日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

「第22回いたばし国際絵本翻訳大賞」のエントリーが始まります(2015.8.30~10.31エントリー)

2015年08月30日 | イタリア語
「第22回いたばし国際絵本翻訳大賞」のエントリーが始まります(2015.8.30~10.31エントリー)


今年もまたいたばし国際絵本翻訳大賞のエントリーが始まります:

文化のまち「いたばし」では 外国文化に触れ 国際理解を育むため絵本の翻訳大賞を開催しています
あなたの言葉で海外絵本の楽しさを表現してみませんか。

平成26(2015)年8月30日(日)  参加申込受付開始
平成26(2015)年10月31日(土)当日消印有効 参加申込締切
平成26(2015)年11月30日(月)当日消印有効 作品応募締切

平成27(2016)年2月下旬 入賞者発表(絵本館HPにて)
 同 8月 表賞式

今年は 共訳作品も応募可能とあります ペンネーム可とのこと 往復ハガキで申し込みます

     *        *        *

今年のイタリア語部門のテキスト絵本は la naveです 大きな客船のおはなしです:

少年は港で船を眺めるのが好きだ。大きな船は、まるで生きているようだ...

ボローニャブックフェア会場で展示されていたので早速読んできました!!

平易な文章でわかりやすく そんなに難しい単語もありません 
「水おとこのいるところ」のあの難解なイタリア語と比べると 楽しく訳せそうです♪

英語部門は"city cat"という絵本です:

ある朝 一匹の黒ネコが旅行の荷物にまぎれこんで イタリア、スペイン、等の名所見物に...

詳しくは こちら

前回の翻訳大賞 英語・イタリア語部門の講評(とても参考になります)は こちら


* 私がイタリア語を始めた2006年10月に 学び初めてわずか1ヶ月でこの翻訳大賞に無謀にもエントリーし イタリア語レッスンに出かける夜 ポストにテキスト絵本が届いていて 胸にひしと抱いてレッスンに出かけたあの夜の思い出...忘れられません (かのベリッシモ・フランチェスコ氏に板橋区の講座で習っていたのです) 

板橋区はいろいろイタリアと縁が深いのですね 

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<イタリア>密航の4400人、地中海上で救助(2015.8.23)@毎日新聞 &La Reppubblica記事

2015年08月28日 | イタリアのニュース
<イタリア>密航の4400人、地中海上で救助(2015.8.23)@毎日新聞 & La Reppubblica記事


 【ローマ福島良典】イタリア当局は22日、リビアから欧州入りを目指す密航者約4400人を地中海上で救助した。
紛争や政情不安が続く中東やアフリカから脱出した難民・移民とみられ、英BBC(電子版)によると、1日の救助作戦としては過去最大規模という。

 イタリア紙コリエレ・デラ・セラなどによると、すし詰め状態のゴムボート16隻、小型船7隻がリビア沖でイタリア沿岸警備隊に救難信号を発信。
イタリア海軍、ノルウェー当局、国際医療・人道援助団体「国境なき医師団」などの船舶が現場海域に急行し、救助にあたった。

 一方、イタリア南部シチリア島パレルモの警察当局は19日に 432人の難民・移民をエジプトから密航させたエジプト人の手引き業者6人を逮捕した。
業者は女性や子供を船倉にかぎをかけて閉じ込め、難民・移民に密航料金として1人あたり2000ユーロ(約28万円)を支払わせていたという。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、今年に入ってから今月14日までに約26万4500人の難民・移民が地中海経由で欧州に流入した。
うち15万8456人がギリシャ、約10万4000人がイタリアに到着。推定2000人以上が密航途中に死亡または行方不明になっている。

ニュースは こちら


     *        *         *

"La Reppublica"(2015.8.23)のジャン=クロード・ユンカー欧州委員会委員長(Il presidente della Commissione Ue )インタビュー記事は こちら


"L'Europa in cui voglio viviere non è quella dei muri contro i profughi"
「私が住みたいヨーロッパは このような難民に対する壁のようなところではない」(EU ユンカー)とのタイトル

"In Europa vantiamo i massimi standard mondiali di accoglienza dei profughi, mai rifiuteremmo asilo a chi necessita della nostra tutela, lo stabiliscono le nostre leggi e gli accordi stipulati."
「ヨーロッパで我々は難民受け入れでは世界の最高基準を誇っている。我々の保護を必要とする者の保護を拒否することは決してない。それは法律そして合意締結でもって定められている。」

EUでは「難民を最初に受け入れた国がその責任を負う」ルールがありますが 難民の急増で、EU各国が公平に負担すべきだとする意見と、これまでの原則を主張する立場とが激しく対立し 押し寄せる難民がEUを揺るがす事態となっています


"Quando parliamo di migrazioni parliamo di esseri umani, come noi, solo che queste persone non possono vivere come noi perché non hanno avuto la fortuna di essere nati in una delle regioni più ricche e più stabili del mondo."
「我々が移住のことを語る時は 人間としての本質を語ることになる。それは彼らが我々のように 世界でより豊かで安定した地域のひとつに生まれたという幸運に恵まれていなかったがために、ただその人が我々のように生きることができないというだけなのだ。」

と たまたま自分が豊かで安全な国に生まれただけなのだとの認識を持つことを気づかせてくれます

ラストは "L'Europa è un continente resistente" 「ヨーロッパは頑強な大陸だ」として

 "L'Europa fallisce quando gli egoismi hanno più voce della solidarietà presente in ampie porzioni della nostra società."
「ヨーロッパは 我々の社会のより多くの部分で エゴイズムが現在の連帯よりも影響力を増す時に破たんする」としています

     *        *         *

「第2次世界大戦後としては欧州最悪の難民危機が広がる中、大量の難民流入に圧倒されたマケドニアは先週非常事態を宣言して国境を封鎖していた (中略)  難民たちは経済的に豊かなEU加盟国を目指して北に向かっている」とのニュース

ブルガリア、軍をマケドニア国境に派遣 戦後最悪の難民危機」 (2015.8.25)は こちら

5年前は難民は年間1万人ほどだったのに ここ1年半だけで35万人にまでその数が増えています 数字を見ると 欧州最悪の難民危機というのも頷けます 
今の自分としてはUNHCRの毎月の募金をしているだけですが...

2015年8月28日(金)付け毎日新聞「シリア難民の流入 マケドニア非常事態 内戦止めねば解決ない」では 小さな国マケドニアが国家非常事態を宣言し シリア内戦などを国際社会が総がかりで止めない限り根本的な解決はない とあります 



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「2015ボローニャ国際絵本原画展」講演会「わたしとボローニャ」リポート(2015.8.15)@板橋区立美術館

2015年08月26日 | イタリアの本・絵本・雑誌
「2015イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」講演会「わたしとボローニャ」(2015.8.15)@板橋区立美術館&「第21回いたばし国際絵本翻訳大賞」授賞式レポート(2015.8.16)@成増アートギャラリー



◆ 講演会「わたしとボローニャ」リポート:

会員さんよりレポートが届きました:

2015年8月15日(土)午後 板橋区立美術館で行われた「2015 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」の関連イベントで、今年ボローニャ国際絵本原画展に入選した北見葉胡(ようこ)さん(画家・絵本作家)の講演、テーマは「わたしとボローニャ」を子供と聴きに行きました。

マッチ箱位の大きさのカーニャという女の子が冒険をするというストーリーの絵本「マッチ箱のカーニャ」の可愛らしい原画です。

北見さん自身は、子供の頃より空想が好きで、部屋の中にこんなものがあったらなぁと考えている女の子だったそうです。
空想好きが災いしたこともあって、留守番をしていた時に大変なことに...等エピソードもお話しくださいました。
  
     *       *       *

翌日(2015.8.16)は、成増アートギャラリーで行われた「ボローニャ・ブックフェアinいたばし」”世界の絵本展”へ子供と行きました

直前には、「第21回いたばし国際絵本翻訳大賞」授賞式に、いたばしボローニャ子ども絵本館の企画運営委員として列席させて頂きました

翻訳大賞を受賞した英語部門の絵本は、「こねこのジェーン ダンスだいすき!」、イタリア語部門の絵本は、「木の葉つかいはどこいった?」というタイトルで、きじとら出版という出版社より出版されました。
こちらは ボローニャ・ブックフェアいたばしでも販売されておりました

* あくまでも自分の考えですが ブックフェア会場に展示されていた受賞作品のいくつかは このイタリア語テキスト絵本のとおりに名詞のみのタイトルをつけていましたが 大賞受賞作品は「木の葉つかいはどこいった?」と 絵本のストーリーをそのまま反映させたタイトルをつけていたのですね これだ!!と思いました 
意訳はダメですが 手に取って読みたくなるようなタイトルをつけるのって (外国の映画の邦題を考える時もそうでしょうが) なかなか工夫がいるものなんですよね!!

2015ボローニャ国際絵本原画展は こちら 


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「第23回いたばしボローニャブックフェア 世界の絵本展」見学会リポート(2015.8.23)@成増アートギャラリー 

2015年08月24日 | イタリアの本・絵本・雑誌

「第23回いたばしいたばしボローニャブックフェア 世界の絵本展」見学会を行いました(2015.8.23)@成増アートギャラリー 



板橋ボローニャ子ども絵本館主催の「第23回いたばしボローニャブックフェア 世界の絵本展」見学会を 最終日に行いました

サークルの友人たちに自分たち(翻訳ボランティアをやっている2名)が抄訳作成した絵本を紹介したり 読み聞かせを聞いたり 長年翻訳ボランティアをやっていますが 自分の訳した絵本を手に記念撮影したのは初めてでした♪ 最終日は盛況で子ども連れの人たちが読み聞かせを聞いたり絵本を読んだり… 

今年は 入ってすぐ右のコーナーに 例年は各国の新着絵本があるのですが 「絵本の中のイタリア」コーナーとなり イタリアで出版された絵本がずらり!! なんか不思議というか嬉しい~(*^^*)

そして 各国の新着絵本: アメリカ アラブ首長国連邦 アルゼンチン イギリス イタリア イラン インド ウクライナ オーストラリア オーストリア オランダ カナダ 韓国 クロアチア コロンビア シンガポール スイス スゥエーデン スペイン スロバキア スロベニア セルビア 台湾 チェコ チリ ドイツ トルコ ノルウェー ブラジル フランス ベルギー ポーランド ポルトガル メキシコ ルクセンブルク レバノンから 沢山の絵本が届きました!!

また奥には 翻訳大賞コーナーがあり 受賞作品が読めますし 出版された絵本があるだけでなく 8/30からエントリーが始まる翻訳大賞のテキスト絵本も展示されています!!
今年はそして販売コーナーも充実していました しかけ絵本コーナーもラガッツィ賞のコーナーも楽しい~ 
まったり楽しく絵本を楽しんできました(^^)/


そして成増駅南口すぐのイタリアン「パッキーノ」でイタリアンランチ サークルも9年になるので…皆で貴重な情報交換!!  

帰り際に地元のタニタ健康まつりに立ち寄り 「タニタの社員食堂」著者の管理栄養士さんのお話を聞き 体脂肪測定もして 熱中症計を大安売りで買いました オリーブオイル等は身体に良いといっても摂りすぎない いろんなダイエット情報にふりまわされないのが大事とのこと 

地元で楽しい一日でした♪ 

ブックフェア開催のお知らせは こちら

 



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日伊学院シルバーウィーク集中講座で「イタリアの小説を原文で味わう」を取ります(2015.9.20~23)@日伊学院

2015年08月22日 | イタリア語

日伊学院シルバーウィーク集中講座(2015.9.20~23)で「イタリアの小説を原文で味わう」を取ります@日伊学院  



夏季集中講座のあとは シルバーウィーク講座です 夏にやり残したことがある方には嬉しい日程ですね~ 9月21日(月)午後は イタリア語書籍を多数手掛ける白崎先生の特別講座!!


私も 2014年2月に出版された「名作短編で読むイタリア語」(ベレ出版)の中のタブッキ(Antonio Tabucchi)「島(Isole)」を読むという白崎先生のこの講座を取ることにして 早速読み直しました 


 (一番気に入っているのはカプアーナの「こま娘(Trottolina)」で よく朗読していたものです でも本は最後まで読んでないままで...) 講座でも取らないことには積ん読のままでダメだなぁと思いつつ... 



* この「イタリアの小説を原文で味わう」のためにここ数日集中して 昨年の出版プレゼンテーションの時の白崎先生のサイン入りの「名作短編で読むイタリア語」を さらっとではなく辞書を使ってまる1冊熟読しているところなのですが 実は今までイタリア文学には縁がなかった私ですが 伊検1級に出てくるレアな単語には文学的なものも結構あるようで 辞書の単語の中のいろんな意味の中でも特に文学的な訳出などが こういった小説を読む中で初めて気づく!!ということに気づきました 
なので 原書でイタリア文学を読むことをせずに 1級チャレンジは無理なんだなぁと気付いた次第です

音読しながら ドキドキしながら辞書を引きつつ意味を確かめて読み進めると とても記憶に残るのですね~ それに日本語訳も説明もしっかりあるので この一冊だけでもしっかり熟読しよう!! と思います(*^^)v

この本のプレゼンテーション(2014年4月)のリポートは こちら
   

        *       *       *

 


また 9月22(火),23日(水)には 「耳が喜ぶイタリア語(Ascoltare, che piacere!)」著者Givanni先生自らが いよいよ初めてこの本を題材にレッスンをしてくださいます!!


先生から以前伺ったこの本のエピソード 先生のこの本の執筆にかける真摯な思いをじかに知っていますので 皆様ぜひともご参加ください!!  この中の「女性の日(La Festa della donna)」のテーマについて 検定2級対策プライベートレッスンで先生の前で必死で話したのが 昨日のことのようですね~


 


 他にも メールの書き方(9/23) これは「手紙・メールのイタリア語」の校正を行った先生ですね!! 入門講座(9/20~23) 検定作文のレッスン(9/21~23)や CILS対策講座(9/22,23)や 検定模擬試験(9/21,22)もあります (当日の緊張感を体験するのって大切です) 10月4日の実用イタリア語検定も 12月6日のCILSも そろそろ準備の時期ですもんね~ 


検定のネックは私はやはり作文だと思います 聞けても読めても話せても 正しく書けないとダメってことですね...頑張りましょう!!


詳しくは こちら
 
* 情報をいただきました日伊学院様に心よりお礼申し上げます

 


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「パスタを中心とした食文化」でパスタの歴史と地方食に触れる(2015.8.9)@日伊学院夏の文化講座

2015年08月19日 | イタリア料理・イタリアン食材

「イタリアをより深く理解するための、パスタを中心とした食文化」でパスタの歴史と地方食に触れる(2015.8.9)@日伊学院夏の文化講座


午後はさて 私が大好きな本「旅の指差し会話帳・イタリア」「同 イタリア料理」の著者の堀込玲氏による夏の文化講座第3弾「イタリアをより深く理解するための、パスタを中心とした食文化」に参加しました 

氏は現在パスタメーカー勤務でいらっしゃいます 年に数回のイタリア訪問により イタリア食文化の地域性と変遷を独自の視点で楽しみながら深めていらっしゃり「食歴」を披露してくださいました

私はこの前日ようやく「月刊 専門料理」(柴田書店)のパスタ特集号(2013年8月号)「パスタ・チーズ」  2014年6月号「パスタ」を読み パスタの種類をリストアップしましたが その中(2013年8月号)に驚くべき「フィリンデゥ(Filindeu)」という サルディーニャ州ヌオーロ地方だけに伝わる「神の糸」と呼ばれる希少なパスタを発見し この日講師の先生にこの写真を見ていただいたところ なんと作る人がもうひとりしかいないくなってしまったとのこと 
しかも文化講座の最後に 自ら撮ったというこの生産者の写真が写され2度ビックリ!!
(興味のある方はググってみてくださいね♪)

あと わりと興味を持ったショートパスタは ルマキーネ/lumachine(カタツムリのような形) ルオテ/ruote (車輪の形) ガルガネッリ(ペン先の形) コルツェッティ(円盤の形) カサレッチェ(シチリアの自家製ショートパスタ) パッケリ(ナポリの筒状ショートパスタ) ジリ(螺旋状) カッペレッティ(小さい帽子の意味) 等々...

 *          *           *


自己紹介に続きパスタの定義とは何か 主なパスタの種類 小麦食の発祥そしてパスタの歴史から話は始まりました 
まずはラガーナ(lagana)とイトリア(itria)という2種類のパスタが誕生したのです 
Wikipedia「パスタ」の歴史に「古代ローマ時代にはラガーナ (lagana) というパスタがあったが、現在のように茹でて食べるものではなく、焼いたり揚げたりして食べた」とあります)

そして 中世の文献より イタリア最古の料理書「真の喜びと健康について」(マルティーノ)の紹介 また医学書も参考になったとのことで 次に近代の文献として 今も嫁入り道具に持たされるという「料理の科学と美食の技法/Scienza in cucina e l'arte di mangiar bene(1891)」(ペッレグリーノ・アルトゥージ)が紹介されました 790レシピが纏められた 初の一般書です

現代では「イタリア地方料理のレシピ/Le ricette regionali italiane(1967)」(アンナ・ゴゼッティ女史) 
今100才になろうとしている彼女は 2,058のレシピを纏めたこの本をイタリア全土をゆうに4周して収録したとのこと

その地域性について 北 南 中部でどんな油が使われているかのクイズに続き 分類方法や形状について そして地方ごとに食べるべきパスタの紹介を写真とともにしていただきました

北イタリアでは 数年前までスパゲッティを食べたことがない ポレンタばかり食べていたというnonna(おばあちゃん)たちに何人も出会ったとの講師の先生の言葉に 午前中のスローフードの文化講座で聞いたイタリア料理の地域性が証明された気がしました 

ピエモンテのタヤリン(tajarin/タリオリーニのピエモンテ方言、細切りパスタ) アブルッツォのalla chitarra(ギターの意味) プーリアの チーマ・ディ・ラーパ(cima di lapa/カブの葉っぱのようなもの)のオレキエッテ(orecchiette)等々...


最後に パスタの起源ともいえる「巻きつけ 引き抜き あえる」というシチリアで今も作られるbusciateの作り方のDVDを見て 「おいしいパスタを作る5つのポイント」を教わりました
旬 出汁(肉、魚、野菜) シンプル 水と油 茹で方 の5つですね!


そして パスタの良さは 「イタリア人との会話が始まり 作っても食べても楽しく その地域の歴史や風土を知るきっかけになる」 との締めでした~(*^^)v

最後に質疑応答があり 私は翌日受けるレッスン「文化としての料理」のために作った資料の中の パスタの起源について質問させていただきました 翌日のこのレッスンでいよいよ総仕上げです!! (翌日のレッスンでパスタの話をしたら先生の話が止まらない!!イタリア人のパスタのこだわりはスゴイ~)

夏にどこへも出かけなくとも ここ(日伊学院)に来るのが私のバカンスだと言って笑われました~(笑)

文化講座は こちら
* 写真は 当日お土産にいただいたバリラのフジッリ

* 夏の文化講座を開催してくださいました日伊学院様にお礼申し上げます



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写真展「ニューシネマパラダイスの原風景」(2015.9.5~9.30)&上映会のお知らせ(9.19)@イタリア文化会館

2015年08月17日 | イタリア映画・映画
写真展「ニューシネマパラダイスの原風景」(2015.9.5~9.30)&上映会のお知らせ(9.19)@イタリア文化会館


ジュゼッペ・トルナトーレ&ミンモ・ピンタクーダ写真展 

日程:2015年9月5日(土)~30日(水)日曜休館
時間:11時~18時
場所:イタリア文化会館 エキジビションホール
主催:イタリア文化会館
協力:m&m mediaservices srl

入場無料

ニュー・シネマ・パラダイスの原風景」は、世界的に著名なイタリアの映画監督ジュゼッペ・トルナトーレと、映写技師で写真家のミンモ・ピンタクーダの写真展です。

ふたりは、トルナトーレ監督の映画作品「ニュー・シネマ・パラダイス」の主人公トトと映写技師アルフレードのように、強い絆で結ばれていました。
アルフレードのモデルはピンタクーダだと言われており、トルナトーレにカメラの手ほどきをしたのも 映画を教えたのもピンタクーダでした。


本展では、トルナトーレの作品30点、ピンタクーダの作品15点の計45点を展示します。
それらは、1950年代から70年代にかけてのシチリアの人々や日常生活、情景を撮った写真で、ふたりがカメラに収めたこれらの世界と、トルナトーレが後に映画作品で描いた世界のつながりを見ることができます。

乾いた大地、海沿いのそぞろ歩き。女たちが洗濯をし、子供たちがサッカーに興じる街角。広場で声を張り上げている行商人、人々がオシャレをして繰り出す日曜日。そして映画館。
これらは、トルナトーレが「ニュー・シネマ・パラダイス」のなかで描いた世界そのものです。

本展では、写真作品のほか、「ニュー・シネマ・パラダイス」のオリジナルポスター4点と衣装スケッチ5点もあわせて展示します。

      *      *      *

展覧会関連企画

ジュゼッペ・トルナトーレ監督「ニュー・シネマ・パラダイス」上映会(1989年, イタリア=フランス, イタリア語版日本語字幕付, 124分)

2015年9月19日(土)15時(開場14時30分)
イタリア文化会館アニェッリホール
入場無料 要申込み

詳しくは こちら

*  やはり大画面で見たいこの映画...そしてアルフレードのモデルとも言われたピンタクーダとの写真展...しばし懐かしい昔に浸りに行こうと思います この音楽を聞くだけで目頭が(;_;)

* 情報をいただきましたイタリア文化会館様に心よりお礼申し上げます

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夏の文化講座「スローフードのイタリア語」でスローフード憲章を読む(2015.8.9)@日伊学院夏の文化講座

2015年08月15日 | スローフード・食育

夏の文化講座「スローフードのイタリア語」でスローフード憲章を読む(2015.8.9)@日伊学院夏の文化講座


この文化講座は日本語での開催なので イタリア語のできない家族と行ってきました「スローフードのイタリア語」!! 会場にはやはりイタリア語はできないがスローフードに興味があるという方もちらほら...なので最初はまず「スローフード誕生秘話」から始まりました!!

講師はスローフードジャパンの設立にも関わった副会長「スローフードの奇跡」(2009年に日本語版発行)の翻訳者の石田雅芳氏です 
スローフード運動の創始者カルロ・ペトリーニ氏の側で働いていたという氏の話にどんどん惹きこまれて 時間を押してたっぷり堪能いたしました!!

この「スローフードの奇跡」の翻訳の苦労談も聞き 家に帰って早速手に取ってまた読み直したところです 
これはカルロ・ペトリーニ氏のサイン入りの宝物で 2009年10月21日にこの本のプレゼンがあり この時私は 2008年のガーディアンの「世界を救うかもしれない50人の1人」に選ばれた男カルロ・ペトリーニ/Carlo Petrini(スローフード協会創設者、会長)氏の講演を 満員のイタリア文化会館アニェッリホールで初めて聞いたのでした


      *         *         *   

1986年スローフード運動がピエモンテ州ブラの町で産声を挙げたその時 北イタリアの辺境のボルツァーノに続いてなんとローマのスペイン広場のすぐ近くで マクドナルドがイタリア第2号店をオープンさせた時の マンマたちのパスタのデモのエピソード!!

ANAの機内誌「翼の王国」での連載「未完成のワイン」のひとつがGambero Rossoの3年前のtre bicchieriに選ばれた程人気だったそうです

日本でも知られているバーニャ・カウダ(bagna cauda)について ピエモンテ方言のcaudaはcalda つまりbagno caldo(温かく浸す)という意味で ピエモンテ州の郷土料理で実はにんにく臭い!!
そしてこれを食べたことのないイタリア人は実は多い このエピソードは午後の文化講座でも翌日のレッスン「文化としての料理」でも紹介されました(*^^*)


2003年のスローフード・ジャパン設立のいきさつ イタリアの小学校の誕生会に手作りのケーキを持参するのを禁じる法律ができて 子供たちはマックのイメージとともに誕生会を思い出すようになった話...

また スローフードのこのカタツムリ(chiocciola)のロゴについて ピエモンテではカタツムリは食べるらしく 日本には輸入できないそうです  chiocciolareという造語もあるそうです(笑)
スローフード」は実はイタリア人は「ローフード」と発音するんだとのこと(笑) ←そういえばそうだけど 日本語でスローフードなので今まで気づきませんでした~(ーー;)

     *      *      *

1989年にパリで行われた国際スローフード協会設立大会での「スローフード憲章」(manifesto dello Slow Food)が発表され 国際運動となったこのムーブメントの貴重な原稿をこの日皆で読みました 忘れられない貴重な体験です 
 
この「スローフード憲章」は実に高らかにスローフードの理念を謳いあげており 私はざっと一読して 自分の単語力のなさに恥じ入りましたが 実は普段あまり使わない調子の強いイタリア語を使っているのだそうです

ファースト・フード ファースト・ライフの世界的な熱狂に対抗して とか 食卓から(a tavola)まずはスローフードを始めよう とか  生産性の名のもとに「ファースト・ライフ」が私たちの生活を変え、環境や風景を脅かす とか 難解ですが印象的な表現に満ちた憲章を 初めて文法事項も含めて深く解説していただきながらイタリア語で読むことができた とても貴重な体験でした


次にスローフードの単語リストについて一つひとつ丁寧にご説明いただき 食科学大学(Universit  delle Scienze Gastronomiche/2004~)の紹介 そしてワインバンク/Banca del Vino スローガンである「buono, pulito, giusto(おいしい、きれい、ただしい)」のgiustoの意味について 運動が始まった時には考えていなかったが 次第に生産者の適正な労働評価について考えるようになったこと またイタリアでは刑務所の中でコーヒー豆を作っている話 これは他で聞いたスローフードのセミナーでも聞いたことがあります

ともかく すごい熱気にあふれた2時間の講座でした!! 8年前に当サークルでも「スローフードのお話を聞く会」を開催させていただき また2009年には「スローフードの奇跡」の日本発行プレゼンテーション そして今年4月には「イタリアのカリスマたち」の上映会(イタリア文化会館)でもカルロ・ペトリーニ氏のインタビュー映像を見たのですが それに引き続きこの日は大変貴重なお話を じかに聞くことができました 

そして後日また「スローフードの奇跡」を6年ぶりに読み返しました 「お金は土に返らなくてはならない(経済的持続可能性)」 「消費者は共生産者(消費は生産プロセスの最終地点)」等の言葉に あらためて発見がありました この本の翻訳者から直に貴重なお話が聞けたことに心より感謝します


    *      *      *


この本の日本発行プレゼンテーション「スローフードの奇跡 テッラマードレ上映会(2009.10.22)」の記事は こちら

また カルロ・ペトリーニ/Carlo Petrini(スローフード協会創設者、会長)氏のインタビューが収録された「イタリアのカリスマたち」上映会(2015. 4.3/イタリア文化会館)のリポートは こちら

夏の文化講座は こちら

というわけで ランチを挟んで午後は引き続き「イタリアよをより深く理解するための、パスタを中心とした食文化」で~す(^^)/


* 写真は 渋谷駅南口すぐそばの「野菜ビストロ でるぴっぽ」の京野菜ランチセットのカポナータ
隠れ家的な落ち着けるお店でおススメです♪
 



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ドナテッラ・アランプレゼ・コンサートが開催されます(2015.9.4)@イタリア文化会館

2015年08月13日 | イタリアの歌・音楽
ドナテッラ・アランプレゼ・コンサートが開催されます(2015.9.4)@イタリア文化会館




イタリアの魂が世界と出会うとき

情感あふれるエネルギッシュな声で、観客を魅了してきたドナテッラ・アランプレゼ(Donatella Alamprese)。
今回のコンサートCrossroadsでは、国外の曲も取り上げながらも、きわめて独創的なスタイルでイタリアの魂を表現しています。

ノスタルジー、熱狂、情熱の3つの楽想をテーマに、さまざまなジャンルの音楽をミックスし、独自の世界を創り上げています。
それは、過去と現在、クラシックや現代音楽とポピュラー音楽を横断する旅であり、混じり合う響きのなかでイタリアの魂が輝きを放っています。

L.べリオ、L.ダッラ、F.デ・アンドレ、A.ピアソラなどの作品をアレンジした曲の他、未発表のオリジナル曲も披露します。

日程: 2015年9月4日(金)
時間: 18時30分(開場18時)
場所: イタリア文化会館 アニェッリホール

プログラム:
Te vurria vasà
Caruso
La canzone dell’amore perduto
Blue moon
La libertà


ドナテッラ・アランプレゼ ヴォーカル
マルコ・ジャコミーニ ギター
アンドレア・ティナッチ クラリネット

入場無料・要予約

詳しくは こちら

少しずつ涼しくなってきたようで 9月のこのコンサートが楽しみです♪

*情報をいただきましたイタリア文化会館様に心よりお礼申し上げます


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追想「スローフードの夜 カルロ・ペトリーニと『テッラ・マードレ』上映会」(2009.10.21)@イタリア文化会館

2015年08月11日 | スローフード・食育

追想 スローフードの夜  カルロ・ペトリーニと「テッラ・マードレ」上映会(2009.10.21)@イタリア文化会館

* この記事は 2015.8.9に「スローフードの奇跡」翻訳者の講演を聞く機会があり この本のプレゼンテーションのリポートを再録したものです:

イタリア文化会館 アニエッリ・ホールを埋め尽くす人の中に飛び込んだのは 夜7時
スローフード協会会長 カルロ・ペトリーニ氏の新書プレゼンの時間がずれ込み 質疑応答を聞くことができてラッキー(^_^)v 
しかしレシーバーを借りる時間がなくて イタリア語のままで聞くハメとなる(笑) 
スローフードな日本!」著者の島村奈津氏も 檀上にあがっていた

今 ミツバチが大量に死んでいることを危惧する生産者も 会長が講演で述べていた「ネオニコチノイド」という農薬の危険性を指摘していた 日本のコメにも使われているという

あの体躯と面構えを初めて間近で見たのは それに続くサイン会だ 
私は映画「テッラ・マードレ」が見たかったからサイン会には並ばずに サインしてある最新刊を買い求めた
100人を超す人たちが整理券をもらい 一人ひとり話しながらのサイン会だもの とても並べない...

最新刊は「おいしい、きれい、ただしい スローフードの奇跡」(カルロ・ペトリーニ著 三修社刊)で 2005年にイタリアで出版されたものがようやく日本で刊行となった

遅れて始まった「テッラ・マードレ」上映会 これは「母なる大地」を意味する 協会の世界的な食のコミュニティ会議の名称だ
2008年にもトリノで開かれ 150カ国から生産者や料理人などが結集し それぞれの国で孤独な闘いを続けてきた人々が力を集めて 食の安全を保持してゆこうという会議だ
日本でもこの2009年10月に初めて横浜で「スローフード日本2009」が開催されている 


「テッラ・マードレ」の映画の中では 世界の様々な種を守るために2008年2月に ノルウェーの島の永久凍土の中で 「種子バンク」が稼働し始めた様子を伝えていた
それはさながらノアの方舟のようだが さらにさかのぼって エデンの園だと関係者は話す 

種子の危機 それは遺伝子組み換え種子の氾濫に象徴される
映画はインドに続く インドでは遺伝子組み換え種子がゆうに95%を占め 毎年新しい種子を購入しなければならないため 農家の破産が増え 自殺者が激増している現状を伝えていた 米モンサント社の利益は農民の命よりも重いとの指摘

場面はミツバチに変わる 次々と落ちて死んでゆくミツバチの死骸 ミツバチがいなければ果物も野菜も育たない という子供の絵と語りが続く これがあの農薬のことか

隠遁して頑固に農作物を作り続けていた男の話に続き 最後は希望を象徴するかのように 赤ん坊が畑の中をよちよち歩き 生まれて初めて果実をもいで口にするシーンで終わった…

ラストに流れる音楽は 都会暮らしを揶揄する歌詞で 聞きながら 私たちはどこまで未来のために自分を変えることができるのだろうか また明日から忙しい日々に立ち返り スローフードやスローライフをただの理想として心の中に灯すだけなのか…と逡巡して会館を出ようとすると…


1階のホールでは 日本の「味の箱舟(アルカ)」の試食パーティーが行われていた おそるおそる入り 地ワインや地酒 そして雲仙こぶ高菜や 北海道枝幸漁協の塩幸などを試食していると…
なんと目の前には NHKイタリア語講座でおなじみの先生方がいらっしゃるではないか!!
さすがこれだけの面々を一同に会させるなんて スローフード協会会長 カルロ・ペトリーニ氏の力は絶大だと感嘆 でも勇気がなくて声をかけることはできなかった…

心が温かく満たされて帰路についた 忘れがたい 不思議なスローフードの夜でした…

開催のお知らせは こちら

写真: 会場でいただいたパンフレット




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イタリア語1級作文練習 「現金vs電子マネー」

2015年08月09日 | イタリア語作文・二次対策
イタリア語1級作文練習:

Denaro contante vs denaro elettronico 現金vs電子マネー


con lo sviluppo della tecnologia il denaro elettronico sta gradualmente sostituendo il denaro contante. Adesso, nelle cassaforti delle banche, è custodito molto meno denaro contante di prima.




 徐々に電子マネーが現金に取って代わられている、テクノロジーの進化とともに。今銀行の金庫には以前よりも少ない現金がしまわれている。



  Da piccola mio padre lavorava come esattore, sempre in motocicletta, e portando una scatola continente denaro contante, perciò mi sembrava che lui fosse sempre stressato per la paura di venire derubato.
 


小さい頃父は集金の仕事をしていた、そしていつもオートバイの荷物ケースに現金を入れて走っていた、なので私には父が強盗の不安からとてもストレスを感じていたように感じられた

   Al contrario, negli ultimi anni, i denari elettoronici sono aumentati, per esempio, con gli aquisti su internet, le bollette addebitate automaticamente, le tessere magnetiche ricaricabili come la carta PASMO, le carte di credito, ecc… Che comodità che velocità!

 その判明最近では、電子マネーが浸食している、たとえばインターネットの買い物、自動引き落とし、PASMO等の自動的にお金が入金されるカード、クレジットカード等で… なんと便利でなんと速いことか!

  Allo stesso tempo, peró, sono aumentati i furti elettronici covuti ai password rubati su internet. Recentemente si è verificato anche il problema del blocco dei denari ipotetichi “Bit-coin".


それと同時にしかし、電子マネーをインターネットで盗まれたパスワードでもって「盗む」という犯罪が増加している。最近では「ビット・コイン」という架空マネーの凍結という問題が起きた。
  
“Con la diffusione dei bancomat nei negozi aperti per 24 ore su 24, la maniera di rubare i soldi è cambiata da furto a truffa” ha affermato to un ricercatore della SECOM, una compagania di sicurezza privata. (citato: “Mainichi Shinbun” 27 febbraio 2014)

 「24時間営業のコンビニエンスストアでのATMの普及により、お金を盗む方法が強盗から詐欺へと変わりました」とSECOMという警備会社の調査員は断言した。(出典: 2014年2月27日付「毎日新聞」)

   Così, un rischio è sparito, ma subito un altro è apparso. Forse i denari contanti, che non sono erano usati quotidianamente fin dall'antichità, ma avevano anche un ruolo costante come “bustarelle” o per frodare il fisco, non spariranno mai, neanche in futuro.

 このように、あるリスクが消え、しかし他のリスクが現れるのだ。たぶん太古の昔から日常的に使われてきただけでなく、「賄賂」としての役割、あるいは税金をごまかすという一定の役割をも担った現金は、将来もなくならないだろう。


219 parole (規定: 180~220 parole)

     *          *           *

日伊学院主催の作文・翻訳コンテスト(2014年2月)の1級作文課題を自分なりに書いたものを イタリア人に添削していただきました

問題文をさっと読むと 「お金(i soldi)は消えゆく運命なのか?クレジットカード、ATMカードや電話画面(でのお金)の侵略」とあり ついつい「お金の使い過ぎでお金がなくなるってことかな?」と考えてしまいがちなのですが 受賞作品をよく読んでみるとそうではなく 「電子マネーの普及により現金は消えてゆく運命なのか?」というテーマなのです いや~ん間違えそうでした(笑)

その時たまたまあの「ビット・コイン」凍結事件が発生し 「これだ!」とおもむろに起き上がり(笑) これを書いた2月27日(金)の夕刊でたまたま「コンビニATMの普及によりお金を盗むことが強盗から詐欺(おれおれ詐欺など)へと変化した」というSECOMの研究員の発言を読み 早速使いました(^^)/

というわけで書きあがりました一級作文!! とにかく作文大好きです!! 原文の束縛を受けずに自分の使える言い回しを使って自由に書けて(^^)/


mi sembrava che lui fosse sempre stressato per la paura di venire derubato.
接続法過去 そしてstressato(過去分詞/ストレスがたまった)かstressante(形容詞/ストレスを引き起こす)かで散々悩んだ伊検2級作文を思い出します(泣笑)
furto強盗と書きましたが venire derubatoとvenireを使った受動態に直していただきました!  

le bollette addebitate automaticamente自動引き落とし, le tessere magnetiche ricaricabili 自動的にお金が入金されるカード も覚えておいて損はない単語ですね
 
negozi aperti per 24 ore su 24,は 24時間営業のコンビニ です  mini-market, piccolo supermercato でもいいそうです(イタリアにはないので)

・(citato: “Mainichi Shinbun”) は (出典:「毎日新聞」)です il giornale di Mainichi とイタリア語に訳したのですが 日本語でそのままMainichi Shinbunでよいとのこと


* 2015年8月1日にビットコインの社長逮捕のニュースが流れ すっかり忘れていたこの作文をアップしました~(;'∀')

* 写真はうちにあるコダカラ草(セイヨウベンケイソウ) 葉っぱに小さな葉っぱがどんどんついて増えてゆくので お金に似てるなぁと思って(笑)←うちは増えてくれませんが(ーー;)




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マッテオ・インゼオ先生が日伊学院にやって来た!!&modi di direは4度めの正直(笑)(2015.8.6)@日伊学院

2015年08月07日 | イタリア語
マッテオ・インゼオ先生が日伊学院にやって来た!! 9年越しに初対面&modi di direは4度めの正直(笑)(2015.8.6)@日伊学院夏の文化講座


9年前にイタリア語を始めたばかりの頃 表参道のBell'Italia校でMatteo Inzeo先生を見かけた時はまだ「Ciao!」しか言えなかったこの私が 昨日とうとう日伊学院の夏の文化講座で彼に初めてお会いして しかもmodi di dire(日常イタリア語表現)も4度めの正直でバッチリできて NHKテレビの8年前のテキストにサインをしていただきツーショットで写真も写せて 本当に9年間イタリア語続けてきてよかった(*^^)v 

modi di direは 検定準2級と2級の時に Italiano per modo di dire の本をみっちりやり 試験が終わった後で日伊学院のGW特別講座を受けた時は 検定後で放心状態だったらしくすっかり記憶が抜け落ちていて(笑) 
しばらくたってから1級を考えるようになって Giovanni先生のIPAのレッスンでもやっていただき そして今回のレッスンでゆうに4度めと(笑) 何度やっても忘れてしまうアタマにいいかげん終止符を打ちたくて 以下のサイトで40ページくらい印刷したものをすべて訳して前夜まで必死に予習したという念の入れ様でした:

modi di direのサイトは こちら (ただし聞くのもはばかられる俗語(volgale)も載っているので注意!)

ついでに 料理に関するmodi di direは こちら
     *     *      *

皆でクイズ形式でmodi di direの意味を推測 そして三択で意味を当てたのですが この時私は前日まで必死で辞書を引いてどうにか頭に浮かんだ「fiasco」がたまたま出て一人だけ当たったので嬉しかった~!(^^)!

fiasco: 大失敗, 完敗 藁わらづと瓶 ワイン用の丸底のガラス瓶 (フィレンツェの即興芸人のエピソードから来る)
essere fiasco, fare fiasco しくじる、へまをやる

次に3つのグループに分かれてmodi di direを使ったストーリーを読んで 相談しながら答えてゆきました
modi di direで一番多いのはやはり「身体の部位を使った言い方」で 他は動物 数 国や場所等...
気になる方は 本にある以下の身体の部位を辞書で読んでみてね: testa occhi naso bocca mano gola culo stomaco polso fegato cuore sedere cervello, ecc.


そしてみんなで記念撮影とサイン♪ マッテオ・インゼオ先生!! もっと若い頃にお会いしたかったです~(涙) ←でもCiao!しか言えないんじゃしょうがないじゃん( *´艸`)

前日まで必死で辞書を引き続けて大変だったけど レッスンを無事終えて ホントに4度目の正直でmodi di direはこれでオッケー!! 長年の夢がふたつ同時にかないました!(^^)!


8/9(日)には「スローフードとイタリア語」「パスタを中心とした食文化」そして8/10には「文化としての日本料理・イタリア料理」を取ります!!

夏の文化講座は こちら
夏季集中講座は こちら (8/15まで)


素晴らしい文化講座を開催してくださいました日伊学院様に心よりお礼申し上げます



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日伊協会会報「Cronaca」146号は イタリアの島めぐり3&イベント情報!!@日伊協会

2015年08月05日 | イタリア関連の出版物
日伊協会会報報「Cronaca」146号は イタリアの島めぐり3&イベント情報!!@日伊協会


日伊協会会報報「Cronaca146号 島めぐり第3弾のリポートは イタリアでコーディネーターとして縦横無人に大活躍中の 村本幸枝(アッティコ)さん!!
場所はそしてランペドゥーサ島 あの映画「Terraferma(海と大陸)」よく覚えています... 

タフな島だとあります アフリカから来たエネルギッシュな昆虫や植物が生息する志摩 そう映画の中でもごつごつの岩山を上まで登るシーンがありましたね 都会育ちの子たちはへばっていました

空飛ぶ船」 (これカラーで見たかった~)の写真 条件が揃って最後には写せてラッキーでした!!
難民が押し寄せる島というイメージが観光業に影響しているとあり 旅行客が難民に遭遇することは全くないとのこと (ナポリに昨年秋に行った時もゴミの山には遭遇しなかった)

そして ターラント旧市街の記事では 永遠の愛を誓うジレヴォ―レ橋の金網にかけられたたくさんの錠が...

オルティージャ島はシラクーザの旧市街で 新市街とサンタ・ルチア橋で結ばれています だんだんと観光地化されているようです 

また 来年来日予定のカラヴァッジョ展ですが 絵画史入門50はやはりカラヴァッジョの なかなか迫力ある「ユディトとホロフェルネス」の絵について 旧約聖書「ユディト記」の主題から 初めて見た時はこの絵が怖くて...(ーー;) 

「素顔のイタリア」はタイムリーな話題「移民の海がイタリアにもたらすもの」でした 移民の到来はマイナスばかりではない 硬直したイタリアの文化や社会にダイナミズムを生む好機でもある との主張には目からウロコでした 

また「イタリアで花開く日本文化」では ミラノ万博で日本館がいかに人気か よくわかりました リピーターも多いようですね


「Cronaca」146号 詳しくは こちら

そしてイベントが目白押しです:

9月28日(月) 13:00~14:00 「イタリア料理の皿を読む」 食文化セミナー

10月3日(土)16:30~18:00 「イタリア まだ見ぬ国を求めて」 同時通訳特別セミナー

その他 詳しくは こちら

写真は 昨年秋に行ったアマルフィ海岸です♪

*情報をいただきました公益財団法人 日伊協会様に心よりお礼申し上げます

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「第23回ボローニャ・ブックフェアinいたばし 世界の絵本展」開催(2015.8.16~23)@成増アートギャラリー

2015年08月03日 | イタリアの本・絵本・雑誌
「第23回ボローニャ・ブックフェアinいたばし~世界の絵本展~」開催のお知らせ(2015.8.16~23)@成増アートギャラリー


北イタリアのボローニャ市で毎年行われる「ボローニャ児童図書展」に出展され、今年イタリアから寄贈された、38か国333冊の児童書の中から各国の絵本を紹介する「ボローニャ・ブックフェアinいたばし」を開催します。  

●日時 2015年8月16日(日)~23日(日) 
    9時~19時 (16日(日)は10時開場)
 ※17日(月)は施設休館日のため閉展します。

●場所
 成増アートギャラリー  (板橋区成増3-13-1、成増図書館向かい)
 (東武東上線「成増」駅(北口)下車徒歩3分、東京メトロ有楽町線・副都心線「地下鉄成増」駅徒歩5分)
●入場無料です。当日、直接会場にお越しください。

展示内容

●新着絵本コーナー 今年届いた38か国、333冊の中からHOT&COOLな海外絵本を紹介します。

● 絵本のなかのイタリア VIAGGIO IN ITALIA(企画監修:雑誌ANDERSEN)
 イタリアの絵本を「街をあるく」「昔話、かたりべ、カーニバル」「海にかこまれた国」などに分けて展示します。

●2015年ボローニャ・ラガッツィ賞コーナー ブックデザインとして優れた児童書に贈られる、ボローニャ・ラガッツィ賞(BolognaRagazziAwaard)。 今年の受賞絵本の「全作品」を展示します。

●翻訳大賞コーナー 英語、イタリア語絵本の翻訳作品を募集する「いたばし国際絵本翻訳大賞」のコーナーです。 これまでの課題絵本などを紹介します♪

またお話し会や絵本などの販売も企画中です♪随時お知らせします♪

* 当サークルでも2名が翻訳ボランティア等で活躍中!! 見学会を開催予定です

詳しくは こちら

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イタリアのニュース: イタリア難民・移民受け入れ (2015.7.21)@毎日新聞&Deutsche Welle

2015年08月01日 | イタリアのニュース
イタリアのニュース: イタリア難民・移民受け入れ (2015.7.21)@毎日新聞&Deutsche Welle(2015.7.21)


地球ING・進行形の現場から:第18回 イタリア 難民・移民受け入れ(2015.7.21)@毎日新聞  

◇州知事が拒否 政府と摩擦


中東・アフリカの難民・移民が地中海経由で押し寄せているイタリアで、北部の州知事が管内の市町村長に受け入れを拒否するよう求め、物議を醸している。

6月上旬、ドイツや北欧などを目指す難民・移民がイタリア北部の駅舎などに殺到したのが発端だ。移民の出入国管理の権限を持つ中央政府は、住民の不安につけこんだ「州知事の乱」を政治目的の越権行為と非難。難民・移民の受け入れを巡り、国と一部地方の間で摩擦が起きている。

 イタリア第2の都市ミラノ。大理石造りの巨大な中央駅の構内に人だかりができていた。中東のシリア内戦や圧政下の東部アフリカ・エリトリアを脱出し、イタリア南部からローマ経由で到着した数百人の難民・移民たちだ。

ドイツが6月上旬の主要7カ国首脳会議(G7サミット)開催に合わせ、欧州内で人々の自由な往来を認める「シェンゲン協定」の適用を一時停止し、国境管理を強化したことからイタリア国内に足止めを食っていた。

 難民・移民たちは、ミラノ市職員ら有志で作る非営利組織(NPO)「SOSミラノ難民救援」のボランティアが提供する食事や飲み物、衣類などを我先にと手にする。
(中略)
 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、今年に入ってから地中海経由で欧州に到着した難民・移民は約13万7000人

イタリアの受け入れ数はギリシャ(約6万8000人)に次ぐ約6万7500人に上る。英紙ガーディアンが、英海軍幹部の話として伝えたところによると、リビア国内では45万〜50万人が欧州への密航待ちの状態だという。(中略)

 
 地中海に面し、難民・移民にとって欧州への「玄関口」にあたるイタリアの負担は重い。
2014年7月にNPOを創設したS・イオビエノさん(49)は「欧州他国が国境を閉鎖するようになってきた。フランスは(越境しようとする密航者に対して)イタリアとの国境を閉め、ドイツはG7会議を口実に使った。上陸地点であるイタリアだけで対処しなければならない」と課題を指摘する。

 昨年10月にエリトリアを出国したT・ヨジエフさん(27)は「人権と暮らしを求めて欧州にやって来た」。難民・移民でごった返す駅構内を見回し、「『もう移民を受け入れたくない』というイタリア人政治家の言い分にも一理ある。EUは加盟28カ国で(移民を)分配すべきだ」と語った。目指す渡航先は英国かノルウェー。「難民として短期間の審査で受け入れてくれる」からだという。

 難民・移民の殺到を受け、経済的に豊かなイタリア北部の州知事が抗議の声を上げた。ミラノを擁するロンバルディア州のロベルト・マローニ知事は同州の受け入れ数が多いのは不公平だと主張し、「州内の市町村長はローマから送られてくる不法移民の受け入れを拒否しなければならない。さもなければ(市町村に割り当てる)交付金を減らす」と警告した。

 マローニ氏はイタリア北部を地盤とし、不法移民の排斥と反ユーロを掲げる地域右翼政党「北部同盟」の前書記長(党首)。ベルルスコーニ元首相の下で08〜11年に内相を務めた。マローニ氏の呼びかけに北東部ベネト州のルカ・ザイア知事と北西部リグーリア州のG・トティ知事が同調した。

 マローニ氏は国の移民・外交政策にも口出しした。国際移住機関(IOM)などによると、イタリア入りする難民・移民の大半はリビアから密航仲介業者の手引きで地中海を船で渡ってくる。このため、マローニ氏は移民船のリビア出航を阻止するための海上封鎖を実施し、リビア国内に難民キャンプを建設するよう提唱している。

 イタリアでは難民・移民の受け入れは国家の専権事項だ。このため、「州知事の乱」に中央政府や他の自治体は反発した。レンツィ首相はマローニ氏らの発言を「民衆を扇動する言動」と指弾。6月25日に主な州知事、市町村長らを集めて特別会合を開き、「(イタリアへの密航者のうち)難民認定申請者は受け入れるが、経済移民は本国に送還する」と述べ、地方の理解を求めた。また、難民・移民を受け入れる市町村に対する資金援助を約束した。

 他の自治体にも波紋が広がった。全国州会議のSチャンパリーノ議長(ピエモンテ州知事)は「マローニ氏の発言は移民問題を政治利用しようとするもの」と批判。全国市町村協会のP・ファッシノ会長(トリノ市長)も「イタリアの移民受け入れ政策を決めるのは一州知事の権限の範囲ではない」とクギを刺した。

 イタリア人作家のD・マライーニさん(78)は「イタリアはもともと、貧困のために海外に移住する人の多かった移民送り出し国だった。大勢が地中海上で死亡しようとも、移民にブレーキはきかず、流入を止めることはできない。壁を作っても解決にはならない」と指摘。移民排斥の動きについて「恐怖心が原因だ。外国人に仕事を奪われるというだけでなく、イタリア人としてのよりどころを失ってしまうのではないかという恐れから来ている」と話す。

 今回のケースをきっかけに移民問題で国内が分裂する事態を懸念する声も出ている。国連事務総長のサヘル(アフリカのサハラ砂漠南縁部)担当特使を務めるプロディ元首相はイタリア紙のインタビューで「『受け入れ拒否』はイタリアで最も豊かな(北部)地方による反抗であるだけでなく、国家の統一性に対する攻撃だ。こうした行為から民主主義の衰退が始まる」と警鐘を鳴らしている。(ミラノ・福島良典)
 
ニュースは こちら
 
インタビューは こちら

*レンツィ首相は 8月2~4日に初来日予定とのこと
 
    *     *    *

一方 ドイツからのニュースも拾ってみました 

Deutsche Welle 2015.7.20より

EU-Innenminister beraten erneut über Verteilung von Flüchtlingen:

EUの内務大臣は難民の分配について新たに助言した:

Die EU-Innenminister beraten an diesem Montag erneut über eine Umverteilung von 60.000 Flüchtlingen innerhalb der Europäischen Union.

EUの内務大臣は今月 60,000人の難民のEU圏内での再分配について新たに助言した。

Diplomaten in Brüssel erwarten, dass die Minister sich bei ihrem Sondertreffen in der Frage einigen werden. Deutschland hat bereits angekündigt, insgesamt 12.100 Flüchtlingen Schutz bieten zu wollen.

ブリュッセルの外交官は、大臣が臨時会談でこの問題で意見が一致するだろうと期待している。ドイツはすでに合計12,000人の難民を保護するつもりと予告した。

Laut einem Vorschlag der EU-Kommission soll es um schutzbedürftige Menschen etwa aus Syrien und Eritrea gehen, die von Italien und Griechenland aus in andere Länder gebracht werden sollen.

EU委員会の申し出によれば、シリアそしてエリトリアからの保護を必要とする人々が問題のようだ、彼らはイタリアやギリシャから他の国に移されなければならないと。

Ursprüngliche Pläne der Kommission, verpflichtende Quoten für die Verteilung einzuführen, scheiterten am Widerstand Großbritanniens und einer Reihe osteuropäischer Staaten.

委員会の本来の計画は、分配を導入(採用)するために義務づけられた割り当ては、イギリスそして東欧諸国一連の抵抗にあって挫折した。

Deshalb erfolgt die Aufnahme nun auf der Basis freiwilliger Zusagen.
Zusätzlich zu den 40.000 Umsiedlungsplätzen wollen die EU-Länder 20.000 Aufnahmeplätze für Menschen schaffen, die direkt aus Krisengebieten kommen.

そのため自由意志による約束に基づいた受け入れが行われる。
紛争地域から直接来た人たちのための40,000人の移住先を、追加で20,000人分をEU諸国は作り出すつもりである。

追記: EUROSTAT(EU統計局)のデータによると 2013年の難民認定数は ドイツ4万人 スウェーデン 3万人 イタリア 2万人 フランス 1,5万人の順となっています

* なかなか出口の見えない問題です...
 
 


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