キーが突如として口に異常を来した。
朝の食べる量が少ないので気になってはいたけど、夕方以降は何も食べず。
翌日は口周りが唾液で黒く汚れ、口が閉まらず舌と涎が出っ放し。
コタツの敷布が涎でびしょびしょになって交換するほど
初めは猫風邪がうつったのかと思ったけど、鼻風邪と涎ではウィルスが違う。
よもや口内炎? でもそんなに突然になるものだろうか。
とりあえず抗生物質とステロイドを半錠だけ与えようとしたけど、そもそも食べない飲めないの状況なので不可だった。
本人(猫)も空腹と喉の渇きにじっと耐えてる様子。
普段のキーは童顔の貴公子 (深層のご令息?)
キーはよく甘えてくるし、そんな時はお腹撫でたり顔つかんだりし放題。
でもとにかく超ビビリで、何かされそうになると大慌てで逃げまくる。
口の中を見ることができればいいのだけど。
と、キーが大好物のチュールカリを食べようとして食べれず、苦戦して下顎をカチカチ鳴らしていた。しかもカリカリの粒が唾液で口の周りに付着し、それを取ろうとして大きく口を開けたとき、
しっかりと見えたのです。斜めになったキーの右犬歯が。
ビデオからのコマ取り写真:肉眼では犬歯の異常がはっきり見えた
原因がわかりました。で、その犬歯がなかなか抜け落ちそうにない。
去年はちび太の犬歯が抜けたけど、その時は気がついたらポロリと落ちていた。
キーのはさらにその翌日も抜け落ちそうにないので、いよいよ病院に行くことに。
とは言え、キーの通院は保護して以来去勢手術をしたときに続いて2度目。
あの時は確保するのにてんやわんやで、病院に直前キャンセルしたり大幅に遅刻したり。
あれから5年半、恙なく暮らしていたキーだけど果たして首尾よく確保できるかどうか。
食べれない飲めない・・じっと耐えるキー
一昨日の夜のことでした。
いよいよ時間となり、妻と周到な打ち合わせをして臨んだ。
ところがまた妻の楽天主義が出て、簡単そうだと安易に手を出したのがまずかった。
一度逃げたらもうキーの警戒心は100%。
悲壮な声を発しながら1階から2階、2階から1階に逃げ回り、2階の部屋に閉じ込めると、今度は無理やり身体をねじ込んでオジンベッドの下に逃げ込んだ。
病院の受付終了時間が迫るが、ここまで来たら止めるわけにはいかない。
ベッドの引き出しをすべて取り払って箒で追い出そうとしたがなかなか出ない。すると妻が例のたも網を持ってきた。店でのココ捕獲用に購入したあの網だ。ココは捕まらなかったが、追い詰めて確保したときは役に立ったと。
で、キーはその網で見事に御用となり、ネットに移しキャリーに入れて病院に向かった。
病院への往復と診察中は一声も発っせず、まったくおとなしくいい子だったキー。
しかし妻と冗談で話していたことが本当になった。
キーの口を開けると、既に右犬歯はなかったのでした。
先生には他の歯も点検してもらい、抗生剤を注射して診察は終わり。
帰宅すると即2階の和室に隠れてしまったが、夜遅くなってカリカリを食べに下りて来た。
そして、まったくいつものキーに戻っていたのでした。
毎冬の風物詩:いつものキー (ツインズ)です
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