほど家裏に来てご飯を食べ、その隙をついて新顔ちゃんも2回食べた。夕方になって顔白くんの3回目の食事中、勝手口の換気口から見るとしきりに後ろの方を気にしている。扉をそーっと少し開けて外を見た。顔白くんの2mくらい後ろに、新しい猫がいたのです。
顔白くんは当家の猫たちにも興味津々
少し痩せた感じの、まだあどけなさの残る若猫でした。キーやクウと同じ1才を少し越えたくらいか。全体の模様や顔立ちとやさしい目つきは新顔ちゃんに似ていて、ピンと立った大きな耳がクウと似ている。顔白くんがその若猫を気にして反対方向に逃げていくと、残ったご飯には目もくれずに若猫が追いかけていった。やがて、遠くの方でまた潰れた声が鳴り響いたのです。
それで理解できました。鳴いていたのは顔白くんじゃなくて若猫だったのです。若猫は顔白くんにすがりたかったのだろう。かつてイエチビがニャーに、ちび太やテリーがテンちゃんにすがったように、不安で仕方なかったのだ。そう、発情鳴きだなんてとんでもない。若猫は自分の所在をどう納めればいいのかもわからない、不安に満ちた迷い猫だった。
レトルトをお皿に盛って庭に出ると、家裏で若猫に出会った。若猫は一瞬逃げたが、少し離れて振り返りこっちを見ている。なるほど、この子は脱走か捨てられたか、いずれにしても飼い猫だったんだ。お皿を置いて離れると、若猫は少し食べて消えた。その夜に置き餌をしたところ、夜半に若猫が食べているのが見えた。(トイレの窓から盗み見) その夜にもう一度置き餌をすると、朝には半分ほど減っていたが誰が食べたかは不明。
それからの2日間は若猫の姿は見えず声も聞こえず、置き餌に口をつけた痕跡もない。若猫がどこかに行ったのか、それとも家に帰れたのか、気にはなっても調べる術がありません。当家でもキーに脱走されたばかり。キーは無事に帰ってきたけど、それはあの若猫と紙一重の結果に過ぎない。
迷い猫ちゃんは無事に帰れたのだろうか
子猫はかわいい。今は空前の猫ブーム。ノラの子猫も家の子猫も何の変わりもありません。かわいいと思ったらもう一歩進んで、彼らの過酷な運命について知ってもらえたらと思うのです。
近いうちに改めて、ノラの子猫の運命について書いてみたいと思います。
この冬は黄色と黄白くんの喧嘩騒音に悩まされ、かと思えば(多分新顔ちゃん目当ての)発情鳴きに悩まされ、例によって落ち着く暇がなかったです。しかし4月になると黄色系ニャンたちは来なくなった。暖かくなると見なくなる動向はソトチビに似て、やっぱり黄色系はソトチビと同じ本拠地なのかな。でもそのおかげで、家裏では顔白くんと新顔ちゃんが落ち着いた。
最近は姿を見せてくれるようになった新顔ちゃん(再掲)
ところが4日ほど前のこと。顔白くんが突如として恋狂った??
突然、家の周辺で「ワオン、ワオン」という鳴き声が。勝手口から見ると顔白くんが逃げていった。「えっ、顔白?」 クルルルという喉を鳴らす発情鳴き特有の感じではなかったけど、あのけたたましい鳴き方はまず間違いない。考えられるのは新顔ちゃんに対する顔白くんの発情だ。それにしても今頃になって? それにあの大声は? 普段はとても声の小さい2匹なのです。
顔白くんは家の周りをウロウロして、その声はいつまでも止まらなかった。やはりそうだ。新顔ちゃんが現れるのを待っているのだ。ご飯を食べたい新顔ちゃんは、おそらくどこか家の近くに潜んでいるに違いない。それで顔白くんも離れない? それから夫婦は出かけ、昼過ぎに帰って来るとまだ鳴いていた。それが家の近くで聞こえたりどこか遠くから聞こえたり、その範囲は広がっているようでした。
顔白くんは家の周辺では妙に積極的で、リビングの窓外から中の猫たちに盛んに何か話しかけていた。家裏でご飯を出しても落ち着きがなく食べるどころじゃない様子。「こりゃ完全に狂っちゃたな。」 夫婦は猫嫌いのご近所を気にするばかりだった。その日、新顔ちゃんはついにご飯にありつけず。日暮れ時になってようやく声もおさまり、同時に顔白くんも姿を消した。どうやら新顔ちゃんが諦めて帰ったのだ。そう思った。
次の日、自分が非番で家にいると朝からまた鳴き声が。しかしその声は潰れたようなしゃがれ声になっていて、遠くで聞こえたり近くで聞こえたり。その後も、前日ほどではないけど断続的に鳴き続けた。顔白くんは2度ほど家裏に来てご飯を食べ、その隙をついて新顔ちゃんも2回食べた。夕方になって顔白くんの3回目の食事中、勝手口の換気口から見るとしきりに後ろの方を気にしている。扉をそーっと少し開けて外を見た。顔白くんの2mくらい後ろに、新しい猫がいたのです。
顔白くんは当家の猫たちにも興味津々
少し痩せた感じの、まだあどけなさの残る若猫でした。キーやクウと同じ1才を少し越えたくらいか。全体の模様や顔立ちとやさしい目つきは新顔ちゃんに似ていて、ピンと立った大きな耳がクウと似ている。顔白くんがその若猫を気にして反対方向に逃げていくと、残ったご飯には目もくれずに若猫が追いかけていった。やがて、遠くの方でまた潰れた声が鳴り響いたのです。
それで理解できました。鳴いていたのは顔白くんじゃなくて若猫だったのです。若猫は顔白くんにすがりたかったのだろう。かつてイエチビがニャーに、ちび太やテリーがテンちゃんにすがったように、不安で仕方なかったのだ。そう、発情鳴きだなんてとんでもない。若猫は自分の所在をどう納めればいいのかもわからない、不安に満ちた迷い猫だった。
レトルトをお皿に盛って庭に出ると、家裏で若猫に出会った。若猫は一瞬逃げたが、少し離れて振り返りこっちを見ている。なるほど、この子は脱走か捨てられたか、いずれにしても飼い猫だったんだ。お皿を置いて離れると、若猫は少し食べて消えた。その夜に置き餌をしたところ、夜半に若猫が食べているのが見えた。(トイレの窓から盗み見) その夜にもう一度置き餌をすると、朝には半分ほど減っていたが誰が食べたかは不明。
それからの2日間は若猫の姿は見えず声も聞こえず、置き餌に口をつけた痕跡もない。若猫がどこかに行ったのか、それとも家に帰れたのか、気にはなっても調べる術がありません。当家でもキーに脱走されたばかり。キーは無事に帰ってきたけど、それはあの若猫と紙一重の結果に過ぎない。
迷い猫ちゃんは無事に帰れたのだろうか
子猫はかわいい。今は空前の猫ブーム。ノラの子猫も家の子猫も何の変わりもありません。かわいいと思ったらもう一歩進んで、彼らの過酷な運命について知ってもらえたらと思うのです。
近いうちに改めて、ノラの子猫の運命について書いてみたいと思います。