第18回イタリア語フリートークの集いではロボットについて話しました(2023.4.2)@サークル日伊文化交流会
2月の第17回に引き続き 3名で 第18回イタリア語フリートークの集いをオンラインで開催しました
今回のメインテーマは家事ロボット・ペットロボットについてです:
1. Parliamo italiano! フリートーク
私は 2/23の 地元にできた常盤山部屋(高見杉親方)の 高景勝関の優勝報告会があった話と 子どもの頃 近所に相撲部屋があったことを話しました:
相撲部屋 sala di sumo/palestra di sumo
大関 Ozeki, lottatore di sumo secondo in graduatoria
横綱 grande campione
休場する assentarsi da un incontro
初場所 torneo primo di sumo (gennaio) a Kokugi-kan
高砂一門 la famiglia di Takasago
親方 maestro di una squadra di lottatori di Sumo
私の子どもの頃 近所に高砂部屋があって 朝潮がいたそうです...😲
参考: 相撲についてイタリア語で話す
2. L'evoluzione dei robot androidi e animami: cosa ci riserva il futuro
アンドロイドのロボットと動物ロボットの発展: 未来に何をもたらすか?
様々なロボットの役割について(探索、調査、救助・データ収集等を担う) ロボットとアンドロイドの違いについて また家事ロボットの歴史についてご紹介いただきました
70年代に生まれたお掃除ロボットのルンバ(Roomba)は 最初のうちはカーペットをひっかけたりバッテリーもすぐに切れたり高価だった等 ...今は進化しましたね😊
sensori e algoritmi per navigare autonomamente nell'ambiente domesico
自動的に家事環境の中で操縦するためのセンサーとアルゴリズム
今は 料理(下準備から洗練されたメニューを自動的に作る) 洗濯(乾かしてたたんでアイロンまで) 皿洗い 窓掃除などもできる家事ロボットがあるとのこと さらには介護ロボットまで... それらの家事を担うロボットの導入によってもたらされたもの メリット・デメリットについても話しました
家事ロボットは AI Avanzata (Intelligenza artificiale avanzata)のおかげで進化し 過去の経験から学び次々と能力をアップしてゆき やがては人間と遜色ないまでになってゆきます
そして machine learning(機械学習) と deep lerning について さらには昨年末に世に出たChat GPTについて...
顔を認識したり(riconoscimento facciale) 質問を入力すると何でも数秒で答えてしまうChat GPt...すごすぎ!!
そして これらのロボットの導入による影響とは メリットとデメリットについて(失業、人間とのふれあいの低下、依存のリスク、コストの高さ) 倫理的問題点について等 (プライバシーや シンギュラリティ/Singolarità tecnologica/技術的特異点) 不平等 安全性など) 各自意見を述べました ← アタマ真っ白?
実にいろんなロボットが普及しつつあるのですね... ロボットにアートは創れないと主張する向きもあるそうですね
3. Compagni di vita, compagni di salute: il potere terapeutico degli animali domestici.
人生の仲間、健康の仲間: ペットのセラピーのパワー
引き続きペットの役割などについてです 2つのテーマは両方とも会員さんの作文をもとに選びました:
(打ち合わせで ペットのテーマは話しやすいかなぁと思って私が選んだところ 先生は ロボットとペットを組み合わせて 生きたペットとロボペットについて話そう!と意欲的でした😊)
animali da compagnia (仲間としての) 動物、 ペット
terapeutico セラピーの
terapia per pazienti con disabilità o disturbi psicologici
障害のある あるいは 心理的な不調を抱える患者のための治療
migliorare il loro benessere psicologico 心理的な幸福感を高める
動物ロボットの歴史については W.Grey Walterという神経生理学者が1954年に作ったElmerという亀の形をしたロボットや 60年代にスタンフォード大学が作ったShakeyというカート(carrello)の形をした初期のロボットがあります
90年代になると 生きた動物の行動(comportamento)を学び 生息環境をモニターしたり 野生の動物相(fauna selvatica)のデータ収集等のための動物ロボットの開発が進められました
そして最近では セラピーを目的とした(a scopo terapeutico)動物ロボットの開発が進んでいます たとえば認知症(demenza)の高齢者のためのParoというアザラシ型のロボットなど (毎日新聞記事はこちら)
このように 動物ロボットは 家でのペットだけでなく 老人ホームや病院などでペットセラピーの役割を担ったり 農業ロボット(収穫や環境モニター、情報収集等) 山や海などの探索・救助(attività di salvataggio) 軍事用(in campo militare)の動物ロボット(様々な議論あり) 美術館の案内等のエンターテインメント業界でのロボット(nell'industria del divertimento) 公共の安全等のロボットも進められていますが 倫理上そして安全上の問題 生きた動物との干渉(interferenza)や乱用(abuso)の問題 環境影響 軍事利用 プライバシーのリスク 事故の際の責任等の問題もあります
そしてディスカッションでは ペットがいることでストレスが減る等のメリットはあるか? デメリットは? ペットの寿命 散歩に連れてゆき運動(attività fisica)になる うつ状態(depressione)や不安(l'ansia)やストレス(stress)を減らしてメンタルにも良い 孤独感の解消につながる等 それぞれの意見を述べました
accarezzare なでる
coccolare かわいがる
aumentare il livello di ossitocina オキシトシン(幸せホルモン)のレベルが上がる: 血圧を下げる 幸福感を上げる 気分を整える等の効果があるとのこと
Pet terapy ペットセラピー: 子どもや病人 自閉症(autismo)やメンタルの問題のある人 トラウマ(trauma)を受けた兵士やテロの被害者等の 不安やストレスを軽減する ← 前述のParoというアザラシロボットなど
災害等の時に 独りでいるよりペットがいた方が生き延びようとする意欲が湧く 責任感が持てる等の意見など 各自の意見を述べたり どんなペットがいいかを話したりしました🐶😸🐟🐤
そしてラストはクイズ 様々なことを人間 動物そしてロボット(AI)はできるかできないか? つまり今どのくらいまでAIが進化しつつあるのかを再確認できるクイズなのでした😲!!
coscenza 意識 知覚 良心
consapevolezza 自覚 意識していること
autocoscenza 自我意識
いつもながら高度でボリュームのある内容で110分(zoomで3回入室) なんとか必死で予習して自分の意見を考えて臨みました~
噂のChatGPTを初めてこの眼で見てビックリ!! 2022年12月から始まったこのオープンAI 特に語学関係者が使い始めるのが早いみたいな気がしますが...見ていて数秒でどんな要求にも応えるのを見ると驚愕しますね😲 (イタリアでは一時的に使用禁止となったようです...)
ラストは シチリアの世界遺産をやる予定が時間オーバーで次回にまわしました なかなかに濃いイベントにご参加いただいた皆様 準備に余念のない先生 本当にありがとうございました!!
ハンドアウトは4ページなのに 終了後にいただくプリントは な なんと 50ページも😲 こんな値段でここまでしていただくなんて恐縮です~(*ノωノ)
次回は秋を予定しております😊
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