今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

生きるための闘い ~サクラのその後~

2023年05月20日 | サクラ(新顔)とキジロ(黄白)
様子を見ながら、ステロイド(ブレドニゾロン5mg1錠)を1~3日おきに与えています。
与えても痛みが消えるわけではないようだけど、痛がる回数はかなり減る。
長期投与の副作用を考えれば、まずは効果効率の最大値を模索するのが先決だ。
ちなみに病院で注射され時は1日半ほどだがまったく痛がらない。

リビングに顔出したサクラ (写真左上はニャー)

保護部屋も開放。部屋から出て殆どの時間を自分の好きな場所で過ごす。
最初に選んだ場所は何とベッド下。
ちび太に追われたケンが逃げ込むと一緒に入ってます。
ただ、ケンは様子を見て直ぐに出ていくけど、サクラはいつまでも入ってる。
当初は必要に応じて物干し竿で追い出していたが、そのうち出て来なくなった。
仕方なくそのまま放置していたら、なんと1日半(36時間)も籠城。
結局マット底板を持ち上げて追い出したけど、この作業が心不全には大変よろしくない。
そんなこんなで、とうとうベッド下を封鎖してしまいました。

左写真:ベット下のケンと奥にサクラ 写真右:封鎖したベット下

すると今度は、2階和室(オジン部屋)の押入れ収納箱上に籠城。
ケンはその上の段に逃げ込むことが多くなって、またしても仲良く身を隠すことに。
まあここなら必要に応じて追い出せるからいいかと。
そのうち、人の気配がなくなるとベッド上で羽を伸ばしていることもわかりました。

押入れの中で (下:サクラ、上:ケン)

"必要に応じて" 追い出す?
その必要とは飲み食いにトイレ・・動物の基本的な営みです。
サクラは相変わらず自分から進んで食べたり飲んだりすることがない。
保護部屋から出て以来、自分からトイレに行くこともなくなりました。
放っておくといつまでも籠城して、1日以上飲まず食わずはお手の物もの。
人の気配のないときにあらぬ場所で粗相する。
それじゃあまずいと1日2回ほど追い出して保護部屋に逃げ込ませ閉じ込める。

するとこれまでのようにトイレを済ませ、シーバとモンプチスープを与えます。
今のところ、保護部屋の定位置以外では飲み食いしません。
スープ(水分)は1日80g(=ml)がノルマ。
食べるのは相変わらずシーバのみで、一応2袋(=160kcal)が目標だが食べない日もある。
これで何とか体重3kgをキープ。
最初の診察時が3.6kgだったので、もともとは4kg以上あったと思われますが。

サクラは過剰なほどビビリだけど、とても穏やかで優しい猫。
今はまだ、生きるための営みに介護が必要です。
シーバの最初の一粒が患部に当たったりすると飛び跳ねて痛がり食べなくなる。
液体を飲んでも患部に当たればやはり滲みて飛び上がる。
それがトラウマになって食が細った一方、食欲がないわけじゃない。
どんなに喉が渇いても飲まないから脱水症状になる。
口内炎と簡単に言うけど、猫にとって死に直結する大変な疾患なのだとよくわかりました。
死という概念がないから、人間のように食べないと死んじゃうという発想がないのです。
でもとにかく諦めず、サクラが楽しい食生活を取り戻すよう一緒に頑張っていく覚悟です。

人の気配がないとベットでのんびり (写真上はシロキ)

コメント
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