今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

復活! クウ、そしてツインズ

2020年03月20日 | リン(旧イエミケ),クウ,キー
クウが復活宣言です
ニャーに追われポニーにまで追われ
ついに2階の押し入れ最上段(天井下)の奥に隠れ住むようになったクウ
リビングで姿を見ることが滅法少なくなっていた
ご飯も天井下まで運んであげるのが日課だった

今年になってニャーが穏やかになって
ポニーだけなら何とか凌げる
クウは徐々にリビング主体の生活に戻ってきました
みんなと一緒に、以前のように伸び伸びと

リビングで伸び伸びするクウ

それで大喜びなのがキー
早速クウとのツインズ復活です
大人になっても兄弟は兄弟
いつまでも仲のいい兄弟だ

ただ、昔のようにじゃれ合う2匹は凄みが違う
まるで大人のネコの本気の喧嘩
おかげでこっちはハラハラドキドキ
慣れてるオバンはニヤニヤ見守る

ツインズのじゃれ合いは本気の喧嘩のよう

追いかけっこの好きなポニーも
この迫力には後ずさり
一方昔を懐かしむように
参戦してくるのが兄貴分のちび太
旧悪ガキ3匹の復活です

堂々としたツインズにはポニーも畏敬の念?

それを見守る穏やかなニャー
わが家の猫社会に平和が戻ってきた
さて、粗相問題は?
それは別の機会に


やっぱり絵になるツインズです

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くも(雲) ~忘れてならないわが家の子~

2020年03月17日 | (故)くも
いえ、忘れられないわが家の子です。
生まれてすぐにわが家にやってきたくも。2匹の先輩(ハナとテツ)に暖かく迎えられたが、2階のオジン部屋を根城にしてその一生を過ごした。なので寝るときはいつも自分と一緒、おそらく接した時間は一番長いニャンコでした。

くもへの思いはカテゴリーの過去記事「くものこと」や「雲」に書いたので、ここではあまり触れません。何故忘れてはならないのか、そして忘れられないのか。それは悔恨と自戒と、強い後悔があるからです。くもを失って以来今なお襲ってくるこれらの感情を通して、自分はふたつのことを学びました。

わが家に来た頃のくも

1.愛情は最も大切なことだが、愛情だけでは幸せにできない。
人間だってそうです。本気で自分の想う人に幸せになってほしかったら、まず自分が強くなる必要があるし、無知では強くなれません。ましてや相手はネコ。まず彼らの身体的、行動上の特性を学び、病気や疾患それらの症状についても学ぶことが保護者にとっては必須事項なのです。可愛がるだけでは幸せにはできません。

ネット時代の今は学ぶことも簡単にできる。ひとつポイントは、殆どの関連サイトが猫の行動特性として野生の猫を引き合いに出していること。確かに同じ遺伝子を持ってはいるが、人に関わらない野生の猫は家猫とは違います。例えば野生の猫は薄明薄暮行動性だけど、家猫は人の生活に合わせて昼や夜に行動する。何より違うのは人に信頼を寄せること。人間社会で暮らすノラも家猫と同じだ。

身体の具合が悪いとき、猫はじっと耐えるしかない。そのとき彼らの表情はとても穏やか。その表情に安心して激ヤセで動かなくなったくもの深刻さに気付かず、目の前でばったり倒れるまで放置してしまった後悔は、くも亡き後5年経った今でも引きずっているのです。

晩年のくもは何かを訴えるように保護者を見つめることが多かった

2.相思相愛とは? 保護者命のネコの気持ちを大切にする。
ペットロス症候群は今や社会的な精神疾患だ。自分にも経験があるからその悲しさはよくわかる。しかし、その逆はあまり語られない。保護者を失ったネコだって悲しみと不安に襲われるのです。迷子になった2歳くらいの子供の様子を思い浮かべて下さい。ただ猫は、子供のように人に伝えることをしない(できない)だけです。

一度信頼関係を築けばどんな猫だって保護者命になる。それを理解すれば保護猫の里親探しだって好奇心の強い子猫のうちか保護して間もないうちにしたいし、不慮の脱走で迷っちゃったネコちゃんがどんなに寂しく不安なことか。相手の気持ちを慮るという基本的なことを忘れないようにしたいのです。わが家にも経験があるけど、くもに教わった教訓があればこその対応ができた。もちろん今は不慮の脱走に細心の注意を払っています。

くも13才、テツ(右)15才、ハナ(奥)20才

それでも難しいのが終末期の支え方。一緒に暮らすニャンコが病気で終末を迎えた時、1日でも長く生きてもらいたい、できれば回復して元の生活を取り戻してほしいと思うのは自然なことです。だから医療にすがるのも当然。しかしくものように病状が深刻になってから来られても、先生からすれば自分は万能ではないと言いたいときもあるだろう。実際今の動物医療は対症療法が精一杯で、根本治療はできないと思った方がいい。

それで、非常に難しい判断を迫られることになるのです。なぜならネコちゃんは最後まで保護者と一緒にいたいから。つまり、保護者にしっかりと看取ってほしいのです。このネコの気持ちは、少しでも長く生きてほしい(病院で手当てしてほしい)と思う保護者の気持ちと相反する。相思相愛なるが所以です。

自分は、自分の気持ちが強すぎてくもを病院でひとり寂しく逝かせてしまいました。早朝にくもが逝く直前、最後の力を振り絞って立ち上がりひと声鳴いたと先生から聞きました。「(みんなが待つ家に)帰りたかったのではないか、」と先生に言われたときは本当に涙が出た。

ハナ亡き後のくもとテツ(翌日くもは倒れて最後の入院へ)
※くもはハナ没3ヶ月後に後を追った

家で看取りか入院か。この判断は素人には難しすぎるし、かといって先生も断定はしないでしょう。結局よく相談して、家に引き取るタイミングは自分で決めるしかないのです。自分はくものときに失敗しました。でもその教訓がテツ、テン、みう、ルイの看取りへと繋がったと思っています。しっかりと看取ってあげること、これが保護者としての最後の務めなんですね。

もし、くもともう一度暮らすことができたなら、今度こそ哀しい思いなんて絶対にさせないのだけど、まさに後悔先に立たずです。


くも最後の写真(この時は「じゃまた明日」と言って別れた)
※くもは翌日の早朝に亡くなりました

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頑張って3年

2020年03月14日 | モドキ
モドキとのお付き合い期間が3年を越えました。
3年前の3月、初めて出会ったモドキは1才前後の若者だった。当時は年末に失踪したシャッポを必死で捜していた頃、また正月に凄惨な状態で保護されたテンちゃんが九死に一生を得て、店猫生活を始めた頃だった。他にもダイフクにカブキやミセミケ、たまに黄色ブチも来て、お店のノラ事情はかなり混み合っていた。

実際にはモドキはもっと前から来ていたようだ。しかしシャッポの初めの頃同様、気配はあっても姿が見えないという状態が続いた。それでシャッポが戻ってきたと店では騒いだ。そのうち姿がチラ見されて、シャッポじゃないニャーに似ている、となってニャーモドキという名前がついた。一度スタッフと顔を合わせてからは、これもシャッポ同様で急速に懐いてきた。モドキは、他の猫たちとも折り合いをつけて店の常連となりました。

先日は自分の帰宅時にお見送りしてくれたモドキ

その後のモドキについては過去記事「~モドキの悲哀とヒストリー~」2019.8.24をご参照ください。モドキは過去3度にわたって店に入り浸りになり、スタッフに店の子アッピールをしてきたけど、いずれも最後の壁(スタッフに触られる)を越えることができなかった。一方当方にも他の猫に手を取られるなどその都度事情があって、モドキを積極的に受け入れることができなかった。そのうちモドキはノラとしての箔をつけ、風格を増していったのでした。

近くで見ると顔には勇者の勲章(傷跡)がいっぱい

昨年の春以降もたまに出会うモドキだが、店に来るというよりは通過する感じで、何を出しても食べることなく、昔を偲ぶようにしばしくつろいで消えていく。(テリトリーのチェック?) おそらくいつも夜遅くに来ているのだろう、たまに早い時間に来て出会うといった感じだった。そのモドキが、昨年末から急によく出会うようになった。時間は閉店(18時半)前後。しかもかなりの大食いに変身したのです。

もりもり食べるようになったモドキ

今年になってからは毎日来店してかつてのダイフク並みの爆食(缶詰1缶以上)。時間は相変わらず閉店前後が中心で、そのためレオは17時半頃までに中に入ってもらっています。2匹が遭遇したことが2度あるがスタッフが間に入って事なきを得た。日が長くなってきた最近は再びモドキの来店時刻が遅くなって、2匹が出会うリスクは小さくなった。今はモドキ専用の場所に置き餌をしているが、1週間に1、2度は営業時間中に顔を出してきます。

食べた後は店の中をしばし点検

ノラとしてのお付き合い期間はダイフクの2年10か月、ソトチビの2年6か月を抜いて初めての3年越えとなったモドキ。3匹ともブランクが多いので、出会った日数では毎日顔を合わせていた家裏時代のみう(1年8か月)には負けるが、モドキの強みは何と言っても現役であること。モドキの課題は住民票(被保護猫証明の首輪)の発行と手術。今のわが家は保護受け入れの余裕がなく店にもレオがいるので、モドキには何とかこの課題をクリアしてもらって、是非とも家猫の平均寿命15年に挑戦してもらいたいのです。(ノラの平均寿命は3~4年と言われている。)

頑張れモドキ! 店のスタッフがついている。

かつて店の子気分だった頃を偲ぶ? (誰もいない夜の店で)

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家猫暮らしに春うらら

2020年03月11日 | ニャー
ニャーです。
本年初登場です。
オジンがさぼるので遅い出番となりました。
ところで
オジンはニャーが変わったって盛んに言ってますが
ニャーは相変わらず、何も変わってません。

春の日差しは最高だニャ

しかしオジンはさらに
ニャーが丸くなっただの小さくなっただの
挙句の果ては精彩がなくなっただのと心配しだした。
それで体重を測ったら4.8kgと平常。
喧嘩しなくなったって喜んだかと思えば
今度はやたら心配したり。
まったく何やってんだか。

ニャーがこの家に来た初日の写真(再掲)
オジンはあまりの余裕と大きさに驚いたそうだ

だいたい、変わったのはオジンの方なんだニャ。
いろいろ反省したみたいで
前みたいに大声で怒ったりバタバタ追いかけたりしなくなった。
まあ、ニャーたちにとっては大歓迎だけどね。

ご飯はみんなと一緒に食べてます

ニャーはどうかと言うと、毎日が春眠暁を覚えずです。
最近は暖かくなって気持ちがいいからのほほんの連続。
ネコ族はみんなそう。
春の足音には敏感なんです。

最近は庭に出るとお隣さんが気になっちゃうんだニャ

窓辺で日光浴もいいし
外の空気を吸えばいろいろな匂いが飛んで来る。
こんなとき、ネコ族は活発になるんです。
でも家にいると力が余っちゃうから
バタバタやって発散させるわけです。
喧嘩も仲のいい証拠ってね。

だからオジンもいちいち口出さないでほしいんだニャ。
少しはオバンを見習えって。
だってこちとら、1日の大半は寝てるんだから。

オジンの横でうとうとモワモワするのが最高です

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元気だそうです ~コガネとシャーム~

2020年03月09日 | ソトチビ
ソトチビの過去記事によく出てくるのがNHKの「ダーウィンが来た。」
2016年、17年、19年と3度の猫特集の主人公たち。特に第2弾で初めての旅(エクスカーション)に出て家族を持った女王ミュウの息子コムギ。そして昨年の第3弾では、ミュウを引き継いだコムギと双子の兄妹コガネの子育てを支える白馬の騎士シャーム。コムギとシャームのイクメン振りを中心に、愛情溢れる猫の家族を年月かけて地道に撮り続けた素晴らしいドキュメンタリーでした。


コガネ(左)とシャームと子供たち(NHK「ダーウィンが来た」より)

一方、わが家の家裏で2度の冬を越えてみうの下に通い続け、難聴のみうを守り励まし続けたソトチビ。その後も家裏に通って今度はリンの子育てを支えたが、そのイクメンぶりは2匹の息子たち(キーとクウ)の父親ではないかと思えた。このソトチビの行動が、コムギやシャームと似ているのでついつい比較してしまうのでした。


リンとキーの食事を見守るソトチビ(下)

その舞台、猫島で起こった嫌な事件に気付いたのは昨年の秋のこと。「猫島での毒餌事件、大量の変死が続いて猫の数が1/3に」というショッキングな記事がネットニュースに流れていたのです。関連記事を辿ると元の記事の発信は昨年の8月。コガネとシャームのドラマが放映された1か月後だ。まさか、不埒な人間がとんでもないことをしでかした? 果たしてコガネやシャームは、コムギは・・。


コムギ(NHK「ダーウィンが来た」より)

そのうち毒餌は島の住人の仕業だとわかった。それでもあの主人公たちが気になって、NHKに問い合わせてみたのです。2週間近く経って返信が来ました。確認したところ事件のあった猫島は馬島で、撮影を行った相島(あいのしま)とは違うと。それで調べてみると、何と福岡県には実にたくさんの猫島があるのでした。

ちなみに、犯人の老人はカラス駆除の目的で毒餌を置いたと主張しているそうです。カラスは動物愛護法の対象動物ではない。猫が犠牲になったことは「未必の故意」とか「認識ある過失」となる可能性もある。何とも腹立たしい事件ですが、NHKからはダーウィンが来たの主人公たちはみな無事に暮らしていますとの返事を頂いた。(脚注) 是非是非と、しっかりと続編のお願いをした次第です。

寂し気なソトチビ(消息を絶つ直前の後ろ姿)

さて、テツが存命のときからの付き合いでみうを知りリン一家を知る、このブログには縁の深いソトチビが姿を消してから2年が経ちます。みうを失ったことは何とも申し訳ないけど、リンを手術で別人(猫)に変えてしまったことも申し訳ないけど、果たしてソトチビがこの家族と再会したらどうなるのかと夢みたいに考えたり。

それより何より、とにかく達者で過ごしていてほしいソトチビです。


一見キジトラ特有のコワモテだけど、実はやさしくて穏やかだったソトチビ

※後注
その後のNHKさんへの問い合わせで、シャームが行方不明になったことを知りました。(2021.9.4記事参照)
小さな島での話なので、残念ながら人知れず亡くなった可能性が高いです。

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