今日の当地は朝から冷たい雨が降り出し、例によって日が暮れると止んだ。自分は非番で家にいましたが庭の温度計は朝から夜まで4℃で変わらず。真冬より寒い1日となりました。夜半から晴れ予報なので放射冷却は確実。明朝何度まで下がるか心配です。サクラもキジロもびしょ濡れでやって来て、カイロ入りの寝床は使わず意を決したように雨の中を帰っていきました。
さて、わが家に加入して1ヶ月が経ったポニーくん。
先住猫たちとの挨拶も済ませ、びびりながらだったわが家の探検には少々時間がかかったものの、今ではチキンという同年代の友達もできて溌剌と暮らしております。先輩たちにも概ね好意的に迎えられ、たまに怒られてもいじけることなく逆にじゃれ付いたり。
ニャー(奥)とポニーは模様が親子か兄弟のよう
寒くなった今、ポニーを家に保護してよかったなとつくづく思います。あのまま店で屋根下の住猫だったら今頃健在だったかどうか。夏以降に生まれたノラは冬の直前に親離れして生き延びなければならない。でも、やはり長い冬の夜を子猫独り外で過ごすというのは無理だよなあ。殆どの子猫が初めての冬を越せない現実。これまで見てきて、ノラが冬を越すには1才にはなっていないと厳しいのではないか。
チキン(左)とポニーは大親友になりました
ところでポニーはびびりの性格のせいか、何をするにも控えめで遠慮勝ち。その奥ゆかしさが女の子っぽいのでついつい「ポニ子」と呼んでいます。別にいじけてるわけではなく、子供らしく元気いっぱい遊んでます。ただ、ご飯など欲しくてもじっと待っていたり、自分から率先して何かをすることがない。居場所にしても、実は最近になってようやくリビングの隅でみんなと過ごすようになったのです。
みんなと一緒に食事中
ではそれまでどうだったかと言うと、ベッド下の住猫だった。わが家に来て4日目くらいから何かとベット下に逃げ込むようになり、ついにはそこの住人に。おかげでベット下を逃げ場所にしていたクウやリンはいい迷惑。でも、ポニーはいったい何から逃げていたのか。実は他でもない、このオジンを避けていたのでした。
屋根の下の住猫からベット下の住猫へ
店の頃はあれだけ懐いていたのに、まあ今でも撫でれば喉鳴らしてすりすりしてくるのだけど、どうにもこのオジンが怖いようなのです。そのうち理由もわかってきた。自分の声です。特にニャーがクウに、ちび太がリンに絡んだときの「コラッ!」という大声。しかも実は普通の話し声にもびびっていたことがわかってきた。店時代は外だったけど、家の中は静かで声が響くんですね。
調べてみると、やっぱり猫は大人の男の声が苦手なんだと。うーん、こればっかりはいかんともし難いか。しかし先月末の記事で書いたように、今は極力「コラッ」を控えて優しいオジンに変身中。その効果でポニーもリビングで過ごせるようになってきた? いやはや、何ともはや。
ポニーが本領発揮する日はもう近い? (ピアノの上にて)