日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

マネッティ・ブラザーズの『愛と銃弾』(Ammore e malavita)をアマゾンプライムで観ました(年内配信終了)

2024年12月27日 | イタリア映画・映画
マネッティ・ブラザーズの『愛と銃弾』(Ammore e malavita)をアマゾンプライムで観ました🎥(年内配信終了)

"Ammore e malavita" diretto dai Manetti Bros è stato molto interessante! Alla fine si è rovesciata, sorpresa😲  
マネッティ・ブラザーズの『愛と銃弾』 とても面白かった
ラストのどんでん返しにビックリ😲 
 
あらすじ: 
太陽もマフィアも元気な南イタリアの大都市・ナポリ。
ハンサムなチーロは、相棒・ロザリオとともにふたり組の殺し屋としてマフィアに雇われていた。
ある晩、チーロはある犯罪の実情を知った女を殺そうとするが、その相手はかつての恋人・ファティマだった 


ナポリ弁バリバリでした~😲 このカモッラのボスDon Vincenzo Strozzalone の妻マリアが映画マニアで とんでもない計画を持ち上げてしまい 魚介王の夫は振り回され...

このボスはけっこうコミカルなキャラに仕上がってますね

チーロとファティマの運命やいかに... ストーリーもわかりやすくて ミュージカル仕立てで 最後までハラハラドキドキしながら観られました 

    *   *   *

Amazon Primeでの配信は年内で終了とあったので 大急ぎで観ました🎥

実はたくさん 時間があったら観ようと思ってマイアイテムに保存していたものが すでに配信期限が切れてしまったり 年内で配信終了とあり あわてて大急ぎで何本か観ました🎥 

王女メディア テオレマ スターリングラード 等... 
なんでも早めにやらないとダメですね~ 

予告編は こちら

映画は こちら

Amazon Prime以外の方法でも観られるようです🎥


 
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『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(Gladiator II )』が公開中です(2024.11.15~)

2024年11月28日 | イタリア映画・映画
『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(Gladiator II )』が公開中です(2024.11.15~) 

古代ローマを舞台に、皇帝の後継者争いの陰謀に巻き込まれ、剣闘士(グラディエーター)として苛烈な戦いに身を投じる男の姿を描いたスペクタクルアクション「グラディエーター」。
巨匠リドリー・スコットが監督を手がけ、アカデミー賞で作品賞や主演男優賞など5部門を受賞した同作の 24年ぶりとなる続編。

将軍アカシウス率いるローマ帝国軍の侵攻により、愛する妻を殺された男ルシアス。すべてを失い、アカシウスへの復讐を胸に誓う彼は、マクリヌスという謎の男と出会う。
ルシアスの心のなかで燃え盛る怒りに目をつけたマクリヌスの導きによって、ルシアスはローマへと赴き、マクリヌスが所有する剣闘士となり、力のみが物を言うコロセウムで待ち受ける戦いへと踏み出していく。

今作の主人公となるルシアスは、ラッセル・クロウが演じた前作の主人公マキシマス息子という設定。


2024年製作/148分/R15+/アメリカ
原題または英題:Gladiator II
配給:東和ピクチャーズ
劇場公開日:2024年11月15日

 
映画は こちら
インタビュー は こちら



 

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EU Film Days 2024 が開催されます(2024.12.14~27)@シアター・イメージフォーラム(渋谷)

2024年11月27日 | イタリア映画・映画
EU Film Days 2024 が開催されます(2024.12.14~27)@シアター・イメージフォーラム(渋谷)

EUフィルムデーズは  欧州連合(EU)加盟国の在日大使館・文化機関がセレクトした近年の注目作品を一挙上映する ユニークな映画祭です


イタリア作品は 2024年のイタリア映画祭でも上映したパオロ・ジェノヴェーゼ監督の『人生の最初の日(Il primo giorno della mia vita)』です

ドイツは ピナ・バウシュの伝説的なタンツテアター(Tanztheater)2作品の制作過程を追うドキュメンタリー  『ダンシング・ピナ(Dancing Pina)』です
こちらはもうOAGホールで観ました🎥


EUフィルムデーズ2024は こちら

上映作品は こちら

紹介記事は こちら


 


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ポーランド映画祭2024で人生で初めて手描きの油絵アニメ「農民/Chlopi」を観ました(2024.11.24)@恵比寿ガーデンプレイス

2024年11月24日 | イタリア映画・映画
ポーランド映画祭2024で人生で初めて手描きの油絵アニメ「農民/Chlopi」を観ました(2024.11.24)@恵比寿ガーデンプレイス 

ポーランド映画祭2024で 日本初公開の手描きの油絵アニメ「農民 Chlopi」を観に行き 人生で初めて「油絵アニメ」を観て手に汗を握り鳥肌が立ち 画面から一時も目が離せず 最後は涙が止まらず大きな衝撃を受けました🎥
Ganz zum ersten Mal in meinem Leben habe ich einen gemalten Animationsfilms (mit den Őlbildern) gesehen, Gänsehaut bekommen, und an Ende mit den Tränen den Film "Bauern(Chłopi)" gesehen...🎥 

 恵比寿ガーデンプレイス 

人生で初めて 油絵アニメというものを観ました 
予告編だけは観ていたものの 2時間にわたる長編を油絵でアニメにするということに驚き その労力とエネルギーと情熱に圧倒されました 私も高校生の頃美術部で油絵を描いていたので 信じられなかったのです...

     *     *     *

ノーベル文学賞作家ブワディスワフ・レイモント(Stanisław Władysław Rejment)の小説を原作に 手描きの油絵で描いたアニメーション作品  第96回アカデミー賞国際長編映画賞ポーランド代表作品

原作者ブワディスワフ・レイモンド(1867年~1925年)はポーランドの小説家で  1924年度ノーベル文学賞を受賞 

彼の長編三部作の頂点『農民』(1904~08)をもとに創られました 原作は約900ページあり  1922年の映画は戦災でフィルムは現存せず 1972年にも映画化されています 

ちなみに長編三部作の1作目『約束の土地(Ziemia obiecana)』(1899)はアンジェイ・ワイダ監督によって1975年に映画化された有名な作品です 

     *     *     *

2023年に『農民』を油絵によるアニメ映画化したのはDK Welchman (ウェルチマン)Hugh Welchman夫妻  

2017年に油絵アニメ第1作ゴッホ・最後の手紙(loving Vincent)』を制作したのと同じチームで創りました 今回第2作となる『農民』のオーディオ・ブックをひたすら聞きながら『ゴッホ』を仕上げたそうです あと1作作ってからは実写に戻るとのこと 

ロトスコープという モデルの動きをカメラで撮影し それをトレースしてアニメーションにする手法でもって 4年半の歳月をかけ 約100名のスタッフで 計20~25万時間に及ぶ稼働時間を費やして創り上げられました🎥 
 
シナリオを創り ストーリーボードを創り 俳優に演技をさせて視覚効果を加えたフィルムを創ったのですね

  結婚式のシーン 

主役のヤグナ役は400人もの候補から選ばれました 恋人のアンテック役は第1作でゴッホを演じた俳優 
実写から絵画に移し変えるため 100名の油絵画家が3年間にわたり じつに4万枚の油絵を描いたそうです アニメーターではなく油絵の画家が描きました 壮絶です… 映画と絵画を融合させた作品を創りたかったとのこと

また「キーフレーム」という2点の間をアニメーション化してゆく手法で 一筆ずつ動きを描き足しながら次の絵を撮影する手法が取られました デジタル技術を用いましたがAIは使っていないとのこと 

19世紀から20世紀にわたる農民文学からなる群集劇であり シナリオは100ページにも及び 共同体の中の異端を描く点では『ゴッホ』と同じですね 破滅からかすかな救いを感じるラストであり 2023年10月にポーランドで上映された時は150万人の観客を動員し 約40ケ国で上映されたそうです

      *     *     *

 「ゴッホ 最後の手紙」を創ったチームがそのまま この「農民」を創ったそうで そのチームについてwikipediaにはこうありました:  
「映画製作者たちはセルアニメーターではなく古典的な技術を持つ画家の起用を選択した。ウェルチマンは「パーソナライズされたスタイル」のアニメーターを避け、「非常に純粋な油絵画家」である人々を選んだと述べた
制作はグリーンスクリーンで実際にキャストに演じさせて開始された。撮影終了後、各フレームはキャンバス上に投影され、画家たちがそれに合わせて描画した。
キャストの撮影から絵画の完成までの全過程には4年を要し、ウェルチマン自身も「我々はこの120年で最も遅い映画制作法を発明した」と振り返った。」とのこと

    *     *     *

『農民』のWikipediaによると ポーランド リトアニア ウクライナそしてセルビアのスタジオで油絵が制作され ウクライナ侵攻で中断されましたが ポーランドで制作を継続し 電気もない中で クラウドファンディングを募り制作を続けたそうです

実写で観ても圧倒されるポーランドの群集劇を まさか油絵で鑑賞するとは… 実は絵を観るのに忙しくてストーリーが追えないと困ると思い 事前にwikiでストーリーと登場人物をすべてチェックしてから観に行きました ポーランド語は全くわからなないし名前も複雑だし… そのため急展開の驚きはなかったのですが絵に集中できました もっと長くオンライン上映にして後世に残していってほしいと願います

     *     *     *

ストーリー(一部ネタバレあり  まっさらで観たい方はお読みにならないでください) ← 絵に集中するために私は事前に英語版Wikipediaでストーリーと登場人物を把握してから観ました 字幕を読む時間を少しでも絵の鑑賞にあてたくて...


20世紀が始まろうとしているポーランドのリプシェ(Lipce)という農村が舞台 秋から夏までの4つの季節に分かれる 

秋/ 若く美しいヤグナ(Jagna)切り紙(making cutouts/ポーランドの民芸品)が上手な村一番の美しい娘 アンテク(Antek Boryna)という青年と恋をするも 彼のマチェク・ボリーナ(Maciej Boryna)は農村の最有力者であり ヤグナの母親に6エーカーもの土地と引き換えにヤグナを後妻に迎えようとする 

アンテクのハンカ(Hanka Borynowa)は土地のことで反対し アンテクも父に抵抗して家を追い出される ヤグナもボリーナを拒絶するが母親に逆らえず結婚する 
この結婚式の舞踏シーンがものすごい迫力で 音楽と激しいダンスの動きと これが油絵アニメかと思う程に手に汗を握るシーンだった  
  結婚式・舞踏のシーンは こちら (音が出ます)

  ヤグナとアンテクの舞踏のシーンは こちら (音が出ます)

冬/ その後もヤグナとアンテクは密会 しかし地主がオオカミの谷を売り 農民のものである森の木々の伐採権を売り渡してしまう 抗争中にボルニアは大けがを負いアンテクも逮捕される 

春/ アンテクの妻ハンカはヤグナを恨み 暮らしてゆくために義父のボルニアから隠しておいた財産を受け取り子供たちを養う(ハンカは家庭を守り農村を経営する堅実な妻) 
ヤグナはアンテクの釈放を買って出た市長から辱められ 夫ボルニアも種まきの時期だとベッドから起き出してそのまま亡くなる 息子のアンテクが後を継ぎ権力を手にする なじるハンカに6エーカーの土地の権利書を突き返し家を出るヤグナ

夏/干ばつがリプセの村を襲う ヤグナは農民マテウス(Mateusz)の求婚を拒絶 アンテクは村の有力者となり妻ハンカは巡礼の旅に出る ヤグナは村で完全に孤立し 恋人だったアンテクも彼女を見捨て とうとうある日村人たちの群衆がヤグナの家に押しかけ… 


ここまでの展開で 好きでもない男(しかも恋人の父親!)に嫁がされたために なぜヤグナがこれほどまでのひどい目に逢わなければならないのかと思いましたが これは現代ではなく19世紀末~20世紀初頭のポーランドの農村が舞台でありこの時代では仕方ないのだろうと思いました 最後に必死で立ち上がるヤグナにかすかな救いを感じました  

            *     *     *

できれば第1作『ゴッホ 最後の手紙』(予告編)も観てみたいし 次の油絵アニメシリーズのラストとなるであろう3作目も楽しみです
 
人生初の油絵アニメを観るという体験をしに映画館に行くまで緊張していました 待合室にイングリッド・バーグマンの「カサブランカ」の写真が飾られており懐かしかったです💕

 E.バーグマンの写真も💕

 
映画のお知らせは こちら

ポーランド映画祭2024/Festiwal Filmów Polskich 2024」(2024.11.22~28)@恵比寿ガーデンシネマ は こちら

紹介記事は こちら 

 ポーランド映画祭の作品

 予告編(trailer)は こちら   ← 音楽と 迫力ある絵の動きにご注目ください🎥

 チケットは こちら   ← あとは 11/27(水)夜7時~がラストチャンスです🎥


京都でもやるそうです
京都ヒストリカ国際映画祭で 12月3日とのこと🎥

しばらく立ち直れないくらいの衝撃です 

 


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ポーランド映画祭2024にて日本初公開の手描きの油絵のアニメ「農民 Chlopi」が公開されます

2024年11月20日 | イタリア映画・映画
ポーランド映画祭2024にて日本初公開の手描きの油絵のアニメ「農民 Chlopi」が公開されます


Al festival di cinema polacca 2024 danno un film "contadini (Chlopi )", cartoni animati fatto dalle pitture al olio🎥.  Incredibile, anime dalle pitture al olio -😲
 
どうやって油絵でアニメーションを創れたのか...信じられない
予告編を観たけど ほんとに油絵でアニメつくってるのだよ
 
ノーベル文学賞作家ブワディスワフ・レイモントの小説を原作に 手描きの油絵で描いたアニメーション作品  第96回アカデミー賞国際長編映画賞ポーランド代表作品
 
日曜午前に観に行きますが 終了後の作品解説は聞かれない マンションの理事会があるので... 遅刻してもいいから聞きたい~ 
 
trailer(予告編)は こちら 

ポーランド映画祭2024 (2024.11.22~28)@恵比寿ガーデンプレイス は こちら

紹介記事は こちら

wikipedia は こちら
 
追記:   ちなみに 「ゴッホ〜最期の手紙」(2017)が 6万枚の油絵で作られたアニメとして有名とのこと
「この不思議な映像は、最新のCG技術とアナログな油絵の手法を組み合わせることで生みされています。まず俳優の演技をCGの背景と組み合わせ、最終的に125人の画家が油絵に描き起こしました。」とのこと 

紹介記事は  こちら

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『チネチッタで会いましょう(il sol dell'evvenire)』ロードショーのお知らせ(2024.11.22~)@ヒューマントラストシネマ有楽町他

2024年10月10日 | イタリア映画・映画
『チネチッタで会いましょう(il sol dell'evvenire)』ロードショーのお知らせ(2024.11.22~)@ヒューマントラストシネマ有楽町他


すべてのおかしいは幸せに通ず

ナンニ・モレッティの最新作 
痛い目にあって初めて気づく。 大切なこと。


「ローマ法王の休日」「息子の部屋」などで知られるイタリアのナンニ・モレッティ監督が、時代の変化についていけない映画監督が痛い目にあって初めて大切なことに気づく姿をユーモラスにつづったヒューマンドラマ。

あらすじ:
イタリアの映画監督ジャンニは、これまで40年間、プロデューサーの妻に支えられながら映画を制作してきた。チネチッタ撮影所での新作撮影を目前に控え、頭の中はアイデアでいっぱいのジャンニだったが、順調だと思っていたのは本人だけだった。

女優は演出に口を出すばかりか  政治映画をラブストーリーだと言い出し、娘に紹介されたボーイフレンドは自分ほどの年齢だという。
誰にも理解されず、ひとり帰宅して目を覚ますと、今度は妻から別れを切り出されてしまう。
さらにプロデューサーが詐欺師であることが発覚し、資金不足で撮影が止まってしまう。

主人公の映画監督ジャンニモレッティ監督が自ら演じ、モレッティ作品の常連俳優マルゲリータ・ブイ、フランスの名優であり映画監督でもあるマチュー・アマルリックが共演。
2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。

2023年製作/96分/イタリア・フランス合作
原題:Il sol dell'avvenire
配給:チャイルド・フィルム
劇場公開日:2024年11月22日

HPは こちら 


 

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「日本でイタリア映画は好まれているの?」というイタリア人の質問についてイタリア語で答えました

2024年09月24日 | イタリア映画・映画
「日本でイタリア映画は好まれているの?(Il cinema italiano piace in Giappone ? )」というイタリア人の質問にイタリア語で答えました

イタリア映画祭の記事にイタリア人から質問されたので 永遠の映画大国 イタリア名画120年史の本を読んだりして答えました: 


Si, qusto "festival del cinema italiano" è stato cominciato dal 2001, solo nella sala piccola del cinema a Yurakucho(有楽町), ma ogni anno dopo del festival tanti filmi italiani sono rappresentati come Road Show in Giappone
はい、この「イタリア映画祭」は2001年に有楽町の小さなホールで始まり、今は毎年映画祭終了後に 何本かのイタリア映画がロードショーにかかっています
 
Il film italiano che ho visto per la prima volta è "1900(Novecento)" di Bertolucci(1976) 
私が一番最初に観たイタリア映画は B.ベルトルッチ監督の 「1900年」(1976)です
 
Anche i filmi di Neorealismo (Ladri di Biciclette, Riso amaro, La strada, ecc.) sono molto amati e apprezzati anche in Giappone.
またたくさんのネオリアリズモの作品(自転車泥棒、苦い米、道etc.)も 日本でとても愛され 評価されています  

"Neorealismo ha influenzzato anche il regista giapponese Akira Kurosawa(黒澤明監督), e ha fatto nascere il movimento francese "Nouvelle Vague", perciò si può dire che i filmi italiani siano il modello primitivo dei filmi moderni."
ネオリアリズモは 日本の黒澤明監督に影響を与え フランスのヌーヴェル・ヴァーグを生み出し 現代映画の原型となりました

(出典/citato: 『永遠の映画大国 イタリア名画120年史』/古賀太Futoshi Koga← un mio ex-collega)


古賀氏のイベントは こちら

Innanzitutto, il film italiano più amato in Giappone sarebbe "Nuovo Cinema Paradiso(ニューシネマパラダイス)"(1988/Tornatore), direi

日本で最も愛されているイタリア映画といえば なんといっても「ニューシネマパラダイス」でしょう🎥



 







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M.ヴェロッキオ監督の『夜の外側(esterno notte)』前後編を観に行きました

2024年08月12日 | イタリア映画・映画
M.ヴェロッキオ監督の『夜の外側(esterno notte)』前後編を観に行きました

M.ヴェロッキオ監督の『夜の外側(esterno notte)』前半は8月10日(土)午後に 後半は8月12日(月/祝)午前の回に観に行ってきました~🎥

午後の渋谷は暑すぎて... なので午前の回にしました また前編を観た時にパンフレットを買って しっかり読んでから後編を観たので 見逃したくないシーンもしっかり追えました!!

後編ラストには実際のニュース映像が流れて アンドレオッティやエレオノーラはこんな方だったのか...とわかりました

8/23以降には延長も難しいくらいの客の入りですので(いきなり言ってもチケットは買える) ご覧になりたい方はぜひ早めに😲 
一日で6時間ぶっ続けで観るのは体力的にもちょっと...という方は 前編・後編別の日に観られるとよいかと😊


後編ラストの音楽が何か知りたいですね 腹にズンズン響くような強烈な音 時代の暗さや混乱を表すかのような音響 音楽だけではなく 実際のこのアルド・モーロ暗殺事件について イタリア語でもいいから 色々調べたくなってきています😲

そう まさに 「観る者の力が試される映画でもある」との言葉通り...
できれば オンラインやDVD等で 何度でも再生しながら細部まで検証しながら観てみたいですね😊 

あと パンフレットは買って損はないです😊
特に この事件は『赤い旅団』が起こしたとされていますが 裏にはグラディオ作戦 があったとの指摘に驚きました 

監督インタビューにも もしこの時にアルド・モーロが暗殺されずに「歴史的妥協」が成功していたら ひょっとしたらベルリンの壁崩壊はもっと早く訪れていたかもしれない とありました 

とはいっても 新たな証言や情報は出るけれど 結局「真実はつきとめられない国」なのですね😞
 
そして 気になっていたラストで流れるスペイン語の挿入歌 "Porque te vas" これはこの事件当時流行っていたJeanette による歌で 聴けば当時の社会の雰囲気が思い出されるとのこと

パンフレットを読んでから後編を観ると ふとしたシーンがよく理解できると思います

『鉛の時代』:その後のイタリアを変えた55日間、時代の深層に刻み込まれたアルド・モーロとその理想 Part1.|平島 幹 」は こちら

映画のサイトは こちら

試写会のリポートは こちら


 
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「夜の外側 イタリアを震撼させた55日間(esterno notte)」の冒頭1時間特別試写会に行ってきました(2024.7.31)@(公財)日伊協会

2024年08月01日 | イタリア映画・映画
「夜の外側 イタリアを震撼させた55日間(esterno notte)」の冒頭1時間特別試写会に行ってきました(2024.7.31)@(公財)日伊協会


日伊協会会員限定の「夜の外側 イタリアを震撼させた55日間(esterno notte)」冒頭1時間特別試写会に 日比谷図書文化館 日比谷コンベンションホールまで行ってきました

第1部のみの上映とトークショーで ロードショーは8月9日(金)からBunkamuraル・シネマ渋谷宮下他で始まります 長いため前編・後編に分かれています🎥

試写会に先立ち チラシやHP wikipediaイタリア語版等色々読み込んでから行きました 第6部まで 計340分もあるので大変です🎥
1日で一度に観ることが体力的にもできないのですが 前編と後編を違う日に観ることはできるそうです😊 

映画の紹介記事は こちら

ベロッキオ監督は数々のインタビューで「これは再構築されたフィクションだ」と繰り返し発言しています
たとえすべての登場人物が 実在した(する)人物であっても この映画はあくまでもフィクションだと定義されているのですね

ストーリーは こちら

同じテーマでの前作「夜よ、こんにちは(Buongiorno, Notte/Good Morning, Night )」(2003)は こちら

私は事前に Esterno notte (Wikipedia)のイタリア語版を読み込んでおき ストーリーや登場人物も押さえておきました
Wikipediaで登場人物をひとつひとつクリックして実在の人物の写真をすべて見たのですが まぁそっくり😲 
チラシの両端に並んだ12人の写真のうち10人は判別がつくようになりましたよ😊 ← 観てる時に誰が誰だかわからないと混乱するから…

名前と顔をしっかり把握してから観たので 登場人物もパッとわかり イタリア語もかなり聞き取れ ストーリーを十分に追うことができてバッチリです👌 ←あとは3時間見続ける体力?

上映後に解説を聞きましたが この映画はイタリア映画祭2023で『夜のロケーション』のタイトルで上映されましたが 長すぎて日本には来ないんじゃないかと思っていたそうです

6時間にも及ぶイタリア映画はベルトルッチ監督の『1900年(Novecento )(1976) ジョルダーナ監督の『輝ける青春(La Meglio Gioventù )』(2003)等がありますが カタルシスを得に また私自身イタリアの裏側・政治についてあまりよく知らないため ぜひ観に行こうと思います🎥
 
「1900年」は私も観たけど6時間もよく一気に観たなぁ...若くて体力あったのね~🎥

この事件が起きた1978年当時のイタリアの緊張した空気感が実によく出ており 細部まできちんと(赤い旅団のビラや公衆電話まで)再現されており 第2部ではコッシ―ガ内務大臣の 第3部ではバチカンのパウロ6世の 第4部では赤い旅団のテロリストたちの(それこそ 同じ監督作品の『夜よ、こんにちは』と比較して) これでもかといわんばかりの暗躍・画策ぶりを観てみたいと思います🎥

これは イタリアというファミリーのひとつの「サーガ(叙事小説)」であるとのこと
同じく1978年には ヨハネ・パオロ1世が即位後わずか1か月で突然亡くなるという事件も起きており イタリア人の中には 「大変なことがあった年」として記憶されているそうです

赤い旅団」(極左過激派)は白昼堂々と政界トップを誘拐しますが 計86人を殺害しており慣れたものだったようです 
90年代末には解体されますが その後 娑婆に出てから色々発言したり本を出したり… 新たな証言や情報は出るけれども 結局「真実はつきとめられない国」なのですね😞

監督インタビューによると ある雑誌に載った 海水浴に行ったモーロ一家の アルド・モーロだけが一人背広を着ていた写真にインスピレーションを得たとのこと 

モーロ役のファブリツィオ・ジフーニ(Fabrizio Gifuni)は 舞台でもモーロ役を務めており即決 パオロ6世はイタリアの名優トニ・セルヴィッロ(Toni Servillo) 妻エレオノーラはマルゲリータ・ブイ(Margherita Buy) と…名優ぞろいです😊 ヴェロッキオ監督(Marco Bellocchio)は 84才でありながら精力的に映画を撮り続けています🎥 

コッシ―ガ内務大臣(Francesco Cossiga)はサルデーニャ出身で 映画でもサルデーニャ語訛りで話しているそうです イタリアのインテリジェンスを担う人物で 暗殺後引退するも のちに首相そして大統領になってしまうのですね😲 
バチカン批判も第3部で痛烈に描かれているそうです 
観る者の力も試される映画とのこと🎥


  試写会会場の日比谷図書文化館    

     *    *   *

ストーリーと 主な単語・登場人物(チラシより抜粋)

* 何も予備知識なしに映画を観たいという方は読まずに映画をご覧ください  

1978年3月のある朝 戦後30年間にわたってイタリアの政権を握ってきたキリスト教民主党(Democrazia Cristiana/DC)の党首で 元首相のアルド・モーロ(Aldo Moro)が 極左武装グループ「赤い旅団(Le Brigate Rosse /BR)」に襲撃 誘拐されてしまう

世界が注目しイタリア中が恐怖に包まれたその日から 55日間の事件の真相を アルド・モーロ(Aldo Moro)自身 救出の陣頭指揮を執った内務大臣フランチェスコ・コッシーガ(Francesco Cossiga)   モーロと旧知の仲である教皇パウロ6世(Papa Paolo VI)   赤い旅団のメンバーアドリアーナ・ファランダ(Adriana Faranda)   そして妻エレオノーラ・モーロ(Eleonora Moro)の視点から描く
果たして  アルド・モーロは救出されるのか―


1. 発端 モーロ誘拐    Aldo Moro(イタリア語版wikipediaタイトル)
1978年 イタリア。キリスト教民主党の党首アルド・モーロは 共産党(Partito Comunista Italiano/PCI)との連立政権を実現させるべく奔走していた
党内外から激しい反発を受けるもようやく話がまとまり  3月16日 内閣信任投票のためモーロは議事堂に向かう
しかし道中で極左武装グループ「赤い旅団(Le Brigate Rosse /BR)」に襲撃され  護衛(scorta)は殺害  自身はそのまま誘拐されてしまうのだった

l'agguato via Mario Faniという有名な事件ですね


2. 混乱 苦悩するコッシーガ   Il ministro degli interi

モーロ襲撃・誘拐が判明してすぐに議会では緊急会議が開かれる
指揮を務めるのはモーロを父と慕う内務大臣フランチェスコ・コッシ―ガ(ministro dell’interno Francesco Cossiga)
ローマに巨大な包囲網が貼られ徹底探索が敢行
彼の号令で大規模な通話傍受センターも開設
そして誘拐から14日目(3/29)モーロから手紙が届く

登場人物補足:   ドメニコ・スピネッラ/Domenico spinella, capo della DIGOS (公安総情報局/La Divisione investigazioni generali e operazioni speciali/in sigla D.I.G.O.S.) コッシ―ガに協力


3. 交渉 パウロ6世の手紙   Il Papa

バチカンの教皇パウロ6世(Papa Paolo VI)も旧知の友であるモーロを救出すべく策を練っていた
信者に向かって モーロ救出のために祈ろうと呼びかけ 身代金(riscatto)として200億リラを用意する
だが政府内では身代金の是非が一致せず 交渉相手もどうも怪しい… 
教皇は直接赤い旅団のメンバーに語りかけようとする

登場人物補足:  チェーザレ・クリオーニ司祭(Cesare Curioni, cappellano del carcere di SanVittore /サン・ヴィットーレ刑務所付き司祭)

B.ザッカニーニキリスト教民主党書記長(Begigno Zaccagnini del DC) 
E.ベルリンギエリ共産党書記長(Enrico Berlinguer del PCI)
社会党 B.クラクシ(Bettino Craxi del PSI)


4. 対立 赤い旅団    I terroristi

赤い旅団(Le Brigate Rosse /BR)のメンバーアドリアーナ・ファランダ(Adriana Faranda)は プロレタリア革命は成功すると強く信じ 愛娘と離れ運動に身を投じている
モーロ襲撃・誘拐で赤い旅団の活動は順調にいっているかのように見えたが メンバー間でモーロの処遇をどうするかで意見が激しく紛糾 ファランダも追い詰められてゆく

補足:   赤い旅団のメンバーたち(i brigatisti)
中心メンバーのモルッチ(Valerio Morucci) (ファランダと恋仲)

リーダー的存在のモレッティ(Mario Moretti)バルバラ・バルゼラーニ(Barbara Balzerani) と対立


5. 家族 エレオノーラの憔悴    Eleonora

アルド・モーロの妻であるエレオノーラ(Eeonora)や子供たちは 事件直後から家をマスコミに囲まれ 来訪する議員たちからはもっともらしい慰めの言葉をかけられる事態に晒されていた
エレオノーラは夫を助けるため全力を尽くしてほしいと政府に掛け合うが ザッカニーニ書記長(Benigno Zaccagnini)の返答は…


登場人物補足:  モーロの妻エレオノーラ・モーロ(Eleonora Moro)
via Faniの奇襲現場を訪れ 狙撃された護衛の葬式に出席

ジョヴァンニ・レオーネ大統領(president della Repubblica Giovanni Leone) エレオノーラと会う 

ザッカニーニ書記長(il segretario della DC) アンドレオッティの強固路線を擁護し のちに「キリスト教民主党始まって以来の弱い書記長」と揶揄される

ジャーナリストのコラード・グェルツォーニ(Corrado Guerzoni) エレオノーラとカリタスに出向く


6. 告解 55日目    La fine

5月8日 目隠しをされたひとりの若い神父が赤い旅団のアジト(covo)のビルの中へと入ってゆくと  そこにはアルド・モーロの姿があった
54日ぶりに赤い旅団以外の人間と会ったモーロは「ここで初めて人の顔を見ます」と神父に語りかけ  強く手を握り告解を始める

登場人物補足:    若い神父ドン・アントニオ・メニーニ(Don Antonio Mennini) 密かにアジト(covo)に連れてゆかれる

法律家のフランチェスコ・トリット(Francesco Tritto/giurista) 赤い旅団のモルッチ(Morucci)の公衆電話からの電話を受ける



オフィシャルサイトは こちら  ←下の方に人物相関図があります

ロードショーのお知らせの記事は こちら

Bunkamura ル・シネマ渋谷宮下は こちら (チケット情報・上映スケジュール)

2022年製作/340分/G/イタリア
原題:Esterno notte
配給:ザジフィルムズ
劇場公開日:2024年8月9日 

試写会のお知らせは こちら

「M.ヴェロッキオ監督の『夜の外側(esterno notte)』前後編を観に行きました」は こちら

試写会を開催してくださいました(公財)日伊協会様 配給会社ザジフィルムズ様に 心よりお礼申し上げます


 

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イタリアのテレビシリーズ「警部ダリオ・マルテーゼ 遺志を継ぐ男(Maltese - Il Romanzo del Commissario)」を観ました@Amazon Prime Video

2024年07月22日 | イタリア映画・映画
イタリアのテレビシリーズ「警部ダリオ・マルテーゼ 遺志を継ぐ男(Maltese - Il Romanzo del Commissario)」を観ました@Amazon Prime Video


2017年作のテレビシリーズで バージョン4 第8話まであります
原題は Maltese - Il Romanzo del Commissario
イタリアRai1にて 第1話の視聴者数が740万人を超えた緊迫のクライム・アクション
イタリアを代表する俳優のキム・ロッシ・スチュアートが 男気あふれる警部を熱演
監督は 「ジョルダーニ家の人々」のGianluca Maria Tavarelli 監督


あらすじ: 


ローマ警察で働くマルテーゼ警部は 幼馴染みの親友の結婚式に出席するため故郷シチリア島トラパニへと向かった
だが親友が婚約者と共に目の前で殺害される
なぜ彼らは殺されなければならなかったのか?
刑事だった親友は一体何を追っていたのか?
親友が遺した若き日の自分たちの写真 ここに隠されたメッセージとは?
マルテーゼ警部は事件を解決するため 故郷の警察署へと異動
捜査を続けるうちにマフィアと権力者の癒着が見えてくる
更には元警部だった父の自死が 事件に関連していることに気づく

関係者が次々と消され 自身を含む周囲の人間に危険が及ぶ中 
親友の遺志を受け継ぎ仲間と共に捜査に挑む!
70年代半ばのイタリアのスタイリッシュな雰囲気が見事に再現されたクライム・アクション!

 トラパニの塩田


イタリア好きの方から教えていただき 一日で一気に最終話まで観てしまいました🎥 ←暑くて外に出られないので...

主役のダリオ・マルテーゼ警部(Dario Martese, un commissario di polizia)役はイケメン俳優のKim Rossi Stuart 


以下は一部ネタバレあり:

故郷シチリアのトラパニ(Trapani)を離れて20年 ダリオ警部は親友のジャンニ・ぺラルタ警部(Gianni Peralta)の結婚式のためにトラパニに戻るのですが その親友と妊娠中の婚約者が式の前日に何者かに殺されてしまい...式は一転葬式となり ダリオ警部はトラパニへの配置替えをして真相究明に挑みます

この街では、道を踏み外すと闇に飲み込まれる ー 」という言葉の通り あちこちに危険の溢れるシチリアで闘い続ける彼は 結婚式のためにシチリアに向かう列車で知り合った新聞記者兼カメラマンのエリザ・リプシュタイン(Elisa Ripstein)と知り合うのですが 彼女には長い仕事仲間でもある婚約者マウロ(Mauro)がいます けれどやがてエリザは... 

その婚約者マウロまでもが命を狙われ 彼を失った時のエリザの錯乱ぶりに 決して失ってはいけない人だったのではないかとの思いを抱きました マウロは恋敵でもあるダリオ警部のことを高く評価しており それでも「自分程君を愛する人はいない」と 別れの際に彼女に告げます けなげです😢 
主人公は決して死なないのよね~と思いつつ ラストまでハラハラしながら観ていましたが 主人公に近い大切な人がいつも犠牲になるのですよね...

また 20年前のダリオの父親(元警部)の死の真相については 最後までどんでん返しがありラストには驚かされました😲 
鍵となる女性の墓に書かれた「esistono cose contro cui non puoi combattere, l’amore è una di queste(人生には抗えないものがある、愛もそのひとつ)」との言葉には考えさせられました...

富豪の妻が実は裏で...というくだりも 富豪と結婚し何不自由なく暮らしてはいても 満たされず不幸な人生を送り そして結局は...という悲哀を感じました 

マフィアが絡んでいるのではないかとダリオ警部が必死で操作を続けようとするも 上司のレオンチ検事(procuratore Leonci)にこれ以上深入りするなと何度も止められたり 有能な部下の女性が意に反して転勤を喰らい マフィアと裏でつながり自分を守ってくれない国のために命を捧げるなんてまっぴらと言って去ってゆくなど...  シチリアの3人の黒い服の老女(尼僧)たちが頻繁にニューヨークに行き来して空港から即向かった先は...🛫 これもびっくり😲

自分の子どもの頃の大切な人たちの秘密が明るみに出て苦しむ姿は見ていてつらいですが 命がけで闘う警部をまわりが必死で守り助けてくれるのは救いでもあります 続編は出ないのでしょうか... 

長いシリーズなので登場人物を追うのが大変でしたが 以前見た他のマフィアの映画を思い出しながら鑑賞しました🎥

第8話までのあらすじは こちら

テレビシリーズ「警部ダリオ・マルテーゼ 遺志を継ぐ男」は こちら (Amazon Prime Video)

猛暑で外に出られないので 家でアマゾンプライムやスターチャンネルEX等で映画観ています~🎥

A casa vedo un film italiano on-line "Maltese - Il romanzo del Commissario" ambientato a Trapani, ed un film tedesco "Babyron Berlin(バビロン・ベルリン)" ambientato a Berlino.   Ma sempre confondere l'italiano e tedesco, adirittura i loro protagonisti sono tutte e due comissari (molto belli), confondere anche la storia.
家でトラパニが舞台の「警部ダリオ・マルテーゼ 遺志を継ぐ男」とベルリンが舞台の「バビロン・ベルリン」を観てるんですが🎥イタリア語とドイツ語が混ざる上に 両方とも刑事さんが主役なのでストーリーも混ざってしまい大変です~(でもイケメン💕)


 
 
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『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間(Esterno notte)』(マルコ・ベロッキオ監督)ロードショーのお知らせ(2024年8月9日~)@Bunkamuraル・シネマ 渋谷ほか

2024年07月14日 | イタリア映画・映画
『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間(Esterno notte)』(マルコ・ベロッキオ監督)ロードショーのお知らせ(2024年8月9日~)@Bunkamuraル・シネマ 渋谷ほか


イタリア中が恐怖に包まれた誘拐事件の真相を描いた“340分の大長編"
公開決定!!

イタリアの映画監督マルコ・ベロッキオの作品『Esterno notte』が『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』の邦題で 2024年8月9日より東京のBunkamuraル・シネマ 渋谷ほか全国で順次公開されます

マルコ・ベロッキオ監督による映画『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命』は ユダヤ人街で暮らしていた7歳を迎えるエドガルド・モルターラが教皇領の警察により連れ去られ 時の皇帝ナポレオンやロスチャイルド家ら全世界を巻き込んだ“誘拐事件”を題材としている 

『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』も“誘拐事件”が題材 

1978年3月のある朝 元首相でキリスト教民主党の党首のアルド・モーロが 極左武装グループ「赤い旅団」に誘拐された 冷戦下で混迷を極め“鉛の時代”と呼ばれていたイタリアで起きた国家を揺るがす大事件の裏側で何が起こっていたのか?

ベロッキオ監督は過去に同事件を赤い旅団側から同事件を描いた映画『
夜よ、こんにちは』(03年)を発表
「すでに語られた物語には戻らない」と公言していた監督だったが 今なお謎多き事件を“羅生門方式”とも言える6つの視点で再構築した
 
340分の大長編にもかかわらず22年5月に開催された「第75回カンヌ国際映画祭」カンヌ・プレミア部門で世界初上映されると各国のプレスから絶賛され イタリア本国では同年5、6月に前編後編に分けて劇場公開 秋には国営放送RAIで3夜に渡って放送され高視聴率を記録した
イタリアのアカデミー賞と言われる「第68回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞」では17部門18ノミネートを果たし 監督賞 主演男優賞をはじめ4部門を受賞
日本で行われた「イタリア映画祭2023」でアジア初上映された (邦題: 
「夜のロケーション」)

ストーリー:
1978年3月のある朝 戦後30年間にわたってイタリアの政権を握ってきたキリスト教民主党の党首であり5度の首相経験のあるアルド・モーロが 極左武装グループ「赤い旅団」に襲撃 誘拐されてしまう

世界が注目し イタリア中が恐怖に包まれたその日から55日間の事件の真相を アルド・モーロ自身 救出の陣頭指揮を執った内務大臣フランチェスコ・コッシーガ モーロと旧知の仲である教皇パウロ6世 赤い旅団のメンバーであるアドリアーナ・ファランダ そして妻であるエレオノーラ・モーロの視点から描く


映画の紹介記事は こちら
解説は こちら

映画のHPは こちら ← 人物相関図を頭に入れてから...🎥

昔『夜よ、こんにちは』も観ましたが 340分の大長編!! 凄いですね...🎥 


 

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フェラーリ社の創業者エンツォ・フェラーリを描いた映画「フェラーリ(Ferrari)」が公開中です(2024.7.5~)@

2024年07月11日 | イタリア映画・映画
フェラーリ社の創業者エンツォ・フェラーリを描いた映画「フェラーリ(Ferrari)」が公開中です(2024.7.5~)

マイケル・マン監督がアダム・ドライバーを主演に迎え  イタリアの自動車メーカー・フェラーリ社の創業者エンツォ・フェラーリを描いたドラマ
ブロック・イェーツの著書「エンツォ・フェラーリ 跳ね馬の肖像」を原作に  私生活と会社経営で窮地に陥った59才のエンツォが起死回生をかけて挑んだレースの真相を描く

1957年 エンツォ・フェラーリは難病を抱えた息子ディーノを前年に亡くし  会社の共同経営者でもある妻ラウラとの関係は冷え切っていた
そんな中  エンツォは愛人リナとその息子ピエロとの二重生活を妻に知られてしまう

さらに会社は業績不振によって破産寸前に陥り   競合他社からの買収の危機に瀕していた
再起を誓ったエンツォは  イタリア全土1000マイルを縦断する過酷なロードレース「ミッレミリア」に挑む

妻ラウラをペネロペ・クルス   愛人リナをシャイリーン・ウッドリーがそれぞれ演じた
2023年・第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品

2023年製作/130分/PG12/アメリカ・イギリス・イタリア・サウジアラビア合作

原題:Ferrari
配給:キノフィルムズ
劇場公開日:2024年7月5日

言語は 主に英語 イタリア語です

1957年を舞台にした理由は エンツォは人生の大きな分岐点を迎え 数々の葛藤に苦しんでいた年だからとのこと
前年に息子のディーノを亡くしたばかりで 結婚生活も会社も危機に瀕していた1957年に起きたすべての物事が その後のフェラーリの転機へとつながっていったそうです

映画は こちら

解説は こちら

HPは こちら 

 

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イタリア映画祭2024オンラインでアブルッツォ州が舞台の『別の世界(Un mondo a parte)』を観ました(2024.6.29)@イタリア映画祭

2024年07月04日 | イタリア映画・映画
イタリア映画祭2024オンラインでアブルッツォ州が舞台の『別の世界(Un mondo a parte)』を観ました(2024.6.29)@イタリア映画祭

Ho visto un film italiano "Un mondo a parte" del "Festival del cinema italiano 2024" on-line🎥
Ě un film ambientato in Abruzzo, ho scelto questo film perché il mio insegnante è abruzzese😊

Nella zona molto montuosa dove vivono anche lupi🐺 orsi🐻 cervi🦌 agnelli🐑...
Il protagonista Michele, insegnante della scuola elementale si è trasferito da Roma a un piccolo paese marsicano di Rupe in Abruzzo, ma la scuola elementale "Jurico" (poeta pastore) è a rischio di chiudere per la scarsita degli alunni, e così...

I protagonisti si chamavano p.es. "Miche" ← Michele,  "mae" ← maestro, ecc con l'abbreviazione, interessante!

il film "Un mondo a parte":  fino a 28 luglio 2024 (on-line)🎥

       *   *   *
ストーリー:   ローマで小学校教師を長年務めてきたミケーレは 大都会での暮らしに嫌気がさしていた
希望が叶い  新たに赴任することになったのはアブルッツォ州の小さな村 ルーペ 
ローマからそれほど離れていないのに 雪が降りしきる極寒のその地は全くの別世界で 日々の生活に悪戦苦闘する...

    *   *   *

一部ネタバレあり

なんという豪雪地帯⛄ 私の習っている先生がアブルッツォ出身の方なので また子供も教師なので まずはこの映画を選びました

繰り返し診られることもあり いつもオンラインで観ていますイタリア映画祭🎥

観ながら何度も笑ってしまい これは映画館で観なくてよかったかも(笑)

アブルッツォ方言(この村の)で あいさつが 「おう(Oh)」なんですよね! それにアブルッツォ方言がめちゃわからなくて... 

ルーペというアブルッツォ州の村の人口はわずか364人 (昨年378人→14人死亡で出生なし)  
ここの小学校の生徒はわずか7人で廃校の危機にあって... しかも自分の事業拡大のために廃校を推進する輩もいて...
 
生徒が7人のため 1,3,5年生の複式学級で 同時に3学年の授業を行います😲

40km離れたロミート小学校の分校である 映画の舞台でもあるユリコ(Jurico)小学校は 放牧詩人ユリコ Jurico(Il poeta pastore Cesidio Gentile, detto Jurico)の名を取った小学校で 子どもたちはみなJuricoのことを知っています ラストにJuricoも登場します アブルッツォの牧畜風景とともに🐑

 放牧詩人ユリコ Il poeta pastore Jurico

このユリコ小学校にローマから赴任してきたベテラン教師 ミケーレ・コルテーゼは ローディ出身(ロンバルディア州) 
ただしここの教師は殆どが南部出身とのこと

アブルッツォ州について:   イタリア半島最高峰のグランサッソを含むアペニン山脈と アドリア海に挟まれたアブルッツォ州は 州土の約75%が標高700m以上の山岳・丘陵地です
アブルッツォは中世以降 季節移動の羊牧(トランスマンツァ/transumanza*)によって経済発展してきました
これによって生まれた文化や風習が 今も色濃く残ります

出典:  「アブルッツォの魅力をすこしずつ・・ | イタリア好き (italiazuki.com)」

* 移牧(transumanza)は イタリアの無形文化遺産(トランスバウンダリー)のひとつです

夏冬で60度もの気温差があり アブルッツォ国立公園の中心にあります 
狼 羊 熊 鹿... そして雪⛄

そしてこのユリコ小学校の生徒7名のうち 9月に3人が卒業予定で 複式学級の成立には最低8名必要  わずか1週間で4名の小学生を探さないと廃校となってしまいます😲

教育支援者ヌンツィオは この新任の先生は半年ともたないだろうと踏みます
新卒のマリアントニエッタ先生は いつも食べてばかり(笑) 4校で働いています(オンライン含め)  
 
この教頭先生アニェーゼ自身は 自分の通っていた小学校(スペローネ)が廃校になったという悲しい記憶があって...  村の存続にかかわる問題なのですね
 
本校であるロミート小学校の校長は 廃校推進者のエゼキア市長の操り人形 いろんなところに罠がしかけられている感じ😲

小さな村なのであっという間に秘密も広まるし 子どもたちの親同士も反対勢力だったりするのですが子供たちは仲良しで バスの運転手をしている生徒のママは 自分が通学していたバスの運転手になっちゃうし...  

後半で わずか1週間で4人の生徒を探し出さないと廃校となってしまうため 先生方は秘策を思いつくのですが...😲 かなりの荒業で見ていてハラハラ...  爆笑するシーンもありました

笑いながら観ていたら いつか自分たちの住む場所もやがては人口減少により こうして廃校となるのかな...と思ってしまいました

90年代にもアルバニア人を受け入れて廃校を免れたとのエピソードもラストで紹介されました  

  いやぁ私も昔やりましたよ~(笑) 18年前にこのサークルを作る時に 
  申請を通すために友人たちに生徒になってもらい 会場を借りて
  イタリア語レッスンを私がやって それで申請が通ったのですよ😲 
   ← この方法を教えてくれたのはイタリア人の先生でした😊


2024年作品とあるだけに ウクライナ戦争のことも出てきて... 

村人の一人に あのイタリア人気ドラマ「DOC」で看護師長さんを演じられた Elisa di Eusanioがいて嬉しかった😊

それとクイズ:   Miche とは何でしょう?
  
答えは Michele ミケーレ(主人公の名前)を呼び捨てにする時の短縮形です
他にも mae は maestro (先生) 等... 面白かった😊
Ehi mae!     おい 先公!って感じ?
 
今年はとりあえずこれ1本で満足🎥 

作品情報:
[2024/114分]原題:Un mondo a parte
監督:リッカルド・ミラーニ Riccardo Milani
出演:アントニオ・アルバネーゼ、ヴィルジニア・ラッファエーレ


 


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『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』ロードショーのお知らせ(2024.7.5~)@TOHOシネマズ日比谷他

2024年06月20日 | イタリア映画・映画
『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』ロードショーのお知らせ(2024.7.5~)@TOHOシネマズ日比谷他

数奇な運命をたどった
イタリア海軍潜水艦 コマンダンテ・カッペリーニ

イタリア海軍潜水艦コマンダンテ・カッペリーニは 1939年に就役し第二次大戦に参加、戦局によってイタリア、ドイツ、日本と渡り歩き数奇な運命を辿った潜水艦である。
1943年、ドイツ軍の指導下で極東に派遣される際、アキラ3号の仮称を付与された。
直後にイタリアが降伏すると日本軍によって拿捕され、その後ドイツ軍に引き渡されて「UIT24」と改名。
さらにドイツ降伏後には再び日本軍に接収され「伊号第五百三潜水艦」として特殊警備潜水艦となり、1945年の日本軍降伏後に連合国に接収され、紀伊水道で海没処分された。

ドイツ軍下にあってもドイツの傀儡であるサロ政権側についたイタリア海軍将兵が乗艦し、日本軍下でも日本側についたイタリア人水兵が乗艦していた。
彼らは戦後も日本に残り遺族は現在も日本で暮らしている。

なお、本艦をモチーフにしたスペシャルテレビドラマが二宮和也主演で制作され、「潜水艦カッペリーニ号の冒険」として2022年正月に放映されて話題となった。

イタリア海軍全面協力を得て 実物大の潜水艦を再現!

この映画はイタリア映画祭2024でも上映されました


世界の艦船』2024年8月号No.1023  P170,171 『潮風の映画館』にもこの映画が紹介されていました🎥 ←この映画のチラシとイラストには決定的な違いがあります😲

映画のHPは こちら


 

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日本初放送!イタリア発 海外ドラマ『ファンタスティック5 情熱のパラアスリート』(2024.6.9~全8回放送)@NHK総合

2024年06月13日 | イタリア映画・映画
日本初放送!イタリア発 海外ドラマ『ファンタスティック5 情熱のパラアスリート(原題: i fantastici 5 )』(2024.6.9~全8回放送)@NHK総合

ドラマ『DOC(ドック) あすへのカルテ』のプロデューサーが贈るスポーツドラマ日本初放送!

【放送予定】
総合 毎週日曜 よる11時
2024年6月9日スタート!<全8回
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:イタリア語)| 字幕放送有り]
*NHKプラス配信有り

【番組紹介】
仕事も家庭も崖っぷちの陸上監督と個性豊かなパラアスリートたちが、ヨーロッパ選手権への出場を目指す!
ドラマ『DOC(ドック) あすへのカルテ』のプロデューサーが贈るスポーツドラマ日本初放送。

リッカルドはかつて代表チームの監督をしていたが訳あって退任し、今は「楽しく勝つ」をモットーに幼い子どもたちの指導をしている。

私生活では別れた妻が亡くなり、彼女とドイツで暮らしていた娘2人を引き取ってシングルファーザーになったばかり。思春期の娘たちとなんとか心を通わせようとするが、2人とも離婚は家庭をないがしろにした父のせいだと思っていて、なにかと反抗的だ。

そんなリッカルドに、パラアスリートのチーム「ノヴァ・ルックス」で監督をしないかというオファーがくる。3か月後に迫ったヨーロッパ選手権に選手を出場させることが彼の務めだ。
二つ返事で引き受けたリッカルドは娘たちを連れて、チームのある海沿いの町・アンコーナにやってくる。

さっそく4人のトップ選手を紹介されるが、彼らはスター選手でプライドが高く、リッカルドをなかなか監督として認めない。
しかも監督として2年契約と聞いていたのに、「ノヴァ・ルックス」代表のソフィアは選手権までの3か月しかいらないという。
やがて選手たちに次々と問題が発覚…前途多難のリッカルドはチームを1つにまとめあげることができるのか?

主人公リッカルド役はイタリア出身の俳優、ラウル・ボヴァ(出演作:映画『トスカーナの休日』『ローマ発、しあわせ行き』ほか)。
パラアスリートの1人、ラウラ役のキアラ・ボルディは、自身も事故で左足下部を失い、義足をつけながら、モデル・俳優として活躍している。 


HPは こちら

紹介記事は こちら
解説記事は こちら  ←登場人物相関図等役立ちます
 
"i fantastici 5"のキーワードで検索すると 色々なイタリア語音声のビデオ映像が観られます🎥

紹介が遅れてしまいすみません イタリア文化会館には久々に行ったもので...

 

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