今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

孤高の猫、ニャーの悩み

2022年09月16日 | ニャー
最近のニャー、居場所がなくて困っているようだ。
相変わらず穏やかで柔和な表情だけど、"旧知の仲"たる自分にはわかります。
もともとニャーは孤高の猫、というより、保護者との蜜月を大事にする猫。
今のような多頭生活には不向きな猫でした。

リビングお膳の上でまどろむニャー

このところのニャーの記事は穏やかになった話ばかり。
保護者との信頼関係が揺るぎないものになって、気持ちも落ち着いてきたと。
でもそれは、保護者である自分の希望的観測に過ぎないのかもしれない。
ニャーは人間ではない。やっぱり猫社会での暮らしが第一義なのだ。
自分は猫の性格のみならず、本能や習性までちゃんと慮っているのだろうか。

冷蔵庫の上に行こうとしたら、超満員で諦めたニャー

猫と会話ができない以上、結局その答えも推測するしかない。
ただ、店時代のニャーは"保護者命"みたいな猫だった。
子猫チビはニャーを慕って居着いたし、僚友シャッポも初めはニャーを慕っていた。
そして始まった3匹時代、でもニャーはスタッフと過ごす時間の方が多かった。

テーブル上のニャーを見下ろすリンとクウ

ニャーは間違いなく家猫だったはずだ。
とにかく初めから人に懐いていたし、手術済だし、躾も行き届いていた。
きっと単独飼いで、保護者家族に愛されて育ったに違いない。
だから捨てられたとは思えない。きっと不本意な家出をしてしまったのだろうと。
しかし1年探しても、保護者さんは見つからなかった。

最近はリンとのツーショットも見られます

チビ亡き後、シャッポの変心で逃げ回るニャーを遽急家に保護した時、
頭に浮かんだのは当時保護予定のみうとの共同生活でした。
後に一緒になったそのみうでさえニャーは排除しようとした。
ニャーは自分と保護者の蜜月を守りたかったのだと思います。
ようやく落ち着いたと思ったら、リン一家をはじめ次々と新顔が加わってきた。

当時の記事を読み返すと、自分(オジン)はその都度ニャーの立場を気にしている。
ニャーにとって多頭化は苦痛、でも厳しい外には助けを待っているノラが沢山いる。
今だってモドキやサクラやキジロがいるし、ココレオだって中途半端な立場だ。
ケンやコミケのように、自立前の子猫だったら待ったなしだ。
一方、里親さん探しはますます難しくなって、"入"はあっても"出"がなくなった。

かくしてニャーには、ひたすらに我慢を押し付けているのです。
しかもニャーが独りでいたくても、何故かニャーの居場所は他猫たちの興味の的になる。
オジンの傍にいたくも、オジンの傍には他猫がいつも集まっている。
それでも穏やかでいてくれるニャー。
その一方で、リン一家のリビング進出につれて室内無差別マーキングが復活した。
ニャーへの気遣いは、怠ることができません。

最近はリビングを離れてオバンベットにいることも多くなった
(枕の横にニャー、一緒にいるのはチキンとケン)

コメント
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