イタリアウィーク イタリア展 フード&リビングフェスタ伊勢丹新宿店にて開催中!!
2015年9月29日(火)~10月4日(日) <最終日7時終了>
午前10時30分から午後8時まで営業
於 伊勢丹新宿店
ヤマザキマリさんの描き下ろし漫画『時空を越えるヨージとユタカの物語』がスゴイ!!
彼女のNHKテレビイタリア語でのインタビューでは イタリアに着いてから辞書を3冊使い倒してイタリア語を身につけたというエピソードがすごかった!!
詳しくは こちら
オープニングのリポートは こちら
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欧日協会「受講生の声」に独検準1級合格体験記が掲載されました(2015.3.6)@欧日協会ドイツ語ゼミナール
2015年1月の独検準1級合格を機に 日伊学院の伊検2級(2014)に引き続き 欧日協会ドイツ語ゼミナールのHPの「受講生の声」に拙文「独検準1級二次面接対策では貴重なアドバイスを受け、本番は緊張もせず、ほぼ悔いのない出来でした。」が掲載されました
←あれからさらに年喰ってますが ちゃんと今回はメガネをかけて目のまわりの小皺を隠しました(;'∀')
なにぶん若い頃からキャリアの長いドイツ語ですので 今回合格した独検準1級よりも まだ学び始めて7年めのイタリア語で「ぎりぎり一発合格」を果たした伊検2級の時の方がはるかに大変でした... 作文もあったし...合格ラインも高いし...なので伊検のあとの方が「からっぽ状態(esaurita, svuotata)」がひどく長く続きましたね
今回もやはり 独検が無事終わったら さすがにドイツ語をバリバリやって次の高い山に登ろうというエネルギーがすぐには出てこなくて~(/_;)
なので 今はイタリア語メインですが 家でDeutsche WelleとかNHKラジオ応用編等を続けながら 4月からのNHKラジオ応用編「ドイツ人が見たい日本 Magazin KREUZ UND QUER IN JAPAN」という放送をせっせと聞いています (3月まではイタリア語で「ニッポンを話そう!」をやってましたが こちらはドイツの旅行雑誌の編集者が見た日本についての特集で面白いです!! )
今はイタリア語のレッスンを取っているので イタリア語中心に今は勉強していたいんです ←こうしてみると二つあると逃げ場があってちょうどいいかも(*^^)v
* * *
もうじき2015年秋の独検なので 昨年の独検準1級のことを思い返してみました
* 今年は時期が遅れて 12月6日(日)の開催になったのですね!!(昨年までは11月末でした)
出願は 9月1日~10月23日とのことで 出願も始まっていることですし 独検準1級合格体験記をご参考までにアップさせていただきました
30年ぶりのドイツ語レッスンを受けながら 自分で家で10数冊の過去問・問題集をやり 2級に続き準1級を受け 二次対策は過去問を見て自分なりに言えるようにしておいたものの 受け身の準備でしかなく 欧日協会のプライベートレッスンではそこから一歩進んで 印象に残る自己紹介や そのテーマについて描写するだけでなく 自分でより積極的に話す練習をしたことなどを書かせていただきました
最初のうちは過去問をやっても 独検準1級の合格ラインになかなか届きませんでしたが 過去問等十数冊を何度もやるうちに 合格ラインを超えて嬉しかった それでも試験本番では 家で出た点数よりもかなり低くて...そんなもんなんですね~試験って!!(並べ替えが全然できなかった ←これはイタリア語のCILS B2でも出るんですよ!!)
今年2015年1月からは とうとうイタリア語IPAのレッスンを取り始め 日本文化紹介のレッスンもさらにぎりぎりで飛び込み(春学期のみ) そこへ と 突然 家族の入院・手術で毎日病院通いになり(病院が近くだったので助かった~) そんなこんなで1月25日の独検準1級二次面接の準備は その前の年末とかなり前から取りかかっていたのでなんとか間に合いました さらに仕上げにこのプライベートレッスンを1回受けただけでなんとか仕上がりました!!
いや~なんでも早め早めに準備しておくものですね(;'∀')
年齢がいくといろいろ突発的なことが入ってくるので 検定のみに集中できなくなる中 いかに「時間(スケジュール)管理」を行うかがカギとなってくるのですね
この場を借りまして 9ヶ月間お世話になったHoffmann先生 プライベートレッスンをしてくださったVersümer先生に心よりお礼申し上げます
また 語学検定合格後がいつも大変なのは とにかく続けないとすごい勢いで忘れてしまうことです まるで米びつに穴があいたように勢いよくザーッと忘れてしまうんですよ(;’∀’) 大学入試等でもそうですよね 同じレベルを常にキープするのは精神的にも至難の業です
なので 「検定は受かってからが実は勝負でもあると気付いた。たゆまぬ努⼒と情熱は夢が叶った後も決して失ってはならないのだと。」この文は 合格後に自分が切に感じた思いをしたためたものです(伊検2級合格体験記より)
「外国語はいつも使ってないと忘れちゃう!」と イタリア人の友人もしみじみ言ってました... 自分も 昨年10月のナポリ行きの前は独検の準備に追われてイタリア語をやる時間が取れず せっかくイタリアに行ったのになかなか出てこなくてかなりもったいなかったなぁ~とは思いますが まぁ仕方ないですね
ともあれ今は両方忘れないように必死でキープしています!!
そしてとうとう 実は若い頃に一度だけお会いしたことのある 伊藤光彦氏(毎日新聞元欧州総支局長)の書かれた「ドイツ語で世界を読み解く」(白水社/2014年) そして「ドイツ 情報世界を読む 新聞からインターネットまで」を 同氏の「現代ドイツを新聞で読む」(白水社/1992年)に引き続いて読み始めたところです
いや~この伊藤氏の本は他の本とは全然重みが違います!! 新聞記者としてドイツに長く駐在されていた氏が あますところなく新聞記事の時事解説をしてくださるので ものすごいボリュームがありますが タイムリーな話題から 後者は壁崩壊やドイツ統一の時期のめくるめくあの時代を新聞記事で切り取ったタイムカプセルのようで 私にとっては決して手放せない大切な宝物のような本です 教科書には出てこない 新聞で使われる用語が満載です (こういう感じでイタリア語の本も出ないかなぁ~)
* * *
2012年の秋からここ3年間 伊検・独検6つの検定試験をひたすら受け続けてきた生活がひとまず終わり これで 独検・伊検そろい踏みが叶って ようやく今ほっとしています ←と書きましたが しばらくしたらまた次のステップに上がりたくなりました~(笑)
これからもさらに研鑽を積み 学んだことをいろんな形で還してゆきたいと思います
この場を借りまして 欧日協会ドイツ語ゼミナール様に 心よりお礼申し上げます イタリア語のレッスンに行くとドイツ語が聞こえてくるのが嬉しいっす(*´ω`*)
* この花は 独検合格祝いの プレミアムバラ咲きジュリアン 「ピーチフロマージュ」 すごく鮮やかな色で新種です♪
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文化としてのイタリア料理・日本料理(日伊学院夏季集中講座「文化としての料理(2015.8.10)」予習として)後編・日本料理
Cucina italiana e cucina giapponese come cultura
「イタリアと日本の食文化の比較、古くから伝わるイタリア料理の成り立ちを紹介しながら、和食との違いについて話す」というテーマのレッスンの準備として作った「文化としてのイタリア料理・日本料理」 前編のイタリア料理に続き 後編は日本料理です:
* * *
日本料理
Cucina giapponese
1.歴史
Storia
料理の文献発出は「日本書紀」(720年)。
Il primo scritto sulla pietanza giapponese fu nel “Nihon Shoki(Annali del Giappone/日本書紀)” nel 720.
縄文時代(先史時代)には雑穀の栽培が行われ、稲作(「稲穂の国」という言葉がある)と米食が始まった。海産物も食べられていた。
Nel periodo preistorico, periodo Jòmon(縄文時代/14000 a.C.~3o secolo a.C.), loro cortivarono e mangiarono riso e frutti di mare.
飛鳥時代には、家畜等の肉を食べてはいけないという禁令が出された。
Nel periodo Asuka (飛鳥時代/592~710) venne introdotto il divieto di consumazione della carne.
奈良時代には中国文化の影響を受け、端午の節句や七夕などの年中行事に特別な料理が作られるようになった。
Nel periodo Nara (奈良時代/710~794) influenzato della cultura cinese si mangiarono le pietanze speziale dei riti annuali.
平安時代には中国の影響でから揚げ等も食べられた。貴族の食事は出汁を使わず野菜は下品な食べ物として食べず、珍しい食べ物を食べることで権威を見せつけていた。仏教の影響で美味しいまずいを口にすることはタブーとされ、栄養面から見ると悪い料理を食べていた。
Nel periodo Heian (平安時代/794~1185) si mangiò la frittata importata da Cina.
I piatti aristocratici ebbero un basso potere nutritive, perché loro non mangiarono le verdure considerate volgari. Il dogma di buddismo rese tabù di parlare del bene e del male del gusto.
鎌倉時代には、禅宗とともに喫茶の風習が広まり、「精進料理」が流入し、京都では特にがんもどきなどの大豆加工技術も発達した。
(禅寺では料理や食事も修行の一環とされ精進料理が発達した。)
Nel periodo Kamakura (鎌倉時代/1185~1333) con la diffusione del buddismo zen la cucina vegetariana dei monasteri zen "Shojin ryori” (精進料理) fu diffusa con lo sviluppo della tecnica del procedimento di soia (p.es.gammodoki/がんもどき) particolarmente a Kyoto.
茶会に出される食事から「懐石料理」が生まれた。飯腕と箸が使われるようになった。
Naque anche Kaiseki ryori”(懐石料理), piatto leggero servito durante la cerimonia del tè. Cominciarono a usare ciotole e le bacchette.
室町時代は一人分の料理を膳の上に組む「本膳の形式(本膳料理)」が始まった。
仏教の「味を論じてはならない」という解釈が変わった、出汁が生まれた。
Nel periodo Muromachi (室町時代/1336~1573) cominciarono la maniera di mettere tutti i piatti sul ciascuno tavolino chiamato “Honzen ryori(本膳料理)”.
Il tabù di parlare sul sapore della cucina fu revocato, il brodo “dashi(il blodo/出汁)” fu sviluppato.
桃山時代には南蛮船により南蛮料理やカステラが伝わってきた。
Nel periodo Momoyama (桃山時代/1573~1603) i navi portoghesi portarono i piatti portoghesi e castella (カステラ).
江戸時代は豊かな食のバラエティと美食の料理法の名物料理が広まった。
天ぷら、握り寿司、蕎麦などの屋台料理が発達した。
Nel periodo Edo (江戸時代/1603~1868) furono introdotte una ricca varietà di cibi e specialità culinarie.
Le bancarelle di tempura (pesci e verdure fritti/天ぷら), sushi (il riso leggermente addorcito e avvolto da pesce crudo/すし), soba (tagliolini di grano saraceno/そば) furono sviluppate.
料亭での酒とともに作法にとらわれない料理が「会席料理」となった。醤油、砂糖、飾り包丁なども広まった。江戸料理と関西料理(京料理、大阪料理)があった。
Naque“Kaiseki ryori( piatto sontuoso servito su un particolare vassoio laccato/会席料理)”.
Salsa di soia, zucchero, la tecnica del taglio decorativa fu creata.
Ci furono cucina Edo e cucina Kansai (Kyo-ryori, Osaka-ryori).
明治時代は、明治維新まで肉食が禁じられていた。
(本膳料理は衰退した。会席料理は料亭や高級旅館などに移り、精進料理(寺院での)や懐石料理(茶人を対象)は独自性を保って今も続いている。西洋料理が社交の手段として上流階級で広まったが、庶民はちゃぶ台で家族団らんで食べていた。)
Nel periodo Meiji (明治/1868~1912) il divieto di consumazione della carne restò il vigore fino alle Restaurazione Meiji.
開国とともに様々な外国の料理が広まった。
日本人の口にあう西洋料理がアレンジされ受け入れられた。
Con la riapertura del Paese, diverse specialità straniere furono difuse.
Numerose pietanze di origine occidentale furono importate e arrangiate e adattate ai gusti locali.
戦後の食糧不足の中でパン食が始まり、学校給食もパン食となり、また「ファーストフード」文化が広まった。
Nel dopoguerra (1945~) comnmciarono a mangiare il pane anche nella refezione scolastica per la scarsità dei cibi, anche la cultura del “fast food” fu diffuso.
* * *
特徴
Carattere
素材の味を生かす「引き算の料理」と言われる。素材にあまり手を加えず、そのおいしさを引き立たせる調理法が尊重される。(素材の持ち味以上においしくしない)「足し算の料理」といわれるフランス料理や中華料理とは違う。
Valorizzare il sapore degli ingredienti, non trattargli troppo, fare risaltare il proprio sapore cosidetto “cucina di sottrazione ", sono diverse dalla cucina francese e cucina cinese cosidetto “cucina di addizione”.
味付けには、出汁(削り節や昆布などを煮出す)、塩、醤油や味噌(大豆を発酵させた調味料)で調味する。酒、酢、みりん、砂糖、なたね油、胡麻油。
「うまみ」という基本的な味が確認された。
Per condire si usano il brodo di scaglie di tonno secco, alghe(dashi/だし), il sale, salsa di soia, miso (pasta di soia fermentata), sake, aceto, mirin (sakè dolce da cucina/みりん,), zucchero, olio di colza o semi.
“L’umami (うまみ)”, solitamente tradotto come “saporito”, identificato come un gusto fondamentale.
食材: 米、穀物、野菜、豆、果物、魚介類、海藻、鶏などの肉で、乳製品はほとんど使わない。*
Cibi: riso , cereali, verdure, legumi, frutti, pesci e molluschi, alghe, carne di pollo, però si usano pocchi latticini.
*ただし「酪」(牛・羊・馬などの乳を発酵させて作った酸味のある飲料。仏教で,五味の一)や「醍醐」(五味の一つで、牛乳を精製した中で最も美味しい味とされ、濃厚な味わいとほのかな甘味を持った液汁とされるが、すでに製法は失われている)は使っていたという
料理方法: 生もの(さしみなど)、焼き物、煮物、揚げ物(天ぷらなど)、蒸し物、酢のもの、漬け物など。
L’arte culinaria: namamono (なまもの), qualcosa di crudo come sasimi (le fettine di pesce crudo/さしみ), yakimono (焼きもの), qualcosa alla griglia, nimono (煮物) qualcosa di bollito, agemono (揚げもの), qualcosa di fritto come tempura (pesci e verdure fritti/てんぷら), mushimono (蒸しもの), qualcosa al vapore, sunomono (酢のもの), qualcosa con aceto, tsukemono (漬け物), qualcosa in salamoia, ecc.
下処理に手間をかけ、「割主烹従(かっしゅほうじゅう)」(切ることを重視する)、また多くの食材を切るテクニックがある。
Ci vuole tanto tempo e tanta fatica per trattare prima della cottura. Apprezzano il taglio piuttosto che la cottura.
Esistono numerose tecniche di taglio.
配膳: 「一汁三菜」、盛りつけの作法も決まっている。食器は漆器、陶器、磁気など様々で、数も種類も多く専用の箸、腕を使う。
La maniera di preparare la tavola: “Ichijù sansei(一汁三菜) (una zuppa e tre piatti)”
La posizione dei piatti è fissa. La vaietà degli stoviglie: lacca, ceramica, porcellana, ecc.
Cucina giaponese consiste in diversi piatti serviti separatamente, si usano tanti stovigli diversi in cui ognuno si serve.
季節の料理(お節料理、行事料理など)、郷土料理などもある一方、大衆料理も普及している。(お好み焼き、カレーライス、ラーメン等)
Ci sono varie cibi speciali per esempio "osechi ryori (お節料理)” del capodanno, per le feste o riti annuali, piatti tradizionali di ogni regione, mentre cibi popolari ed economici sono diffuse, per esempio okonomi-yaki (specie di frittata/おこのみ焼き), riso al curry(カレーライス)、ramen(tagliolini cinesi/ラーメン),ecc.
和食はヘルシーだとして世界中に広まっている。
La cunina giapponese si è diffusa nel mondo come cucina molto sana.
* * *
3.ユネスコ(無形文化遺産):
UNESCO
2013年12月に和食が「料理そのものではなく、自然を尊ぶ日本人の気質に基づいた食に関する習わしを、「和食: 日本人の伝統的な食文化」としてユネスコの無形文化遺産に登録された。
Dal dicembre 2013 la cucina giapponese è inserita fra i Patrimoni orali e immateriali dell’umanità dell’UNESCO come “cucina giapponese: la cultura culinaria tradzionale dei giapponesi”.
1多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重
1)Apprezzare i vari cibi freschi e suo sapore naturale.
2. 栄養バランスに優れた(一汁三菜)健康的な食生活
2)Ricco del bilancio nutritivo come : “一汁三菜 (ichijù-sansai/una zuppa e tre piatti)”, regime alimentare sano
3. 自然の美しさや季節の移ろいの表現
3)Rappresentazione della bellezza della natura e l’alternare delle stagioni
4. 正月などの年中行事との密接な関わり。
4)Rapporto intimo con riti annuali come capodanno
* * *
* 出典: 辞書 Wikipedia(日本料理、イタリア料理) Giappone(旅行ガイドブック) 他
* 夏の集中講座を友人と一緒に取ろうとなり 選んだのがまず何よりもこのテーマ!! レシピについてはレッスンですでに色々やっているので 「文化としての料理」について より大きな視点でまとめたものを自分なりに考えようとしたら けっこうな量になり数日がかりで大変でしたが これで自分なりに納得のゆく予習ができました(*^^)v
* 2015年7月11日(土)「テレビシンポジウム ミラノ万博に見る日本の食と農 その課題と将来」(NHK教育テレビ)では島村奈津さんが出演しスローフードについて熱く語り、また出演者の方がミラノ万博ではEU基準が厳しく かつお節を持ち込むのにとても苦労したというエピソートを紹介してくださいました
また 7月14日(火)「和食の世界輸出戦略!料理人もビックリ」(クローズアップ現代)では ネバネバのない納豆をバターと合わせてパンに塗って チーズのような感覚で食べれば赤ワインにも合うという新アイディアなどが紹介されていました
また料理人に伝わる出汁(だし)の秘伝を国際基準にして数値で示して世界に通じるものにしようという試みも京都で行われているとの紹介がありました!!
* 写真は お祝いの席でたのんだ日本料理のお弁当です イタリア語 ブログランキングへ
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文化としてのイタリア料理・日本料理(日伊学院夏季集中講座「文化としての料理(2015.8.10)」予習として)前編・イタリア料理
Cucina italiana e cucina giapponese come cultura
さて今日からどーんとシルバーウィーク!! ということで 書きためてあった長~いイタリア語作文「文化としてのイタリア料理・日本料理」(先生にレッスンで皆さんに配っていただき感激!!)を 2回に分けてアップさせていただきますね~
「イタリアと日本の食文化の比較、古くから伝わるイタリア料理の成り立ちを紹介しながら、和食との違いについて話す」というテーマの「文化としての料理」のレッスン(2015.9.10)の準備として かなり前からあれこれ調べて訳しておきました(ネイティブチェックはしていません):
イタリア料理:
Cucina italiana:
1. 歴史
Storia
イタリア料理の歴史は古代ローマ帝国時代にさかのぼる。裕福なローマ人たちが腕利きの料理人たちに豪華なコース料理を作らせ、その食文化がローマ帝国の発展とともにヨーロッパに広まった(ローマ軍遠征とともに携帯されたチーズなど)。
La storia di cucina italiana risale all’epoca dell’antica Roma, in cui la sua cultura curinaria diffuse con lo sviluppo dell’antica Roma in tutta Europa.
いやむしろ、1533年にメディチ家のカテリーナがフランスに嫁いだ際にイタリア料理やマナーをフランスに持ち込んで、粗野だったフランス宮廷料理を洗練させたのだ。
(世界三大料理のひとつフランス料理のもとはイタリア料理であり、イタリアの食文化は西洋料理の母的存在といえる。)
Anzi, cucina italiana raffinò cucina francese ancora grossolana, dopo che nel 1533 Caterina di Medici ebbe portato cucina italiana e sua buona maniera in Francia per andare sposa.
トマトがラテンアメリカから16世紀にイタリアに入るまでは、魚醤(ガルム)を使った質素な味付けだった。
Prima di importire di pomodori da America latina nel 16o secolo, i piatti italiani furono ancora frugale solo con il condiment di garum (salsa di pesce).
大きな変化は新大陸発見とともにやってきた、じゃがいも、トマト、ピーマンやとうもろこしなどの新しい食材が導入された。
Importanti mutamenti si ebbero con la scoperta del Nuovo Mondo e l’introduzione di nuovi ingredienti come patate, pomodori, peperoni e il mais.
スパゲッティに関しては、最古のパスタはチェルヴェテリでBC4世紀のエトルリア人の墓から出土した。
(古代ローマで主食にされた、小麦やキビなどの穀物を粗挽きにし、お粥のように煮込んだプルスという食べ物がパスタの元祖ともいわれる。)
Per quanto riguarda gli spaghetti, gli più antichi furono venuti alla luce dal tumulo di etruschi del 4o secolo a.C. a Cerveteri.
* * *
特徴
Carattere
イタリア料理は地方によって独自の違いがあることで知られている。味わい豊かで味付けも豊富で、しかも世界で最も有名な料理と考えられている。
La cucina italiana è conosciuta per la propria diversità a livello regionale, abbondanza nel gusto e nei condimento, è inoltre ritenuta la più famosa nel mondo.
「『イタリア料理』などという料理は存在しない、ただその地方の郷土料理があるだけだ。」との見方もある。イタリア統一(1861)までその土地の郷土料理がそれぞれ発達していたためだ。
Si dice che “Non esiste“cucina italiana”. Esistono sono solo cucine regionali.” Fino al Risorgimento (nel 1861) le pietanze di ognuno regione furono svilluppate nelle sue regioni.
北イタリアはバターや生クリーム、南イタリアはオリーブオイルやオリーブやトマト、北アフリカに近いシチリアなどではクスクスなどが食べられている。地中海に面した地域ではタコやイカや貝類が、内陸や北部では肉や乳製品が多く食べられる。
In Norditalia si mangiano burro e panna, in Suditalia si mangiano olio d’oliva, olive, pomodori, mentre in Sicilia che è vicino a Nordafrica si mangia cuscus, ecc. Nei regioni lungo il Mare Mediterraneo si mangiano i molluschi, e nei regioni interne e Norditalia si mangiano carne e latticini.
イタリア料理の主要な特徴はその非常なシンプルさにある。イタリア人の料理人たちは、調理の複雑さよりも材料の質(クオリティ)に信頼を置いている。
La caratteristica principale della cucina italiana è la sua estrema semplicità. I cuochi italiani fanno affidamento sulla qualità degli ingredienti piuttosto che alla complessità di preparazione.
* * *
ユネスコ(無形文化遺産)
UNESCO
2010年に、イタリア料理は地中海の食事として、ギリシャ、スペイン、モロッコ料理とともにユネスコの無形文化遺産に登録された。
Nel 2010 cucina italiana è inserita fra i Patrimoni orali e immateriali dell’umanità dell’UNESCO, come cucina mediterranea insieme con cucina greca, spagnola e marocca.
次回は 日本料理編です!!
* 写真はローマで食べたトリッパ/trippa(牛の第2胃・ハチノス)の煮込み!! この形がねぇ~(;'∀')
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