今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

シャッポ ~ああ、おデブ街道まっしぐら~

2016年09月26日 | シャッポ
シャッポが店に現れたのは今年の4月下旬、まだ5ヶ月前のことです。
当時は店で人気者だったポンが消息を絶って間もなかったので、ポンだ、ポンだと騒がれていました。

しかしポンにしてはどこかおかしい。あれだけ人懐っこかったポンが人気のない夜に現れて、しかも人の気配を感じただけでさっと消えてしまう。当時は外で食事を与えていたので、ことによると、それを狙って来たよそのニャンコかもしれない。

そんなことが一週間ほど続いたある日、ついにその姿を写真に収めたのです。

    

後姿は似れどポンとは違う、まだ子猫の面影を残した新顔君でした。


その頃は既にニャーと居ついたばかりのチビがいたのですが、その子は食べたい一心で2匹とも折り合いをつけ、しかも急速に人にも慣れてきたのです。
で、一週間ほどで店猫の顔に。
いやはや、すごい変わり身の早さでした。
名前も新チビだのオムスビだのとあわただしく変わり、最終的に「シャッポ」。


彼の特徴は何と言ってもモーレツな大食漢なこと。
すごいすごい、それまで食べられなかった分を一気に取り戻そうとしているのか、他の二匹の倍のスピードで、5倍くらいの量を食べてました。

そのうちチビと大の仲良しになって、店にいる時間もぐっと増え、喧嘩早かった性格も穏やかに?、ヤーさんのような顔の傷も治って、誰にでもすりすりする、超かわい子ニャンコに大変身したのです。

          
           チビとシャッポ、店内ではいつもこんな光景が


一方で気がかりだったのが食事の量。
動きもだんだん鈍くなって、数歩歩いてはどっと座り、とにかくドテッ、そしてまたドテッ。
ついには食事もこんな姿勢で・・;
               

ああ、まさにおデブ街道まっしぐら。


それを救ったのがチビでした。
何しろチビは身軽で軽快、しかも特有の無邪気さでシャッポにちょっかいをかけ、はじめはうるさそうにしていたシャッポも次第に応じるようになって、静かになった夜には、ショッピングセンターの駐車場で運動会をするのが日課になったのです。


しかし、そんな微笑ましい光景も長くは続かず。
あの不幸な出来事。そしてチビとのお別れ・・

  
  チビが消息を絶った日の夜、チビを探すシャッポ
(このときは我々もまだ、チビの事故死を知らずに捜索の最中でした)



           ******************
あれから2週間、今のシャッポは少し微妙な状況です。
チビ亡き後はまた店から離れることが多くなりました。ニャーと揃って看板猫を勤めてみたり、突然いなくなったり。
(今日は一日姿見せず)

思春期を迎えたシャッポ、ニャーとの距離感も微妙で、来る手術の日まで店にいてくれと願うばかりです。

          
     昨日はニャー(右)と揃ってプリンターを占領していたシャッポ






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テツの死を乗り越えて

2016年09月25日 | (故)テツ 
テツがハナとクモのところに旅立ってから12時間が過ぎた。
本日2度目の投稿です。
今日は長かった雨も止み、久々に晴れて気温も上がりました。
空調と保冷材でテツの身体を冷やしながら、明日の葬式までとむらいと思い出に浸ろう。(いいよな? テツ)

        

一言で言えばペットロス。
昨日まで19年も一緒に暮らしていたのだから、まだここかしこにその痕跡が残っている。
大脱走の後網戸という網戸を固定したガムテープ、至る所に置いてある水飲み用のカップ、昨日の食事の残り、お漏らししたトイレ、介護食や薬の余り、それらを片付ける度に、本人がひょっこり出てくるような・・・。

そもそもトシだし、IBD(推定)という不治の病も抱えていた。
ハナとクモのときの経験や、最近は店の子チビのこともあった。
いろいろなノウハウ記事も読んで覚悟はできているつもりだったけど、こんなに唐突になんて思ってもなかったし、いや、もともと覚悟なんてできてなかった、というより、できるわけがないのだよ。
最後の最後まで希望は捨てない、それが人情ってもんじゃないか。



一昨日の初記事にも書いたように、とにかくテツは一生懸命生きていた。ペットと暮すということは彼らの生と死、生き様と死に様を理解して、しっかりと受け止めるってことなんだ。
そしてテツは、いつも前向きで明るく何があっても嫌な顔ひとつしないで、平和そのものの穏やかな顔で我々夫婦を和ませてくれた。嫌な強制給餌の時間に隠れるときでさへもどこか滑稽な仕草で、最終的には受け入れた。

でもそれに甘えてはいけなかったんだ、ということに今になって気付く。
本当はテツは、病気と闘って苦しかったに違いない。
自分は、本当に彼の要求(本音)を理解していたんだろうか。長く生きたいだろうし、生きてもらいたい。でも、その一方で彼の野生の寵児としての誇りを傷つけてはいなかったか。テツは、我々と暮らして幸せだったのだろうか。


正直、この答えが出ることはないだろう。
ずっと問いかけながら、これからも他のニャンコ達と接していくんだろうな。



それにしても、不幸な境遇のニャンコ達を少しでも救済しようとその決意表明の意味で立ち上げたこのブログ。
今にして思えば、それはテツがいたからこその思いだったような気がする。
それがこんな形でのスタートになるなんて・・。


テツよ、もしかしたらお前は身を引いたのかい?
これからこのブログに登場してくる、さまざまな境遇のニャンコ達の未来のために。



次回は店の子、シャッポの紹介です。


(追伸)店のスタッフ仲間からお花が届きました。(何しろ花屋なもんで)
    遺影も調達。
            
                
                      お花の中にはテツの似顔?も


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テツ 逝く

2016年09月25日 | (故)テツ 
本日朝6時47分、19年間連れ添った愛猫テツを看取りました。
他の2匹を一緒に見送ってからは夫婦2人との核家族で、我々も本人も猫とは思ってないような生活でした。

2年半ほど前から食べなくなってやせ細り、この1年半は、いやいやながらの強制給餌を交えた闘病生活を本当によく頑張った。
でも、楽しいこともたくさんあったよね。

       
   昨夜危篤状態になり、温めながら一晩励まし続けたのですが・・


それにしても、このブログをはじめた直後にこんなことが起こるなんて。
あまりにも多すぎる思い出に今はまだ気持ちの整理がついていないので、いろいろ落ち着いたら、テツとの思い出やIBDという病気について綴ってみようと思います。


◆在りし日のテツ◆


    食事は夫婦と一緒に同じテーブルで

             
           お出迎えが日課、玄関で帰宅を待つとても律儀なヤツ

                      
                             人の上に乗るのが大好き
                     毎朝のピタピタ、ナメナメ攻撃も明日からは平穏?に
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ツンデレの極致、店の子ニャー

2016年09月24日 | ニャー
まだ子猫の面影を残したニャーが店に現れたのは昨年の11月7日。
はじめから人を怖がらない子でした。
当時は先住のポンがいたので折り合いが微妙でしたが、一週間ほどで居着いたのです。

特にエサをもらう仕草などは堂々としたもんで、
 (この表情は「早くせんかい」)

そして、高いところと箱が大好き。
時折いなくなったと思うと、思いもかけないところから突然出てきたり・・。




で、気が向くと店の前やレジの前で過ごします。
お客さんが何人来ようが、触られようが動じません。
今ではすっかり人気者となって、ファンのお客さんも着実に増加中。


最近は事務所の中にお泊りしています。


 **********************

9月になってから雨が続いています。
看板猫たちも出番がなくてつまらなさそう。
  
今日もシャッポ(右)とレジ前で、「おーい、暇だ、つまんねーぞい」

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はじめまして

2016年09月23日 | ご挨拶・解説・お知らせ
地方都市にあるガーデンセンター(お花屋さん)です。
今は2匹のニャンコ、ニャーとシャッポが看板猫として大活躍してくれているお店です。

つい最近まで3匹だったのですが、子猫のチビが不幸な交通事故に遭って亡くなり、哀しみに沈んだスタッフでしたがニャーとシャッポに励まされ、チビの追悼も込めてこのブログを綴ることになりました。

よろしくお願い致します。


(手前がシャッポ、奥がニャー、中央顔だしているのが今は亡きチビです)


実は2年近く前に長年連れ添っていた2匹のニャンコをたて続けに病気で亡くし、感謝の意を込めて不幸なニャンコの救済に少しでも貢献できればとボランティアの先を探していた折に、ふと店に現れたのがニャーたちで、同じころ家に現れたのがソトチビたちでした。それでまず身近なところから始めようと、このノラたちを人の社会に馴らして、さらに里親を探して幸せになってほしい、そんな気持ちでいっぱいです。

このブログでは店のニャーとシャッポを中心に、家のニャンコたちや少しでも関わったニャンコたちを紹介していこうと思っています。

でも、なぜニャンコなの?
これを機会に少し考えてみました。

  (ニャーとチビ)


彼等を見ていると、感心するところが沢山あるんですね。
そのひとつに猫はツンデレとよく言われますが、見ていると確かに誰にも媚びることもなく、たとえノラであっても自分の生き様に誇りを持って、精一杯したたかに、かつ楽しんで生きています。

そして決して後ろ向きにならない。自分の不幸を恨むこともないんです。
仮に足を折って動けなくなっても、母親が突然死んでしまった子猫も、悲しむ間もなく与えられた状況の中で必死に生きていこうとします。とにかく生きる。それが彼らにとって最大の目的のように思えます。

  (シャッポとチビ)

それに何といっても、彼等は決して裏切らないし嘘もつかない。
一度信頼関係ができると、それはもう未来永劫なんです。彼らが去っていくとき、それは人が彼らを裏切ったときだと思って間違いないでしょう。裏切ることはないが、裏切られたときは文句を言うこともなく、黙って去っていくだけです。


まあ、猫好きな方ならとうに感じていることなんでしょうね。もちろんワンちゃんや他の動物だって同じでしょう。(ニャンコほどツンデレではないにしても。)
人間は頭脳発達すると同時に、少し身勝手になりすぎたのかもしれないと自省することしきりです。



そんなこんだで、これからどんなトピックスが飛び出すのか、楽しく綴っていこうと思います。


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