日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

歌舞伎座「基盤太平記」を見てきました(2015.4.6)歌舞伎座&忠臣蔵についてイタリア語で話す

2015年07月29日 | 日本文化紹介
歌舞伎座の一幕もの「基盤太平記 大石内蔵助の辛抱と本心」を観劇してきました&忠臣蔵についてイタリア語で話す



かねてより歌舞伎座観劇をしようと思っていたのですが 「東京にようこそ!」のレッスンで忠臣蔵についてイタリア語で説明できるように練習したこともあり 「四月大歌舞伎」の昼の部「碁盤太平記 大石内蔵助の辛抱と本心という縁目をひと幕だけ観劇してきました

先生が 「イタリア人は4時間も歌舞伎を見たら死ぬ~(ーー;)」とおっしゃっていたので(笑) 自分もこの日は迷わず「幕見席(一幕もの)」の当日券(1,200円前後)売り場に並ぶと 10時着で50人くらい並んでたけど まぁ11時開演には間に合いどうにか座れました やっぱり外国人観光客がたくさんいました!!

E' possibile acquistare un biglietto per un solo atto.

私が迷わずイヤホンガイドを借りると(500円+保証料1,000円返却) お隣に座った英語圏のひとり旅の女の子もやはり続いて借りて(笑) 思わず「忠臣蔵のストーリー」を語ってあげたくなってしまい あぁ~イタリア人だったら親切に説明できるように練習したのになぁ~と心の中で思ったのでした( *´艸`)

* 「歌舞伎」は通訳案内士試験の2009年度第2次試験に出題されました

以下はネタバレです:


         *         *         *

碁盤太平記」というタイトルは 人名や事件の名を使うことがはばかられていたためにつけられたものです これは忠臣蔵の討ち入り前夜の話で 討ち入りを画策しているのではないかと巷の噂が立つ中 京都の山科の閑居に暮らす大石内蔵助は 遊里通いで芸姑たちを引き連れて戻ります
ここで下僕として使える岡平(文盲との設定だがこれは真っ赤な嘘)は 実は吉良上野介の間者(spia/スパイ)で 大石内蔵助がいつ討ち入りに出るつもりか探ろうとします

「敵を欺くにはまず味方から」との言葉がありますが 内蔵助は遊んでばかりいる自分を責めたてる息子主税や 妻およしとも縁を切り家から追い出す始末 そして母千寿にも勘当されても決して真実を語らず 「討ち入りに出よとの密書すら読まずに破り捨ててしまう」という演技を間者である岡平の前で見せて 「遊興三昧でこれはもう討ち入りなどする気は毛頭ないだろう」との確証を持たせることに成功します

ところがその間者の岡平が吉良側からの密書を読んでいるのを 内蔵助の息子主税が見つけて実は文が読めることを初めて知り吉良側の間者だったと「正体」を暴き乱闘となります 手負いの岡平にとどめを討つ主税を止めに入ったのは内蔵助 
実はわざと敵方の間者である岡平を下僕として雇い入れ 討ち入りの意志なしとの誤情報を吉良側に流させていたというわけです 妻や母と縁を切ったのも討ち入り後に累が及ばぬためでした

傷を負った岡平もまた吉良側の武士として忠義を果たす身で 「吉良側が油断している今こそ討ち入りの好機」と最後の息を引き取るまで内蔵助に吉良邸の内部構造を碁盤を使って明かし息絶えます

そしてラストは 家を出るも不思議に思って密かに家に戻ってきた女房のおよしと母の千寿と 内蔵助と息子主税が「今生の別れ」を襖越しにする涙のシーン... 「親子の縁は一代限り」 次に生まれてきてももう親子として出会うことはない 忠義のために討ち入りを果たしても切腹は免れず(当時は仇討/vendettaは武士道で認められてはいましたが 幕府が主君浅野内匠頭に切腹を命じたため幕府の決めたことを覆すことになってしまい また徒党を組んでの仇討は禁じられていた) 母と子が今生の別れを告げる涙のシーンで幕が下ります...

この演目は40年ぶりの上演とのことで堪能しました 4階席は遠くからしか見えませんでしたが 私も一幕だけでお腹いっぱいになりました(#^.^#)

    *         *         *

忠臣蔵について(Wikipediaより抜粋):

Chūshingura (忠臣蔵) è un'opera teatrale giapponese.

Il Chūshingura è forse l'opera teatrale giapponese più nota di tutti i tempi.

Essa descrive le eroiche gesta dei quarantasette (47)rōnin(浪人): un gruppo di samurai(侍) che vendicarono(vendicare 復讐する、仇討ちする) la morte del loro signore Asano Naganori, costretto al seppuku (切腹/suicidio rituale) in seguito ad un duello (決闘) avvenuto all'interno del palazzo dello shogun.

In seguito alla morte di Asano, i suoi beni furono confiscati(没収される) e la sua famiglia finì in rovina (破滅する、お取りつぶしになる). I suoi samurai persero anch'essi il loro status diventando appunto rōnin.

Trascorso un lasso di tempo sufficiente (しばらくたって) a far allentare (緩める)la protezione su Kira, i samurai di Asano lo assalirono (襲いかかる)e uccisero (暗殺する).

Rifugiatisi successivamente nel tempio Sengakuji (泉岳寺)si suicidarono tutti compiendo il rituale seppuku come estrema dimostrazione di fedeltà (忠節) al loro signore.


Poco dopo i fatti, avvenuti dal 1701 al 1702, l'attacco al palazzo di Kira, in Edo, avvenne infatti il 15 dicembre del 1702, cominciarono a circolare (流行する)lavori teatrali che narravano la vicenda(出来事). Il teatro all'epoca era anche un mezzo di comunicazione di eventi, solitamente drammatici.



Tuttora (いまだに)il dramma è rappresentato e la vicenda commuove (感動させる) profondamente, i quarantasette eroi sono considerati i più puri interpreti del bushidō(武士道), l'insieme dei principi morali e comportamentali dei samurai, che sono divenuti col tempo patrimonio (遺産) etico (道徳の) dell'intero popolo giapponese.


     *         *         *

さてそして歌舞伎座のすぐはすむかいの永井画廊で6月30日までやっている「フェルメール 光の王国展」(火曜休館、6/30まで開催、1,000円)これは最新のデジタルリマスティング方式で原寸大で再現した絵を同じ額装で展示してあり いや~ゆっくり堪能できました 写真撮影もOK!!(フラッシュ×)

フェルメール光の王国展のリポートは こちら

歌舞伎座は こちら



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星美学園短期大学日伊総合研究所第12回公開講演会「ルネサンスとは何か」に行ってきました(2015.7.16)

2015年07月26日 | イタリア関連の催し
星美学園短期大学日伊総合研究所第12回公開講演会「ルネサンスとは何か」に行ってきました(2015.7.16)


星美学園短期大学日伊総合研究所の公開講演会には毎年行っておりますが 今年はNHKラジオ「24人の美女」の講師の池上英洋先生(東京造形大学准教授)とあり 会場には大勢の方が詰めかけ(今年から事前予約制を取りました) また会場でもばったりたくさんの方にお会いできて この場で知り合いになった方々と皆で終了後早速お茶しました♪

また今年は星美学園創設者ドン・ボスコ生誕200周年の年でもあります 開催中のミラノ万博でもこちらの卒業生の方々がアテンダントとして活躍されてらっしゃるそうで素晴らしいですね


講演会では ルネサンスはなぜ始まったか 社会と美術との関係 そしてなぜ終わったか について見てゆきました


講演はまず シエナのカンポ広場の写真から始まりました このシエナの大聖堂と フィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のクーポラ(当時困難とされたがブルネレスキによってかけられた)を巡ってのいきさつや シエナとフィレンツェとの闘いの歴史にも触れました

プロ・ルネサンス期は14世紀にほぼ相当する中世末期で その後のルネサンス時代は15世紀から16世紀初め 120年間程続いたのですが 1520年 つまりラファエロ・サンツィオが亡くなった年で区切られているのですね 
ラファエロの死とともにルネサンスが終焉したこと ダ・ビンチが宮廷画家になる夢はフランスでしか叶ええなかったこと (彼はイタリアではなくフランスで亡くなっています) 感慨深いものがあります


中世は 教会と君主と騎士階級(貴族)が支配していましたが 商人が台頭してゆき 大ギルド(arte,同業組合)によって都市が運営され 自治都市国家(コムーネ/comune)が成立してゆきました
ギルドは価格カルテルだけでなく その職業に就こうとする人に対する許認可システムでもあり またルネサンス時代の芸術パトロンでもありました

「外国人には利子を付けて貸してもよいが 同胞には利子を付けて貸してはならない」とのきまりにより 自然とユダヤ人の人口が少ないため高利貸しのイメージが作られていってしまったと 先日「ボッティチェリとルネサンス展」や「ルーブル美術館展」などでも公開された「高利貸し」の絵と共にわかりやすくご説明いただきました 

また コジモ・デ・メディチの時代のフィレンツェ共和国では 9人委員会という意志決定機関がありましたが なんと2ヶ月で改選されていたそうで 目まぐるしいですね

また 先生のNHKラジオ講座「描かれた24人の美女(24 bellezze nell'arte)」第7課にも出てきたマザッチォ(Masaccio)の「楽園追放(Cacciata dall'Eden)」も紹介されました
このマザッチォの絵はとても激しい感情が現れていますが ルネサンスの時代は 「空間性」「人体把握」そして「感情表現」の3要素が生まれたことが示されました (ラジオ講座聞いておいてよかった~)


ルネサンス(Renaissance/再生、復興を意味するフランス語)はイタリア語では rinascere(再び生まれる)の名詞形のrinascimentoですが 古代ギリシャと共和政ローマの理想化であり 古代再評価運動でもあったわけです
ルネサンス以前の中世を 停滞した時代 暗黒時代とみなす見方もあります

(14世紀後半から16世紀にかけて イタリアを中心に興った文学、思想、芸術の運動、古典古代のの学芸復興と人間性の回復などに特色がみられ、近代文明の黎明期にあたる/伊和辞典)


そして やはり先日の展覧会でも見た「大天使ラファエルとトビアス」の絵が紹介され 大天使ラファエルが 高利貸しの息子が目の見えない父に代わって取り立てに旅立つ際の付き添いとなった時の様々なエピソードが紹介されました 

当時は高利貸しのイメージを払しょくするために「両替商」 「為替商」が生まれ 100フィオリーニ(フィレンツェの通貨)を貸して110ドゥカーティ(ヴェネツィアの通貨)で返してもらい 為替変動を利用して収益をあげてゆく方法が取られ 為替手形も生まれました

さていよいよ なぜそのルネサンスが終わったかについて 「航海図」(1457)を見ながらご説明いただきました
大航海時代に スペインやポルトガルが世界に出てゆき 地中海の中心に位置する地理的優位性があったイタリアの経済は衰退してゆき やがてメディチ家が没落してゆきますが それを当時のメディチ家の納税額と年収との比較でもって またトスカーナの銀行の数が減少したことでもって明らかにされました

共和制の放棄と 宗教改革 教皇庁批判の版画が広まったことや あのサヴォナローラが預言者としてこの時代の芸術家たちに影響を与えるも やがて破門され処刑されたこと(1498) また傭兵制度のデメリットにより戦争が長引き 1500年にフランス軍によりミラノが占領され やがてイタリアからフランスに中心が移ってゆきますが 宗教改革 1492年の新大陸発見 1519年のダビンチの死そして1520年のラファエロの死でもって ルネサンスが終焉するという この壮大な歴史の流れにしばし身を置きました


先生ご自身がイタリア各地で写された 聖遺物(拝むことにより煉獄から早く天国に行かれるとされた)や建物の写真もご紹介いただき 大変に充実した密度の濃い2時間の講演でした 
また NHKラジオ講座では収録から放送までタイムラグがありますが 講演ではとってもタイムリーな話題もあり思わず苦笑い(;'∀')

先だって美術館や講演会等で色々見たり聞いてきたことが少し役立ちましたが 個々の画家の作品を楽しんで見るだけでなく 歴史の流れの中でルネサンスの全体像を理解してゆけば いつかはパズルがはまるのかなと思いつつ この講演もまた その大きな助けになったと感じています 

終了後にはサインまでいただき お話もできて 実に充実した講演会でした 
素晴らしい公開講演会を開催してくださいました 星美学園短期大学日伊総合研究所の皆さま 本当にありがとうございました

このテーマがよくわかる池上先生の一冊は 「ルネサンス 歴史と芸術の物語」(光文社新書) 

 *    *     *



また秋には 日伊総合研究所主催の イタリア美術等の公開講座もあります:

10/3(土) 「ミケランジェロの芸術」 10/24(土)ルネサンスの異教文化」 11/14(土)イタリア食文化の旅 2016/1/23(土)「アッシジのフランチェスコ」 
すべて午後2~4時 2,500円(4講座すべてを取る場合8,000円)

詳しくは こちら


公開講演会の 開催のお知らせは こちら

日伊総合研究所のリポートは こちら

帰りは赤羽駅まで坂を下るのは楽ですが 行きは坂を登るのはきついですね~ でもいい眺めです♪

掲載を許可いただきました 星美学園短期大学日伊総合研究所様に心よりお礼申し上げます


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櫓漕ぎ和船体験と砂町銀座商店街散策に行ってきました(2015.6.24)@クラブツーリズム交流会

2015年07月23日 | 日本文化紹介

櫓漕ぎ和船体験と砂町銀座商店街散策(2015.6.24)




櫓漕ぎ和船体験と砂町銀座商店街散策に行ってきました(2015.6.24)@クラブツーリズム交流会



江東区立横十間川親水公園に行って の~んびりと 櫓漕ぎ和船(わせん)に乗ってきました

初めて聞きましたよ櫓漕ぎ和船...なにかゴンドラに乗ってる気分になれて かるがもの親子がすい~と泳ぐのを見ながら 自然の川の中をゆったりと小船にゆられて 日頃の忙しさもふっと忘れることができて とても愉快な船頭さんたち(皆さんボランティアです)が なんとなーく和風ゴンドリエーレに見えてきた!?  

和船で味わう江戸の絆

櫓漕ぎ和船は 櫓漕ぎ技術伝承を目的として 「和船友の会」というボランティア団体が操船しています
 
江戸城から見て横に流れており 川幅が約18メートルだったことから「横十間川」と名づけられました

長瀞のライン川下りの時はけっこう川の流れも早くて人数も多めでしたが 今回は5~9人乗りくらいの和船に 救命具をつけて乗り ゆったり20分くらい 川を往復してきました

無料で 団体は予約が必要ですが 予約なしでその日ふらーっと乗りにきてもよいが 天候の悪い日や他のイベントのある日は 船は出ないそうです

3月~11月は水曜/祝日の場合翌日, 12月~2月は日曜
朝10:00~14:15 無料(ボランティアの皆様のおかげです)

水底1.8メートルの横十間川(隅田川から水を引いているとのこと)を 菖蒲や亀 カルガモの親子に 水鳥を眺めながらゆったり...この日は東西線の東陽町から20分くらい歩いていきましたが 亀戸や錦糸町からもバスがあります

詳しくは こちら


このあと テレビ等でもよく紹介されるという 砂町銀座商店街を散策しました
地元でも有名な商店街で 670メートルの直線に180ものお店が連なっています 
下町だからこそのガヤガヤ感が魅力ですね~ 
昭和の薫るレトロな雰囲気の中をぶらぶらするのも楽しいですね

      *       *      *  
  
 
和船 barca giapponese
櫓 remo da bratto
漕ぐ brattare, remare, vogare
商店街 quartiere commerciale
散策する  fare una passeggiata, fare un giro per la città


ステキな交流会を開催してくださいましたクラブツーリズム様に心よりお礼申し上げます




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2015ボローニャ国際絵本原画展に行ってきました(2015.7.19)@板橋区立美術館

2015年07月20日 | イタリアの美術館・博物館
2015ボローニャ国際絵本原画展に行ってきました(2015.7.19)@板橋区立美術館


台風のあとの猛暑の中行ってきました板橋区立美術館 さすがにプチ熱中症??(成増からのバスが一時間に1本しかないんですよ~)
35回目の開催となる絵本原画展の今年の講演会は 対談「ボローニャからはじまった」(2015.7.19)を選んで聞きにいきました 満杯でした

ボローニャブックフェア(児童書専門の見本市)入選経験のあるご夫婦が ブックフェアでの活動やその後の仕事についてスライドや実物等を交えながらとても丁寧にご説明くださり 大変参考になりました

イラストレーターの渡辺美智雄氏は 2009年を皮切りに3回入選され やはりイラストレーターで夫人の智子氏は今年初入選 お二人のこれまでのストーリーがとても興味深く 自分のことと重ね合わせて聞かせていただきました

2009年に初入選し ご夫婦で初めて行ったボローニャブックフェア この時期ホテルはいつもの3倍くらい値上がりするそうですね 
美術館に自分の作品を飾るのが昔からの夢でしたと語る美智雄氏は 2001年に友人の入選をきっかけに夢へと踏み出し また夫人の智子氏は2009年の夫の入選による初ボローニャ行きがきっかけで その後この区立美術館主催の「夏のアトリエ」(今年も7/28~8/1に開催予定)に参加したことが大きな転機だったとのこと

それは濃密な5日間の実践講座で大きく成長を実感され またそこで知り合った方々とグループ展を開いたり 〇〇組というようなその講師の方を囲んでのネットワークが持続し またボローニャ在住の方々との実に素晴らしい出会いなどを経てようやく今年 ご夫婦でのダブル入選となったとのこと 素晴らしいです!!

ブックフェアには大きな荷物を持った各国からの入賞者の方が大きな会場に入ります 初日にはまずアポイントを取り 各ブースでの商談が始まります
また会場には大きな掲示板があり だんだんとそれがメモやポスターで埋め尽くされてゆくそうで その掲示板の写真が時間と共にだんだメモで埋まってゆくのですごかった(笑) 熱気を感じました~ その掲示板は編集や出版関連の方の目に留まるそうで大切ですね

授賞式の様子や街で食べたお店等も紹介されました ブースには蛇腹の形のダミー本を作って持っていったり 絵本以外のものでもとにかくアピールするために展示するとよいとのこと 
そして最後に ご自身の作品を色々ご紹介いただいたあとのひとことが とっても印象的でした

昔できなかったことが今はできるようになっていることを自覚しなさい と ある方からいただいたという言葉をご紹介いただきました 人は年月とともに成長し夢に近づいてゆくのだと 

私もそうです 長いあいだの空白期間(ドイツ語はナ ナント30年も!!)があっても 今こうして夢の実現に向けて歩いてゆけるのは幸せなことです 
私にとっての「転機」は40代後半でいきなりイタリア語を始めて その勢いでこのサークルを作ってしまったことで おかげさまで人脈も広がり たくさんの方に助けていただきながらいろんなことができるようになり それまではどうやって日々暮らしていたのかしらという位変わりました(笑) ←昔の写真と今の写真を見比べるとまるで別人のような顔つきです~

夢をあきらめずに続けることの大切さ そして何が自分にとっての「転機」となるのかを深く考えさせられたお話で まさに「ボローニャからはじまった」というタイトルにぴったりの講演なのでした 


そして例年のようにぐるーっと展示等を見て回り もちろんこのお二人の作品の展示も見てきました
今年は10名の日本人の作品が入選したとあり ポルトガルの若手絵本作家カタリ―ナ・ソブラルの特別展示や また自分としては日本の作家の 大きな家の屋根の上にたくさんの小さな家がみっちり建っている なんともカラフルでステキな絵に魅入ってしまいました~ 

      *    *     *


板橋はボローニャとつながりが深い街です 友好都市でもあり いたばしボローニャ子ども絵本館もあります 
8/ 16~23まで 「第23回ボローニャブックフェアinいたばし」も開催されます
2015年8月16日(日)~23日(日) 9時~19時 (16日(日)は10時開場)  ※17日(月)は施設休館日のため閉展します。於 成増アートギャラリー  

ここでは私は今年もスペイン語の絵本の抄訳を担当させていただきました(^^)/


ボローニャ国際絵本原画展(板橋区立美術館)は こちら 
8月16日(日)まで 月曜休館 (7/20開館、7/21休館)

開催のお知らせは こちら



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2015年秋季第41回実用イタリア語検定試験の出願が始まりました(2015.7.17~8.17)@実用イタリア語検定協会

2015年07月17日 | イタリア語検定・スピーチコンテスト
2015年秋季第41回実用イタリア語検定試験の出願が始まりました(2015.7.17~8.17/試験日10月4日)@実用イタリア語検定協会


2015年秋季第41回実用イタリア語検定試験の出願が始まりました

申込受付期間: 2015年7月17日(金)~2015年8月17日(月)消印有効
実施日程: 2015年10月4日(日)
二次(1,2級一次合格者):12月6日(日)

試験日程は こちら

詳しくは こちら   

     *    *     *


なんでも検定というものは受け続けてゆけば 受け慣れてきてあまり緊張もしなくなり しだいに合格に結びつくのだそうです 

私も独検や二次試験を含めて 検定会場には延べ9回足を運びましたが まったく緊張しないというわけではなく(笑) それでも 受けていないとどんどん忘れてしまうことがわかったので( ゜Д゜)
やはり検定を受けようと決めたら 勉強の取り組み方がまずがらっと変わりました!!←これって検定効果?!


* 写真は アマルフィ海岸に行く途中のポジターノのお土産屋さん♪


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第25回イタリア語スピーチコンテストのエントリーが始まります(2015.10.21締切)@日伊協会

2015年07月14日 | イタリア語
第25回イタリア語スピーチコンテストのエントリーが始まります(2015.10.21締切)@日伊協会

もう25回になるのですね... イタリア語スピーチコンテスト というわけで記念すべき第25回イタリア語スピーチコンテストのエントリーが始まります!!


募集開始: 2015年8月1日(土) 
募集締切日:2015年10月21日(水) 当日までに必着のこと

最終審査・授賞式: 2015年12月5日(土) 午後1時 
於イタリア文化会館アニェッリホール (一般公開・入場無料)

1位 イタリア語学校(Firenze Centro Fiorenza校)研修授業料、宿泊費*  スルガ銀行賞として滞在費10万円
アリタリア-イタリア航空提供の航空券(東京-ロ-マ往復)イタリア文化会館賞

*25回目を記念して本年は特別にイタリア語学校研修期間中の宿泊費も贈られます。

2位 イタリア語学校(Roma Torre di Babele校)研修授業料、㈱リョービツアーズ トゥッタ・イタリアカンパニー提供の航空券(東京-ロ-マ往復)

3位 スルガ銀行賞として5万円の図書券

なおその他に特別賞として朝日新聞社賞、日伊協会賞があります。

* まだ浜離宮朝日小ホールで開催していた頃から毎年聞きに行っておりますが 段々とレベルが上がっているなぁと感じます また第2位まで航空券が贈られるようにもなりましたね とにかく聞くだけでも実に興味深く毎年楽しみです(*^^*)

詳しくは こちら



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イタリア・スイス・ドイツ合作映画「夏をゆく人々」が公開されます(2015.8.22~)@岩波ホール

2015年07月12日 | イタリア映画・映画
イタリア・スイス・ドイツ合作映画「夏をゆく人々(Le meraviglie)」が公開されます(2015.8.22~)@岩波ホール

 
第67回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞
世界が注目するイタリアの新鋭 アリーチェ・ロルヴァケル監督作品



イタリアの新鋭女性監督アリーチェ・ロルバケルが、自身の故郷トスカーナ地方を舞台に、少女のひと夏の成長と家族の葛藤を描いた半自伝的作品。

第67回カンヌ国際映画祭で審査員グランプリに輝いた。

トスカーナの人里離れた地で養蜂園を営む一家。4人姉妹の長女ジェルソミーナは、気難しい父親ウルフガングから独自の教育を受け、一家の暮らしを支えていた。

ある夏の終わり、一家はひとりの少年を預かることになり、その一方でテレビ番組「不思議の国」の取材を受けることに。

これをきっかけに、これまで社会と隔絶されてきた彼らの生活にささやかな変化が訪れる。
人気女優モニカ・ベルッチがテレビ番組の司会者役で出演。

映画は こちら



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京都についてイタリア語で話す(Kyotoが2年連続で世界の観光都市Best1に!)

2015年07月09日 | 日本文化紹介

京都 Kyoto 2010年12月の旅行 



京都についてイタリア語で話す(Kyotoが2年連続で世界の観光都市Best1に!)


京都(Kyoto)が 2年連続で「世界の観光都市Best 1」に選ばれたそうですね!! 米国の旅行雑誌「トラベル+レジャー」が2015年7月7日に発表した 今年の世界の人気観光都市で 第4位はFirenze 第5位はRomaとのこと

ニュースは こちら

* 「京都」は 通訳案内士試験の2008年度都2010年度第2次試験に出題されました

      *       *       * 
 
Kyoto:

Kyoto è stata la capitale del Giappone per più di mille anni, fin dal 794, e ancora oggi conserva una grande quantità di monumenti storici famosi in tutto il mondo.

京都は 794年以来千年あまりにわたって日本の都として栄えました。そしてまだ今日も、世界の中で有名な歴史的建造物を多く保存している観光都市です。

(京都は、桓武天皇が784年(延暦3年)の長岡京に続いて、794年(延暦13年)平安京に遷都したことに始まる千年の都です)

みどころ/luogi turistici:


* 三十三間堂 Tempio Sanjusangen-do

Sanjusangen-do (nome popolare del Rengeo-in) produce un effetto quasi allucinatorio sui turisti che, una volta dentro l'atrio principale di forma allungata, si trovano di fronte a 1001 effigi di Kannon (dea della misericordia) pressoché luccinano nell'oscurità. L'effetto è magico e misterioso.


三十三間堂(正式名称は蓮華王院/れんげおういん)は 観光客に幻覚のような効果をもたらす、それは長い形をした本堂に入ると目の前に1001体の観音像(憐みの女神)があり、ほとんど暗闇の中で輝いているようで、それは不思議なミステリアスな感覚です。

(私もここに入った時は暗くてたくさんの観音様があり ちょっと怖かったです...)



* 西本願寺と東本願寺 Templi Nishi e Higashi Hongan-ji

I templi Hongan-ji testimoniano il potere e la popolarità della setta Jodo-Shinshu.
I due templi hanno una pianta quasi identica che attesta l'origine comune.
Entrambi hanno un ampio Goei-do (sala del fondatore) e un amida-do più piccolo con un'effigie di Amida Buddha.

本願寺は浄土真宗の権力と人気を証明している。二つの寺は共通の起源をつなぐほぼ同一の設計図がある。両方とも広い御影堂(創設者の間)があり、阿弥陀仏の彫像があるより小さい阿弥陀堂という。


* 二条城 Castello Nijo

Il castello Nijo è famoso sopratutto per i suoi interni decorati e per i caratteristici "pavimenti dell'usignolo", ideati per produrre un suono simile al canto di un uccello nel momento in cui vengono calpestati.

Il compresso è stato voluto dallo shogun Tokugawa Ieyasu (1543-1616), ed è simbolo del potere e della ricchezza dello shogunato di Edo.



二条城はなんといってもその内部の装飾と、踏んだ時に小鳥の鳴き声のような音がするように計画された特徴的な「うぐいすの床」で有名です。

将軍徳川家康(1543-1616)によって計画され、江戸幕府の権力と豊かさのシンボルとなっています。

(ここは広かったです...唐門も二の丸庭園も...)



* 祇園地区 Quartiere Gion

Gion è quartiere di geisha più famoso di Kyoto, dove gli uomini giapponesi vengono a svagarsi in compagnia di geisha professioniste nelle sale da tè.

La storia di Gion comincia in epoca feudale, con i locali per soddisfare i bisogni di pellegrini e visitatori, in seguito trasformati in sale da tè.


祇園は、京都で最も有名な芸者の地区で、日本の男性たちが茶屋で芸姑衆に気晴らしをしてもらうところです。

祇園の歴史は、巡礼者たちや訪問者たちの必要を叶える場所とともに封建時代に始まり、やがて茶屋に変わったものです。


(私が行った時は 四条通の角にある「一力亭」という 大石内蔵助 近藤勇 谷崎潤一郎らが遊んだ 今も一見さんお断りの風格ある老舗茶屋から 数名の芸姑さんが出てきた瞬間の 外国人観光客の歓声とフラッシュの嵐がとても印象的でした/フォトチャンネル参照)



* 石塀小路 Vicolo Ishibe-Koji

Affascinante vicolo sul quale si affaccinano pensioni e sale da tè, una sorta di "estensione" del quartiere dei divertimenti di Gion. Le belle costruzioni in legno con piccoli giardini regalano un'atmosfera da vecchia Kyoto.


魅力的な小路で、旅館や茶屋などが顔を覗かせる。祇園の遊興地区の「広がり」の一部です。小さな庭のある木造の美しい構造は古い京都の雰囲気を提供してくれます。

(私はここに2回行きました~ 誰もいない石塀小路の写真がどうしても撮りたくて翌朝早く行きました(笑) フォトチャンネル参照)



* 清水寺 Tempio Kiomizu-dera

Da oltre 1000 anni, i pellegrini pregano la statua a 11 teste di Kannon e bevono l'acqua della sorgente sacra (kiyomizu significa acqua pura). Dal portico della sala principale si gode una splendida vista di Kyoto. L'espressione "saltare dal Kiyomizu" è l'equivalente giapponese di "saltare il fosso".


千年以上、巡礼者たちが11体の観音像に祈り、清水(清水寺の名前は聖い水という意味)という聖なる泉の水を飲んでいます。本堂の柱廊からは京都の美しい眺めを愛でることができます。「清水の舞台から飛び降りる」という表現は「掘割を飛び越える」という日本語に相当します。

(修学旅行の定番は ここと三寧坂でのお土産屋さん巡りでしょうね~)



* 哲学の道 la Passeggiata del filosofo

La passeggiata del filosofo segue un canale fiancheggiato da ciliegi che si snoda ai piedi degli Higashiyama (monti Orientali), tra Ginkaku-ji sud e si congiunge con le strade che conducono al Tempio di Nanzen-ji.

Il percorso è chiamato così perché un professore di filosofo, Nishida Kitaro, vi faceva abitualmente la sua passegiata quotidiana. Il sentiero é molto affolato durante la fioritura dei ciliegi e degli aceri.



哲学の道は桜並木の続く水路に続いている。東山(東の山)から歩いて南の銀閣寺そして南禅寺に続く道へと曲がりくねって続いている。

この道は西田幾多郎という哲学者が日々の散歩をしたことから名づけられた。小径(こみち)は桜や紅葉の満開の時はとても混んでいる。

(桜の季節は混むけど 一度行ってみたいですね)



* 銀閣寺 Ginkakuji: il Padiglione d'Argento

Ginkaku-ji, il cui nome ufficiale è Jisho-ji e il soprannome "Padiglione d'Argento", è considerato solo da alcuni un capolavoro dell'architettura dei giardini.

In origine, il tempio era il ritiro di montagna dello shogun Yoshimasa (1358-1408), ricordato per la rinascita artistica nota come "cultura Higashiyama".


銀閣寺、その正式名称は東山慈照寺であり、通称「銀の楼閣」は、庭園の建築の代表作として考えられている。

もともとは、寺は将軍足利義政 (1358-1408)の引退した山であり、「東山文化」として名高い芸術的な復活を記念するものです。


* 金閣寺 Kinkaku-ji: il Padiglione d'Oro

Kinkaku-ji (nome ufficiale: Rokuon-ji) è conosciuto tra i turisti stranieri come il Padiglione d'Oro. Fu fatto costruire dal terzo shogun Ashikaga Yoshimitsu (1358-1408).


金閣寺(正式名称: 鹿苑寺)は外国人観光客の間で金の楼閣として知られている。室町幕府三代将軍の足利義満(1358-1408)によって建てられた。

* 上賀茂神社下鴨神社 Santuari Kamo

Situato presso il tratto nord del fiume Kamo, il Santuario Kamigamo risale forse al VII secolo; l'omologo meridionale, Shimogamo, è più vecchio di un secolo. Sono entrambi dedicati alla divinità del tuono.


鴨川の北側に位置し、上賀茂神社はおそらく7世紀にさかのぼり、下鴨神社はさらに1世紀古い。両方とも雷神に捧げられている。

* 龍安寺 Tempio Ryoan-ji

Edificato nel 1450, Ryoan-ji deve la sua fama al giardino roccioso, una composizione di ghiaia bianca e 15 pietre, che molti considerano come la massima espressione del buddhismo zen.


1450年に建てられた竜安寺のその名声は、白い砂利と15の石との組み合わせとともに、禅宗の最大の表現としてとてもよく考えられた石の多い庭園に由来している。
(竜安寺の石庭は 教科書にも載ってましたね)


* 桂離宮 Villa Imperiale Katsura

La Villa imperiale Katsura viene spesso citata come uno dei più raffinati esempi di architettura di giardini giapponese.


桂離宮は日本庭園建築の最もすぐれた例として挙げられている。

(ここは予約が必要なのですよね)



* 嵐山地区 Quartiere Arashiyama

Il quartiere Arashiyama offre bellezze naturali incontaminate. Nel centro del quartiere si trova il Togetsu-kyo, il "ponte della luna", costruito in legno.


嵐山地区は、けがれていない自然の美しさを提供してくれます。この地区の中心には、「月の橋」という名前の木造の渡月橋があります。

(ここは嵐電に乗って 桂川にかかる渡月橋を渡ってから竹林までずうっと歩いて 12月だったのでライトアップを見に行きました 
花灯路は こちら
私は舞妓さんと写真を写せたのが良い記念です(^^)/ 
NHKラジオドイツ語講座でも嵐山について取り上げられていましたね~)

 
* 伏見稲荷大社 Santuario di Fushimi Inari-taisha

Il Fushimi Inari Taisha è il principale santuario dedicato al kami Inari, situato a Fushimi-ku, a Kyōto in Giappone.

In primo luogo, tuttavia, Inari è il dio del riso. Ognuno dei torii al Fushimi Inari-taisha è stato donato da un'azienda giapponese.
Questo popolare santuario si dice abbia ben 32 000 sotto-santuari (分社 bunsha) in tutto il Giappone.



伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)は 京都市伏見区にある神社。旧称は稲荷神社。
第一に、なんといっても稲荷は米の神様であり、稲荷大社のそれぞれの鳥居は日本の企業によって贈られた。この有名な聖地は、全国に約3万社あるといわれる稲荷神社の総本社である。

(伏見稲荷大社は、ネットの口コミで京都の人気スポットのランキング1位になったことがあるそうです。朱色の千本鳥居が外国人観光客に人気とのこと/毎日新聞2015.7.9)

 *       *      *  

京都は こちら

京都観光については こちら (言語が選べます)

* 私のおススメは 嵐山(竹林散策)と石塀小路です!! イタリア人にも紹介して喜んでいただきました 

また 忘れてならない錦市場」(mercato Nishiki) 京都の台所ですね!! よく通いました(笑) (フォトチャンネル参照)
京都は3日いましたが全然足りません(笑) ローマもそうだけどネ!!

参考: Wikipedia イタリア語ガイドブック 




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七夕についてイタリア語で話す(festa di tanabata)@2015.7.7

2015年07月07日 | 日本文化紹介

七夕についてイタリア語で話す(festa di tanabata))@2015.7.7

Festa di tanabata:
七夕まつり:

Vecchia leggenda cinese in cui si racconta la storia di due stelle: il pastorello Hikoboshi (Altair) e la tessitrice Orihime (Vega) si amano ma sono separati dalla Via Lattea e possono incontrarsi solo una volta all'anno (il 7 luglio secondo il calendario lunare) quando il cielo e' sereno.

二つの星にまつわる物語について語る中国の古い伝承: 羊飼いの彦星(アルタイル)と 織姫(ヴェガ)が互いに愛し合うも、天の川によって離れ離れになり、一年に1回、空が晴れた時しか会えません(太陰暦の7月7日)。


Per propiziare il bel tempo, la gente appende ai rami di bambu' biglietti con il nome delle due stelle ,e i bambini a volte vi esprimono i loro piccoli desideri.

良い天気になるようになだめるために、人々は竹の枝に二つの星の名前を書いた短冊をつるし、子供たちは時々、彼らのちいさなねがいごとを書きしるします。

Canne di bambù vengono decorate con festoni di carta su cui sono scritte poesie.

竹の竿は 詩を書いた紙の飾りで飾りつけられます。

La festa, che ha avuto origine presso la Corte nell'Epoca Nara, si diffuse tra il popolo nell'Epoca Edo.

お祭りは奈良時代の宮廷にその起源を発していて、江戸時代の人々のあいだに広まりました。

Attualmente, con il calendario solare, questa festa cade sempre durante la stagione delle piogge.

今は、 太陽暦とともに、このお祭りはいつも雨の季節とあたってしまいます。

(出典: 和伊中辞典/小学館)

そうなんですよね~ 雨になることが多くてがっかり(;'∀')

    *       *      *  


風習


一般的には 短冊に願い事を書いて笹に飾るが この風習は江戸時代から始まったもので、日本以外では見られない。

また 商店街などのイベントとしての「七夕まつり」は 昼間に華麗な七夕飾りを通りに並べ 観光客や買い物客を呼び込むもので 夜間の風習や神事などをあまり重視していない。

現代の「七夕祭り」は、神事との関わりも薄れ、もっぱら、観光客や地元商店街等への集客を目当てとしたものとなっている。

七夕については こちら


* 仙台の七夕まつり... 賑やかですよね~(^_^)

うちは今年は七夕飾りは出さなかったけど 外で短冊に願い事を書いてつるしてきました あまり深刻な願い事を書くと誰かが読むと恥ずかしいと思って 語学関連の明るい(?)願い事を書いちゃった!!



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LCI主催第2回イタリア映画セミナー(イタリア食文化と映画)に行ってきました (2015.6.28)@吉祥寺LCI

2015年07月04日 | イタリア映画・映画

LCI主催第2回イタリア映画セミナー(イタリア食文化と映画)に行ってきました (2015.6.28)@吉祥寺LCI


第1回(3/8)のネオレアリスモとはがらりと変わって 今日の第2回イタリア映画セミナーのテーマは 「イタリア食文化と映画 il Cibo nel Cinema Italiano」と楽しげでした! イタリアのスプマンテで迎えていただきました 
映画監督と食事のシーンという導入では いかに「味覚(sapore)」を表現するか?について説明していただきました
味覚は想像や記憶に関連して起こる現象であり ちょうどレモンを見ただけで唾液が出てくる現象を頭の中で思い浮かべました

映画の中でいかに「味覚」を表現するか これは観客が視覚から得た感動を共有できることが大切とのことで この時期ちょうどフードの撮影に関する実用書を読みまくっていたので その撮影の苦労を心に浮かべながら聞いていました(^^)

前半は「社会批判と食事」というテーマで 1960年の映画「La ricotta(意志薄弱な男)」(P.P.Pasolini監督)では 神聖な映画を撮影する一団でのとある貧しいエキストラが 預かった犬を売ってまで暴食し死に至る話ですし 1973年の「La grande abbuffata(最後の晩餐/abbuffataは大食い)」(Marco Ferreri監督)では あろうことか裕福な人たちが集まり贅を尽くした食事を死に至るまで食べ続けるというもので さすがに当時の上映後はブーイングが出たそうですが...このテーマは「豊かな社会に対する批判」とのこと

そのあとで「愛と誘惑を表現」する作品として紹介された2009年の映画「ミラノ、愛に生きる(Io sono l'amore)」(Luca Guadagnino監督)は ミラノの裕福な夫人が 息子の友達であるシェフが彼女のために特別に作った料理を味わった瞬間 恋に落ちる...というあのシーンが紹介され 一口食べて官能を味わうその「撮り方」に注目して見てました 

そして次は「北部と南部」にテーマは移り 昨年ナポリに行った時に Alitaliaの機内で見た2010年の映画「Benvenuti al Sud(南イタリアへようこそ」(Luca Minero監督)の 朝食にSanguinaccio(豚の血を入れたチョコレートクリーム)を出すシーンはケッサク( *´艸`) ナポリ人のマンマが出したSanguinaccioを豚の血とは知らずに食べたミラノの男性がビックリするんですよね~

そして同じ監督・出演者による2010年の映画「Benvenuti al Nord(北イタリアへようこそ)」(同監督) こちらは反対に ナポリの若者がミラノの男性と一緒に ミラノに初めて行ってバールでカフェを注文したら カフェの種類があまりに多くてビックリ...というシーン 

1962年の映画「Il pranzo meirdionale(南イタリアの昼食)」( A. Lattuada監督)を見ながらのアクティビティです 南イタリアの昼食は 大勢で時間が長くてたくさん量がありますね!

pausaでは caffè affugato (コーヒーにアイスが入っている,affugareは溺れるという意味)を皆でいただきました

      *        *         *

後半はさて 「食事と喜劇(il Cibo e il Comico)」にテーマは移ります

1954年の映画「Miseria e Nobiltà(貧困と貴族階級)」(M.Mattoli監督)では ナポリを代表する喜劇俳優TOTÒの たくさん食べたいばかりに明日の分までポケットにスパゲッティを詰め込むという傑作なアドリブが紹介されました 

1954年の映画「Un americano a Roma(ローマのアメリカ人)」(Steno監督)では 喜劇俳優のAlberto Sordi/アルベルト・ソルディ演じるアメリカかぶれのイタリアの若者(当時はアメリカブームだった)が 困り果てる両親をよそになぜか深夜にアメリカ式の食事をしようとするも やっぱり最後はパスタ...と笑えるシーン

1961年の映画「Una vita difficile(困難な人生)」(Dino Risi監督)では 1946年6月2日イタリアの国民投票で 君主制(Monarchia)から共和制(Repubblica)に替わるまさにその日に富豪の家に招かれた貧しいカップル 
食事開始のまさにその時に国民投票の結果がラジオで流れ 富豪たちはショックのあまりその場を立ち去り 貧しいカップルは黙々と食事を続けるのがとても印象的でしたね 
こんな歴史的瞬間に昼食に招かれるというのも皮肉ですね 富豪たちは君主制が続くと思っていたのでしょうか?

1980年の映画「Fantozzi contro tutti(ファントッツィの人生)」(P. Villaggio監督) これは喜劇シリーズFantozziで ダイエットブームが起きた時代をシニカルに描いています

1983年の映画「Bianca(ビアンカ)」(Nanni Moretti監督)は あの「バチカンで逢いましょう」で老年期での主役を演じたNanni Morettiが 若い姿で巨大なNutella(ヌテッラ、パン等に塗るチョコレート風味のスプレッド)を食べたり モンブランの食べ方についてうんちくを述べるシーンがケッサクでした!


その後 「海外におけるイタリア料理」のシーンを紹介していただきました

1985年の日本映画「Tampopo(タンポポ)」では とあるレストランで スパゲッティは決して音を立ててはいけませんよと教える女性教師のすぐそばで すごい音を立ててスパゲッティを食べる外国人に 驚愕する女性教師...ついには(笑) ここで スパゲッティを食べる時はスプーンは使わないとおさらいしました(^^) 

2010年の映画「Eat, Pray, Love(食べて、祈って、恋をして)」(E.Ghilbert監督)では たとえ12キロ太っても美味しいパスタはやめられない!というジュリアロバーツ扮するエリザベス・ギルバートの体験談です 

1952年の映画「I 7 Vizi Capitali(7つの大罪)」の中の「La Gola(暴食)」(Carlo Rim監督)では 女性の魅力よりもリコッタのおいしさが勝るというお話でした

実にたくさんの新旧取り交ぜたイタリア映画の中から 食にまつわるシーンをいろいろピックアップして紹介してくださり 時代背景も含めてとても楽しめました!!

      *        *         *

何年も前からこのセミナーには毎回参加しているのですが 昔はホント聞き取れず質問もたどたどしくて... それが今ではちゃんと聞き取れて質問もほぼ自由自在にできるようになり 「継続は力なり」を実感できて嬉しいです

ノートも 役に立ちそうな表現とか分からないフレーズだけメモすればよくなり 以前はそれこそ必死でノートを取っていたことを思うと ここまで続けてきてよかったと感じます
また こちらの先生方とは年に数回ですがここで近況を伝えあっていて 楽しいひとときです 
場所も吉祥寺からLCI(Part 1)へと歩くあいだにステキなお店がたくさんあって楽しい♪ 新しいお店もオープンしてました!
特に日曜午後は公園通りがにぎわっていて 若い人に交じってのお店めぐりもウキウキしますね~(*^^*)


開催のお知らせは こちら

第1回のリポートは こちら

また 7月31(金)夜には イタリア音楽ギターの生演奏によるアペリティーボが開催されます
詳しくは こちら


素晴らしいセミナーを開催してくださいましたLCI様に心よりお礼申し上げます



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2015 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展開催のお知らせ(2015,7.4.~8.16)@板橋区立美術館

2015年07月02日 | イタリアの美術館・博物館
2015 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展開催のお知らせ(2015,7.4.~8.16)@板橋区立美術館


会  期:2015年7月4日(土)~8月16日(日)開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)
於 板橋区立美術館(成増からバス他)
休 館 日:月曜日(但し7/20は祝日のため開館し、翌日休館)
観 覧 料:一般650円、高校・大学生450円、小・中学生200円
主催:板橋区立美術館、日本国際児童図書評議会(JBBY)  

ボローニャ国際絵本原画展は、世界でも最大級の規模を誇る絵本原画コンクールとして知られ、49回目となった2015年は、およそ3000の応募の中から、日本からの10作家を含む24ヶ国76作家が入選となりました。

板橋区立美術館では今年もその全入選作品が展示され、特別展示としてポルトガルの注目の若手イラストレーター、カタリーナ・ソブラルが紹介されます。

原画展は こちら

色々なイベントがあります

講演会
◆ 「初めてのボローニャ・ブックフェア潜入レポート
7月4日(土) 14:00~15:30 講師:岩井俊雄(絵本作家・メディアアーティスト)

◆ 講演会「3.11以降の絵本を読む
7月11日(土) 14:00~15:30 講師:広松由希子(絵本研究家)

◆ 対談「ボローニャからはじまった
7月19日(日) 14:00~15:30
講師:渡邊智子(イラストレーター)・渡辺美智雄(イラストレーター)

◆ 対談「日本とイタリアの少年刑務所の中で
7月26日(日) 14:00~15:30 講師:寮 美千子(作家)・駒形克己(デザイナー、造本作家)

◆ 講演会「ぼくの絵本づくり
8月2日(日) 14:00~15:30 講師:クラース・フェルプランケ(イラストレーター、ベルギー)

◆ 講演会「わたしとボローニャ
8月15日(土) 14:00~15:30 講師: 北見葉胡(画家・絵本作家)

その他 講座、子供向けイベント等 詳しくは こちら





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