欧日協会ドイツ語ゼミナール主催第3回ドイツ語作文コンテストのB2レベルで 2年越しで最優秀賞に入賞しました!!
昨年のコンテスト以来 全くドイツ語作文を書いていなかったのですごく不安でした...
Deutsce WelleやNHKラジオ応用編を聞くくらいで イタリア語onlyでこの一年間を過ごしてきた私でした...
なので課題発表の前日に やおら突然「ドイツ語できちんと書いてみる 中級ドイツ語文法と作文」(三修社)を取り出して ざーっと音読しておきました~
あぁドイツ語久しぶり~ もうイタリア語10年もやって疲れてきたョ... (おいおい)
イタリア語作文は時々書いていますが さてどうなるやら...
* * *
昨年は「該当者なし」(エントリー1名)で選に漏れたことで かえって今年は肩の力を抜いて取り組むことができました
2012年にイタリア語作文コンテストに初チャレンジした時は すごいカチコチに肩に力が入っていたことを思えば雲泥の差です
さて7月1日(金)正午に課題発表!! ドキドキ(*^^*)
ドイツ語B2の今年のテーマは 「スマホゾンビの処方箋求む」!! (じつは私 スマホ使えないんです~)
Smombie という 最近できたSmartphoneとZombie(ゾンビ)の合成語(2015年に若者言葉の賞を受賞!)がドイツではやっていて なんとスマホによる交通事故の死者が アルコール(飲酒運転)による死者の数を上回ってしまったというニュースが課題として取り上げられていました
オーストリアでは 2014年だけでもスマホの「ながら運転」による交通事故死は27%とのこと
スマホによる事故死は毎年110名以上 事故だけでも13,000件以上、アルコールによる事故死の32名(こちらは減少傾向)を超えてしまっており もぉビックリですΣ(゚Д゚)
お題は このSmombie現象に対しての感想、日本の状況、対策や将来の見通しなどについて書けというものでした
昨年のドレスデンの橋の建設による世界遺産剥奪よりは 個別の世界遺産ではなく数字なので少しは書きやすいかも...と まずは意見・内容をまとめて 資料収集をしてざっと書き起こし 字数カウント(これ大好き!! もう数えきれないほどカウントしています~♡)
足りない字数は内容を膨らませて書き足します まだまだ文法や語彙のチェックはあとまわし でもこれでひとまず安心して初日はおしまい(^^♪
一日置いてまた内容から徹底的に見直し いろんな統計も調べて再度書き直しました
このあとようやく 悔いのないように細部まで何度も見直し よりよい言い回しを探したり(問題文の中にちょうどいい言い回しがあったりします Wikipediaとか新聞記事からも探します 辞書にない造語もあるので) 文法・語尾変化・時制の一致・単数複数その他色々...最後は字数を規定に収めて (長い文にせず簡潔な名詞に置き換えるとよい)
何度も時間を置いて再確認(時間を置くのは大切です)
また 「ドイツ人は数字が好き」(東京~名古屋まで何時間?ではなく何キロ?と聞くそうです~)とNHKラジオ講座で聞いたことがあるので 数字を入れて説得力を高めました
7回書き直して 7月6日(水)にようやく完成(^^♪
一番重要なのは 内容や文法の正確さもさることながら「聞かれたこと(4点)にちゃんと答えているか」でした (昨年はそれで多分ダメだったと思うので) また 内容がしっかり書けているか データに間違いはないか すごく神経使いました~
毎日毎日ものすごい勢いで育ってゆく作文を書くのは アタマ使うけど楽しかった!!
* し しかしですね~ 作文提出後に「ポケモンGo」騒ぎが7月22日の日本での配信開始と共に勃発してしまいビックリ( ゚Д゚)
なのでこの作文はすべてそれ以前のデータとなります♪
* * *
以下は 作文の内容です:
Weil ich persönlich kein Smartphon benutze, halte ich das Phänomen der Zunahme der tödlichen Verkehrsunfälle für furchtbar und beklagenswert, obwohl ich verstehe, dass die junge Generation heutzutage schon ohne Smartphone vielleicht kein Alltagsleben führen könnte.
私自身はスマートフォンを使いません、なので この死亡交通事故の増加現象を恐ろしく嘆かわしいと思いました、若い世代が今やスマートフォンなしでは日常生活が送れないであろうことは理解できるとしてもです。
Auch in Japan die Ablenkungsunfälle mit Personalschaden auf dem Gehsteig oder Bahnsteig sind zugenommen (von 23 Personen im 2010 zum 36 Personen im 2013).
Die tödliche Unfälle sind ungefähr 10 Prozent, gefolgt von Alkoholunfälle.
日本でもまた 歩道やプラットホームでの歩きスマホ(Ablenken=気をそらすこと)による人身事故は (2010年の23人から2013年の36人へと) 増加しています。
死亡事故は アルコール事故に次いで約1割です。
Als konkrete Maßnahmen dagegen sind in Japan angefangen, ab Dezember 2013 die Applikation einzuführen, automatisch auf der Bildfläche Alarm zu erscheinen, wenn mann es beim Gehen nutzt, und ab Juni 2015 die Strafe in Kraft zu treten.
それに対する具体的措置として 日本では 2013年12月から 自動的に歩きスマホに(歩行中に使うと) 警告画面が表われるアプリケーションが導入され、 そして2015年6月から 罰則が効力を発することが始まっています。
In Japan, die Ausbreitungsquote von Smartphones ist noch niedrig als in Europa und USA, aber in Zukunft wird sicher zunehmen, deshalb wären noch stärkere Maßnahmen notwendig, wie z.B. die “Verpflichung” der Applikation vom Alarm, noch stärkere Worte wie auf der Zigarettenschachtel, polizeiliche Kampagne, oder Boden-Ampeln (in Augsburg).
日本では、 スマホの普及割合は欧米よりもまだ低いですが、 しかしながら将来確実に増加するでしょう、 ですのでより強い措置が必要ではないでしょうか、 たとえば 警告アプリの「義務化」 たばこの箱の上にあるようなより強いメッセージ 警察によるキャンペーン あるいは (アウクスブルクでの)地面への埋め込み信号等の。
Neue Technologie braucht immer lange Zeit, bis man ihre Folge richtig zu erkennt, z.B. Weitsichtigkeit, elektromagnetische Wellen, Abhängigkeit, Schlaflosigkeit, die bedrohte Sicherheit der Kinderbenutzer, usw.
新しいテクノロジーは その結果が本当にわかるまでには いつも長い時間を要します、 たとえば老眼、 電磁波、 依存症、 不眠、 子供の安全が脅かされる等々...
Die ganz bequeme, aber noch nie erfahrende Technologie könnte allmählich unserer Nackommenschaft schaden, wie Droge. Oder Zeitbombe?
とても快適な、しかしながら今だ経験したことのないテクノロジーが 未来の子供たちをだんだんと蝕むのかもしれません、 麻薬のように。 あるいは時限爆弾?
以上
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講評/Kommentar:
ここでの決定(どちらを入選させるかという)は 簡単ではないように我々には思えるが、しかしながらこの作者はこのテーマと出された課題を、とてもよく処理した。
彼女は日本における状況をよく表し、スマートフォン使用の困難について取り上げ、そしてその結果と危険を指し示し、並びに将来問題になるであろう これに対する可能な対策を挙げた。
* 私は昔 携帯電話の電磁波の問題に取り組んでいたのでスマホも使いません
なので私にはちょうど良いテーマだったかもしれませんね
しかしこの直後に「ポケモンGo」騒ぎが起きて数字は突如跳ね上がり 現実の方が先に行ってしまい もぉビックリΣ(゚Д゚)
またスマホのもたらす様々な被害について色々調べた結果は 次の記事 「ドイツ語作文コンテスト「スマホゾンビの処方箋求む」(2016年7月初旬)が書き上がるまで@欧日協会ドイツ語第3回作文コンテスト」 でご紹介いたしますね!
第3回ドイツ語作文コンテストは こちら
第1回のB1レベル受賞については こちら
ドイツ語作文コンテストを開催してくださいました欧日協会ドイツ語ゼミナール様 そして大変タイムリーなテーマをくださいました審査員の先生方に 心よりお礼申し上げます
また イタリア語作文をずっと書き続けてきたことも 受賞のひとつの理由かもしれません 本日 記念写真撮影時に喜んでくださいましたドイツ語&イタリア語の先生方にも この場を借りまして心よりお礼申し上げます
追記: 他のレパートリーの受賞作品も伊・独語それぞれ力作ぞろいでした!
また 当サークルの会員さんも 初チャレンジで イタリア語作文コンテスト最優秀賞を受賞しました!!
おめでとうございます(^^)/
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