日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

いたばしボローニャ原画展の初日に行きエレナ・パゾーリさんの講演会を聞いてきました(2019.6.29)@リニューアルなった板橋区立美術館(2019.6.29~8.12)

2019年06月30日 | イタリアの美術館・博物館
2019イタリア・ボローニャ国際絵本原画展の初日に行きエレナ・パゾーリさんの講演会を聞いてきました(2019.6.29)@リニューアルなった板橋区立美術館(2019.6.29~8.12)


板橋区立美術館の開館40周年 リニューアルオープン記念の「2019イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」の初日に行ってきました!

新しくなった板橋区立美術館...前日(6.28)には皇族も出席されたオープニングセレモニーが開催され ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア プロダクト・マネージャーのエレナ・パゾーリさんもボローニャからかけつけてくださり 彼女の講演会を初めて聞いてきました♡ 市口桂子先生の「ボローニャ物語」で存じ上げておりましたが 直接お話を聞くのは初めてです

美術館はどこもかしこもきれいで新しくなり ラウンジも新しくできました ここでゆったりできます
初日から2日間は無料開放で出入り自由!! 多くの方がつめかけていました(#^.^#)
私はまずは講演会のために早くから入口で待ち構えていました(笑) ←絵はあとからゆっくり鑑賞しました♡

← 下はアトリエと カフェ・ボローニャ 売店です

講演会場の前に この美術館を設計した 村田政眞(まさちか)という建築家の展示がしてありました
この方はなんと イタリア大使公邸(港区三田)の設計も手掛けたとのことで モダニズムに転向し 日本の風土や伝統を意識しながら建築設計をされたとのことです
なんと 板橋区立中央図書館 私が通っていた区内の保育園も設計されたとあり 突然身近に感じました(#^.^#)

また 毎年見ている会場の映像では 入賞された日本人等の絵本作家さん方のインタビュー そして審査員のコメントを聞きましたが 「手描きの作品が最近減っているのは残念 コンピューターで創るのがすべてではない どちらを選考に残すか迷った時の最終決断をする時に 手描きのオリジナルが見られないのは残念」とのコメントが心に残りました

また 特別展示のクロアチアの若手イラストレーター ヴェンディ・ヴェルニッチのビデオでは 草原でのスケッチのシーンがあり 自然の中で描くと絵がのびのびする 表現に広がりが出るとの言葉に 草の上に腰かけて 鳥の声を聞きながら 黙々と画材を塗る姿に 私たちが日ごろ忘れかけたものを思い出しました
 
     *    *    *

エレナ・パゾーリさん(ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア プロダクト・マネージャー)の講演会「世界にはばたくブックフェア」は 英語で行われ 通訳はこの原画展のコーディネーター ローマ在住の森泉文美さんです

ブックフェアはここ数年 大変精力的な彼女の働きもあり 絵本だけでなく様々な分野にその世界を広げています どんどん膨張しています!
80ヶ国から 1,442人の参加があり 20の賞が設けられ 2,9万人のビジターが訪れ 海外からの訪問が20%増えています
テーマは「愛とアイディア」とのこと  

このボローニャ国際絵本原画展は 原画で応募できる世界でひとつのコンペであり 毎年1,5万枚もの原画(1人につき5枚)が送られてきます 
それらの原画をどう審査するか? この会場の一番大きな部屋に 500ものテーブルに並べて(壮観です!) 出版関係2名(クリエイターとしてやってゆけるかを見るため)・クリエイター3名の 審査員5名が審査するという大変な作業です ← この様子は会場のビデオでだいたい毎年見られます

そして 5名の審査員は毎年総入れ替えするので 昨年ダメでも今年は全くちがった作品が入賞することもあり あきらめずにチャレンジし続けてほしい!! とのメッセージをいただきました 

また 原画をボローニャの外に巡回させるというアイディアは板橋区が最初であり 今は世界各国に巡回されているが このアイディアに感謝しますとのこと 板橋とは30年以上の交流があります

ここ2年ほど Digital Media (デジタルメディア)の分野にも広がりました 
年報(Annual)も発行され続けています 
"Pitti Immagine Bimbo"という フィレンツェの子ども服のブランドとのコラボで 4年前からファッションの世界にも足を踏み入れました

中でも特筆すべきは 新人の絵本作家をめざす方たちのための企画 "Illustrators Survival Corner"が3年前からできたそうです
ここでは 6千人のイラストレーターたちが 3つのグループに分かれて マスタークラス(駒形克己さんのレクチャー等) ワークショップ(ポートフォリオの作り方 インタビューの受け方等を指導) そして SMSでプロモートするノウハウなども学ぶことができる まさにサバイバルの貴重なコーナーですね ありがたい!!

他にもItalian Excellenceという企画があり 来年のテーマは ジャンニ・ロダーリ(Gianni Rodari)です
来年(2020)が生誕100周年とのこと 
ニュースは こちら

2021年はモスクワとのコラボで First Moscow Fair in 2021が開催予定とのこと フェローシップ・プログラムもあるそうです

ラガッツィ賞の受賞者は ベストセラーになることもけっこうあるそうです

各国で絵本のエキシビションを開催したいというリクエストにこたえるため カタログ(HPからダウンロードできます)を送り その開催地で買ってもらい展示するという方法も採用しているそうです

欧州のエリートたちが 児童書の世界の豊かさを 実はあまり知らないということの歯がゆさも伺いました

上海でも7年前から "Shanghai Impressions" として 小規模なコンペが始まっています ビジネス(著作権の売買)と文化のミックスの場として


Bologna Visual Identity
これは画像を見せていただきましたが 新しいフォントをどうやって創るかという試みで ワクワクしました♡

その他様々な試みが生まれ 発展し続けてており 目が離せません!!

 ← チラシ類

そのあとで 区内の絵本仲間たちとばったりお会いできたので 一緒に成増駅近くの カフェ&ギャラリー パティナに初めて行きました♡ 7/11(木)~16(火)までイランの絵本展をやるそうです!

ボローニャ国際絵本原画展」は こちら 
Bologna Children's Book Fair
は こちら 
来年は 2020年3月30日(月)~4月2日(木)の開催予定です♪

市口桂子先生の講演会リポート「イタリアブックフェア2019の「Bologna Children's Book Fair 小さな絵本屋の 大きな挑戦」に行き 市口桂子先生に初めてお会いしました(2019.3.23)@イタリア文化会館 」は こちら



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世界遺産検定1級まであと10日!過去問9年分3週し終えたところに受験票も届きました!!(2019.6.27)

2019年06月28日 | 各国の世界遺産・せかけん
世界遺産検定1級まであと10日!過去問9年分3週し終えたところに受験票も届きました!!(2019.6.27)



7月7日世界遺産検定1級まで あと10日となりました~
やっと 9年分の過去問3週し終えて 合格ライン越えています~ よかった( ;∀;)

2回めくらいではなかなか合格ラインには届かず 1か月もやらないとザーザー抜けてしまいます...

3回目でようやく 合格ライン7割のところ 8割くらいは出るようになりましたが 3回もやれば当然よね!
なので 手付かずの前回(2018年12月)の過去問を ラストに「模試」代わりにやるまでは 気がぬけません

ところで 気づいたのは 2010年11月の1級の問題が超難しくて 他の年では8割越えなのに
この回は2回目なのに116点(200点満点中)しか取れません
それもそのはず 歴史の絡んだ 今使っているテキストには載っていない 細かいものを問われる問題がいくつか出てるんですよ!!

なので 新しいテキストはぶあつくなって字も小さくなったけど かえってよかったかもよ( `ー´)ノ

 ← 過去問の点数メモと世界遺産年表...もう見るのもいやだ~(笑)

世界遺産が増えてきたから あまり細かいところまで出題されなくなったので(おそらく) 各国の遺産は
赤字や太字のところと 注を押さえておくのがよいかと思いました
(基礎知識と日本の遺産は 細かく出ます)

実際 難易度は年によってころころ変わりますので注意が必要です 
あこがれの ゆうゆう合格~💛  ← 伊検2級があと1点で不合格の「ぎりぎり合格」だったトラウマ...

人生最後の(?)検定試験を 還暦前に無事に終わらせたいですね

「字の本」(テキスト類)に疲れた時は 「絵の本」(小学館の 子どもむけの「世界遺産大辞典」)を眺めてリフレッシュ?!
苦しんだ後はスイスイ頭に入りますね~ 

旅行もそれ程行かず 地理も歴史もあまり得意でない私が この年齢で1級なんて受けるには 
読むだけじゃ覚えられないんで 過去問やりながら 間違えながら覚えてゆくしかないのです...(;´∀`)

届いた受験票には 受験会場は 新宿の マイナビルームとありました 
こんなところでも検定やるのですね 今まで大学でしたが...
早く終わらないかなぁ~ ^^) _旦~~

世界遺産検定1級まで あと一か月と少し...私は過去問9年分(笑)(2019.5.31)」 は こちら



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2026年冬季五輪は ミラノとコルティナダンペッツォ(Olimpiadi Invernali 2026: Milano e Cortina)での開催が決まりました(2019.6.24)

2019年06月26日 | イタリアのニュース
2026年冬季五輪は ミラノとコルティナダンペッツォ(Olimpiadi Invernali 2026: Milano e Cortina)での開催が決まりました(2019.6.24)



スイスで開かれているIOCの総会で 2019年6月24日に投票が行われ イタリアは47票を獲得し 34票だったスウェーデンのストックホルム・オーレ(Are)を破り 2026年2月6~22日に行われる冬季五輪(Olimpiadi Invernali 2026)の開催地に決定しました

2026年の招致には当初 札幌市(Sapporo)も名乗りを上げていましたが 現在は2030年の招致を目指しています

ニュースは こちら


イタリアでの記事は こちら


Olimpiadi Invernali 2026: Milano e Cortina hanno vinto, i Giochi assegnati all'Italia


L'Italia ha ricevuto 47 voti contro i 34 della Svezia.
L'Italia tornerà quindi ad ospitare i Giochi invernali per la terza volta, vent'anni dopo Torino 2006 e 70 anni dopo l'edizione di Cortina 1956.


2026冬季オリンピックは こちら

コルティナダンペッツォ(Cortina d'Ampezzo)は こちら

ヴェネト州ベッルーノ県にあるコムーネで ドロミーティ山脈の麓 アンペッツォ地方の中心地で 登山やウィンタースポーツの拠点となるリゾート地です

1956年には この町を中心に冬季オリンピック(1956年コルチナ・ダンペッツオオリンピック)が行われました

*「Tokyo!」との言葉ともに大歓声の上がった 東京オリンピック決定の瞬間を彷彿とさせますね... 6/25(火)朝のニュースで見ました




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江戸切子(Edo Kiriko)体験の思い出@創吉+江戸切子についてドイツ語で話す@欧日協会ドイツ語ゼミナール

2019年06月23日 | ドイツ語・独検

江戸切子(Edo Kiriko)体験リポート@創吉+江戸切子についてドイツ語で話す@欧日協会ドイツ語ゼミナール

江戸切子体験をしてきました:
Die Herstellung (das Selbermachen) der Kristalglas "Edo-kiriko" war eine sehr interessante Erfahrung!

(~体験をしました という時は Erfahrung gemacht とは言わずに 上のように言います)

浅草にある「創吉」というガラス工芸(Kunstgewerbe)のお店に 初めての 江戸切子体験(erleben)に行ってきました

すごく集中力(Konzentrationsfähigkeit)がいるので 大変でした!!
高速回転(hohe Drehgeschwindigkeit)で 砥石(Schleifstein)のようなもので削るんですが(abschaben) 少しなら修正が効くのですが(verbessern) 何回も修正して線がだぶってしまった(doppelt)ところと 
とってもうまくきれいに削れたところがあります(笑)

だいたい1時間半くらいでした
最初にガラスに マジック(Filzstift)で もみじ(Ahorn)の下書きの線を引いて(vorschreiben) 金属の砥石(UFOのような形、先端が三角形)がモーターで回転して 
グラスをそれに押し付けて(drücken) 削ってゆくんですが  横にブレちゃいけないので(verwackeln) 手先を固定しないといけないので(festmachen) 大変でした(schrecklich)
けっこうガラスは厚みがあるので(dick) 割れませんが(nicht zerbrechen)

あとは 光の当て方(gegen das Licht halten)によって見えなかったりするので
どこを削っているのかわからなくなり あせりました~(ungeduldig)

初めてにしてはよくできたでしょうか? 成功したところはちゃんともみじになったけど 一度失敗すると(Misserfolg)
どんどんひどくなってゆくので 「落ち着いて(in Ruhe)!!」と 自分に言い聞かせながら(abraten) 削ってゆきました
ガラスは色がついているので(gefärbt) 削ったところの色が消えるのが美しい感じ(*^^)v

すっごく楽しかったです!! 誰かと行っても楽しいけれど 一人で黙々と(stillschweigend)やる 職人風の感じが
(wie ein Handwerker aussehend)「伝統工芸(tradizionelle Handwerke)」体験って感じがしませんか?

写真左のサンドブラスト(Abrasive blasting)は 山中湖に行った時に体験したけど  全然ちがいますね~ 
こちらは水槽(Wasserbehälter)をイメージして 魚をブラストしました♪

江戸切子体験をさせていただいた「創吉」は こちら

2015.10

    *    *    *

2019年5月4日(土) 欧日協会ドイツ語ゼミナールのGW特別講座「日本文化紹介」を取って「日本の伝統芸能について」のテーマで発表してきました:

伝統工芸品 江戸切子 Edo Kiriko, tradizionelle Hankwerke
:

 ← 江戸切子(左が体験で作ったもの 右が買ったもの)

江戸切子(えどきりこ)とは 江戸末期に江戸(現在の東京)で始まった カットグラス(Kristall)工法のガラス工芸(Glaskunstgewerbe)・ガラス細工(Glaseinlegearbeit)
伝統工芸に認定されている(bestätigt) ガラス工芸品・地域ブランドの一つです

江戸末期に生産された江戸切子は 透明な(transparent)鉛ガラス(Bleiglas)(透きガラス)に 金棒や金剛砂(Schmirgel)等で 切子細工をして(bearbeiten) 木の棒等を用いて磨き(polieren)
手作業(Handarbeit)による 手摺り(porieren)工程による細工によって 制作されたものです

Manufaktur, -en 手工業  mit der Hand
manuell vs maschinell

当時の薩摩切子(Satsuma-Kiriko)*が 厚い(dick) 色被せ(いろきせ)ガラス(gefärbte Glas)を用いていたこと 
ホイールを用いた深いカット(tiefer Schnitt)と 大胆な形(tapfer Form)であることとは 大きな違いがあります

明治期以後は 薩摩切子の消滅(verschwinden)により 薩摩切子の職人と技法の移転や 海外からの技術導入により 江戸でも 色被せガラスが導入されるようになりました
色ガラスの層(Schicht)は 薄く鮮やかなのが(dünn und leuchtend)特徴です

加工方法(Bearbeitungsmethode)も 文様(Muster)を受け継ぎつつ(übernehmen)
手摺りからホイールを用いたものへ 移行していきました(übergehen)

江戸切子の文様は 矢来・菊・麻の葉模様(kikuka-mon -einem traditionellen Chrysanthemen Wappen) など 着物にも見られる身近な和の文様を使っているのも特徴です

現在は 当初からの素材(Stoff)である クリスタルガラス(Kristalglas)等の透きガラスよりも 色被せガラスを素材に用いたものが 切子らしいイメージ(Image)として多く生産されているようです

      *       *        *   
   
薩摩切子(Satsuma-kiriko)について *

 ← 薩摩切子

薩摩(鹿児島県)に ルーツ(Quelle)があります 
第10代薩摩藩主(Clanherr) 島津斉興によって始められ 集成館事業の一環としました

大変に先進的な品で 美術工芸品(Kunstgewerbe)として扱われ(behandeln) 島津斉彬もこれを愛好し 大名(Fürst)への贈り物や 篤姫の嫁入りの品(Aussteuer)ともなりました
* Aussteuerは とても古い単語とのこと

しかし斉彬の死後は 明治維新(Meiji Restauration)等で その技術は 明治初頭で途絶えています(abbrechen)
その職人(Handwerker)や技術は 東京のガラス(江戸切子等)や 大阪(天満切子/Temman-kiriko)へと渡っています(überqueren).


江戸切子、薩摩切子とは?切子が魅せる日本の伝統美|種類・歴史・違い」は  こちら  

      *       *        *   
   
先生からのアドバイス:
Schreifstein 砥石 
Der Schreifstein wird maschinell angetrieben. 砥石が機械によって動く
wetzen 研ぐ  
reinigen, putzen きれいにする
abschaben 削る (etw. wegmachen) 
schleifen  磨く、研ぐ
polieren 磨く
eingravieren 彫り込む (これが「ガラスに模様などを彫り込む」というのに一番適した言い方です)
いろんな工程(Prozess)があるんですね...

erfinden 発明する
tradizionelles Kunsthandwerk 伝統工芸品
das Schmirgelpapier サンドペーパー
mit einem Wachsüberzug beschichtet sein  ワックスでコーティングされた
transparent = durchsichtig 透明な vs opak 不透明な
die Töpferscheibe (陶芸用の)ろくろ
Drechselbank (木工用の)旋盤
drechseln = Holz formen

die Tradition hat sich bis heute erhalten 伝統が保たれる  vs aussterben すたれる
Man muss den Pinsel an der Spitze senkrecht halten. 筆の先端を垂直に保たないといけない


    *       *        *   

江戸切子のドイツ語の記事を見つけました:

"Traditionelle Fertigkeiten, die von einer Generation an die nächste weitergegeben werden Edo Kiriko" は こちら


das Kunsthandwerk 美術工芸

die Tradizion mit neuen Künstlerischen Empfindung verknüpfen 伝統を新しい芸術感覚と結びつける
Edo Kiriko 江戸切子
die Werkband 作業台     
ein Glas gegen einen rotierenden Schleifstein halten ガラスを回転する砥石に固定する
das Glas mit dem Schleifstein in Berühung kommen ガラスが砥石と接触する
die farbige Oberfläche abschleifen 色のついた表面を磨き落とす
hell glänzendes Licht scheinen 明るく輝く光が見える

Edo Kiriko ist eine Art geschliffenes Glas - ein traditionelles Kunsthandwerk  江戸切子は研磨ガラスのアート - 伝統的な美術工芸だ
von Generation zu Generation weitergeben   世代から世代に引き継ぐ
bekannt für seine leuchtenden Farben und prächtigen Muster その輝く色と 華やかな模様で知られている
eine erstaunich feine Präzision 驚くべき緻密さ
den Charme von Edo Kiriko Kristallglas entdecken 江戸切子のクリスタルグラスの魅力を発見する

neuen Auftrieb geben 新しい刺激を与える
Wenn man die Seele von etwas wirklich kennenlernen will, muss man dessen Geschichte studieren.
もし何かの魂を真に知ろうと思ったら、その歴史を学ばなければならない

neue Tradizionen in Glas eingravieren 新しい伝統をガラスに彫り込む
mit kikuka-mon (einem traditionellen Chrysanthemen Wappen) dekorierte Gläser 菊家紋が施されたグラス
 
   *       *        *   

日本の伝統工芸品いろいろ:

織物 Gewebe 染色品 Färbung 繊維製品 Textilwaren 陶磁器 Keramik und Porzellan
漆器 Lackarbeit 木工品 Holzarbeit 竹工品 Bambusarbeit 金工品 Metallarbeit
石工品 Steinarbeit 仏壇・仏具 ein buddhistischer Hausaltar 和紙 japanisches Papier
文具 Schreibwaren 貴石細工 Kristallarbeit (z.B. Achat 瑪瑙/めのう)
人形・こけし  Kokeshi-holzpuppe
その他の工芸品  kunstgewerbliche Arbeit 工芸材料・工芸用具 Kunstgewerbliche Materialien

その他の工芸品一覧:

江戸切子  Edo-kiriko 印伝   Stempel  扇子 Fächer うちわ  Blattfächer 
提灯   traditionelle Lampions  灯籠   Laterne   将棋駒 Schachstein
硝子   Glas       からかみ   Papier von Schiebetür    
提灯 Papierlaterne 七宝   Email (エナメル)   琴  japanische Harfe
表具 Aufziehen 木版画  Holzschnitt    毛鉤  Ferderköder (えさ) 
手彫印章 handgeschnitzte Siegel べっ甲   Schildpatt   


東京都の工芸品いろいろ:

江戸切子  Edo-kiriko         指物  Schreinerarbeit    硝子   Glas
銀器   Silberwaren     大島紬 handgewobene Seide   からかみ   Papier von Schiebetür
染小紋  Farbmuster      和竿 japanische Stange     織物  Gewerbe
黄八丈  Färben mit Pflanzen(草木染)  木版画  Holzschnitt   手描友禅 farbenreiches Druckmuster
節句人形  Puppen für Knabenfest   べっ甲  Schildpatt     金工品 Metallarbeit
usw...

出典: KOGEI JAPAN

また江戸切子体験に 行ってみたくなりました...(#^.^#)




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イタリア文化セミナー「イタリアの方言について」に行ってきました(2019.6.16)@吉祥寺LCIイタリアカルチャースタジオ

2019年06月20日 | イタリア関連の催し

LCI文化セミナー「イタリアの方言について」に行ってきました(2019.6.16)@吉祥寺LCIイタリアカルチャースタジオ


第1回の「現代のイタリア語ができるまで」に続いて 行ってきましたLCI「イタリアの方言について」のセミナー!!

第1回では「イタリア統一の歴史とイタリア語の成り立ち」について聞きましたが そこからどのように方言が生まれてきたかについて 今回は色々聞きました

ここLCIのセミナーは 通訳もついて 完璧なレジュメも配布していただき 内容もわかりやすくちょうどよいので 毎回参加しています♡

まず 「方言(dialetto)は どのように始まったのでしょうか?」について
これは ラテン語俗語(庶民の話した言葉) latino volgare (parlato dal popolo)が元となったのですね

で その中の 1500年代に話されていたフィレンツェ俗語(il volgare fiorentino del 1500)が イタリア語のモデルとなりました

ここで各地の方言の地図(色別)を見せていただき 方言の名前を知りました!
隣り合う国の言葉に影響されていますね
tilolese(チロル語)とか ladino e friulano (ラディン語とフリウリ語)とか 色々ありますね

なぜ フィレンツェ俗語(il fiorentino)が選ばれたのか? それはイタリア文学の発祥がトスカーナ(ダンテ、ペトラルカ、ボッカッチョなど) また ラテン語に近かったため 地理的にもイタリア半島の中心だったためですね

イタリア統一(1861.3.17)後に 時の教育省のブローリォ(Broglio)が 友人のアレッサンドロ・マンゾーニ(Alessandro Manzoni)に 言語統一のためにfiorentinoの普及を依頼します 

で マンゾーニは「言語統一について」という本を1868年に出版したり フィレンツェで話されていた生きた言葉の辞書を出版したり 各地の方言をフィオレンティーノに訳した辞書を出版したり トスカーナの先生を各地の学校に送り出します


これが「Sciacuare i panni in Arno(アルノ川で洗濯しよう)」 つまり「イタリア語をきれいにしよう」というスローガンですね

他にも カルロ・コッローディの「ピノッキオの冒険(le avventure di Pinocchio)」(1883)などもトスカーナの作家の有名な作品ですし あと 統一イタリア初の料理のマニュアル本「La scienza in cucina e l'arte di mangiar bene」(1891)で有名な ペレグリ—ノ・アルトゥーズィ(Pellegrino Artusi)も フィレンツェの作家ですね ^^) _旦~~

そして 2年の義務教育(1859) 9才までの義務教育(1887)などが始まります 
この当時は先生の質も高くなく 学校も少なく 一クラスが なんと70人だったそうです!

統一時は8割くらいだったanalfabetismo(読み書きできない人の割合)が 1941年には1割強に減りました

また 1800年代にアメリカに移住したイタリア人と イタリアに残る家族との文通 
工業化により南部のイタリア人が北部で働くようになり そこでのコミュニケーションの必要性 そして雑誌・映画・ラジオ・テレビ等も イタリア語の普及に役立ちました

ただ1905年当時は 方言の軽視傾向があり さらにファシズム政権下の言語政策では italianizzazione(イタリア語化)と称して 外国語 方言 少数派言語を排除する時代だったのですね

地名や 苗字などもイタリア語化してゆきました sandwichもtramezzinoに, cocktailをbevanda arlecchina(今は使われていない)等...
ここでいつものクイズです♪ 


1970年代には 中学校(14才)までの義務教育が課され 方言はようやく「文化的世界遺産言語(patrimonio linguistico e culturale)」に認定されたのですね

文学でも Gaddaや パゾリーニ(Pasolini)等が方言を使って出版するようになります
1999年にはフリウリ語(friulano)は 歴史ある少数派言語の中でも消滅寸前であり その文化とともにイタリア国に言語として認められました

フリウリに行くと 標識などは イタリア語とフリウリ語の両方で書いてあるそうです

90年代になると 現代音楽にもフリウリ語が取り入れられ Fabrizio de Andre という歌手が ジェノヴァ方言(genovese)でアルバムを出して 大成功を収めました
サンレモ音楽祭でも 初めてヴェネツィア方言(veneziano)で歌うPitura Freskaというグループが出現し その時から規則が変わったとのこと

映画でも ネオリアリスムの作品で 方言が使われますね ベルガモ方言(dialetto bergamasco)の「木靴の樹」(E.オルミ監督)とか 「揺れる大地」(ヴィスコンティ監督)とか...イタリア人が聞いてもシチリア方言(siciliano)は聞き取れないとのこと

コメディでは ローマ特有の方言(forme dialettali tipiche romanesche)が よく使われます: mannaggia (ひどいことがあった時の言い方) ← あっ これリスニングのレッスンで聞いたことあり(^.^)
さらに テレビや小説 広告などでも...

今は 家族で話す時はイタリア語45% 方言26% ミックス32% 等だそうです


pausaをはさんで...

      *     *     *

後半は 「ヴァリエタ・レジョナーリ(Le varietà regionali)」について  

地域ごとの多様性 つまり 方言(イタリア語とは独立した言語)とは違い 限定された地域で使われる言葉です

北部で 名前の前に冠詞をつけたり (il Marcoとか) casaを 北部ではカーザ 南部ではカーサと発音する等...

あと有名なのが トスカーナで コカ・コーラをホハ・ホーラと発音する"aspirazione dell'H"...これってゴルジャ(gorgia/喉頭音化)というのですって!!

南部では遠過去をよく使うとか 子音が重なったりとか その他色々... ← あんまり深く突っ込むと 検定の時に間違えそう~(笑)

geosinonimi これは 地方ごとに変わる同義語のことですね
冒頭の写真を参考に ...料理にも色々あるのですね! これまたややこしい~( ゚Д゚)
lasagne(ラザーニャ)を 北部では pasta al fornoという等 生活用品等も 地方によって言い方が違うのですね~


そして最後は 少数派言語(minoranze linguistiche)について

イタリアでは 12グループのマイノリティ言語が認められているそうです
それらが 1999年にできた法律で 保護されることになったそうです
そして フリウリ語(il friulano) サルデーニャ語(il sardo) ラディン語(il ladino)は 言語として認可されました

ラディン語は 特に話す人が少ないとのことです ← いや...今まで聞いたことほとんどなかったですよ~ラディン語なんて!! セミナーに出て感激♡

そして さて イタリア語が公用語として話される国はどこ? 5つありますね(^.^)
イタリア移民が多い国はどこ? アメリカ 南米 ヨーロッパなど
イタリア語を学ぶ人が多いのは 第何位? これは私が「4位!」と答えをズバリ当てました♡  


ラストの イタリア人の司会が各地の方言を披露する映像には もぉ笑い転げてしまいました!! 
北から始まって 一番最後のサルデーニャのところは ダンスが好きなサルデーニャの人らしくダンスまで!!

これはイタリアに滞在して方言を聞いたことのある方は必見です!(^^)! 

そして なぜイタリア語を学び始めたかを一人ずつ話して 終了となりました!!

文化セミナー「イタリアの方言について」は こちら

LCIのリポートは こちら

素晴らしいセミナーを開催してくださいました イタリア語 x カルチャースタジオ LCI 吉祥寺様に 心よりお礼申し上げます




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「2019 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」が リニューアルなった区立美術館で開催されます(2019.6.29~8.12)@板橋区立美術館

2019年06月18日 | イタリアの美術館・博物館
「2019 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」が リニューアルなった区立美術館で開催されます(2019.6.29~8.12)@板橋区立美術館



いよいよ改修工事も終わり 板橋区立美術館がお目見えします!!
リニューアルなった区立美術館の最初の展覧会が このボローニャ原画展です♡

2019年6月29日(土)~8月12日(月・祝)
開館時間:9時30分~17時 (入館は16時30分まで) 
休 館 日:月曜日
於 板橋区立美術館

2019 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展は こちら

板橋区立美術館は こちら

リニューアルを記念して6月29日(土)、30日(日)は無料開放します。

イベントは こちら

* この記事を書くと あぁもう夏が近づくのね~って感じ!



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Ranaさんの実用イタリア語検定1級&イタリア語通訳案内士のダブル合格体験記!!(2019年5月)

2019年06月15日 | イタリア語検定・スピーチコンテスト

Ranaさんの実用イタリア語検定1級&イタリア語通訳案内士のダブル合格体験記!!(2019年5月)


アブルッツォ料理のTrattoria dai Paesaniでの 当サークルの忘年会(2018年12月)で たまたま隣に座られたranaさんとお話してるうちに 伊検1級をお持ちと知り さらにこの日が通訳案内士の二次試験の日だとわかりビックリ!!  

その後無事「合格」との知らせを受け取り 彼女が当サークルのブログの読者ということもあり 「実用イタリア語検定1級&イタリア語通訳案内士のダブル合格体験記」を書いていただく運びとなりました♡

      *     *     *

sole: このたびは イタリア語通訳案内士合格おめでとうございます! 合格率9%と載っていましたので 難関でしたね! 
伊検1級も合格率8%くらいですので さらに難関だと思います 本当に素晴らしいです 
私のまわりでも両方お持ちの方は 数える程しか知りません 
まずは もしできましたら学習歴や留学歴 何年に何級を取られたか お聞かせくださいますか?

rana: ありがとうございます! あの日は偶然に横のお席で いつも勉強にと拝見していたブログを管理されている方と知り嬉しかったです
さて イタリア語学習歴は通算で12年 イタリア語を勉強し始めたのは1999年で 20年前からと長いのです
映画『ニューシネマパラダイス』をビデオで観てとても感動し イタリア語の響きが耳に心地よく イタリア語が勉強してみたくなったのがきっかけです

初めはNHKのイタリア語会話で勉強を始めました
半年ほどして2001年から イタリア語レッスンに週1回のペースで通うようになりましたが 1年半ほどした頃に仕事が忙しくなり やめてしまいました

そして2年間は ほぼ全くイタリア語に触れることもなく過ごしていましたが 2005年に少し時間が出来た時に 実用イタリア語検定を受けてみようと 4級と3級を受け合格しました

その後も特に勉強することもなく過ごしていましたが また勉強をしたいという転機が訪れました
2008年にドイツに住む従妹のところに旅行に行き ドイツはそこそこで すぐに2週間のイタリア一人旅に出かけました

イタリア語をゼロから学習し始めて1年少し経った頃にイタリア旅行をした時には 少し会話もできるようになっていたのですが この時はベルガモ空港に降り立ち バス乗り場を聞こうと思っても 思うように喋れませんでした
学習開始後一年当時の方がまだ会話ができていたのに...と 本当にすごくショックでした

sole: 確かに語学って やっていないとどんどん忘れてしまいますからね~ わかります( ;∀;)

rana: その2週間の一人旅の間 各地でイタリア人の方々に優しく接して頂き また少しずつイタリア語も思い出し 会話しているうちに 再び勉強したいなと思うようになりました

そして翌年2009年に 思い切ってフィレンツェに約7か月間留学しました
初めに1か月の短期留学をし すぐにビザを取り再びフィレンツェに戻りました
フィレンツェ留学時に本当はもっと滞在していたかったのですが それができなかったので 帰ってきてしばらくは自宅でぼちぼちと勉強をしていましたが 思うようにはかどらずに 2011年にイタリア文化会館に半年ほど通いました

2012年にはジェモナ・デル・フリウリにおいて ウーディネ大学とミラノカトリック大学の共同開催による短期集中講座に1か月間参加しました
2013年からは少しずつ 通訳などのお仕事を 知人に紹介され始めるようになりました
そして2017年には 3週間ミラノで短期留学をしました

その間に 日本で何かイタリアに関われるといいなと思っていた時 フランス語ガイドをしている友人より 通訳案内士試験のことを聞き 受験することにしました

 ← フィレンツェ インフィオラータ(花で描かれた絵)が素敵💛


sole: 通算で約9か月間の留学だったのですね ありがとうございます
ではまず最初に実用イタリア語検定1級についてですが 各分野でどんな対策をして その結果どうだったですか?
特に作文対策や 二次対策など… 弱点クリアには何が有効でしたか? 勉強を始めて何年めでしたか?
あまり長く勉強してると 私なんかは上達してるんだか忘れてるんだか わからなくなってしまいまして(笑) 

rana: 実用イタリア語検定は 留学後も受けようとすることもなかったのですが 通訳案内士の試験で 他の言語も徐々に検定1級取得で免除となってきていたので イタリア語もそうなるかもと思い 2017年2級を飛ばして1級を受けてみました 

sole: えーっ すごすぎです!  2級を飛ばして1級受験だなんて!!(絶句) 
ちなみに2018年から 伊検1級で免除になったのですよね

rana: 本当に 2級を飛ばしてなんて無謀ですよね(笑) ちょうど通訳案内士の試験を受けていたところだったので その保険のような感じでした…
しかし 結果は不合格 作文の点数が足りず 落ちてしまいました

そして通訳案内士の試験も 2次で緊張のあまり黙り込んでしまい 落ちてしまいました 
落ちたことを想定してイタリア語検定を受けたので そういうことをするとよくないなと思いました(笑)

そして昨年 2018年に再チャレンジしました 前年度のように1級が落ちた時に何も残らないのは...と思い 2級も併願で受けて 共に合格しました

勉強方法ですが 前年に通訳案内士の2次試験に再び落ちたことに情けなく(2回目でした) やはりきちんと勉強しないとダメだなと思い 再びイタリア文化会館のイタリア語レッスンに通うことにしました

そして イタリア語検定では作文に泣いたので 日伊学院で作文レッスンがあることを知り 1か月に2回ほどのペースで通いました

作文レッスンは 出されたお題に沿って自宅で作文を書き 翌週のレッスンで先生と一緒に作文を読み 添削をしてくださるというものでした
お題は難しいものばかりで大変で とにかくレッスンでは先生から厳しくダメ出しされて 作文用紙は赤字だらけになるぐらい直されました

でも そのおかげで新しい単語や表現をどんどんと身に着けることができましたし イタリア語での作文の書き方というのも少しずつ分かるようになりました
そして テストの結果は作文20点満点の20点で驚きました! 

その他の科目に関しては レッスンで読解や会話はしていたので それがやはりよかったのだと思います
文法はまだ理解できていないところもありましたので 下記の文法書を2冊使い勉強しました
本気で学ぶ中・上級イタリア語」と「これならわかるイタリア語文法 入門から上級まで」

sole: イタリア語学学校の受講生の声でも 「作文対策の講座を取ったら作文満点だった」というのを読んだことがあります
私も 作文の講座や通信コース(日伊学院)を取りましたが 2級ぎりぎり合格でした(笑) 


← フィレンツェ ポンテヴェッキオ

次に通訳案内士ですが こちらは邦文試験の科目も多いのですが どの科目をまずクリアして どの科目を再受験されたのでしょうか?  それと2次面接をクリアする時の心構えなども… 

rana: 通訳案内士の試験ですが こちらは何度も受けました(笑)
一番初めに受けたのは2013年で イタリア語だけを落としてしまいました
そして翌2014年1次合格したのですが 2次で落ちてしまいました
2次面接の前は 体調もあまり万全ではない上に忙しいこともあり 準備もそこそこで 結果は仕方がなかったかとは思いますが やはり力不足だったと思います

そして翌年は1次試験を受けることができなかったので 2016年全教科試験を受けました
結果はイタリア語と地理を落としてしまい 翌2017年に落とした2教科を受け 1次合格しました
そして2次に臨みましたが 逐次通訳で早く訳さないと...と あせりすぎて急に頭が真っ白になり 言葉が出てきませんでした
お題は「プレミアムフライデー」についてだったのですが 「週末」という簡単な言葉も出てこずに黙りこんでしまったのです・・・ 結果はもちろんダメでした

sole: わかります~ 私も伊検2級二次面接で 公共交通機関(i mezzi pubblici)という言葉がさっと出てこなくて 仕方なく バスとか...電車とか...と逃げました(笑)

rana: そして再び会話レッスンに通い 2018年にイタリア語と地理以外の教科を全て受け 合格しました
この時で3度目の1次合格だったので 家族には「1次の女王」とからかわれ 絶対に今年は合格しなければと思いました(笑)
そして3度目の正直でやっと合格しました

sole: 2018年12月の二次試験の日にアブルッツォ料理のお店で知り合った時は まさにその3度目の正直での二次面接の日だったのですね! あきらめずに受けて合格されて 本当によかったですね!!
また おすすめの勉強方法などもありましたらぜひ💛

rana: おすすめの勉強方法ですが 歴史は高校生の参考書を使っていました
昨年2018年度歴史は かなり隅をつついたような問題ばかりだったので 隅から隅までしっかり勉強をすることをおすすめします

地理は過去問
を参考に 観光地を中心に地図などを使いながら勉強しました

ネックは一般常識で 世間一般の一般常識ではない問題が出されるので 対策が本当に難しいです
とにかく普段からアンテナをはって 特に観光に関する小さなニュースも拾い集めるようにすると良いと思います
ハロー通訳アカデミー」というサイトも拝見しながら勉強しました

また昨年(2018年)より新しく「通訳案内の実務」という教科が増えたのですが
こちらは試験対策の本が売っていたので その本を1冊暗記しました
他の教科に比べると その本の中から出題されるのが決まっているので 勉強は比較的楽でした

そして肝心のイタリア語ですが 日本文化の説明などはSoleさんのブログ(サークル 日伊文化交流会のブログ)で勉強させて頂いていました

sole: えっそうなんですか?! ( ゚Д゚) こんなところでサークルのブログがお役に立っていたなんて… (*ノωノ) 

rana: はい、とても役立ちました! 初めは「日本的事象・英文説明300選」という本で イタリア語に翻訳して勉強をしていましたが 自分のイタリア語翻訳で大丈夫かなと思っていた時に偶然ブログを発見し 本当に勉強になりました
そしてそこに出てくる日本事象を説明する重要単語などは しっかりマークし暗記しました

そして2次面接対策ですが とにかく体調を整えて当日は緊張をしないことだと思います
緊張をするなといっても 試験官のお2人がじっと見つめて聞いていらっしゃいますし どうしても緊張はしてしまいます

私は2度の面接で 緊張のあまり大失敗だったのですが 緊張するのはやはり準備不足や自信がなかったりするからだと思います
ですから普段から自分の言葉でしっかりと説明できるように またその状況に慣れるように練習することが大切だと思います

一昨年(2017年) 昨年(2018年)テスト直前に10回のプライベートレッスンを受け 試験を想定しての練習をしました

また 2016年からはアシスタントとして 訪日イタリア人の送迎やご案内をすることも増えてきていたので 仕事をしながら話すことにも慣れてきていたと思います

そして疲れていると力も出し切れないので テスト前はなるべく早く寝るようにして リラックスできるように体調管理を心がけることが大切だと思います
実は1度目の2次面接は午後からということで 前日に外で人と食事をし 当日に至っては皇居庭園の一般公開に出かけ 疲れたまま会場に・・・
2度目はテストまでの1か月間 ほぼ毎日夜は出歩いてと やはり体も脳も 知らないうちに疲れていたのだと思います 今思うと テストに対する姿勢がなっていないですよね(笑)

昨年(2018年)3度目の2次面接の際は体調管理にも努め またテスト直前に「テストだと思うから緊張するんだ ピザ屋やイタリアンのバイトの面談だと思って気楽に楽しんできたら良いよ」とアドバイスを頂き
そう思うようにすると 不思議と全く緊張しませんでした

sole: そうですね やはり体調管理が大切だと 自分も年齢とともに切に感じますね
私は2017年に初めてスピーチコンテストに出場した時に 十分練習はしたのですが 
2番目だったので心臓がバクバクしてしまい困ったなと思ってたら 1番目の方のスピーチでナポリ弁が披露され 思わずあははと笑ったら その瞬間スーッと心臓バクバクが止まり助かりました(笑) 
で その1番目の方は優勝しました(^.^)


 ← ミラノのドゥオーモ


あとはとにかく「どうしたら伊検1級に受かるのか?」 皆さん知りたいと思います
年によっては1点差で涙を呑むということもありますので… 何回チャレンジされたのでしょうか?

rana: 先ほども申し上げましたように2度目のチャレンジでの合格でした

Sole: そして知りたいのは「どちらを先に取る(受ける)のがよいのか」 これはよく聞かれるのですよね~ 
2018年からようやく 伊検1級が通訳案内士のイタリア語試験免除対象となりましたので やはり伊検1級が先ですかね…  

でも 「どちらが合格しやすいのか」迷っている方も多いと思います 
やはり伊検1級(合格ライン8割)の方が 通訳案内士のイタリア語(合格ライン7割)よりもハードルが高いですよね?  通訳案内士の方は 邦文試験が数科目あるので その分範囲も広くて大変ではありますが… ちなみに どちらが大変だったですか? あと何かアドバイスがありましたらぜひ💛

rana: どちらが先と言うより 並行してどちらも受けられた方が良いと思います
勉強は集中してまとめてする方が相乗効果もありますし その方がどちらも通りやすいような気はいたします

また テストというのは たまたま自分が知っている単語が良く出たりなど 時の運もあると思います
私は先ほども申し上げましたように イタリア語検定1級では作文以外は何か対策をした訳ではなく 
そんなに大変な思いはしませんでしたが 通訳案内士試験には何度も泣かされました

人によっては もちろん一発合格で全く大変ではなかったとおっしゃる方もいらっしゃると思います
ですので 人によって難しさの感じ方は違うとは思います
とにかく、何度落ちても何年かかっても諦めずに続けて挑戦すれば いつかは絶対に合格すると思うので 現在挑戦中の方は頑張ってくださいね!

Sole: なるほど…よくわかりました あとは将来の夢 展望などがあればぜひ💛

rana:  将来の夢と言いますか せっかく通訳案内士の資格を取ったので 資格を生かして訪日イタリア人の方々に
日本の魅力をお伝えし 日本旅行を楽しんで帰って頂けるお手伝いができるように これからも精進したいと思っています

先日 ガイドとして初めての東京からのスルーガイドを経験し 緊張でドキドキでしたが
最終日にはお客様皆様に 私のお陰で日本の魅力を知り 本当に楽しい旅ができたと仰っていただき ガイドとしてはもちろんまだまだですが本当に嬉しかったです

恥ずかしいぐらいに知らないことだらけなので これからも日々勉強し そしてこれからもイタリア人のお客様と 素敵な時間を過ごすことができたらと思います

そして次はCILSのC1に挑戦してみようと思います!

sole: すでに夢を形にされてらっしゃるのですね!! 私がお世話になってきた先生方もきっと喜ばれることと思います

本当に貴重な合格体験談をありがとうございました!! 今後ともどうか研鑽を積まれて 頑張ってくださいね!(^^)! 

rana: ありがとうございます!

      *     *     *


ranaさんのイタリア語学習歴
(20年前から/通算で12年)
 
1999年  イタリア語の勉強を始める
2001年  週1のレッスンを一年半後 ブランク
2005年  伊検4・3級合格🌸
2008年  イタリア一人旅で勉強を再開
2009年  約7か月フィレンツェ留学
     CILS B2合格🌸
2012年  約1か月ジェモナ・デル・フリウリ留学
2013年  通訳案内士 初受験 (イタリア語以外合格)
2014年  一次合格🌸 二次不合格
2016年  全教科試験を受け イタリア語と地理以外合格 イタリア人の観光アシスタントを始める
2017年  2教科を受け1次合格 🌸二次不合格
     伊検2級を飛ばして1級を受け 不合格(作文あと少しで) 
     約3週間ミラノ留学
2018年  伊検1級に2度目のチャレンジで合格(作文20点満点)🌸
     イタリア語と地理以外の教科合格(3度目の1次合格) そして 二次合格!🌸

     *     *     *

   
あとがき: 長いこと このサークル活動やブログを続けてきて 今見ると自分が書いたとはとても信じられないような(笑)パワフルな記事が こうして自分の知らないところで役に立っていたとは…感激です

この頃は あちこちのイタリア語イベントでも サークルのブログを読んでくださっている方にお会いするようになりました

また イタリア語学習者率に出会う確率の高い(笑) 高田馬場のアブルッツォ料理Trattoria dai Paesaniにも感謝💛 

これからも自分にできることを頑張りたいと思います ありがとうございました!!

2019年5月インタビュー





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「第13回英語ボキャブラリーコンテスト」「第2回伊語ボキャブラリーコンテスト」「第2回西語ボキャブラリーコンテスト」開催のお知らせ(2019.7.20)@ソフィア・外国語研究協会

2019年06月12日 | イタリア語検定・スピーチコンテスト
「第13回英語ボキャブラリーコンテスト」「第2回伊語ボキャブラリーコンテスト」「第2回西語ボキャブラリーコンテスト」開催のお知らせ(2019.7.20)@ソフィア・外国語研究協会


ソフィア・外国語研究協会主催の 恒例の各国語のボキャブラリーコンテスト開催のお知らせです:

期日:2019年7月20日(土曜日)午前10時集合(時間厳守)
会場:東京都月島社会教育会館(中央区月島4-1-1 リンク先に地図があります)5階第1・2洋室

解答用紙を提出すればご帰宅いただけます
正解はコンテスト当日の夕方頃までに当協会のサイトに公表する予定です
次の3言語の中から 1言語または2言語を選択することができます
英語(40分)、伊語(40分)、西語(40分)

参加費:1言語でも2言語でも500円
ただし今回 初参加者は初参加特典として参加費無料
持参物:鉛筆(又はシャープペン)及び消しゴム(解答用紙はマークシート)


ボキャブラリーコンテストは こちら

ソフィア・外国語研究協会は こちら 

   *     *     *

実は私 1級はそうそう受からないので 次の語学検定は見合わせているのです...
なので 「合否ではなく点数で測る検定」 TOEICみたいに何度でも受けられて その時の実力が図れる...
ということで昨年から このボキャブラリーコンテストを受けています

このコンテストの特徴は 英語でいえば TOEICとの相関関係を見てくれること (イタリア語は伊検)  
TOEICには出てきそうにない語彙 ネイティブなら誰でも知っている語彙等が出てくるそうです 

どんな問題が出るのか... こちらの「検定試験」のページに 英語の例題が色々載っています
それと似たような形式で出題されるかと思います

今回はスペイン語もありますね!
私はスペイン語の試験は まだ何も受けたことないんで...初めて受けます!
(若い頃スペイン語を学んでいた時は  色々忙しくて西検を受けそびれてしまいました)

語学は やらないとどんどん忘れますが 私のように 数十年前に学んでいた外国語も 
どうにかこうにか蘇生させることができるんですね(笑)

2科目終わったらもんじゃストリートに直行して もんじゃ焼きを食べるのを楽しみに(笑)

第1回イタリア語ボキャブラリーコンテストのリポートは こちら




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オカリナ楽団「ゴブ (Gruppo Ocarinistico Budriese)」 2019 の来日公演!!(2019.6.29~7.7)@三鷹他全国各地

2019年06月11日 | イタリアの歌・音楽
オカリナ楽団「ゴブ (Gruppo Ocarinistico Budriese)」 2019 の来日公演!!(2019.6.29~7.7)@三鷹他全国各地


オカリナ発祥の地 イタリア“ブードリオ”

約150年の歴史を持つ 元祖オカリナの伝統を継承する オカリナ楽団!

ゴブ Gruppo Ocarinistico Budriese 2019:


2019年7月7日(日) Open 13:30 / Start 14:00
会場: 三鷹市芸術文化センター 風のホール
東京都三鷹市上連雀6-12-14
料金/全席指定 [一般] 4,000円 [小中学生] 500円
他 各地で公演予定

オカリナが ブードリオで初めて作られたのは1853年
その11年後に Gruppo Ocarinistico Budrieseは結成されました

異なる7つのサイズのオカリナを巧みに操る彼らは オカリナ生誕の地 ブードリオ(エミリア=ロマーニャ州)を代表する楽団というだけではなく
2011年にはイタリア文化省によって文化遺産に認められ  イタリアを代表するアーティストとして 
これまで国内外で 800回以上の公演を成功させています

詳しくは こちら

オカリナって イタリア発祥なんですよね~(#^.^#)
聞いてみると まるで小鳥のさえずりみたいで可愛くて... 
いろんな大きさのオカリナがあるんですね!!



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東都生協登録サークル 日伊文化交流会 Gruppo di scambi culturali Italia-Giappone活動の報告(2018年度)

2019年06月09日 | 活動の報告
東都生協登録サークル 日伊文化交流会 Gruppo di scambi culturali Italia-Giappone 活動の報告(2018年度)


東都生協登録サークル 日伊文化交流会の 2018年度活動報告です (2018.4.1~2019.3.31)


1. 2018年4月22日(日) 第3回イタリア語フリートークの集い開催(中級4名、上級3名、講師1名)

2. 7月1日(日)  第4回イタリア語フリートークの集い開催(中級5名、上級3名、講師1名)

3. 7月22日(日) 主催企画「第2回世界遺産入門講座 南イタリア・シチリア編」開催(19名+講師1名)

4.  8月5日(日) サークル活動としての主催企画「第2回世界遺産入門講座 南イタリア・シチリア編」追加開催(23名+講師1名)

 開催リポート 前半は こちら 
 後半は こちら

5. 10月4日(木)イタリア料理専門展AcciGusto参加(会員3名)

6. 10月21日(日) 第5回イタリア語フリートークの集い開催(中級4名、上級2名、講師1名)

7. 11月11日(日) イタリア留学フェア参加(会員2名)

8. 11月26日(月) イタリア料理週間セミナー参加(会員2名)

9. 12月8日(土) 第28回イタリア語スピーチコンテストに参加(2名) 
*会員が優勝

10. 12月9日(日) イタリア語フリートークの集い忘年会@トラットリア・ダーイ・パエザーニ(5名+講師1名)

11. 2019年1月27日(日) 第6回イタリア語フリートークの集い開催(中級5名、上級3名、講師1名)

12. 2019年2月24日(日) 新年会&総会@ピアンタ志村坂上(7名/会員5名、先生方2名)

広報関連: 2018年7月10日発行東都生協だより「MOGMOG 423号」に「イタリア語フリートークの集い」の記事掲載

サークルのブログに記事掲載(随時):

以上

2019年2月吉日
東都生協登録サークル 日伊文化交流会 Gruppo di scambi culturali Italia-Giappone
figlia del sole

     *     *     *

なお これまで計18回続けてきた主催企画は 2018年度の「第2回世界遺産入門講座」の開催をもって終了いたしました 

10年間 スローフードのお話を聞く会 イタリアンマナー講座 イタリアスケッチ講座(10回) ヴェネツィアのミニマスクを作ろう! 押し花講座等楽しく続けてきましたが これでひと段落です 

また 「イタリアの生協について知ろう!」は 講座開催の代わりに記事をアップさせていただきました:

前半は こちら

後半は こちら

サークル活動を支援してくださっている東都生協様に 心よりお礼申し上げます

今年度もどうぞよろしくお願いいたします

* 写真はカゼルタ王宮の庭園 ディアナの裸体を見てしまったアクタイオンが鹿に変身させられ自らの猟犬に噛み殺されるという群像のあるディアナの泉(Fontana di Diana) 2014年10月




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イタリア・アモーレミオは今年は7月6日、7日開催です(2019.7.6,7)@赤坂サカス

2019年06月07日 | イタリア関連の催し
イタリア・アモーレミオは今年は7月6日、7日開催です(2019.7.6,7)@赤坂サカス



今年のアモーレミーオは 七夕の日なんですね💛

今年も色々なイベントやゲストが目白押しです!

七夕をイタリアのロミオとジュリエットに見立てて 会場内の愛のバルコニーで ロミオと写真を撮ったり ジュリエットのドレスを着たり 愛の告白サプライズ(会場内の大画面に流れます!) 

ピッツァに オリジナルソング 短冊を結んでアリタリアのチケットが当たる!  
ドキュメンタリー映画「Serendip」プレミア上映など 盛りだくさんです!!

赤坂サカスは こちら

イタリア・アモーレミオは こちら

* 写真は2017年の時に見たマセラティ!!



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トラヤヌスのフォロから出土されたディオニュソス神の頭部&ネロの秘密の部屋の発見のニュース(2019年5月)

2019年06月02日 | イタリアの歴史
トラヤヌスのフォロから出土されたディオニュソス神の頭部&ネロの秘密の部屋の発見のニュース(2019年5月)




先日のピアッツアイタリアの「ローマ歴史講座」(5/26)で ちょうどハドリアヌスをやってた時に ふと 
「おととい トラヤヌスのフォロから 大理石のディオニュソス神の頭部が出土されたんですよね~」と
先生がおっしゃったので 「あっ もしかしてこれですよね~?」と取り出しました新聞記事!!
ん~準備しといてよかった ^^) _旦~~


フォーリ・インペリアーリ
 ローマのトライアヌス帝のフォロの工事現場から 大理石のディオニュソス(Dioniso)神の頭部が出土したというニュースです

via Alessandrinaで昨年12月に再開された掘削(scavi)で トラヤヌスのフォロと道をつなぐ工事で見つかった"bellissima sorpresa"(嬉しいサプライズ)とのこと

"Fori imperiali, dagli scavi riemerge una testa di divinità: è Dioniso"の記事は こちら


先生も昔 ナポリで船が一艘まるまる出土してきたことがあったというお話をしてくださり イタリアはどこもそんな感じよ...とのこと

以前読んだ アレッサンドロ・ジェレヴィーニ先生のエッセイ集「dolce italiano」の中にも 親戚の家のそばの工事現場から 突然遺跡が発見されたため工事が中断...とかいうエッセイがあったのを思い出しました


ついでに 「ネロの黄金宮殿、「秘密の部屋」を発見(2019.5.11)」というニュースも...

ネロ皇帝のドムス・アウレア(Domus Aurea/黄金宮殿)で 修復作業中にきめ細かなフレスコ画で飾られた秘密の部屋が見つかったというもの

考古学チームは 秘密の部屋につながる穴を偶然発見したそうです
その部屋はケンタウロスやギリシャ神話の神パンなどの 神話に関する絵で彩られており この部屋を
サーラ・デッラ・スフィンジェ(Sala della Sfinge/スフィンクスの間)」と命名したそうです

この大発見は 「紀元60年代のローマの雰囲気」を垣間見ることができるものだそうで 部屋はとても華やかで
保存状態もとてもよいそうです
 
記事は こちら




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