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流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

櫻子さんの足下には死体が埋まっている冬の記憶と時の地図

2015年08月06日 00時45分25秒 | 読書事
太田詩織さんです。

シリーズ5作目です。

今回は初の長編です。

が、

やっぱり駄目ですね。

話が殺人事件にまで拡大してしまっている。

さらに、殺人鬼まで登場。

もはや、地方都市で骨を愛でる美人な変人と彼女を慕う少年の日常の謎解きから逸脱してしまった。

一度血に染まったものは、二度と元には戻らない。

三人目の幽霊

2015年08月06日 00時37分37秒 | 読書事
大倉崇裕さんです。

この人も優劣に振れ幅が広いと思います。

衝撃の辞令を受けて泣く泣く「季刊落語」編集部の一員となった間宮緑は、牧編集長の洞察力に感嘆しきり。風采は上がらず食べ物に執着しない牧だが、長年の経験で培った観察眼に物を言わせ、しばしば名探偵の横顔を見せるのだ。寄席の騒動や緑の友人が発したSOS、山荘の奇天烈も劇的な幕切れはご覧の通り。意表を衝く展開を経て鮮やかに収斂する、妙趣あふれるデビュー連作集。 by Amazon

今作も著者のデビュー作らしい。

落語ネタと絡めた進行は、田中啓文さんの「笑酔亭梅寿謎解噺 シリーズ」と同種。

小説家って落語好きが多いんでしょうか?

真鍮の虫~永見緋太郎の事件簿

2015年08月06日 00時27分25秒 | 読書事
田中啓文さんです。

永見緋太郎の事件簿の3作目です。

このシリーズは著者のデビュー作でもあるので或る意味原点でしょう。

でも、今回の諸作は、ミステリ的には薄味だったりこじ付けだったりご都合主義も散見される。

いつも傑作って言うのは難しいんでしょうね。

探偵の探偵4

2015年08月06日 00時11分49秒 | 読書事
松岡圭祐さんです。

読後思ったこと。

3巻で止めときゃよかったのに!

今回、紗崎さんは心身ともに凌辱されません。

今回の敵は「死神」ほどの迫力もありません。

カタルシスもありません。

上位の犯罪者なのに小者になっています。

繰り返します。

3巻で止めときゃよかったのに!