本日昼前、テレビ各局と各ネットニュースが一斉に報道しました。
埼玉県毛呂山町の元ブリーダー、渡部幸雄容疑者(81)がポメラニアンとみられる犬など3匹をビニール袋などで密封したカゴに閉じ込め、窒息させて殺した疑いで逮捕された。
昨年8月「繁殖能力が無いと判断した犬にエサを与えず衰弱死させたり、カゴに犬を入れたままビニール袋で密封して殺している」と情報提供があり事態が発覚した。
渡部容疑者は繁殖犬中心に約180匹飼っていたという。
曰く、「繁殖に使えなくなった犬を生かしておくと経費がかかる。行き場の無くなった犬の責任をとるつもりで殺した。」
最近は犬猫の虐待報道が多くなった。
中でもブリーダーやペットショップの起こす犯罪は被害動物の数の上で多く特に問題だ。
命を営利販売すればこのニュースのような問題は避けられない。
先月は無免許無麻酔で犬の帝王切開をはじめ450匹余りの犬を虐待飼育殺傷した元犬販売業者代表(長野県)の判決が懲役1年執行猶予3年罰金10万円(求刑1年)とあまりにも軽すぎる内容で確定した。
検察も司法も悪徳業者の味方なのです。
営利販売自体を禁止しない限り、この問題は絶対に解決しない。
同じように最近増えたのが多頭飼育の崩壊。
動物たちの救助に向かったボランティアさんからの凄惨な現場報告に胸が締め付けられる。
昔から潜在的にあった問題が、意識の向上で一部が報道されるようになったのだろう。
これも被害動物の数の上では圧倒的に多い。
優しい人に保護されて幸せになったノラのニュースには心温まるけど、数の上ではその何十倍何百倍の不幸なまま朽ち果てた動物たちがいることを忘れてはならない。
所有権の制限や経済的なサポートさらには告発の奨励等、現場で活躍するボラさんたちのサポートを強化することが緊急の課題だと思います。
そして何より、命の営利販売を禁止すると同時に、命の遺棄や虐待の告発取り締まりを強化することも忘れてはなりません。
ニャー「そうだそうだ」
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