阿刀田高さんです。
1982年9月の文庫本です。
1978~79年に発表された8作品を収めた短編集で、完全なるアームチェア・ディテクティブものです。
殺人担当課の佐村刑事は、捜査に行き詰まると妙法寺の方丈和尚のところに行き、酒肴を交えて碁を打つ。
碁の合間合間に事件の概要を説明すると、和尚はいくつかの事実確認を佐村に言い渡す。佐村が調べて応えると和尚が事件を言い当てる。
8篇ともこの形式で綴られています。
時代が古いので社会情勢も今とは違い「国電」とか「大学のクラブバンドが営業している」「貨幣価値の違い」なんかで、微妙に変な感じがするが、骨格は本格ミステリです。
でも、刑事が事件のことを外部にしゃべっちゃダメでしょう。
今でも「執事」や「イラストレーターの夫」に話して事件が解決されているからいいかな?
1982年9月の文庫本です。
1978~79年に発表された8作品を収めた短編集で、完全なるアームチェア・ディテクティブものです。
殺人担当課の佐村刑事は、捜査に行き詰まると妙法寺の方丈和尚のところに行き、酒肴を交えて碁を打つ。
碁の合間合間に事件の概要を説明すると、和尚はいくつかの事実確認を佐村に言い渡す。佐村が調べて応えると和尚が事件を言い当てる。
8篇ともこの形式で綴られています。
時代が古いので社会情勢も今とは違い「国電」とか「大学のクラブバンドが営業している」「貨幣価値の違い」なんかで、微妙に変な感じがするが、骨格は本格ミステリです。
でも、刑事が事件のことを外部にしゃべっちゃダメでしょう。
今でも「執事」や「イラストレーターの夫」に話して事件が解決されているからいいかな?