「デ・キリコ」展が開催されます(2024.4.27~8.29)@東京都美術館
形而上絵画(la pittura metafisica)を興し 後のシュールレアリスム(Il surrealismo)に大きな影響を与えたイタリアの画家・彫刻家 ジョルジョ・デ・キリコ(1888~1978年)の展覧会が開かれます
ジョルジョ・デ・キリコ(Giorgio de Chirico)はギリシャ生まれ 両親はイタリア人です 19才でミュンヘンの美術アカデミーに通い 22才でフィレンツェに移り メタフィジカの最初の絵「L’énigme d‘un après-midi d’automne」(秋の午後の謎)を描きました
「メタフィジカ (Metafisica)絵画」とは 自然の現実を超えて より内面的で神秘的な「第二の現実」という意味に解されます 絵画の表現技法でもって 無意識に属している夢や幻視を描写できるというものです
みどころ:
1 デ・キリコ芸術の全体像に迫る大回顧展
2 初期の「形而上絵画」の作品も出品
3 彫刻や舞台芸術、挿絵など 幅広い創作活動を紹介
「デ・キリコ」展は こちら
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昨年は「永遠の都ローマ展」にちなんだセミナーが各イタリア語学校で開催されましたが 今年は形而上絵画のデ・キリコですね!
LCI(吉祥寺)セミナー『デ・キリコとPittura metafisicaの世界』(3/10,3/13)は こちら
日伊協会の特別セミナー『20世紀初頭から今日までのイタリアの芸術 -イタリア人アーティストの世界観の推移』& イタリア語総合コース修了証授与式(2024.3.30)でも デ・キリコを取り上げるようです