最近のニャー、居場所がなくて困っているようだ。
相変わらず穏やかで柔和な表情だけど、"旧知の仲"たる自分にはわかります。
もともとニャーは孤高の猫、というより、保護者との蜜月を大事にする猫。
今のような多頭生活には不向きな猫でした。
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リビングお膳の上でまどろむニャー
このところのニャーの記事は穏やかになった話ばかり。
保護者との信頼関係が揺るぎないものになって、気持ちも落ち着いてきたと。
でもそれは、保護者である自分の希望的観測に過ぎないのかもしれない。
ニャーは人間ではない。やっぱり猫社会での暮らしが第一義なのだ。
自分は猫の性格のみならず、本能や習性までちゃんと慮っているのだろうか。
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冷蔵庫の上に行こうとしたら、超満員で諦めたニャー
猫と会話ができない以上、結局その答えも推測するしかない。
ただ、店時代のニャーは"保護者命"みたいな猫だった。
子猫チビはニャーを慕って居着いたし、僚友シャッポも初めはニャーを慕っていた。
そして始まった3匹時代、でもニャーはスタッフと過ごす時間の方が多かった。
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テーブル上のニャーを見下ろすリンとクウ
ニャーは間違いなく家猫だったはずだ。
とにかく初めから人に懐いていたし、手術済だし、躾も行き届いていた。
きっと単独飼いで、保護者家族に愛されて育ったに違いない。
だから捨てられたとは思えない。きっと不本意な家出をしてしまったのだろうと。
しかし1年探しても、保護者さんは見つからなかった。
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最近はリンとのツーショットも見られます
チビ亡き後、シャッポの変心で逃げ回るニャーを遽急家に保護した時、
頭に浮かんだのは当時保護予定のみうとの共同生活でした。
後に一緒になったそのみうでさえニャーは排除しようとした。
ニャーは自分と保護者の蜜月を守りたかったのだと思います。
ようやく落ち着いたと思ったら、リン一家をはじめ次々と新顔が加わってきた。
当時の記事を読み返すと、自分(オジン)はその都度ニャーの立場を気にしている。
ニャーにとって多頭化は苦痛、でも厳しい外には助けを待っているノラが沢山いる。
今だってモドキやサクラやキジロがいるし、ココレオだって中途半端な立場だ。
ケンやコミケのように、自立前の子猫だったら待ったなしだ。
一方、里親さん探しはますます難しくなって、"入"はあっても"出"がなくなった。
かくしてニャーには、ひたすらに我慢を押し付けているのです。
しかもニャーが独りでいたくても、何故かニャーの居場所は他猫たちの興味の的になる。
オジンの傍にいたくも、オジンの傍には他猫がいつも集まっている。
それでも穏やかでいてくれるニャー。
その一方で、リン一家のリビング進出につれて室内無差別マーキングが復活した。
ニャーへの気遣いは、怠ることができません。
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最近はリビングを離れてオバンベットにいることも多くなった
(枕の横にニャー、一緒にいるのはチキンとケン)