今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

サクラ&キジロ・その後

2020年02月15日 | サクラ(新顔)とハチ(キジロ)
久々、家裏2匹の近況です。
2匹とも相変わらずの日々。とは言っても前記事はサクラに懸念を表明したところで終わったのでその続きから。急に太ったサクラでしたが、ルイのようにお腹が膨らんだわけではなかった。単に冬に備えて肉付きも毛の量も増したようだ。外ネコは食べ物が潤沢にあれば、こうして季節ごとに変化するわけです。


ぽちゃぽちゃに太ったサクラです

それにしても突然姿を消したあの5日間は何だったのだろう。6日目に現れたときはさほど悲壮感もなかったので、トラブルに巻き込まれたわけではなさそうだ。ことによるとお世話になっている主家で定期健診でも受けていた? 前記事の後、サクラの主家を探してみたが妻の言っていた家は違い、その奥に点在する生垣に囲まれた広い旧家のどこかだと思われた。しかしサクラは復帰して以来、殆ど毎晩当家の家裏に用意した寝床で寝ています。日照のない寒い日や雨の日もずっと寝床にいて、キッチンに人の気配がすると勝手口の外に出てくる。

一方キジロは日に2度ほどやって来ます。だいたい日が完全に落ちた頃と夜更け。たまに早朝や夕方に来ることもある。来てもご飯を催促することもなく、相変わらず鳴きもせずに香箱座りで待っています。回数ではサクラの半分もないけど量的にはサクラの倍以上、結構な大食漢だ。でも随分グルメになっちゃったサクラと違い、何でも食べるので扱い易い。


キジロもぷくぷくになりました

2匹の関係は?
気になるのはこの2匹の関係。共存できるのかできないのか。今の生活になってからの2ヶ月間、喧嘩などはなかったが、はっとしたことは2度あった。夜中に家裏でバサバサッと音がしたので慌てて覗くと、サクラの寝床がひっくり返って台から落ちていた。猫の姿はなかった。誰か(キジロ?)に不意に接近されて、サクラが慌てて寝床から飛び出して逃げた感じだった。2度目は夕方、家裏というよりは家の横で、追い詰められたサクラの声(多分)がした。ミュウミュウという小さく怯えた声は、ほんの2秒くらいで消えた。中の猫たちが一斉に外の様子を伺う。慌てて勝手口から外に出るとサクラの姿はなく、キジロが悠然と去っていった。身体や尻尾の毛も普通で、特に興奮した様子はなかった。


今年の寝床(サクラは奥の小さい方を使ってます)

2匹のその後はまったく普通の生活です。ことによるとキジロではなく通りすがりのノラだったのかも。みうのときも、何度かストーカーに狙われたことがあったけどソトチビが守ってくれた。実はサクラとキジロも、最近は意外な一面を見せてくれます。ひとつはサクラが寝床にいるのにキジロがすぐ横で待機している光景。何度か自分と妻が目撃した。さらに、キジロが食べていたのがいつの間にかサクラに代わっていたり、その逆だったり。この2匹意外とお近付きになっているのかもしれません。まあみうとソトチビのように仲睦まじくとはいかなくても、共存してくれれば何よりだ。


寝床に入るサクラ

久々に出たニャーのおしおき
4日前のことです。食器洗いをしていると庭にいたニャーのリードの音が荒々しい。見ると、中の猫たちがリビングの窓にへばりついて庭を凝視していた。慌てて玄関から飛び出ると、ニャーのリードの元がフックから外れていた。ニャーはそれでもその場(玄関前)にいたが、口に夥しい量の黄色い毛を咥えていた。キジロだ、と思った。その少し前、勝手口で食べ終わったばかりだった。

唸り声はおろか猫の声ひとつ聞こえなかった。ニャー特有の静かな喧嘩、つまりおしおきだ。そのときは既にキジロの姿は見えず。ニャーも全身の毛が立ってはいたが、尻尾はさほど太くはなかった。落ち着いているように見えたので、ニャーの口から猫の毛を取り出した。(気が立ってるときは絶対にやってはいけません。) それから振り返ってびっくり。リードの届く範囲、庭一面に猫の毛が散っていた。その毛をひとつひとつ手で拾って集めた。殆どが引き抜かれたキジロの毛で、たまにニャーの毛もあったが、引き抜かれたというより興奮で抜け落ちたようだった。ニャーに怪我はなく、耳に少し血がにじんでいたので手当てした。その後のニャーは普段通り。夜になって再び食べに来たキジロにも怪我は見当たらなかった。


明るいうちに来たキジロは周囲を点検して帰ることも

ニャーとクウ、そしてオジン
が、ニャーにひとつだけ変化が。またクウを狙い始めたのです。ご飯を並んで食べるまでに関係が回復した2匹だったのに、昨夜は廊下でニャーがクウを追いかけ始めた。おそらくトイレが重なったとか些細なことが原因だろう。2匹はリビングに回り、保護者夫婦の目の前で追いついたニャーがクウをひっくり返してお腹(の毛)にかぶりついた。「ぎゃ~~~っ」というクウの絶叫。ついに禁じ手の「こらぁっ!」の大声を炸裂させてしまいました。慌てて散会した2匹。逃げるニャー。後を追って家中を一回りするとコタツの向こうで身を伏せ、耳を伏せ、全身小さく毛羽立ったニャーが怯え目でこっちを見ていた。

「いけね、やっちまった。」 呆れるオバンに謝っても後の祭り。ニャーはオジンに怒りの後続がないことを怪訝に思いながら、オバンの横に寄り添って眠りについた。せっかく和やかになってきたわが家の生活。こんなことで壊してはいけない。ガマンだガマンだ。後はニャーがどう出るか。わが家の平和は続くのか。それはリン一家の続報にて。

最近は落ち着きとゆとりが出てきたサクラ


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