コミケが里親さん宅に向かった翌日の昼前、里親さんから連絡がありました。
わが家でコミケがどう暮らしていたかと。
質問の理由を尋ねると、コミケが先住猫さんたちに威嚇されて怯えまくり、
部屋の隅の物陰に隠れたままでいまだに出て来ないと。
飲まず食わずにトイレもなしで、里親さんも心配になって電話してきたのでした。
ありゃ、と思った。
どうやらいきなり先住さんたちの中にポンと置いたらしい。
そりゃ無理というものだ。わが家でもまだ保護部屋から出してなかったのに。
迂闊でした。里親さんはベテランと思い込んで、そういった基本的な確認をしなかった。
取り急ぎ隔離部屋に移して先ず安心させる。
それから"煽り止め"等利用して、先住さんとは時間をかけて慣らすよう伝えました。
里親さんも殆ど寝てないらしく、大変な思いをしたことが察せられた。
写真はいずれも旅立つ前日、当家の保護部屋にて
電話を切ってから待てよ、と思いついた。
と言うことはコミケは、もうまる1日以上トイレを我慢してる?
オシッコのトラブルに関してはニャーとチキンで嫌と言うほど経験済だ。
1日以上我慢だなんて、調べてみるとやはり大変なことが書いてある。
いつもの先生に確認すると、「手遅れになる前に早く連れて来なさい。」
で、慌てて電話すると、里親さんはコミケを隔離した後に外出していた。
その里親さんをせかしにせかした。「もう一度自分が預かります」と。
コミケのトイレがそのままだったのでまずそこで挑戦。それでだめなら診てもらうしかない。
そして、何とか店まで運べないかと頼み、自分は休みだったので店にいる妻にも伝えた。
それから待つこと1時間。妻から連絡が来た。里親さんから連絡あったと。
トイレはしてないけどすっかり落ち着いて遊んでる。人間にも懐いて来たらしい。
それで、とりあえず食べ物を与えて下さいと頼んでおいた、と妻は言った。
おいおい、問題はトイレなのに。
それで里親さんに電話すると、食べた食べたと大喜びだった。
トイレが手遅れになるとまずいから、と自分。
もうしばらくトイレがなかったらお医者さんに連れて行く、と里親さん。
それじゃあ遅いとしつこく言うのも何なので、とりあえずそれで引き下がった。
で、ヤキモキしながらネットでさらに調べていると、実は同様のトラブルは沢山あった。
相談のスレが立ち、多くの同様経験者が答えている。
要は獣医さんにとっては大変なことだけど、一般にはよくあることらしい。
自分は少し里親さんを脅かし過ぎたのかもしれない。
そう思ってまた電話すると、「しっかり出してます」の返事が返ってきたのでした。
結果的にすっかりお騒がせしてしまいました。でも獣医さんの言うことも、もう少し真に受けた方がいいんじゃないかと思った次第です。
最近のコミケはよく食べよく出しよく遊びと、まさに子ニャンそのもののようです。
4匹の先住さんのうち1匹とは仲良くなっていつも一緒だとか。
今は基本、里親さんがいないときはその1匹と保護部屋で、いるときは他の3匹と少しづつ慣らしているそうだ。
それにしても、本当にいい里親さんでよかったな、コミケ。
妻も「かわいい子だったね」としんみり